「飛ぶと評判だったのに全然合わない」など、ドライバー選びが上手くいかず今のドライバーを打つことに”ヒヨってる”方へ、今回は『自分に合うドライバーでリベンジゴルフ!』をして頂く為に、2021-22022年モデルのドライバー15機種から、自分のスイングに合うヘッド選びのヒントをご紹介。
2021前半に発売されたモデルは価格も下落し始め、ドライバーを買い替え予定の方はお得に購入できる時期です。
「1打目をやりなおしたい。」と思ってもタイムリープはできないので、ドライバーの進化と共によい結果を残すスイング作りとスイングに合うクラブ選びは、ティーショットの成功を高める上で重要度が増してきます。
ざっくりスペックの見方
ざっくり重心距離
重心距離は、シャフトの軸線からフェイス面の重心までの距離で、ヘッドの返りやスイングに影響します。
・ヘッドがターンしやすく操作性が高い。
・ボールをつかまえやすく振り抜きやすい。
・ヘッドの操作ミスが起こりやすい。
・ヘッドの動きをコントロールできる安定したスイングだと◎。
・ヘッドがゆっくり大きくターンしやすい。
・重心距離が短いヘッドと比べインパクトのエネルギーが大きい。
・重心距離が短いヘッドと比べ振り抜きづらい。
・振り遅れしやすくフェースが開きやすい。
ざっくり重心深度
重心距離は、重心から引いた垂線とフェースのリーディングエッジまでの距離で、打ち出し角やスピン量に影響します。
・打ち出し角が低くなる。
・スピン量が減る。
・つかまりをおさえられる。
・インパクトでロフトが立ちやすい。
・打ち出し角が高くなる。
・スピン量が増える。
・慣性モーメントが高い(大MOI)。
・インパクトでロフトが安定しやすい。
ざっくりMOI
・PING G425シリーズ イメージ図。
・ヘッドの操作性が高い。
・ボールをつかまえて飛距離を伸ばせる。
・振り抜きやすいが軌道がずれやすい。
・スイートエリアが狭い。
・リストターンの割合が多めのスイングと相性◎
・ヘッドの動きが安定しやすいがフェースターンしづらい。
・ヘッドがブレづらく打点ミスに強い。
・ボディーターンの割合が多いスイングと相性◎
重心深度が「浅い」ヘッドは、低スピンで操作性がよい反面、寛容性が低い傾向になり、重心深度が「深い」ヘッドは弾道が上がりやすく、慣性モーメントも高いのでミスヒットにも強い反面、ヘッドスピードやボール初速を上げづらい傾向があります。
ドライバーMAP 2021-2022
・※当サイトの試打基準です。H.S40~48m/sの平均値。
パワーがなくても飛距離アップ!
キャロウェイ エピック MAX FAST ドライバー
レディースあり
ターゲットゴルファーを想定しAIが設計した「FLASHフェースSS21」や、フェースのたわみ量を最大化する「JAILBREAK AI スピードフレーム」など、最新テクノロジーを搭載し、これまでにないほどのボールスピードと大きな飛距離を実現。
エピック MAX FAST ドライバー試打スペック
ソール後方には「12g」のウェイトが搭載されることで高MOIになり、ヘッドがブレづらくボールが上がりやすい深重心のやさしさと、ウェイト位置を調整することで重心距離を変え、ボールのつかまり度合いをチューニングができます。シャフト、グリップ、ヘッドが軽量設計で振り切りやすいドライバーに仕上がり、高弾道をイメージしやすいシャローバック形状と、フェースの開閉を抑えた高慣性モーメントで、安定した弾道と飛距離性能を求めやすいヘッドです。
ライ角:59.5° | |||||||
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ヘッド重量:185g | |||||||
打感 | |||||||
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やわらかさの中にソリッドさが残る感触は、パワーのない方が力まず爽快な弾き感を感じられる打感で、ややアッパー軌道に打っていくと強い高弾道がでやすく、フェースターンはゆっくり動くので、ダウンスイング以降はフェースを閉じ気味に打つ、シャットフェースで打てるとよりつかまりやすくなり、芯を喰った時はぶっ飛ぶ飛距離性能も持ちあわせ、初速性能も高くオフセンターヒット時も極端に飛距離が落ちないフェース性能の高さが特徴です。
ヘッドスピードが速くない方や力に自信がない方で、ミスヒットに強く初速アップと飛距離を求めたい方におすすめで、スイングに応じて「ペリメーター・ウェイト」を調整することで、アベレージゴルファーから中上級者まで、幅広い層の方がドライバーを楽しめるヘッドです。
弾道はかなり上がりやすいので、ふつうにスイングできる方なら「ロフト9.5°」で、純正シャフトではH.S40m/s付近の方は「S」シャフトが推奨です。
参考数値 ロフト9.5°
Speeder EVOLUTION for Callaway (S)
HS 40m/s キャリー213y
プロギア LSドライバー
レディースあり
LSドライバー試打スペック
+1.4°のフックフェースはアドレス時につかまえやすいイメージを持たせ、ソール後方に配置されているプレート「D.B.(DEEP BACK)ソール」の効果で、深重心と低重心を狙った設計は弾道が上がりやすく、フックフェースに30°の大きい重心角、アップライトなライ角で少しグースが入るつかまりを重視したヘッドです。
ライ角:59.5° | |||||||
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ヘッド重量:193.9g | |||||||
打感 | |||||||
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・上がりやすく、つかまりやすい「D.Bソール」
純正シャフトは適度なハリとしなりがありオートマチックにタメと加速感を作ってくれるので、タイミングだけつかんでくれば、右方向のミスを軽減しながら安定感の高い弾道で攻められるドライバーです。
つかまりが強いので左方向を警戒する方にはおすすめできませんが、しっかりスイングできるけど、右方向のミスが出やすく弾道が上がりづらい方におすすめです。
参考数値:ロフト10.5°
Speeder EVOLUTION for PRGR (S)
HS 40m/s キャリー209y
タイトリスト TSi1 ドライバー
今作のTSiシリーズは4兄弟モデルが発売され、『TSi1』は一番やさしいカテゴリーの位置づけになってます。
TSi1ドライバー試打スペック
フェースターンしやすい短めの重心距離に、弾道が上がりやすい深めの重心深度、高い打ち出し角と安定したスピン量を確保しやすシャローバック形状など、つかまりと高弾道を打ちやすく軽量ヘッドでヘッドスピードを上げながら、オートマチックにヘッドのパワーを出しやすい特徴のヘッドです。
ライ角:59° | |||||||
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ヘッド重量:193.5g | |||||||
打感 | |||||||
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ヘッドターンしやすいので、振りやすさに加えヘッドターンのパワーを活かせれば、非力な方でも初速アップと飛距離アップをしやすい特徴ですが、速く振れる分スイングバランスを崩しやすい面や、ある程度ミート率がないと高弾道は狙いずらいので、パワーはないけどしっかりスイングできる中級者/上級者の方で、軽量クラブでスイングのポテンシャルを上げ、つかまり感と飛距離性能を求めたい方におすすめです。
参考数値 ロフト9°
TSP013-45 (S)
HS 40m/s キャリー215y
ドローバイアスでつかまりアップ!
キャロウェイ エピック MAX ドライバー
エピック MAXドライバー試打スペック
大きめの重心角でヘッドターンしやすく、低重心設計とシャローバック形状でスピン量を確保しながら、ボール初速とオフセンターヒットに強いフェース性能を軸に、つかまりと高弾道を左へ特徴としたヘッドです。
ライ角:59° | |||||||
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ヘッド重量:196.1g | |||||||
打感 | |||||||
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純正シャフトは40g台なのでヘッドスピード40m/s辺りまでの方が推奨ですが、しなってボールをつかまえてくれる振りやすいシャフトで、スイングに応じて「ペリメーター・ウェイト」を調整しながら自分仕様に仕上げると、ボールも左右に散りづらいのでラクに飛距離のポテンシャルを上げられるドライバーです。
右方向のミスが多いパワーのある方も好みのカスタムシャフトで組めば、ミスヒットに強くさらに高初速ロースピンでビックキャリーを狙いやすいので、この辺のニーズの方にもおすすめです。
参考数値 ロフト9°
Diamana 40 for Callaway (S)
HS 40m/s キャリー214y
DI-6 (S)
HS 48m/s キャリー271y
ブリヂストン B2ドライバー
高初速エリアの拡大と安定性を高めるテクノロジー「SP-COR(サスペンションコア)」、内部に配置した「パワースリット」がクラウンのたわみを更に大きくし、高初速・高打出しを追求。トゥ側を硬くするパワーリブを配置することで、つかまりを追求する独自設計となっています。
※左を恐れず狙って飛ばせる「B1」ドライバー、「B1」よりもつかまりを抑えたプロトタイプ「B Limited」も発売されてます。
B2ドライバー試打スペック
高初速エリアを拡大させる「SP-COR(サスペンションコア)」は素材の改良が行われ、低スピン効果を発揮するフェース「パワーミーリング」も、トゥ、ヒールのミーリングとセンター部の粗さを変えオフセンターヒット時のスピン量抑制など、テクノロジー面も大幅にアップデートされています。
ライ角:59° | |||||||
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ヘッド重量:196.6g | |||||||
打感 | |||||||
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フェースが開きづらいヘッドターンのしやすさで、ボールをつかまえながらも左に巻きづらい方向安定性と適度なスピン量で弾道が上がるので、とくにH.S40~43m/s前後の方で弾道が上がりづらい方や、ドライバーが苦手だけどドカーンとシンプルに飛ばしたい方におすすめです。
今モデルは、素直な挙動でコントロール性が特徴の「Diamana PD50」や、タイミングが取りやすくつかまり、高初速・高弾道が特徴の「Speeder NX50」など、2021年新作シャフトがラインナップされています。
ヘッドスピードが速く、つかまりを抑え飛距離性能を求める方は「B1」ドライバーがおすすめです。
参考数値 ロフト9.5°
Speeder NX50 (S)
HS 40m/s キャリー224y
HS 48m/s キャリー265y
参考数値 ロフト9.5°
Diamana BS50 (S)
HS 43m/s キャリー236y
HS 48m/s キャリー256y
コブラ RADSPEED XD ドライバー
レディースあり
RADSPEED XDドライバー試打スペック
ウェイトの配置はヒール側につかまりを向上させる「10g」のウェイト、ソール後方に安定性を高める「14g」のウェイト、前方にはボールスピードを上げる「8g」のウェイトが配置され、3兄弟モデルの中では一番ヘッドがターンしやすいドローバイアス設計のヘッドです。
ライ角:58.5° (ロフト10.5°) | |||||||
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ヘッド重量:201g | |||||||
打感 | |||||||
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ゆるやかな動きのフェースターンですが、重心角が大きいのでしっかりヘッドが返りやすく、オートマチックにフェースターンしてくれるつかまりの良さに、オフセンターヒット時もスピン量にさほど変化なく、飛距離や方向性で大きなミスになりづらい安定性の高さも特徴です。
純正シャフトはタイミングがとりやすい中調子の50g台が用意され、H.S43m/s前後辺りの方で右方向のミスを軽減しながら、打感/打音/つかまり/安定性のバランスを求めたい方におすすめで、つかまりを求めるパワーのある方もニュートラルな挙動のシャフトでカスタムすれば、ティーショットがかなりラクになると思います。
参考数値 ロフト10.5° (可変ロフト)
Speeder EVOLUTION for RADSPEED (S)
HS 43m/s キャリー234y
HS 48m/s キャリー274y
テーラーメイド SIM2-MAX-D ドライバー
レディースあり
SIM2-MAX-Dドライバー試打スペック
3モデルの中でいちばん重心距離が短く、フェース側のウェイトがヒール寄りに搭載されることで大きな重心角となりフェースターンしやすく、「22g」のヘビーバックウェイトの効果で、前モデル「SIM-MAX-D」よりもスピン量が多く高弾道を打ちやすい特徴です。
ライ角:56° | |||||||
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ヘッド重量:201g | |||||||
打感 | |||||||
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・前モデル「SIM-MAX-D」と比べやさしがアップ。
ボールをつかまえやすくもあり、つかまり過ぎない傾向で、意識してヘッドターンすればハイドローが打ちやすく、適度にスピンも入る安定した弾道の上がりやすさは、前モデル「SIM-MAX-D」よりやさしが向上しています。
適度なオートマチック性もありますが、”叩きながらボールを押し込んで打つ”イメージの方で、もうすこしつかまり感がほしいニーズの方と相性が良く、ヘッドスピード40m/s以上あるとより弾道も上がりやすくなり、ある程度スイングが確立してる方でしたら、右方向のミスを軽減しながら強い弾道を求める方におすすめです。
参考数値 ロフト10.5°
TENSEI BLUE TM50 (’21) (S)
HS 43m/s キャリー238y
XC-6 (S)
HS 48m/s キャリー276y
ミズノ ST-X ドライバー
今モデルは直進性の『ST-Z』つかまりの『ST-X』がラインナップされ、ソール部に質量の軽いカーボンを複合することで余剰重量を別の部分に配置し、最適なウエイトの位置で求められる性能やフェース下部の反発性能を向上させてます。
・200シリーズの中間を埋める位置づけ。
ST-Xドライバー試打スペック
ソールのトウ部分に大きなカーボンパーツを配置させ、余剰重量をヒールバック部に移動することで重心距離を短めに設定し、ヘッドを返しやすくボールがつかまりやすいドローバイアス設計が特徴のヘッドです。
ライ角:59° | |||||||
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ヘッド重量:198g | |||||||
打感 | |||||||
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ヘッドスピードはあまり速くないけど打点が安定してる中上級者さんにおすすめで、現在スライスよりはプッシュアウトが多い方やスピン量が多く飛距離ロスをしてる方など、ほんの少しボールをつかまえ方向性の安定やスピン量を減らしたい方と相性が良く、高初速低スピンから中高弾道のストレートドローで、一気に飛距離を伸ばせるポテンシャルの高さも魅力のヘッドです。
純正シャフトはヘッドの重さを感じながらスイングするとタイミングを合わせやすく、「R/39g」「SR/44g」「S/49g」と硬くなるごとに5gずつ重くなる軽量シャフトが用意され、「S/49g」でH.S40m/s辺りが推奨ですが、シャープな振り心地のつかまる「軽・硬シャフト」でカスタムすると、ローヘッドスピードの方もこだわりのドライバーで楽しめると思います。
参考数値 ロフト10.5°
20 MFUSION D (S)
HS 43m/s キャリー229y
HS 48m/s キャリー274y
ミスに強く直進性と高弾道で飛距離アップ!
キャロウェイ エピック SPEED ドライバー
エピック SPEEDドライバー試打スペック
ヘッドのお尻側は空力特性が計算されたハイバック形状になり、シリーズ前モデル「EPIC FALSH」に比べ、0.36~0.67m/sほどヘッドスピードが向上しやすくなり、浅重心の特徴であるボールスピードを軸に、さらに高いボール初速を生みだす内部のフレームテクノロジー「JAILBREAK AI スピードフレーム」が特性を引き出すことで、3兄弟モデルの中で一番スピードを重視した高初速/低スピンを特徴としています。
ライ角:58° | |||||||
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ヘッド重量:198g | |||||||
打感 | |||||||
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浅重心のヘッドなので振り抜きやすく、ヘッドターンも自分のタイミングで調整しやすい振りやすさに加え、とにかく速いボール初速と直進性の高さが魅力のヘッドで、『エピック SPEED』と名がつく通り、全てのスピードを向上させる特徴を感じられるヘッドです。
ドローバイアス設計ですが、スライスをおさえるオートマチックな特徴よりは、フェース面を感じながらレベルブローでボールをつかまえると、高打ち出し中高弾道の直進性の高さは、狭いホールでもしっかり振り抜ける安心感もあり、ある程度弾道が上がりヘッドターンでボールをつかまえられる方で、飛距離性能と直進安定性を求める方におすすめです。
参考数値 ロフト10.5°
Tour AD HD-6 (S)
HS 43m/s キャリー241y
HS 48m/s キャリー279y
コブラ RADSPEED XBドライバー
フェースはCNCミルド加工を施しボール初速を最大限に引き上げる「新インフィニティフェース」、前作より約30%軽量化されたカーボンクラウンにより余剰重量を極限まで低深重心化させ、3兄弟モデルの中で一番の直進性能があり、ミスヒットに強く高い安定性を特徴としたヘッドです。
RADSPEED XBドライバー試打スペック
重心距離が長く後方に搭載されたウェイト効果で重心深度も深くなり、ヘッドがゆるやかにターンしながら大きなパワーをだせ、深重心と低重心設計で高弾道を打ちやすいヘッドです。3兄弟モデルの中ではいちばん高MOIで寛容性も高く、高弾道、低スピンをベースに、ややつかまりを持たせた特徴のヘッドです。
ライ角:57.5° (9.0°) | |||||||
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ヘッド重量:195.2g | |||||||
打感 | |||||||
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前モデル「SPEEDZONE XTREME」も、かなりの直進性と低スピン弾道が特徴のヘッドでしたが、『RADSPEED XB』は前モデルよりも弾道が上がりやすくなり、「H.S43m/sで中高弾道」「H.S48m/sで高弾道」に、どちらも高初速/低スピンをベースにした伸びのあるストレート系弾道がでやすく、オフセンターヒット時もヘッドのブレがより少なくなり、曲がり幅と大きな飛距離ロスをしにくい安定感と、シャローに打てる方ならよりスピン量が少なく大きなキャリーで飛距離性能も求められる特徴のヘッドです。
スイング軌道やフェースを面の管理をある程度スクエアに保てる方なら、セミオートマチックに低スピン/中高弾道を打ちやすいので、ニュートラルなつかまりと曲がりづらいヘッドで初速をしっかり出したい方におすすめです。
参考数値 ロフト9.0°
Tour AD HD-6 (S)
HS 43m/s キャリー239y
HS 48m/s キャリー271y
テーラーメイド SIM2 MAXドライバー
ヘッド後方には3兄弟モデルの中でも一番重い「24g」のヘビーウェイトが搭載され、従来のドライバー構造では難しかった「高初速」「飛距離」「寛容性」の共存を実現したヘッドです。
SIM2 MAXドライバー試打スペック
ゆるやかなヘッドターンをする重心距離の長さに、前モデル「SIM MAX」のウェイト「18g」から、今モデルは「24g」のヘビーバックウエィトとソール前方に搭載された「スプリット マス ウェイト」の効果で、前モデルよりMOIが7%向上しています。適切なスピン量を調整しながらつかまりやすさも実現し、「SIM2」よりもよりやさしくヘッドのパワー感をだせる特徴のヘッドです。
ライ角:56° | |||||||
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ヘッド重量:199g | |||||||
打感 | |||||||
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「SIM2 MAX-D」よりもボールのつかまりは抑えられ、ヘッドの操作性を求めるよりはブレづらいヘッドをボディーターンでしっかりスイングしながら、シンプルにヘッドのパワーを引き出したい方におすすめです。
全体のヘッドの中ではつかまりづらいので、シャットフェースでスイングできる方なら、あまりヘッドスピードに影響なく打てる感じがあり、ヘッドスピードが速い方はかなり高弾道になるので、自分好みの弾道高さのイメージに合うシャフト選びができると、より爽快なショットを楽しめるとヘッドです。
参考数値 ロフト9.0°
Tour AD HD-6 (S)
HS 43m/s キャリー241y
HS 48m/s キャリー274y
方向性と飛距離を追求した本格アスリート!
ミズノ ST-Zドライバー
今モデルは直進性の『ST-Z』つかまりの『ST-X』がラインナップされ、ソール部に質量の軽いカーボンを複合することで余剰重量を別の部分に配置し、最適なウエイトの位置で求められる性能やフェース下部の反発性能を向上させてます。
・200シリーズの中間を埋める位置づけ。
ST-Zドライバー試打スペック
バック部にウェイトを配置し慣性モーメントが拡大された「深・低重心設計」で、従来のミズノのドライバーよりもやさしさや下打点での反発性を向上させながら、長めの重心距離が強いインパクトエネルギーを生み、低スピンと高初速性能をベースに「ST-X」よりも重心深度が深めになることで、より直進性を求めやすい特徴のヘッドです。
ライ角:56.5° | |||||||
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ヘッド重量:204g | |||||||
打感 | |||||||
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ヘッドターンはゆるやかですが、振り抜きやすくつかまり過ぎる事もない素直な動きが特徴で、右方向のミスだけ警戒しておけば弾道も上がりやすく吹け上がりづらいので、適度なやさしさと安定した方向性に魅力を感じられ、これまで海外ブランドのヘッドの動きが合わなかった方や、フェード系で狙って飛ばすイメージの方にハマリやすいと思います。
今回は純正シャフト「TOUR AD GM-200 D (S)」で試打しましたが、クセのない振りやすさはありますが、手元剛性が高くややハード目のシャフトなので、H.S43m/S辺りの方でしっかり叩くタイプの方におすすめですが、ボールのつかまりが悪い方や。
参考数値 ロフト10.5°
TOUR AD GM-200 D (S)
HS 43m/s キャリー241y
HS 48m/s キャリー275y
コブラ RADSPEED ドライバー
RADSPEEDドライバー試打スペック
低打ち出し/低スピン傾向が強い浅重心設計とやや長めの重心距離は、ボールのつかまりを抑え自分でしっかりターンさせながらボールをつかまえることで、高初速の強烈な弾道を打てる特徴があり、寛容性はガッツリ高めてませんがその分ヘッドの操作性は高いので、打点位置やヘッド軌道を変えながら打ちやすいマニュアル感覚のヘッドです。
弾道が上がりづらい時は、前後のウェイト(前:16g/後:2g)を入れ替えることで重心深度を変えられます。
ライ角:58.5° (ロフト10.5°) | |||||||
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ヘッド重量:199g | |||||||
打感 | |||||||
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雰囲気的にはH.S50m/s辺りで、ミート率がありボールをつかまえられる方でしたら、もう少し弾道が上がり飛距離のパフォーマンスを上げられる感じがあり、パワーヒッターの方が振れば振るほどポテンシャルを発揮してくれそうです。しっかりボールを叩いても吹け上がらず、しっかりランで飛距離を稼いでくれるので、左方向のミスを消しながら弾道高さを抑え、方向性を求めたい方にもおすすめです。
HS43m/sとHS48n/sの2名で試打をしてますが、今回ご紹介したヘッドの中では一番”タフ”なヘッドと感じましたが、HS43m/sでも中弾道のキレイなストレート~フェードが多く、最低この辺りのヘッドスピードがあり、振りやすさやスピン量を減らしたい方、フェースターンでしっかりボールをレベルでつかまえて打つイメージの方は相性が良いヘッドだと思います。
参考数値 ロフト10.5°
Tour AD HD-6 (S)
HS 43m/s キャリー241y
HS 48m/s キャリー267y
テーラーメイド SIM2 ドライバー
SIM2ドライバー試打スペック
-1.5°のオープンフェースに、2時方向がやや張り出した洋なし形状で、アドレスではスッキリした輪郭がハードめな印象を与えますが、ボールをつかまえながらしっかり叩けるイメージがでやすく、ヘッド後方が高いハイバック形状はレベルブローでしっかり打ち出せる形状です。
ライ角:56° | |||||||
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ヘッド重量:202g | |||||||
打感 | |||||||
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やさしくはなりましたが自分でボールをつかまえにいくテイストは変わらず、叩きながらフェースターンで打つと鋭い初速から中弾道のストレート系がでやすく、上級者の方は上手く逃して打てば吹け上がりを抑えた中高弾道のフェードで方向性+飛距離性能も高く、HS.48m/sあれば300ヤードを超えてくるぶっ飛びヘッドです。
ヘッドは重めですがHS43m/sでもボールがつかまえられれば扱えるので、ヘッド形状が気に入った方や前モデル「SIM」ドライバーよりやさしさを求めたい方におすすめで、パワーヒッターの方はシャフトを吟味しながら、安定性の向上と左のミスを消しながらつかまえて打つイメージの方におすすめです。
純正シャフト「TENSEI SILVER TM50 21」はややしっかり目なので、HS43m/s前後の方はフレックス(SR/R)辺りが推奨です。
参考数値 ロフト10.5°
Tour AD HD-6 (S)
HS 43m/s キャリー237y
HS 48m/s キャリー279y
セレクトストア限定商品
キャロウェイ エピックMAX LS ドライバー
エピックMAX LSドライバー試打スペック
ややゆっくりヘッドターンする長めの重心距離で、従来の「サブゼロ」シリーズよりも弾道が上がりやすい重心深度や、ソール後方に取り付けられた弾道を調整する「ペリメーター・ウェイト (9g)」と「エピック MAX」ベースの高MOI設計により寛容性を上げ、ボールのつかまりすぎを嫌うプロ、上級者に向けて、適度なフェードバイアス設計のヘッドです。
ライ角:57° | |||||||
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ヘッド重量:199.4g | |||||||
打感 | |||||||
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ゆるやかにターンするヘッドの動きから、しっかり叩きたい方と相性が良く、弾道は上がりやすいですがスピン過多になりづらいので、これまで吹け上がりが多かった方はスピン量を抑え飛距離アップにつなげやすく、振りやすいニュートラルなヘッドは意図的に曲げようとしても大きく曲げづらい直進性の高さ、弾道高さや出球も安定しやすいので、とくにハードヒッターの方は前モデル「マーベリック SubZero」と比較して、バランスのよい打ちやすでやさしさを感じられると思います。
3モデルの中では一番つかまりは抑えられてますが、同グレードの他社ドライバーと比べると、キャロウェイのドライバーはつかまりやすいので、ドロー狙いでインサイドが強いとたまに軽いフックが出ることもありましたが、この辺は打ち方の問題もあるので、ヘッドスピードの速い方は「ペリメーター・ウェイト」や「ロフト/ライ角」を調整していくとかなり修正できます。
参考数値 ロフト10.5°
Tour AD HD-6 (S)
HS 43m/s キャリー237y
HS 48m/s キャリー279y
2020-2021年モデルは完成度の高いヘッドが特徴!
2021-2022年モデルは、ご紹介していないヘッドも含め、横一線に並ぶ飛距離性能の高さを特徴に、より直線的なイメージでやさしく進化したヘッドが特徴です。
そこまで尖った性能のヘッドも少ないので、選ぶのがムズカシイ部分もありますが、「ドローバイアス」「高弾道ストレート」「低スピンストレート」辺りを基準に選んでみると絞りやすくなると思います。
重心距離(短いほどヘッドがターンしやすい傾向) | ||
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1 | 37.6mm | タイトリスト TSi1 ドライバー |
2 | 37.8mm | ブリヂストン B2ドライバー |
3 | 39.4mm | ミズノ ST-X ドライバー |
4 | 39.7mm | コブラ RADSPEED XD ドライバー |
5 | 39.8mm | キャロウェイ エピック SPEED ドライバー |
6 | 40.0mm | コブラ RADSPEED ドライバー |
7 | 40.3mm | キャロウェイ エピックMAX LS ドライバー |
7 | 40.3mm | テーラーメイド SIM2-MAX-D ドライバー |
8 | 41.3mm | テーラーメイド SIM2 ドライバー |
8 | 41.3mm | キャロウェイ エピック MAX FAST ドライバー |
9 | 41.5mm | キャロウェイ エピック MAX ドライバー |
9 | 41.5mm | プロギア LSドライバー |
10 | 42.2mm | ミズノ ST-Z ドライバー |
11 | 42.4mm | コブラ RADSPEED XBドライバー |
12 | 43.3mm | テーラーメイド SIM2 MAXドライバー |
重心深度(浅いほどつかまりを抑え低スピン傾向) | ||
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1 | 34.2mm | キャロウェイ エピック SPEED ドライバー |
2 | 35.9mm | コブラ RADSPEED ドライバー |
3 | 36.3mm | ミズノ ST-X ドライバー |
4 | 37.2mm | テーラーメイド SIM2 ドライバー |
5 | 37.4mm | ミズノ ST-Z ドライバー |
6 | 39.8mm | キャロウェイ エピックMAX LS ドライバー |
6 | 39.8mm | テーラーメイド SIM2 MAX-D ドライバー |
7 | 40.1mm | キャロウェイ エピック MAX ドライバー |
8 | 41.1mm | テーラーメイド SIM2 MAX ドライバー |
9 | 41.2mm | キャロウェイ エピック MAX FAST ドライバー |
10 | 41.4mm | ブリヂストン B2ドライバー |
11 | 42.3mm | プロギア LSドライバー |
12 | 42.5mm | コブラ RADSPEED XD ドライバー |
13 | 44.0mm | コブラ RADSPEED XBドライバー |
14 | 44.1mm | タイトリスト TSi1 ドライバー |