PGA選手の使用率が高く、国内女子ツアーにおいても使用率1位の『フジクラシャフト』。
アマゴルファーさんも、気になるシャフトとしてチェックしてる方が多い人気のシャフトメーカーです。
人気アイテムのことはいち早く勉強して、周りの”一般”ゴルファーさんとの会話にサラリと使うためにも、むずかしい事はヌキにして3分でザックリわかる『フジクラシャフト』をご紹介。
- フジクラシャフトとは?
- 国内女子ツアー使用率1位!
- フジクラ ドライバー用シャフトマップ
- Speeder EVOLUTION
- 【生産完了】走る先端と鋭い弾き感 Speeder EVOLUTION
- 【生産完了】ストレート系 剛性の高い力強い弾き感 Speeder EVOLUTIONⅡ
- 【生産完了】1と2の良いとこ取りの振りやすさ Speeder EVOLUTIONⅢ
- 【生産完了】EVO1,2,3と比べもっとも叩けるSpeeder EVOLUTION Ⅳ
- 【生産完了】初代青エボの後継モデル Speeder EVOLUTION V
- EVO4ベースの叩けるシャフト Speeder EVOLUTION Ⅵ
- スイングリズムが安定しやすい!Speeder EVOLUTION Ⅶ
- 8年振りにブランドを一新!Speeder NX
- Speeder NX60 (S) 振り感
- 奇数モデルと偶数モデルの性格をチェック
フジクラシャフトとは?
日本で最初にゴム引布(ゴムを布に貼り合せたゴムと布織物の複合材料)を開発し、現在は工業用ゴム製品や電気絶縁材料など、市場に流通している多くの商品に受け継がれています。2019年4月1日より「藤倉コンポジット株式会社」に社名変更され、スポーツ事業の中に『フジクラシャフト』があります。
1973年カーボンシャフトの開発を開始。1980年代はリシャフトブームの火付け役として人気になり、1990年代「スピーダー」シリーズが圧倒的な加速感と飛距離性能で話題となり爆発的ヒットに。
国内女子ツアー、USPGAツアーで人気のシャフトメーカーです。
国内女子ツアー使用率1位!
2017年LPGA賞金ランク上位 フジクラシャフト使用プロ | ||
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3位 | テレサ・ルー | Motore Speeder569 S 46インチ(2013年モデル) |
5位 | 申ジエ | Speeder EVOLUTION 569 S 44.75インチ |
19位 | 藤本麻子 | Speeder EVOLUTION-Ⅲ 569 R 45インチ |
21位 | 堀琴音 | Speeder EVOLUTION 569 S 45.75インチ |
24位 | 菊地絵理香 | Speeder EVOLUTION-3 569 S 45インチ |
25位 | 吉田弓美子 | Speeder EVOLUTION-2 569 S 45インチ |
26位 | 岡山絵里 | Speeder EVOLUTION-2 661 S 45インチ |
30位 | 福田真未 | Speeder EVOLUTION-4 569 S 45インチ |
2018年LPGA賞金ランク上位 フジクラシャフト使用プロ | ||
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2位 | 申ジエ | Speeder EVOLUTION 569 S 44.75インチ |
6位 | 黄アルム | Speeder EVOLUTION-4 569 SR 45.5インチ |
7位 | 菊地絵理香 | Speeder EVOLUTION-4 569 SR |
10位 | 岡山絵里 | Speeder EVOLUTION-2 661 S 45インチ |
11位 | 松田鈴英 | Speeder EVOLUTION-4 569 S 45.5インチ |
12位 | 永峰咲希 | Speeder EVOLUTION-4 661 S 45.75インチ |
20位 | 福田真未 | Speeder EVOLUTION-4 569 SR |
30位 | 酒井美紀 | Speeder EVOLUTION-3 661 SR 45.5インチ |
2019年LPGA賞金ランク上位 フジクラシャフト使用プロ | ||
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2位 | 渋野日向子 | Speeder EVOLUTION-6 569 SR 44.75インチ |
3位 | 申ジエ | Speeder EVOLUTION-4 569 S 44.75インチ |
4位 | ペ・ソンウ | Speeder EVOLUTION-6 569 R |
6位 | 河本結 | Speeder EVOLUTION-4 569 S 45インチ |
12位 | 岡山絵里 | Speeder EVOLUTION-2 661 S |
19位 | 高橋彩華 | Speeder EVOLUTION-4 569 S45.5インチ |
※当サイト調べ。賞金ランク20位までのスペック。
2015年までは「EVOLUTION」「Motore」「ROMBAX」と、シリーズが分散されていましたが、「Motore」「ROMBAX」が廃番になり、2016年以降はさまざまな特徴がラインナップされた「SPEEDER EVOLUTION」シリーズの使用率が高まってます。
フジクラ ドライバー用シャフトマップ
Evolution4
Evolution5
Evolution6
Evolution7
NX
※EVO2以降~。
※・テスター3人(HS43m/s~48m/s ローハンデ)による当サイトの試打基準で作成しています。
Speeder EVOLUTION
「より遠くへ、ハジキ、飛ばす」をコンセプトに掲げ、弾き系シャフトの代名詞『Speeder』。
これまで発売されていた「Speeder」シリーズの弾き感をさらに追求し、2014年発売の初代『Speeder EVOLUTION』からその意思は引き継がれ、それぞれ異なる弾きと飛距離性能の高さが魅力のシャフトです。
ツアープロの使用率が高く、市販モデルに標準カスタムとして装着されている大人気シャフトで、『Speeder EVOLUTION』シリーズ。
2014年から発売された「EVOLUTION」シリーズは、『Speeder』の核となるシリーズになり純正カスタムにラインナップされる事が多いシャフトです。
「EVOLUTION」シリーズ以外にも、パワーを余すことなく引き出す「Speeder TR(生産完了)」、Speederの振り心地はそのままに短尺仕様でミート率を向上させた「Speeder SLK」、他にも軽量シャフト「Air Speeder(生産完了)」など、個性的なラインナップを充実させています。
【生産完了】走る先端と鋭い弾き感 Speeder EVOLUTION
Speeder EVOLUTION | |
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ゴルフシャフトとしては世界初、「はやぶさ」などの人工衛星に採用されている「50トン高弾性3軸織物技術」を採用し、東レにより開発された高強度高弾性カーボン「T1100G」と、使用用途において弾性と強度を両立させられるマトリクス樹脂技術を採用。
これまでの「高打ち出し→スピン増」という常識をくつがえし、「高打ち出し、低スピン」を実現させ、圧倒的ハジキと安定感のある振りを両立した、飛ぶシャフトの最高峰として仕上げられた初代『Speeder EVOLUTION』。
Speeder 661 EVOLUTION (S) 【弾き系】先中調子
Speeder 661 EVOLUTION (S) 弾道イメージ
青いコスメの先中調子『Speeder EVOLUTION』。
先中調子の先端側はグニャグニャする柔らかいしなりではなく、手元と中間の剛性が高い中に、スピーディーなしなり戻りをする先端の動きが特徴です。
手元のしなりは硬めで、動きすぎない硬めの中間部からシャキッとスピーディーに大きくしなり戻り、先端の弾き感でボールのつかまりもよく、先端側の動きがつかめれば、高弾道の飛距離性能を狙えるシャフトです。
切り返しが早めでコックをキープする打ち方と相性がよく、軽く振っても飛距離性能の高さが魅力ですが、叩くヒッター系の方が打つとやや弾道がバラける所もあり、インパクトゾーンから加速させ、振り抜くスインガータイプは好印象のシャフト。
・飛距離が最重要課題。
・弾道を高くしたい。
・つかまりの良いシャフトを探してる。
・先端の弾き感を優先したい。
・スピード感のあるシャフトが好み。
・方向性が最重要課題。
・弾道高さをおさえたい。
・つかまり過ぎないシャフトが好み。
・手元のしなりを感じたい。
・なめらかな動きのシャフトが好み。
【生産完了】ストレート系 剛性の高い力強い弾き感 Speeder EVOLUTIONⅡ
Speeder EVOLUTION 2 | |
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飛びの限界に挑戦し、前作を超えるべく“シャフト全体の操作性を向上”。初級者から上級者まで幅広い層にとってタイミングが取りやすく適正をスピン量を生み出すシャフトに進化。
高強度高弾性カーボン「T1100G」、最大級の加速感とインパクトの強さで、高いボール初速を実現する「超高弾性90tカーボン」などEVO1の弾きを受け継ぎ、金属をコンポジットするフジクラ独自のテクノロジー「MCT(金属コンポジット)」をグリップ下に採用され、手元側に重量感を持たせスイング中の手元の浮きを制御しています。
Speeder 661 EVOLUTION 2 (S) 【弾き&粘り】中調子
Speeder 661 EVOLUTION2 (S) 弾道イメージ
先中調子「EVO1」の後継は、オレンジ色の中元調子『Speeder EVOLUTION 2』。
先端のシャープな動きの「EVO1」と比較して、『EVO2』はシャフト全体の剛性が高く、大きくしなりながら先端の動きをおさえ、パワフルな弾き感と粘り感でタイミングよくしっかり叩ける特徴があります。
今モデルから採用された、グリップ下に金属をコンポジットする「MCT」は、スイング中に手元が浮いてしまう動きが抑制され、カウンターバランス(手元側の重み)の効果でヘッドをインパクトゾーンで長く押せ、分厚いインパクトを実現しやすくなっています。
「MCT」の感覚は、トップから力まず何度も軽く素振りすると、グリップ側の重さを感じインパクトゾーンで手元が安定してくるのが分かります。
切り返しでは手元側にしなりを感じ、切り返しのタイミングがゆっくりめの方と相性がよく、ボールのつかまりは控えなのでしっかり叩いても方向性を安定させやすく、軽快に振りきれるスペックを選べば飛距離性能も高めやすいシャフトです。
剛性が高く全体が大きくしなるシャフトなので、叩いただけでは飛距離を伸ばしづらい印象があり、普段60g台のSフレックスを使用している方でしたら、「SPD-661-EVO2(SR)」や「SPD-569-EVO2(S)」なども検討してみるのもアリかと思います。
・方向性が最重要課題。
・手元のしなりを感じたい方。
・全体的に大きくしなるシャフトが好み。
・ほどよいつかまりのシャフトが好み。
・先端が硬くしっかり叩けて弾き感もほしい。
・飛距離が最重要課題。
・弾道高さをおさえたい。
・先端が動くつかまるシャフトが好み。
・つかまりの良いシャフトが好み。
【生産完了】1と2の良いとこ取りの振りやすさ Speeder EVOLUTIONⅢ
Speeder EVOLUTION 3 | |
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強烈な弾き感のエボ1と、手元の安定感と心地よいしなり戻りのエボ2を融合し、軽快さをテーマに開発された『Speeder EVOLUTION 3』。
「MCT(金属コンポジット)」や「T1100G」「超高弾性90tカーボン」など、エボ2の流れを引き継ぎながら、青エボ以上の弾き感を追求しながら、過敏な動きを制御して安定感のある動きが特徴です。
Speeder 661 EVOLUTION 3 (S) 【弾き系】先中調子
Speeder 661 EVOLUTION 3 (S) 弾道イメージ
「EVO1」と同じ先中調子の『Speeder EVOLUTION 3』。
「EVO1」よりも先端の動きがややゆっくりで、「EVO2」の剛性をしなやかに進化させ、タイミングを合わせやすくボールがしっかりつかまり、これまでの3シリーズの中では、一番やさしさを感じられるシャフトです。
手元の剛性はやや高めですが「エボ1」「エボ2」よりもマイルドな動きがあり、中間部がゆったりと動きインパクトゾーンで先端が一気に加速していく、メリハリがハッキリした振り感で、タメを作る方はリストターンで強く弾け、切り返しであまりタメを作らない方やトップからの切り返しがゆっくりな方も、シャフトの加速に合わせて弾き打つと、ドロー系高弾道で飛距離性能を求めやすい特徴があります。
先端の加速感がありボールがしっかりつかまるので、ドロー系の方はつかまり過ぎる傾向もありますが、右方向のミスがでやすい方でシャープに振れるシャフトが好みな方は相性が良いと思います。
試打スペック:使用ヘッド/テーラーメイド M2
H.S/43m/s SPD-661-EVO3(S)
H.S/48m/s SPD-661-EVO3(S)
・飛距離が最重要課題。
・弾道を高くしたい。
・つかまりのよいシャフトが好み。
・タイミングが合わせやすい弾きモデルを探してる。
・右方向のミスが多い方。
・方向性が最重要課題。
・弾道高さをおさえたい。
・つかまり過ぎないシャフトが好み。
・しっかり叩いて打つパワーヒッター。
・全体の剛性が高いシャフトが好み。
【生産完了】EVO1,2,3と比べもっとも叩けるSpeeder EVOLUTION Ⅳ
Speeder EVOLUTION 4 | |
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エボ2、エボ3に採用された「MCT」「超高弾性90tカーボン」に加え、強度と弾性率を高い次元で両立する、三菱ケミカル社の中弾性炭素繊維「パイロフィルMR70」を採用し、「エボ2」の進化形に位置づけされ、スピーダー史上もっとも叩けるシャフト『Speeder EVOLUTION 4』。
「MCT」:手元の動きを安定。
「超高弾性90tカーボン」:ボール初速と加速感を最大化。
「パイロフィルMR70」:叩けるフィーリング。
「RC20%プレプレグ」:ムダな動きを排除し、よりしなやかなしなり戻り。
Speeder 661 EVOLUTION 4 (S) 【弾き&粘り】中調子
Speeder 661 EVOLUTION 4 (S) 弾道イメージ
「エボ2」よりも中間部のしなりを感じやすく、ムダな動きがない全体的にシャッキとスピード感があるクセのないシャフトです。
切り返しからは手元から中間にかけて小さくしなり、インパクトゾーンでは先端の弾き感に合わせて、タイミングよく強く叩きながらボールを押し込む動きで打つと、つかまりのよいぶっ飛び中弾道ボールがでやすいすが、HS45m/sで「661-S」のスペックですとややハード目で、しなりをしっかり感じやすいシャフトではありません。
歴代EVOLUTIONシリーズの中ではいちばんクセがなく、飛距離性能と方向性の高いシャフトで、タメを作りインパクトでしっかり叩きながら振り抜きたい方と相性がよく、パワーヒッターの方はもちろん、平均的なH.Sでドライバーが安定しない方は「軽・硬シャフト」を試してみるのもおすすめです。
試打スペック:使用ヘッド/キャロウェイ GBB エピック
SPD-661-EVO4(S)45inch
H.S/43m/s
H.S/48m/s
・飛距離と方向性を重視。
・弾道高さをおさえたい。
・ほどよいつかまりのシャフトが好み。
・しっかり叩いて打つパワーヒッター。
・全体の剛性が高いシャフトが好み。
・軽・硬シャフトを組みたい。
・弾道を高くしたい。
・叩いて打つことはあまり意識しない。
・つかまり過ぎないシャフトが好み。
・シャフトのしなりを感じたい。
【生産完了】初代青エボの後継モデル Speeder EVOLUTION V
Speeder EVOLUTION 5 | |
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さらなる弾き感と飛距離性能をコンセプトに開発され、初代「青エボ」の後継モデルになる『Speeder EVOLUTION 5』。
「エボ2」以降採用されている手元の動きを安定させる「MCT」、エボ2、エボ3に採用され加速感と弾き感を実現する東レ社製「T1100G」素材、エボ4で採用されている低樹脂カーボンシート「RC20%プレプレグ」など、これまでのエボリューションの技術が凝縮され、動きのムダをなくし素直なしなり戻りと強烈な弾きが特徴です。
「MCT」:手元の動きを安定。
「超高弾性90tカーボン」:ボール初速と加速感を最大化。
「T1100G」:加速感と弾きを最大化。
「RC20%プレプレグ」:ムダな動きを排除し、よりしなやかなしなり戻り。
Speeder 661 EVOLUTION 5 (S) 【弾き系】先中調子
Speeder 661 EVOLUTION 5 (S) 弾道イメージ
圧倒的な弾き感が特徴の初代「青エボ」は、シャフトを一気に走らせ過ぎるとタイミングが合わせづらかったり、弾道がバラける所もありましたが、「エボ5」は青エボの弾き感に暴れない安定感がプラスされ、走りすぎないスピーディーな動きと素直な振り抜きやすさが特徴です。
切り返しからは手元側が硬く中間部が小さくしなり、インパクトゾーンにかけて中間から先端へのスピード感が増し、張りのある素直なしなり戻りとタイミングの合わせやすさは、初代「青エボ」からの進化を感じられます。
「エボ4」よりも手元側は硬めですが先端の走り感は強く、コックのタメをしっかり作る方や切り返しが早い方におすすめで、ボールをもうひと押しする感覚で打つと、打ち出しの高い低スピン系の弾道が打ちやすく、ドロー/フェードと方向性も出しやすいシャフトです。
H.S/43m/s辺りでもしなりを感じられますが、剛性が高いので661-Sだとちょっとハードな印象もあり、力みやすい方や振り抜きを重視する方はワンスペック落として、軽めに速く振ってみるとよい結果につながりやすいと思います。
試打スペック:使用ヘッド/キャロウェイ GBB エピック FLASH
SPD-661-EVO5(S)
H.S/43m/s
H.S/48m/s
・飛距離と方向性を重視。
・弾道を高くしたい。
・ほどよいつかまりのシャフトが好み。
・合わせやすいタイミングと弾き感がほしい。
・スピード感のあるシャフトが好み。
・軽・硬シャフトを組みたい。
・弾道高さをおさえたい。
・つかまりをおさえたい。
・ゆったりなめらかな動きのシャフトが好み。
・リストターンが上手くできない。
EVO4ベースの叩けるシャフト Speeder EVOLUTION Ⅵ
Speeder EVOLUTION 6 | |
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『Speeder EVOLUTION Ⅵ』は、2017 年に発売した「Speeder EVOLUTION Ⅳ(スピーダー エボリューションフォー)」をベースとし、インパクト時のブレと弾き感を向上させる新素材「超高弾性70t」、叩けるフィーリングを実現する「“パイロフィル”MR70」、「MCT」など最先端の技術と素材による改良を加え、インパクトの強さを追求すると共に飛距離性能を一段と向上。
今モデルは30g台の重量帯もラインナップされ、女性やシニアの方まで幅広い方のカスタムニーズに応えてます。
Speeder 661 EVOLUTION 6 (S) 【弾き&粘り】先中調子
Speeder 661 EVOLUTION 6 (S) 弾道イメージ
渋野日向子選手が「全英女子オープン」を制した時に使用していたシャフト(569-SR)で、叩き飛ばせる6代目『Speeder EVOLUTION 6』。
これまでのスピーダーシリーズと比較しても一味違うしなり感があり、全体的に硬めの剛性ですが中間部はハリのある大きなしなりを感じやすく、インパクトゾーンで鋭く加速するスピーダーらしさもあり、「エボ4」よりも手元側/中間部がやや柔らかく、少しマッタリめに動くタイミングを合わせやすいシャフトです。
先端剛性は高いので叩いても安定した弾道で、左のミスも出づらくヘッドの位置も分かりやすいので、先端の加速感をつかんで叩けるようになれば、初速もどんどん上がり飛距離性能を求められ、最近の低重心/深重心ヘッドの特性を活かしやすい特徴があります。
569-S/661-Sを試打した感じでは、50g台は剛性は高めながらしなり感もあり、ヘッドスピードが43m/s辺りの方でつかまるイメージでしたら569がおすすめです。661になると他社のXまではいきませんが、そこそこに剛性感が上がりある程度パワーも必要になってきますので、661以上のスペックは重量帯とフレックスは慎重に選んだ方がよさそうです。
試打スペック:使用ヘッド/PING G410 45inch
H.S/43m/s SPD-569(S)
H.S/48m/s SPD-661(S)
・飛距離を重視したい。
・走りのよいシャフトにしたい。
・ほどよいつかまりのシャフトが好み。
・合わせやすいタイミングでしっかり打っていきたい。
・スピード感のあるシャフトが好み。
・操作性を求めたい。
・自分でシャフトをしならせたい。
・つかまりをおさえたい。
・手元のしなり感を重視したい。
スイングリズムが安定しやすい!Speeder EVOLUTION Ⅶ
5代目「エボ5」をベースに、最新設計のヘッドに合わせた剛性設計でアップデートされた7代目『Speeder EVOLUTION 7』。
「エボ6」にも採用されている、インパクト時のブレを抑え飛距離と方向性を高める新素材「超高弾性70t」や、シャフトの変形を抑える「マルチフーププライ積層」、スピードに乗りしっかりとしたインパクトを実現する「銅箔シート」などが組み合わさり、切り返しでの間の取りやすさや、スイングリズムが安定しやすい特徴のシャフトです。
「エボ6」同様、30g台の重量帯からラインナップされ、女性やシニアの方まで幅広い方のカスタムニーズに応えてます。
Speeder 661 EVOLUTION 7 (S) 【弾き&粘り】先中調子
Speeder 661 EVOLUTION 7 (S) 弾道イメージ
「Speeder EVOLUTION 5」をベースにアップデートされた『Speeder EVOLUTION 7』。
慣性モーメントが大きい大型ヘッドは、当たり負けしてフェースが開きやすくなる面を、「EVO5」と比べ『EVO7』は先端剛性を高めることでヘッドがブレにくく安定性を高めています。
切り返しからゆったりと手元側の粘りを感ながらハーフェイダウン付近で中間部が加速しだし、インパクトゾーンではさらに加速する先端の動きが加わり、スピーダーらしい加速感で振り抜ける振り感です。
手元の剛性は「EVO3」「EVO5」の中間的なやや硬い印象で、ある程度コックをキープしながら切り返しでタイミングをとりたい方と相性が良く、スピード感のあるインパクトゾーンの動きで、オートマチックにシャフトの動きを任せて弾き打ちたい方におすすめです。
慣性モーメントが大きいヘッドでプッシュアウトが出やすかった方も、先端剛性の高さがヘッドを安定させつかまりの良い中高弾道のドロー系がでやすく、大MOIヘッドも軽快に振れる振り心地の良さと爽快な弾き感が特徴です。
自分でシャフトをしならせて打つタイプの方やフック系弾道が強い方は、左方向のミスが出やすくなる傾向もありますが、右方向のミスが多い方やカスタムシャフト初心者の方は合わせやすく、力まずシャフトの走りをつかんで振りきれば、飛距離性能も高く結果がでやすいシャフトです。
試打スペック:使用ヘッド/PING G425MAX
H.S/43m/s SPD-569(S)
H.S/48m/s SPD-661(S)
・飛距離を重視したい。
・大MOIヘッドでボールのつかまりが悪い。
・オートマチック性が高いシャフトがよい。
・インパクトゾーンでスピード感がほしい。
・カスタムシャフト初心者の方。
Speeder EVOLUTION 7を1回検討してみる
・操作性を求めたい。
・自分でシャフトをしならせたい。
・つかまりをおさえたい。
・弾道高さをおさえたい。
8年振りにブランドを一新!Speeder NX
2014年に誕生した「Speeder EVOLUTION」シリーズから、8年振りに新ブランドとして『Speeder NX』が発売され、「NEXT=次なるステージ」という意味合いが込められています。
フジクラ独自の3次元モーションキャプチャシステム「enso」で、長年蓄積した膨大なデータから最適解を導き出し、さらに従来のEI分布にトルク分布を組み合わせる設計技術「VTC」を採用することで、中調子の振りやすさと高初速・高弾道の両立を実現した、これまでの常識を覆す革新的なシャフトです。
安定性を維持しながらしっかり球がつかまり、高初速・高弾道が打てるモデルに仕上げ、国内女子ツアー(2021-2022シーズン)で使用率が高いシャフトとして話題を集めてます。
Speeder NX60 (S)【弾き&粘り】中調子
Speeder NX60 (S) 振り感
これまでシャキッとした走りが特徴の「Speeder EVOLUTION」シリーズから、『Speeder NX』ではシャフト全体のトルクから、部分的にねじれ剛性を変化させシャフトのどの部分が弾道に影響を与えるかを確認できた、これまでにないテクノロジーで設計製造されたシャフトです。
スペック上は「中調子」で振りやすさを演出したモデルですが、手元の剛性が高いシャフトにみられるタイミングが取りづらい面がなく、切り返しから手元と中間部にほどよいしなりを感じながら、タイミングを合わせやすいスピード感で、インパクトからフィニッシュに向け加速していく「Speeder」らしさも感じられ、オートマチックに打ちやすくシャフトのブレを極力抑えてあることで、安定したインパクトを迎えられるやさしいシャフトに仕上がってます。
試打用クラブはSIM2-MAX(45.25インチ)を用意して頂きましたが、一言でいうと振りやすい印象とボールを押せる打ちやすさ、ビックキャリーで飛ばすよりは安定した弾道で方向性が高いシャフトの印象が強く、ドライバーの安定感が低い方や、打ちやすいバランスの良いシャフトを探してる方、最近の高MOIヘッドで右方向のミスが多い方におすすめのシャフトです。
試打スペック:使用ヘッド/SIM2-MAX
H.S/43m/s NX50(S) キャリー234y
H.S/48m/s NX60(X) キャリー258y
・方向性を重視したい。
・タイミングが取りやすく打ちやすいシャフトがよい。
・大MOIヘッドでボールのつかまりが悪い。
・オートマチック性が高いシャフトがよい。
・インパクトゾーンでスピード感がほしい。
・カスタムシャフト初心者の方。
・飛距離を求めたい。
・自分でシャフトをしならせたい。
・パワーがありつかまりをおさえたい。
・しっかり叩けるフィーリングが好み。
奇数モデルと偶数モデルの性格をチェック
強い弾き感と飛距離性能の高さで人気のシャフト『Speeder EVOLUTION(エボリューション)』。
これまで発売された7モデル(エボ1/エボ2/エボ3は廃番)は、奇数モデル(エボ1/エボ3/エボ5/エボ7)は先中調子で、偶数モデル(エボ2/エボ4/エボ6)が中調子(中~元)と性格が分かれているのも特徴です。
『Speeder EVOLUTION(エボリューション)』が気になる方は、奇数モデルと偶数モデルのどちらが合うかをチェックして、その中から自分に合うフィーリングを絞り込むのがおすすめです。
Speeder EVOLUTION 奇数モデル
Speeder EVOLUTION
調子:先中調子
弾道:高弾道ストレート~ドロー系
振動数
569-S:248cpm
661-S:261cpm
Speeder EVOLUTION 3
調子:先中調子
弾道:中~やや高弾道 ストレート~ややドロー系
振動数
569-S:252cpm
661-S:265cpm
Speeder EVOLUTION 5
調子:先中調子
弾道:中~高弾道 ストレート~ドロー系
振動数
569-S:252cpm
661-S:264cpm
Speeder EVOLUTION 7
調子:先中調子
弾道:中~高弾道 ドロー系
振動数
569-S:250cpm
661-S:259cpm
Speeder EVOLUTION 偶数モデル
Speeder EVOLUTION 2
調子:中調子
弾道:中弾道ストレート ニュートラル
振動数
569-S:250cpm
661-S:266cpm
Speeder EVOLUTION 4
調子:中調子
弾道:中高弾道 ストレート~フェード系
振動数
569-S:254cpm
661-S:265cpm
Speeder EVOLUTION 6
調子:中調子
弾道:中高弾道 ストレート~ややフェード系
振動数
569-S:255cpm
661-S:267cpm
Speeder NX
Speeder NX
調子:中調子
弾道:中高弾道 ストレート~ややフェード系
振動数
SPD-50-S:255cpm
SPD-60-S:256cpm
・当サイト調べ。振動数が大きいほど硬くなりますが、長さによっても異なるので参考数値としてご覧ください
『Speeder EVOLUTION(エボリューション)』、『Speeder NX』シリーズは、最近の低スピンヘッドと相性がよく、大きな飛距離を期待できるシャフトです。
当サイトでも、実際のコースで弾道の確認や計測などを行いましたが、まさに「ぶっ飛ぶ」と言う言葉にピッタリのシャフトで、硬めの手元が好みの方におすすめです。
全体的にほどよくボールをつかまえてくれるので、どの『Speeder』にするかはヘッドの特性をイメージしながら楽しんで選び、大きな飛距離を武器にしていただけたらと思います。