毎シーズン最後まで目が離せない国内女子ツアー賞金女王争いですが、今シーズン(2020-2021)はランキング1位に立つ稲見プロと、1696万8474円差で後を追う古江プロの一騎打ちで最終戦までもつれ込み、稲見プロが逃げ切る形で、ツアーフル参戦初シーズンの賞金女王の座を射止め今シーズンを終えました。
国内女子ツアーはコロナ禍の影響で、2020-21年シーズンは無観客試合や感染症予防を徹底しながら52試合開催され、稲見プロは今シーズン45試合に出場し賞金女王獲得と、今夏には東京五輪で銀メダルを獲得するなど、国内女子ゴルフ界を大いに盛り上げた存在です。
今回は、2020-2021シーズン国内女子ツアーで活躍したトップ5の『稼いだパター』をご紹介。パター選びに悩むアマゴルファーさんも、もしかしたら女子プロが『稼いだパター』を使ってみると、劇的にパッティングが良くなるかも?しれません。
賞金ランク5位 西村優菜 (にしむら・ゆな)
PHOTO:GDO
2019年プロテスト合格。
LPGA92期生。
QTランキング21位に入り2020年シーズン前半戦のツアー出場権を確保し、20年「樋口久子 三菱電機レディス」では最終日に6打差を逆転し初優勝。
2021年は、5月「ワールドレディスサロンパスカップ」でメジャー初優勝を飾り、「住友生命Vitalityレディス 東海クラシック」でツアー3勝目、次戦の「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」では完全優勝を果たし2週連続優勝。得意クラブはショートアイアン。
西村優菜プロの使用パターはオデッセイ「WHITE HOT OG #7S」
WHITE HOT OG #7S
2000年に誕生しボールのカバーと同じ素材を使用した「ホワイト・ホットインサート」を搭載し、ソフトでありながらしっかりと反発する性能に、心地良い打球感、打球音、安定したボールの打ち出しと転がりが特徴です。2020年11月に発売された「WHITE HOT OG」 は、ステンレスをミーリング加工で削り出したスキンミルドヘッドで細部に至るまで精密に形づくられ、西村優菜プロはストローク軌道をイメージしやすいツノ型に、ネックは操作性が高く捕まりのよいショートスラントネック「#7S」 を使用しています。
賞金ランク5位 西郷真央 (さいごう・まお)
PHOTO:GDO
2019年プロテスト合格。
LPGA92期生。
優勝はまだありませんが、2021年の成績では2位が7回、トップ10フィニッシュが16回の好成績で賞金ランキング4位につけてます。
スタッツでは、平均飛距離10位、平均ストローク4位、パーオン率3位、パーセーブ率7位と抜群の安定感が魅力の注目選手です。
西郷真央プロの使用パターはオデッセイ「WHITE HOT OG ROSSIE」
WHITE HOT OG ROSSIE
2000年に誕生しボールのカバーと同じ素材を使用した「ホワイト・ホットインサート」を搭載し、ソフトでありながらしっかりと反発する性能に、心地良い打球感、打球音、安定したボールの打ち出しと転がりが特徴です。2020年11月に発売され日本の男女ツアーで使用しているプロも多い「WHITE HOT OG ROSSIE」 は、ステンレスをミーリング加工で削り出したスキンミルドヘッドで細部に至るまで精密に形づくられてます。西郷真央プロはヘッド上部にある2本のラインがアライメントを取りやすく、低重心設計でストレート軌道を打ちやすいベントトネックの「ROSSIE (ロッシー)」 を使用しています。
オデッセイ WHITE HOT OG ROSSIE
小祝さくら (こいわい・さくら)
PHOTO:GDO
2017年プロテスト合格。
LPGA89期生。
QTランキング9位でスタートした2018年は賞金ランク8位で初のシード入りを果たし、2019年は「サマンサタバサレディース」でツアー初優勝を挙げ、引き続き賞金ランク8位に入り2年連続のシード入り。
2021年「NEC軽井沢72」で優勝、翌週の「CAT Ladies」も制し2週連続優勝。
小祝さくらプロのパターはワールドクラフトデザイン(プロトタイプ)
ワールドクラフトデザイン
小祝さくらプロの使用するパターは、北海道北広島市に拠点を置く産業部品を製造する、株式会社ワールド山内のゴルフ用ブランド「World Craft Design」のパターを使用しています。打感や打音はもちろんボールの転がりや座りの良さなど、究極のパターを目指して日々、改善・改良に取り組み、小祝プロのモデルに限らず1本「最低100万円」という価格設定は、ニッケルや鉄鉱石、硫黄、マンガンなどあらゆる材質を調合した特別なパターに仕上がってます。
※こちらの商品は、ネットショップや一般店では販売されていません。
古江彩佳 (ふるえ・あやか)
PHOTO:GDO
2019年プロテスト合格。
LPGA91期生。
2019年「富士通レディース」で、史上7人目となるツアーアマチュア優勝を果たし、この優勝により最終プロテストが免除される形で、同年10月22日にLPGAに入会申請書を提出。
2020年9月に開催された「デサントレディース」でプロ初優勝を飾り、同年11月開催の「伊藤園レディス」「大王製紙エリエールレディス」では4日間大会連続優勝を果たしてます。
2021年前半は調子が上がらなかったようですが、安定した上位キープで賞金を重ね、終盤戦に入り一気に連続優勝で巻き返しを図ってます。
古江彩佳プロのパターはテーラーメイド「スパイダーX チョークホワイト」
SPIDER X CHALK WHITE-shingle-bent-01
SPIDER X CHALK WHITE-shingle-bent-02
SPIDER X CHALK WHITE-shingle-bent-03
スパイダーX チョークホワイト
2019年に発売された『スパイダー X』 は、より高い安定性と構えやすいアライメントの限界を追求したニューデザインパターで、コアが大きくなり安定性が拡大しMIDサイズパターながら深い重心(MOI)を実現しています。カラーはブルー/カッパー/チョークホワイトの3色に、ネックはイン・トゥ・イン軌道のスモールスラント/ストレート軌道に向いたシングルベントとセンターシャフトの3種類がラインナップされてます。古江彩佳プロの使用するパターは『スパイダー X チョークホワイト/シングルベント』 を使用し、2021年の平均パット数1位とパッティングの好調ぶりが見られます。
稲見萌寧 (いなみ・もね)
PHOTO:GDO
2018年プロテスト合格。
LPGA90期生。
QTランキング103位のスタートした2019年は、7月の「センチュリー21レディス」で初優勝を飾り、年間獲得賞金ランキング13位となりシード入りを果たしてます。
21年東京五輪ではリディア・コーとのプレーオフを1ホール目で制し、銀メダルを獲得。同年9月「日本女子プロ選手権大会」でメジャー初優勝し、11月「伊藤園レディス」でツアー通算10勝目。
稲見プロは22歳122日で「2020-2021年シーズン賞金女王」になり、2007年の上田桃子プロの21歳156日に続く史上2番目の若さです。
稲見萌寧プロのパターはテーラーメイド「トラス TB1」
TRUSS TB1パター
稲見萌寧プロの使用するパターは、ホーゼル部分を三角形(TRUSS 構造)にすることでヘッドのねじれを抑制し、高い安定性を兼ね備える「TRUSS」シリーズ『TB1』パター。 建築分野で広く使用されている“ねじれに強い”三角形の「TRUSS 構造」をホーゼル部分に搭載した特徴的なパター。へッドとシャフトを三角形で結ぶ革新的なホーゼルデザインを搭載することでサポートエリアを約58%に拡大し捻じれ剛性を高め、インパクト時のねじれも80%抑制しボールの直進性を上げ、インパクト時の打感も向上させてます。
クラシックなデザインのブレード型『TB1』、『TB2』、アライメントが取りやすく真っすぐテークバックしやすい『TM1』、『TM2』と、それぞれのフィーリングやストロークタイプによって選択が可能です。
現在オークション系のサイトで、TRUSSパターの偽物が確認されてます。オークション系サイトからのご購入は”非推奨” です。
パターが上手いプロは稼いでる!
2020-2021年シーズンでは、賞金ランク1位の稲見プロが平均パット「2位」、賞金ランク2位の古江プロが平均パット「1位」、全体的スタッツを見てもパッティング巧者が上位にランキングしています。
ドライバーも飛距離追求よりは安定感を求める方が高スコアに結びつきやすいので、特にスコアに伸び悩むアマゴルファーさんは、地味ながらパターやパッティングスタイルから見直してみると、意外と良いスコアが期待できるかもしれませんね。
【2020-21シーズン】パター選びに悩んだら!最強女子プロ賞金ランクトップ5の使用パターでスコアアップ!
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