はずかしくないシャフト選び4 三菱ケミカル「Diamana」の特徴と選び方

ゴルフギア選び

前回の恥ずかしくないシャフト選び③グラファイトデザインから数日後、「三菱ケミカル(旧:レイヨン)のかんたんな違いを教えて!」とお便りをいただき、今回は「はずかしくないシャフト選び4三菱ケミカル(旧:レイヨン)編」をざっくりマニアック風にご紹介。

専門的な細かいスペックも大事ですが、アマゴルファーさんは「純正からステップアップして、より自分に合うシャフトはどれか?」を選び、一般ゴルファーさんにナメられないためにもここが勝負のポイントです。

三菱ケミカル(旧:レイヨン)とは?

三菱ケミカルは、最適な材料開発から完璧な成型までを一貫して管理することのできる、世界で唯一のシャフトメーカーです。
その歴史は古く、これまでOEMメーカーとして国内外のクラブメーカーに多くのシャフトを開発・供給してまいりました。
プレミアムゾーンに限れば、世界でもNO.1の供給量を誇ります。
三菱ケミカルより一部抜粋

三菱ケミカルのシャフトは、各ゴルフメーカーの純正シャフト製造から、世界のゴルファーがシャフトに求める、飛距離性能、方向性、フィーリングの全てを、高いクオリティーで実現しているメーカーです。

2017年4月より、連結子会社である三菱化学、三菱樹脂、三菱レイヨンの3社を統合し「三菱ケミカル株式会社」に社名変更されてます。

三菱ケミカルの勝利実績では、過去の全英オープンを例に見てみましょう。

2014

  選手名 使用シャフト
優勝
R.マキロイ クロカゲ SILVER 70X
2位
S.ガルシア ディアマナ D103X
2位
R.ファウラー ディアマナ D73X

2015

順位
選手名 使用シャフト
優勝
ザック・ジョンソン ディアマナ B 73X
2位T
L.ウーストハイゼン クロカゲ 70X
4位T
ジェイソン・デイ クロカゲ S TiNi 70X
6位T
ダニー・ウィレット ディアマナ W 60X

2016

順位
選手名 使用シャフト
2位
フィル・ミケルソン フブキ J 60X
5位T
S.ガルシア クロカゲ S XTS TiNi 80X
5位T
ロリー・マキロイ ディアマナ S+ 70X
6位
A・ジョンストン Tensei Blue 60TX

2017

順位
選手名 使用シャフト
2位
マット・クーチャー Tensei CK Blue 60S
4位T
ロリー・マキロイ Tensei Orange 70TX
5位T
ブルックス・ケプカ ディアマナ D+ 70TX

2018

順位
選手名 使用シャフト
優勝
フランチェスコ・モリナリ Tensei CK Pro Blue 70 TX
2位T
ロリー・マキロイ Tensei Orange 70TX
2T
ジャスティン・ローズ Tensei Orange 60TX
6T
タイガー・ウッズ ディアマナ D+ White 70TX

2019

順位 選手名 使用シャフト
優勝
シェーン・ローリー ディアマナ D+ 70X
2位
トミー・フリートウッド クロカゲ 70X
4T
ブルックス・ケプカ ディアマナ D+ 70TX

※国内未発売のモデルも含まれています。
※プロは頻繁にクラブ調整を行うため、セッティングが異なることがあります。

世界の上位陣の多くが、三菱ケミカル社のシャフトを使用しています。

今後も、三菱ケミカル社のシャフトが標準装着された商品が多く発売されてくるのが予想され、アマゴルファーさんも今のうち三菱ケミカル社のシャフトの暗記をしておくと何かと使えます。

三菱ケミカル 種類と位置づけ

Photo:三菱ケミカル

三菱ケミカルのシャフトはラインナップが多く、2019年には「TENSEI テンセイ」が加わりラインナップはさらに充実しています。

今回は、標準カスタムに装着されることが多い大人気の「Diamana ディアマナ」をご紹介させていただきます。

三菱ケミカル 主要シャフトMAP

高弾道
低弾道
つかまりやすい
つかまりづらい
Diamana

RF

Diamana

BF

Diamana

DF

Diamana
Diamana

ZF

TB

Diamana

PD

Diamana

D-Limited

・第4世代以降~
・テスター3人(HS43m/s~48m/s ローハンデ)による当サイトのMAPです。

Diamana SERIES

Diamana SERIES

2004年Diamana S-series(青マナ)の登場以来、幾多のツアー史に残る激闘を彩ってきた伝説の青・赤・白。ツアーという最高峰の舞台で、トッププレーヤーが求める性能を、そのまま製品化することをコンセプトとしたアスリートブランドです。

Dia : ダイヤモンド mana : ハワイ語で超自然の力

素直なしなりの粘り系 Diamana B

三菱ケミカル Diamana B SERIES

Diamana Bシリーズ
発売
2012/09
重量
B50/B60/B70/B80
トルク
3.6 (B60-S)
調子
中元 (B60-S)
メーカーコンセプト

2004年発売の初代青マナ「ディアマナ S」、2008年発売2代目「ディアマナ kaili」に続き、青マナ系3代目になる『ディアマナ B』。
3 G M.D.I.設計により曲げ剛性分布・ねじれ剛性分布をより精密・最適化させ、超高弾性材料・ダイアリードをバット部(手元側)のフープ層(カーボンシートの繊維方向を、シャフトに対して90°に配置した層)に用いてつぶれ変形を防ぎ、切り返しのパワーを損なうことなくダウンスイングに移行し、クセのない中調子設計が特徴です。

ディアマナB
ディアマナB 振り感

Diamana B60 (S) 【粘り系】中元調子

飛距離
飛ばない
1
2
3
4
5
飛ぶ
方向性
悪い
1
2
3
4
5
良い
スピン量
少ない
1
2
3
4
5
多い
弾き感
弱い
1
2
3
4
5
強い
やさしさ
ムズい
1
2
3
4
5
やさしい
ディアマナBのフィーリング

第2世代青マナ「kaili」の素直なしなりを継承しつつ、手元と中間部分の剛性をやや高め、ダウンスイングからのヘッドの位置を感じやすく、ヘッドの特性を引き出しやすい素直動きが特徴のシャフトです。

ダウンスイングからは中間部が大きくしなり、速めのしなり戻りからしっかりボールを叩き、左方向のミスを軽減させたい方におすすめです。60gのSはアベレージの方から上級者まで幅広い方が扱いやすく、タイミングのとりやすい打ちやすさは、ドライバーに安定感を求める方とも相性がよく、レベルに応じたヘッドを選ぶことでカスタムの幅も広がるシャフトです。

Diamana B おすすめタイプ

・飛距離が最重要課題。
・弾道高さをおさえたい。
・つかまり過ぎないシャフトが好み。
・しっかり叩きたい。

Diamana Bを1回検討してみる

・方向性が最重要課題。
・弾道を高くしたい。
・つかまりの良いシャフトを探してる
・弾き感を優先したい。

製造終了 Diamana B 装着クラブ
 

パワーヒッターと相性がよい Diamana W

Diamana Wシリーズ
発売
2013/09
重量
W50/W60/W70/W80
トルク
3.2 (W60-S)
調子
元 (W60-S)
メーカーコンセプト

初代「ディアマナD」、2代目「ディアマナahina」に続き、通称白マナと呼ばれる系統の、左を怖がらず振りぬくことができる強弾道アスリートモデル『ディアマナ W』。
「ディアマナ B」と同じ超高弾性材料・ダイアリードをバット部(手元側)のフープ層に用いて、つぶれ変形を防ぎ、切り返しのパワーを損なうことなくダウンスイングに移行でき、切り返しでは手元側のしなりでタメを作る元調子系シャフト。
ボールがフェースに乗る厚いインパクトで、低スピンの強弾道と正確なライン出しを可能としています。

Diamana W
ディアマナW 振り感

Diamana W60 (S) 【粘り系】元調子

飛距離
飛ばない
1
2
3
4
5
飛ぶ
方向性
悪い
1
2
3
4
5
良い
スピン量
少ない
1
2
3
4
5
多い
弾き感
弱い
1
2
3
4
5
強い
やさしさ
ムズい
1
2
3
4
5
やさしい
ディアマナWのフィーリング

2代目「ディアマナahina」より手元の動きがなめらかになり、ゆっくり動くしなりがタイミングをとりやすく、剛性の高い中間部から先端でしっかりパワーをぶつけられ、従来シリーズよりもスピン量が少なく弾道高さをおさえてます。

切り返しのリズムがゆっくりめの方や、コックを早めにほどく方と相性が良く、とくにヘッドスピードとミート率が高い中上級者の方で、つかまりをおさえ左へのミスを少なくしたい人におすすめです。

Diamana W おすすめタイプ

・方向性が最重要課題。
・弾道高さをおさえたい。
・パワーがあり左のミスをおさえたい。
・しっかり叩くヒッタータイプの方。

Diamana Wを1回検討してみる

・飛距離が最重要課題。
・弾道を高くしたい。
・つかまりの良いシャフトを探してる。
・弾き感を求めるスインガータイプ。

製造終了 Diamana W 装着クラブ

飛距離を求める弾き系 Diamana R

Diamana Rシリーズ
発売
2014/09
重量
R50/R60/R70/R80
トルク
3.5 (R60-S)
調子
中 (R60-S)
メーカーコンセプト

初代「ディアマナM」、2代目「ディアマナilima」に続き、通称赤マナと呼ばれるインパクト付近でシャフトの走り・弾き感が特徴の飛距離追求型アスリートモデル『ディアマナ R』。

つかまりのよさと打ち出しの高さがあり、浅重心DR/FWヘッドと組み、低スピン傾向とのマッチングを考慮されたシャフトです。

Diamana R
ディアマナR 振り感

Diamana R60 (S)【弾き系】中調子

飛距離
飛ばない
1
2
3
4
5
飛ぶ
方向性
悪い
1
2
3
4
5
良い
スピン量
少ない
1
2
3
4
5
多い
弾き感
弱い
1
2
3
4
5
強い
やさしさ
ムズい
1
2
3
4
5
やさしい
ディアマナRのフィーリング

手元と先端にしなりがあるダブルキック系の『ディアマナ R』。
極端なダブルキックの動きはしませんが、手元のしなりを感じやすく、ハリ感のある硬めの中間部から、動きのよい先端の素早いしなり戻りでしっかりボールをつかまえやすく、高初速/高弾道で飛距離性能の高いドロー系弾道を打ちやすいシャフトです。

切り返しのリズムがゆっくりめの方や、コックを早めにほどく方はタイミングを合わせやすく、右へのミスを軽減したい方や弾道が上がりづらい方も、シャフトがボールをつかまえやすいので、しなり戻りのスピード感がつかめれば、ミスを防ぎながら飛距離性能を高めやすいシャフトです。

Diamana R おすすめタイプ

・飛距離が最重要課題。
・弾道を高くしたい。
・ボールのつかまりを求めたい。
・弾き感を求めるスインガータイプ。

Diamana Rを1回検討してみる

・方向性が最重要課題。
・左方向を警戒している方。
・弾道高さをおさえたい。
・ボールのつかまりをおさえたい。
・しっかり叩くヒッタータイプの方。

製造終了 Diamana R 装着クラブ

 

飛距離を求めはね返す力強さ Diamana BF

Diamana BFシリーズ
発売
2016/08
重量
BF50/BF60/BF70/BF80
トルク
3.9 (BF60-S)
調子
中元 (BF60-S)
メーカーコンセプト

最も幅広いタイプのプレーヤーにマッチする青の伝統はそのままに、高強度炭素繊維「MR70」とボロン繊維を複合成型した最新素材を使用。中間部~先端部の剛性が強くなったことで、強いしなり戻りとコントロール性能を向上させてます。
「弾く」でも「粘る」でもない、衝撃を受け止めて「撥ね返す」インパクトが、飛距離と方向性の高次元での両立を果たします。次世代のスタンダードとなるアスリートモデルシャフトの誕生
です。

Diamana BF
ディアマナBF 振り感

Diamana BF60 (S) 【粘り系】中元調子

飛距離
飛ばない
1
2
3
4
5
飛ぶ
方向性
悪い
1
2
3
4
5
良い
スピン量
少ない
1
2
3
4
5
多い
弾き感
弱い
1
2
3
4
5
強い
やさしさ
ムズい
1
2
3
4
5
やさしい

Diamana BF60 (S)弾道イメージ

つかまり
打ち出し
Diamana BF60のフィーリング

メーカースペックは中元調子ですが、手元と先端の剛性が高く中間部のしなりを感じやすい中調子系の『ディアマナBF』。
切り返しからの手元のしなりは抑えめで、シャフト全体のスムーズなしなり戻りと剛性の高い先端部が特徴のシャフトです。中間部はゆるやかに動きながら、剛性の高い先端部が素早くパワフルにボールをとらえ、つかまり過ぎずコントロール性も高いので、ドローやフェードと意図した球筋を打ちやすいシャフトです。

クセのない振りやすさと、スピード感あるつかまり過ぎないシャフトが好みな方におすすめで、飛距離性能と操作性を併せもつバランスの良さが特徴ですが、最近のシャフトに多いしっかり感もあるので、HS45m/s以下の方はワンスペック落としてみるとよい結果がでやすく、硬い先端部はとくに大型ヘッドとの相性も抜群です。

Diamana BF おすすめタイプ

・飛距離と方向性のバランスを求めたい方。
・弾道高さをおさえたい。
・ボールのつかまりをおさえたい。
・60g台はH.S&ミート率がある方が推奨。
・しっかり叩くヒッタータイプの方。
・素直なしなり感が好み。

Diamana BFを1回検討してみる

・飛距離が最重要課題。
・弾道を高くしたい。
・ボールのつかまりを求めたい。
・弾き感を求めるスインガータイプ。

ほどよくつかまるスピード感 Diamana RF

Diamana RFシリーズ
発売
2017/09
重量
RF50/RF60/RF70/RF80
トルク
3.5 (RF60-S)
調子
中 (RF60-S)
メーカーコンセプト

シリーズ中最もシャフトの走りと弾きを重視する「赤の伝統」そのままに、シャフト中間部分の
剛性を高め、先端部との大きな剛性差をつけることで、インパクト時のスピード感あるシャフ
ト挙動を演出。
先端部を高強度炭素繊維「MR70」とボロン繊維などで強化させ、当たり負けを防ぎながら叩いても左には行きにくい安心感、打ち出しの高さと、アスリートが求める程よいつかまりを特徴としています。

Diamana RF
Diamana RF 振り感

Diamana RF60 (S) 【弾き系】中調子

飛距離
飛ばない
1
2
3
4
5
飛ぶ
方向性
悪い
1
2
3
4
5
良い
スピン量
少ない
1
2
3
4
5
多い
弾き感
弱い
1
2
3
4
5
強い
やさしさ
ムズい
1
2
3
4
5
やさしい

Diamana RF60 (S)弾道イメージ

つかまり
打ち出し
Diamana RFのフィーリング

メーカースペックは中調子ですが、手元と先端にキックポイントがあるダブルキック系の『ディアマナRF』。
先端側に動きがあるシャフトはボールのつかまりがよく、スピード感と弾き感で飛距離性能の高さが特徴ですが、コントロールしづらいことやつかまり過ぎを警戒する面がありましたが、『ディアマナRF』は先端剛性を強化させ、当たり負けを防ぎながら先端は走りすぎないので、ほどよいつかまりを持たせながら、叩いても左には行きにづらい特徴があります。

トップからの切り返しがゆっくりな方や、タメがほどけやすい方と相性が良く、タイミングのとりやすいしなり感から、素早く動く先端の弾きでボールを叩ければ、高弾道で高い飛距離性能を求めやすいシャフトです。

シャフトがタメを作り先端の動きがボールを上げやすくしてくれるので、オートマチックに振りやすくインパクトのタイミングに集中して打っていけるやさしさもあり、弾道が上がりづらい方、ヘッドスピードがあまり速くない方におすすめです。

Diamana RF おすすめタイプ

・飛距離が最重要課題。
・弾道を高くしたい。
・ほどよくつかまり、先端の弾き感で打ちたい。
・手元でタイミングを取りやすいシャフトが好み。
・軽・硬シャフトを組んでみたい。

見出し

Diamana RFを1回検討してみる
・方向性が最重要課題。
・弾道高さをおさえたい。
・ボールのつかまりをおさえたい。
・しっかり叩くヒッタータイプの方。
・ハードヒッターの方。

スムーズな振り抜きと安定感 Diamana DF

Diamana DFシリーズ
発売
2018/09
重量
DF50/DF60/DF70/DF80
トルク
3.8 (DF60-S)
調子
中元 (DF60-S)
メーカーコンセプト

飛距離も、方向性も――。Diamanaが追及してきたテーマへのひとつの答えがここに。先端剛性を高め、操作性と方向安定性に優れたアスリートモデルでありながら、インパクトの再現性を高め、アマチュアゴルファーの打点のばらつきをサポート。
「安定感」を飛距離に変える、スムーズな振り抜きとダイヤモンドのように強靭な先端剛性の両立を果たしたこれまでにない新設計のDiamanaです。
何色にも染まらない、新たな輝きを表現するホログラムを採用しています。

Diamana DF
Diamana DF 振り感 

Diamana DF60 (S) 【粘り系】中元調子

飛距離
飛ばない
1
2
3
4
5
飛ぶ
方向性
悪い
1
2
3
4
5
良い
スピン量
少ない
1
2
3
4
5
多い
弾き感
弱い
1
2
3
4
5
強い
やさしさ
ムズい
1
2
3
4
5
やさしい

Diamana DF 弾道イメージ

つかまり
打ち出し
Diamana DFのフィーリング

パワーヒッター向けのDiamana Wシリーズ(白マナ)の系統になるシャフトですが、コスメは黒になり「飛んで曲がらない」を幅広いゴルファーへ向けた『ディアマナ DF』。

手元側はやや剛性感が高く、手元寄りの中間部辺りにキックポイントを感じられる中元調子系で、先端のしなり量も「BF」や「RF」より剛性が高く、パリッと張り感強めの動きかでしなり量が少なく、ボールのつかまりをおさえながら打点の安定性を高めています。

切り返しから手元と中間部にしなりを感じ、ダウンスイングにかけてシャフト全体がスピーディーにしなり戻りますが、タイミングの取りやすいほどよい粘り感もあり、クセのない振り抜きの良さはドロー/フェードともに相性のよいシャフトです。

一般的にはハードなシャフトという位置づけで、「BF」や「RF」と比較すると一番つかまりをおさえ叩けるので、左へのミスを警戒する方と相性がよく、ムダな動きをしない素直な振りやすさで中弾道の安定した方向性を狙えます。

ハードヒッターの方でつかまり過ぎを警戒する方や、打点が安定しない方におすすめですが、アベレージヒッターの方でしなるシャフトが苦手な方や、叩いて弾道高さをおさえたい方は、重量やフレックスをワンスペック落としてみると、扱いやすくなってきます。

Diamana DF おすすめタイプ

・方向性が最重要課題。
・中元調子系のシャフトが好み。
・弾道高さをおさえたい。
・つかまりをおさえたい。
・しっかり叩いて打ちたい。
・手元でタイミングを取りやすいシャフトが好き。
・軽・硬シャフトを組んでみたい。

Diamana DFを1回検討してみる

・弾道を高くしたい。
・しなりを感じたい。
・つかまりを良くしたい。
・弾き感で打ちたい。

飛んで曲がらないを追求した Diamana ZF

Diamana ZFシリーズ
発売
2019/09
重量
ZF40/ZF50/ZF60/ZF70/ZF80
トルク
3.8 (ZF60-S)
調子
中元 (DF60-S)
メーカーコンセプト

第4世代の集大成となる『ZF』シリーズは、弾道のばらつきを抑制する強さに、インパクトに向けて力強く加速するしなやかさを加えることにより、すべてのスイングパワーをボールスピードに。スピン量を抑えた直進性の高い弾道で、さらに高次元の「飛んで曲がらない」を追求します。また、Diamana™シリーズ初となる40g台スペックをラインナップ。より幅広いゴルファー層に、最新のDiamana™の飛びを提供します。
第4世代=BF/RF/DF/ZF

Diamana ZF
Diamana ZF 振り感

Diamana ZF60 (S) 【弾き/粘り】中元調子

飛距離
飛ばない
1
2
3
4
5
飛ぶ
方向性
悪い
1
2
3
4
5
良い
スピン量
少ない
1
2
3
4
5
多い
弾き感
弱い
1
2
3
4
5
強い
やさしさ
ムズい
1
2
3
4
5
やさしい

Diamana ZF 弾道イメージ

つかまり
打ち出し
Diamana ZFのフィーリング

メーカースペックは中元調子で、振り感も中元調子の『ディアマナZF』。

切り返しからは手元側のしなりよりも、中間部に張りのあるしなりを感じやすく、インパクトゾーンにかけては中間部がほどよく粘りながら、鋭い先端の弾き感でスピード感のある軽快な振り感があります。先端剛性はシリーズの中ではいちばん硬いですが、前モデル「DF」よりも中間部が柔らかいのでつかまりがよく、「RF」よりつかまりすぎない中間的な位置づけで、ニュートラルな特性の中元調子のシャフトを探している方と相性のよいシャフトです。

「40-X」「50-X」「60-S」を試打させていただきましたが、曲がり幅の少ないストレート系の中弾道がでやすく、最近のヘッドに多い慣性モーメントが高くあまりフェースの開閉を行わないシャット系のスイングと相性が良く、フェースの開閉を積極的に行う方は、つかまり過ぎを警戒した方が良いかもしれません。

今モデルではスペックも豊富になり、上昇志向の強い女性の方からアベレージクラス、中上級者の方で『軽・硬』セッテイングを試したい方も、しっかりしたハリと剛性の高さがあり、物足りなさや操作性が劣るものもないので、レベルに応じて対応できるラインナップの豊富さも特徴です。

Diamana ZF おすすめタイプ

・飛距離と方向性を両立させたい。
・ちょっとつかまるストレート系が好み。
・弾き感で打ちたい。
・中間~先端のタイミングを取りやすいシャフトが好き。
・軽・硬シャフトを組んでみたい。
・慣性モーメントの高いヘッドを使いたい。

Diamana ZFを1回検討してみる

・弾道を高くしたい。
・手元側のしなりが好み。
・つかまりをおさえたい。
・フェースローテーションが強い。

Diamana ZF 装着クラブ
【新品/中古】Diamana ZF スリーブ付きシャフト

を恐れずに振り抜ける圧倒的な方向安定性 Diamana D-LIMITED

Diamana D-LIMITED
発売
2020/09
重量
D-LIMITED 50/60/70/80
トルク
3.4 (D-LIMITED60-S)
調子
元 (D-LIMITED60-S)
メーカーコンセプト

2017年からアメリカツアーで展開され、メジャー12戦6勝を挙げた「ディアマナ D+」が、プレミアムデザインでスペックラインナップを充実させ、グローバルモデルとして発売。
左を恐れずに振り抜くことができ、圧倒的な方向安定性と弾道を自在に操る操作性に優れています。ハードヒットしても吹け上がらない強弾道で、プレーヤーの持つスイングポテンシャルを引き出します。

Diamana D-LIMITED
Diamana D-LIMITED 振り感

Diamana D-LIMITED 60 (S) 【粘り系】元調子

飛距離
飛ばない
1
2
3
4
5
飛ぶ
方向性
悪い
1
2
3
4
5
良い
スピン量
少ない
1
2
3
4
5
多い
弾き感
弱い
1
2
3
4
5
強い
やさしさ
ムズい
1
2
3
4
5
やさしい

Diamana D-LIMITED 弾道イメージ

つかまり
打ち出し
Diamana D-LIMITEDの振り感

白マナ系の流れを汲む手元調子の特性に、強靭な先端剛性がヘッド挙動を安定させ、当たり負けすることなく厚くボールを押し出すインパクトを実現した『ディアマナD-LIMITED』。

第四世代ディアマナBF/RF/DF/ZFよりも、いちばん手元側にキックポイントがある手元調子で、「60-S」「60-X」はしっかりした張りのある剛性感ですが、切り返しからほどよい粘り感があり、走りすぎない弾き感と高い先端剛性でパワーをしっかり受け止めてくれます。つかまりと弾道高さを抑えた低スピンに、安定した飛距離性能と方向性を求められる振り抜きの良いシャフトです。

強烈にハードなシャフトではありませんが、ヘッドスピードからフレックスを選ぶよりも、スイングタイプに合った手元のしなり感でフレックスを選択した方がハマりやすく、「50-S」はシャフトの張り感が少なく、ゆるやかな切り返しでインパクトに向けてタイミングを取りたい方におすすめで、スピード感を出してスイングしたい方は「50-X」「60-S」辺りがおすすめですが、オーバースペックの時は左方向のミスが出やすい傾向もあるので、自分に合う手元の張り感がチェックポイントです。

元調子を好まれるパワーヒッターの方も、安心してスイングできるスムーズな振り抜きが好印象のシャフトで、ヘッドの安定性も高くドロー/フェードの方向性の出しやすさ、振った時にはしっかり飛距離と高さを出してくれるので、自分の弾道をより明確に作りたい方におすすめです。

試打スペック ヘッド:SIM MAX
スイング軌道:シャロー
HS43m/s:50-S 50-X
HS48m/S:50-X 60-S

Diamana D-LIMITED おすすめタイプ

・方向性が最重要課題。
・元調子の動きが好み。
・弾道高さをおさえたい。
・つかまりをおさえたい。
・弾道のバラつきをおさえたい。
・意図した弾道を作っていきたい。

Diamana D-LIMITEDを1回検討してみる

・飛距離性能が最重要課題。
・弾道を高くしたい。
・つかまりを良くしたい。
・スイングが不安定な方。
・オートマチックなしなりが好み。

Diamana D-LIMITED 装着クラブ
 
【新品/中古】Diamana D-LIMITED スリーブシャフト
 

幅広いタイプのプレーヤーにマッチ Diamana TB

Diamana TB
発売
2020/09
重量
TB40/TB50/TB60/TB70/TB80
トルク
3.7 (TB60-S)
調子
中元 (TB60-S)
メーカーコンセプト

第5世代の第1弾「TB」シリーズは、伝統・王道のDiamanaのBLUE系E.I.(剛性分布)に磨きをかけ、スムーズなスイング軌道に導くTrue Smooth E.I.で、幅広いタイプのプレーヤーにマッチ。40g台や軽硬スペックの50TX等、多彩なスペック展開で多様なプレーヤー像をカバーしています。
最新クラブトレンドを踏まえ、高重量・大慣性モーメントヘッドを最適なインパクト条件に導き、やさしさ=ミスヒットへの寛容性をあわせ持つ次世代へと進化。

Diamana TB
Diamana TB 振り感

Diamana TB60 (S) 【弾き系】中元調子

飛距離
飛ばない
1
2
3
4
5
飛ぶ
方向性
悪い
1
2
3
4
5
良い
スピン量
少ない
1
2
3
4
5
多い
弾き感
弱い
1
2
3
4
5
強い
やさしさ
ムズい
1
2
3
4
5
やさしい

Diamana TB 弾道イメージ

つかまり
打ち出し
Diamana TBのフィーリング

メーカーのスペックは中元調子ですが、ほんの少し元側にしなりがあり、動きとしては中調子が強い『ディアマナ TB』。

第4世代の青マナ「BF」と同様に手元と先端剛性を高めたシャフトですが、『TB』は素材に#371レジン樹脂を織り込むことでマイルドな挙動を感じられ、青マナ系の特徴である素直な振り感をさらに向上させています。

手元の剛性感では「BF」よりもなめらかで「ZF」よりも硬く、シャフトの全体の張り感がマイルドになった印象はありますが、インパクトゾーンではメリハリがあり「BF」よりも先端剛性の高さで弾き打つ感じが強くなり、大型ヘッドのパワーをしっかりボールに伝えやさしく飛距離に変換しやすくなっています。

青マナ系は適度なつかまりと素直なしなりを好む方におすすめですが、しっかりした張り感でスピード感のある振り感が好みの方は「BF」が推奨で、ややマイルドな切り返しからシャキッと先端の弾き感で飛距離性能を求めたい方は『TB』がおすすめです。

Diamana TB おすすめタイプ

・飛距離が最重要課題。
・弾道高さをだしたい。
・少し手元のしなりを感じたい。
・ほどよいつかまりで弾き打つフィーリングが好み。
・大型ヘッドのパワーを活かしたい。

Diamana TBを1回検討してみる

・方向性飛距離が最重要課題。
・弾道高さをおさえたい。
・手元のしなりをしっかり感じたい。
・つかまりを良くしたい。

Diamana TB 装着クラブ
 
【新品/中古】Diamana TB スリーブシャフト
 

飛んで曲がらないを徹底追及! Diamana PD

Diamana PDシリーズ
発売
2021/09
重量
PD40/PD50/PD60/PD70/PD80
トルク
3.3 (PD60-S)
調子
中元 (TB60-S)
メーカーコンセプト

第5世代ディアマナシリーズの第2弾は、白マナの系譜を汲む第4世代「DF」の後継モデル『ディアマナ PD』。
安定感と飛距離の両立をテーマに“先進材料と開発技術”によって飛距離性能を追求し、最新クラブのトレンドを踏まえ最大飛距離を狙いながら、スムーズな振り抜きとダイヤモンドのように強靭な先端剛性の両立を果たしたこれまでにない新設計のDiamanaです。

新世代の共通コンセプトである重量・バット径の最適化を図り、あらゆるスペックでも一貫したフィーリング・性能を実現させながら、より精密で的確なフィッティングを可能とします。デザインもダイヤモンドの輝きを想起させるIP仕上げ。高級感のあるシックなコスメも特徴です。

Diamana PD
Diamana PD 振り感

Diamana PD60(S) 【粘り&弾き】中元調子

飛距離
飛ばない
1
2
3
4
5
飛ぶ
方向性
悪い
1
2
3
4
5
良い
スピン量
少ない
1
2
3
4
5
多い
弾き感
弱い
1
2
3
4
5
強い
やさしさ
ムズい
1
2
3
4
5
やさしい

Diamana PD 弾道イメージ

つかまり
打ち出し
Diamana PDのフィーリング

「TB」よりも手元のしなり感がよりマイルドになり、同じ”W”系譜の第4世代「DF」よりもなめらかな動きの『ディアマナ PD』

第4世代「DF」に近い振り感ですが、パリッとした「DF」に比べ『ディアマナ PD』はグリップ下から中間部へかけての少ししなりを感じながら、中間部、先端部へとなめらからに動く挙動になり、振り抜きの良さが大きく向上したものを感じられます。

白マナの系譜はパワーヒッター向けでしたが、今モデル『ディアマナ PD』はつかまりこそ抑えてありますが従来モデルよりハードさがなくなり、第5世代の特徴でもある先端剛性の高さは大型ヘッド(試打:SIM MAX)と相性が良く、ヘッドのブレが少ないので安定したミート率でしっかり叩け、左方向のミスを軽減しながらも「DF」より弾道は上がりやすいので、飛距離性能、方向性、振りやすさのバランスが取れたシャフトに仕上がってます。

スイングが確立している方で、手元~中間にかけてしなり感でタイミングを取りたい方や、スムーズな振り抜きを重視しながら吹け上がりを抑えたい方におすすめで、元調子系が好きだけどつかまりや弾道に高さが出せなかった方にもおすすめです。

Diamana PD おすすめタイプ

・飛距離が最重要課題。
・やさしめの元調子系シャフトを探している。
・やや弾道高さをだしながらスピン量を抑えたい。
・インパクトゾーンでは少しスピード感がほしい。
・つかまりが抑えて打ちたい。
・大型ヘッドのパワーを活かしたい。

Diamana PDを1回検討してみる

・先端の弾きで飛距離を求めたい。
・高弾道で攻めたい。
・オートマチックなやさしさを求めたい。
・つかまりを良くしたい。

Diamana PD 装着クラブ
【新品/中古】Diamana PD スリーブ付きシャフト
 

最高級品質を実現するツアークオリティ 三菱ケミカル

アベレージゴルファーからパワーヒッターまで幅広いラインナップがそろい、自分のスイングタイプに合わせやすいメーカー『三菱ケミカル』

初心者の人やヘッドスピードに自信のない人は『FUBUKI』『KURO KAGE XM』がおすすめで、シャフトのしなり戻りとインパクトのタイミングが合えば、扱いやすく飛距離性能を望めます。

アスリート系シャフトはタイプに合う『ディアマナ』から選んだり、パワー系の方は『KURO KAGE XT/XD』『TENSEI CK Pro Orange』などがおすすめです。

新しいモデルほど、最新素材を使い先端剛性を高めたモデルが多く、「軽・硬」で組みやすいラインナップも多く発売されてます。全体的には素直でつかまり過ぎず、飛距離性能を求めやすいシャフトメーカーです。

トッププロの使用率が高いメーカーですが、ムリをしないスペックを選べばパフォーマンスを上げやすいので、ヘッドの特性を想像しながら楽しんでいただければと思います。

タイトルとURLをコピーしました