ゴルフ界で活躍する多くのビックネームが使用し、とくにドライバー部門で業界を牽引するメーカーテーラーメイド。
テーラーメイドのクラブを使用したことがある、中上級アマゴルファーさんは多いと思いますが、ゴルフを始めたばかりの初心者アマゴルファーさんの声を集めると、「よく目にするメーカーで、多くのプロが使っているから気になる。けどよく分からない。」という方が多かったので、今回は『初心者さんが使いやすいテーラーメイドのおすすめドライバー』を、2012年以降から発売順にご紹介。
テーラーメイドの歴史
1979年春、ゲーリー・アダムスによって創設された「テーラーメイド ゴルフ」。同年ステンレス製のメタルウッドがリリースされゴルフ市場に大きな影響を与え、創立以来、最高品質のゴルフ用品を提供し、世界のゴルフシーンにおけるリーディングカンパニーで、2019年に創立40周年を迎えてます。
スキルレベルにかかわらず、すべてのゴルファーたちが持っている潜在能力を最大限に発揮できる製品をお届けすることこそ、「テーラーメイド ゴルフ」の信念としています。
※テーラーメイドゴルフから一部抜粋。
テーラーメイドの主な契約プロ
テーラーメイドの主な契約プロ(PGA男子2021年) | ||
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世界ランク | 選手名 | 使用ドライバー |
1位 | ダスティン・ジョンソン | SIM MAX (10.5°) |
4位 | コリン・モリカワ | SIM (8°@8.5°) |
12位 | ロリー・マキロイ | SIM2 (9°) |
23位 | マシュー・ウルフ | SIM2 MAX(10.5°@9°) |
24位 | トミー・フリートウッド | SIM2 MAX(10.5°@8.5°) |
71位 | タイガー・ウッズ | |
テーラーメイドの主な契約プロ(LPGA女子2021年) | ||
14位 | パク・ソンヒョン | SIM2 |
35位 | チャーリー・ハル | SIM2 |
※ツアープレーヤーはコースやコンディションによって使用ギアを頻繁に変更することがあります。
※音量にご注意ください。
2012年 発売ドライバー
ROCKETBALLZ ドライバー
\ がんばる初心者さんおすすめ /
\ レディースあり /
重心位置をヘッド前方の低い位置に配置させ、高い打ち出し角とロースピンを生み出し、伸びのある弾道を可能にした初代『ROCKETBALLZ』ドライバー。
太陽光のまぶしさを抑え、ヘッドが大きく見える効果を狙った"白ヘッド"は、構えやすさに加え力強い弾道と飛距離性能の高いぶっ飛びで大ヒットしたモデルです。同年7月ツアープロのフィードバックを元に、投影面積が小さく見えるコパクトなディープフェース形状(厚みのある形状)の「ROCKETBALLZ TOUR」も発売。
「RBZ」シリーズは、フェアウェイウッドの飛距離性能にも定評があり、当時多くのツアープロが使用していました。
RocketBallz ドライバー | |||
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ヘッド重量:193.4g | |||||||
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打感 | |||||||
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フェースターンの練習をして、自分の技術でボールをつかまえられるようになると、直進性の高い高弾道がでやすく、スライスの曲がり幅も減少しやすいので、スイング作りをがんばる初心者さんにおすすめです。
ボールのつかまりが悪いようでしたら、ネック調整機能「HIGHER:+0.75°U/+1.5°」ポジションで、つかまりを調整できます。
R11S ドライバー
regulation(規制)の頭文字から取ったフラッグシップモデル「R」シリーズ。2011年に発売された、48通りの弾道調整機能をもつ440ccヘッド「R11」から、80通りの弾道調整になり460ccにアップデートされた『R11S』ドライバー。オーソドックスなヘッド形状が高い慣性モーメントと低深重心化を実現し、つかまりをおさえた低スピンのアスリートモデルです。
R11S ドライバー | |||
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ソールのプレートはフェースアングルの調整ができ、ヒール側6g、トゥ側1gのウェイトを入れ替えることで重心位置の調整ができます。
ヘッド重量:199g | |||||||
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打感 | |||||||
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前モデル「R11」より、ヘッド体積が大きくなりやさしいイメージをだせるようになりましたが、右方向のミスがでやすくインパクトでしっかり力を出力できない初心者さんは、弾道も上がりづらく力任せのスイングになりやすいので、一旦保留して違うヘッドを探してみるのがおすすめです。
R11J ドライバー
\ がんばる初心者さんおすすめ /
日本市場向けに開発された『R11J』ドライバー。80通りの弾道調整をもつ「R11S」と比べ、『R11J』はロフトとフェースアングルのシンプルな調整機能になり、クラブ重量を5g軽量化しながら慣性モーメントを向上させた、やさしく飛ばせるドライバーです。
R11J ドライバー | |||
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ソールのプレートはフェースアングルの調整ができます。
ヘッド重量:198.4g | |||||||
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打感 | |||||||
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フラッグシップの「R」シリーズということで、カンタンなヘッドではありませんが、練習をがんばる初心者の方で「やさしすぎず、むずかしすぎず」のニーズでヘッドを探す方におすすめです。重心距離が長くフェースの返りはゆるやかなので、フェースターンのタイミングがつかめると、ヘッドの性能を高めやすくなります。
右方向のミスが多い時は、ネック調整機能「HIGHER:+0.5°U/+1.0°」ポジションでつかまりを良くしたり、ソールのプレートでフェースアングルが調整できるので、「C:2°クローズ」なども試してみるのがおすすめです。
シャフトの選択は純正シャフト1種類で、フレックス「S」でヘッドスピード43m/s前後辺りの方が推奨です。
GROIRE ドライバー
\ 初心者さんおすすめ /
\ レディースモデルあり /
最新テクノロジーを結集し、やさしさと飛びやすさを追求した日本オリジナルブランド『GLOIRE』ドライバー。オーソドックな丸型形状に、安心感と集中力を高めフェース向きや軌道を確認しやすい白いヘッドの外観です。ソールには「5g」のウェイトが装備され、低重心化とつかまりで高弾道を打ちやすく、空気抵抗を軽減せる「ニューエアロヘッドデザイン」でヘッドスピードとボール初速の向上に貢献します。
GROIRE ドライバー | |||
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ヘッド重量:189.5g | |||||||
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打感 | |||||||
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+1.0°のフックフェースで投影面積も大きいのでアドレスでは安心感あり、「R」系のヘッドは重心角が平均20°前後に対して、『GLOIRE』は24.4°と大きな重心角でボールのつかまりも良く、重心深度も深いので高弾道を打ちやすい特徴です。
「まずは打ちやすいヘッド」を探す初心者の方におすすめで、ネックの調整機能もあるので色々試してみるのもおもしろいですが、純正シャフトはやわらかめで長いので、一般的な体力の方は「GLOIRE GL550」で、少し体力に自信のない方やシニアの方は「GLOIRE GL450」で、少しゆったりめのスイングから始めてみると打ちやすいと思います。
ヘッド単体で見ても、フェース面の構えやすさや飛距離性能など完成度が高く、何を選んで良いか分からない方は、候補として挙げておきたいおすすめヘッドです。
GROIRE Reserve ドライバー
やさしいアスリートテイストな初代「グローレ」の追加ラインナップで発売された『GROIRE Reserve』。新開発されたフェースが最大の特徴で、70層のカーボン素材をテーラーメイド独自の製法を施し、従来のチタンフェースと比較して30%のサイズアップと45%の軽量化により反発性能を高め、「RBZ」「R11S」と比べ55%のスイートエリア拡大を可能にしています。低重心化と適切な重心位置設定で、ボール初速を向上し、高弾道かつロースピンで大きな飛距離に貢献します。
GROIRE Reserve ドライバー | |||
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ヘッド重量:191.1g | |||||||
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打感 | |||||||
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2013年 発売ドライバー
ROCKETBALLZ STAGE 2 ドライバー
\ レディースあり /
2代目『RBZ2』は、ラージフェースデザインになりミスヒット時の直進性を向上させ、クラウンはターゲットに合わせやすい効果を狙ったデザインを採用。クラウン部が軽量化され余剰重量を低重心化させることで、前モデルよりロースピン&高弾道を打ちやすくしたヘッドです。
ROCKETBALLZ STAGE 2 ドライバー | |||
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ヘッド重量:200.2g | |||||||
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打感 | |||||||
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『RBZ2』を選ぶ時は、重心角が小さくヘッドがターンしづらいので、この辺のタイミングを練習してみるのがおすすめです。
R1 ドライバー
「R11S」の後継モデル『R1』ドライバー。ロフト「10°」のみにせ設定されたモデルで、±2°のロフト可変領域に加え、フェースアングル調整、弾道調整機能との組み合わせにより、168通りのセッティングを実現し多彩なチューニングを可能にしたヘッドです。テクノロジー面もアップデートされ、軽量化された0.4mmの極薄クラウンに、「R11S」よりも低いウェイトポートの低重心設計や空力特性、クラウン部のグラフィックはヘッドサイズが引き締まって見え、ターゲットに合わせやすい効果を狙ったデザインを採用。
同年6月に、濃淡の異なるブラックカラーのトライアングルデザインを表現した、「R1 BLACK」ドライバーも限定発売されています。
R1 ドライバー | |||
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ソールのプレートはフェースアングルの調整ができ、ヒール側6g、トゥ側1gのウェイトを入れ替えることで重心位置の調整ができます。
ヘッド重量:207.5g | |||||||
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打感 | |||||||
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SLDR ドライバー
テーラーメイド独自の弾道調整機能をさらに進化させた『SLDR』ドライバー。理論上、最も飛ぶ「高打ちだし」と「低スピン」の弾道を容易に実現。ソール前方に搭載された「SLDRウエイト」をソール前方に搭載させ、独自のロー・フォワード・シージー設計により、ロフトを上げても吹け上がらずに飛距離性能を追求したディスタンス系ドライバーです。ソール部の「SLDR ウエイト(18g)」をスライドさせることで重心距離が移動でき、約27ヤードの範囲で弾道調整を実現する弾道調整テクノロジーが搭載。
2014年4月にハイロフト「12°」「14°」が追加ラインナップ。
同年12月に、上級者のこだわりに向けた430ccヘッド「SLDR 430 TOUR PREFERRED」も発売されています。
SLDR ドライバー | |||
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ヘッド重量:205.4g | |||||||
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打感 | |||||||
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GROIRE 14 ドライバー
\ レディースあり /
初代「グローレ」の系譜を汲む2代目『GROIRE 14』ドライバー。新たに反発力の高い新フェース「グローレ・スピード・フェース」が搭載され、つかまりの良い重心位置を実現する「ドローバイアス設計」との相乗効果により、高弾道のドローボールが打ちやすいヘッドです。今モデルは、上質なメタリックシルバーに、曲線を基調としたアシンメトリーデザインが採用され、ヘッドの大きさを感じさせず構えやすいデザインを実現しています。
GROIRE 14 ドライバー | |||
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ヘッド重量:192.7g | |||||||
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打感 | |||||||
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2014年 発売ドライバー
JETSPEED ドライバー
\ がんばる初心者さんおすすめ /
\ レディースあり /
フェース下部でのインパクトもバックスピンを抑制し、安定した飛距離に貢献する「NEW スピードポケット」が、初めてドライバーに採用されたヘッド『JETSPEED』ドライバー。重心距離が「RBZ2」より前側の低い位置になり、高い打ち出し角とロースピンを生み出し、さらなる飛距離向上を実現します。
JETSPEED ドライバー | |||
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ヘッド重量:199.5g | |||||||
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打感 | |||||||
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シャフトの選択では、「TM1-214」は先端の走りが良く弾道も上がりやすいので、一般的な体力があればフレックス「S」が推奨です。
SLDR S ドライバー
\ がんばる初心者さんおすすめ /
2013年に発売された「SLDR」を、やさしく進化させた『SLDR S』ドライバー。クラブ重量を「SLDR」より10g軽量化させ重心位置を低・前重心化することで、あらゆるスイングスピードのゴルファーに対して高弾道・低スピンを打ちやくし、飛距離性能を高めるディスタンス系ドライバーです。「SLDR」には非搭載だった、フェース下部のミスヒットに強い「スピードポケット」が搭載され、クラウン部は視覚的に投影面積が大きく見え、ターゲットに対して構えやすいホワイトカラーを採用しています。
※US仕様はヘッドカラーがシルバー色です。
SLDR S ドライバー | |||
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ヘッド重量:203.3g | |||||||
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打感 | |||||||
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ネック部の調整機能は非搭載なので、HS40m/s前後でしたらロフト「11°」「12°」辺りで、ソール部の「SLDR ウエイト」をドローポジションから試打してみるのがおすすめです。
シャフトの選択では、「TM1-414」はゆったり動くタイミングが取りやすいシャフトで、一般的な体力でしたら「S」で問題ないと思います。標準カスタムから選ぶ時は、カウンターバランス(グリップ側が重くヘッドが軽く感じ振り抜きやすい)効果で、少しスピーディーにやさしくスイングしたい方は「FUBUKI J 60」が推奨です。
GROIRE F ドライバー
\ 初心者さんおすすめ /
\ レディースあり /
”プレミアム・アスリート”という新コンセプトのもと開発された3代目『GROIRE F』ドライバー。フェース下部のミスヒットに強いGROIRE F専用設計の「スピードポケット」、クラウン部で約4g、トゥ側を約0.5g軽量化し余剰重量を低重心化させ、トゥ側にウェイトを配置することで、ドローバイアスでやさしくつかまる高弾道を打ちやすいヘッドです。
2015年2月に、フジクラシャフト「Speeder 569 EVOLUTION Ⅱ」が装着され、シャフトのカラーに合わせ、ヘッドのロゴやバッジなどを同色にした『GLOIRE F ドライバー ORANGE VERSION』が限定発売されています。
GROIRE F ドライバー | |||
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ヘッド重量:194.3g | |||||||
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打感 | |||||||
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光沢のある白ヘッドは好みが分かれますが、ボールの上がりやすさで選ぶなら初代「GLOIRE」、ミスヒットの強さで選ぶなら『GROIRE F』がおすすめです。
シャフトの選択では、一般的な体力でHS40m/s前後でしたら「GL-3300-S」で、ロフト角「11°/12°」の選択なら高弾道をイメージしやすくなります。
R15 460ドライバー
\ がんばる初心者さんおすすめ /
2001年「R300 Ti TOUR」からはじまった、テーラメイドのフラッグシップ「Rシリーズ」。これまで「最適弾道理論」「ヘッド大型化」「重心・弾道・ロフト調整」「白ヘッド」「低・前重心化」など、さまざまなテクノロジーの進化を遂げてきましたが、「Rシリーズ」史上最高傑作として投入された『R15 (460cc)』ドライバー。「SLDR」で一つだったウェイト(18g)が今モデルは2つ(12.5g)搭載され、スライドさせる事で、低・前重心を確保しながら、細かな弾道調整も可能にしています。白ヘッドも立体的で構えやすく進化し、よりアドレス時の安心感と振りやすさを向上させています。
今モデルは、中弾道ストレートで低スピンの430ccヘッド「R15 430」ドライバーも発売されています。
R15 460 ドライバー | |||
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EVOLUTION |
ヘッド重量:203.0g | |||||||
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打感 | |||||||
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重心深度が浅いヘッドなので、ミート率が低いうちは弾道が上がりづらい面もあり、初心者さんがロフトを選ぶ時は「11°」「12°」辺りで、これから安定したスイングをしっかり身につけたい上昇志向の強い方におすすめです。
シャフトの選択では、一般的な体力でHS40m/s前後でしたら「TM1-115-S」で、カスタムから選ぶ時は、高弾道を打ちやすい「Diamana R 60」「Tour AD MJ-6」辺りが推奨です。
2015年 発売ドライバー
AEROBURNER ドライバー
2007~2010年に発売されていた「BURNER」シリーズが、テクノロジーをアップデートさせ、よりミスヒットに強くダイナミックな飛びを実現するヘッドとして投入された『AEROBURNER』ドライバー。
空力特性を高めヘッドスピード向上に貢献する「レイズドセンタークラウン」、サイズが拡大されたフェース下部のミスヒットに強い「スピードポケット」、「レイズドセンタークラウン」の両側には、立体的に見せるヘッドシェイプとデザインを採用することで、構えやすさと打ちやすさを実現しています。
AEROBURNER ドライバー | |||
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ヘッド重量:199.0g | |||||||
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打感 | |||||||
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標準シャフトはしなりを感じやすく、クラブ重量も軽量なので振りやいですが、長めの重心距離に重心角も小さいので、右方向のミスが多い初心者さんはスルーした方がよいドライバーです。
GROIRE G ドライバー
「GROIRE F」ドライバーの追加ラインナップとして発売された『GROIRE G』ドライバー。史上最大の「スピードポケット」が搭載され、オフセンターヒット時の飛距離ロスが少なく、「GROIRE F」よりもヘッドの厚みが10mm薄くなり、やさしく高弾道を打ちやすくしています。ボールのつかまりを向上させる「ドローウェイト」「ドローバイアスフェース」など、高弾道とつかまりに加え軽量設計で、ヘッドスピードが遅めのゴルファーを対象としたドライバーです。
GROIRE G ドライバー | |||
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ヘッド重量:194.0g | |||||||
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打感 | |||||||
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初心者さんが選ぶ候補に入れる場合、体力に自信がない方やHS38m/s以下の方で、クラブセッテイングの重量もチェックしておくのがおすすめです。
参考数値として、HS38m/s前後の方が「270g」のドライバーを使ってる時は、「フェアウェイウッド:290g」「ユーティリティ:315g」「5アイアン:350g」辺りの重量帯が推奨です。
M1 460 ドライバー
これまでの「Rシリーズ」から、新たなフラッグシップモデルとしてリリースされ、Multi Material(複数の材料)の頭文字からネーミングされた『Mシリーズ』。初代となる『M1 460』ドライバーは、クラウン部に7層のカーボン・コンポジットを採用しヘッドの軽量化を図り、低重心化/ボール初速アップに貢献。進化した調整機能「Tトラック・システム」が搭載され、ドロー/フェードの弾道調整とスピン量の調整が可能になり、クラウンのデザインもツートンカラーに一新され、より構えやすいデザインになっています。
ハードヒッター向け「M1 430」も発売されています。
2016年8月、ダスティン・ジョンソンの初のメジャータイトル奪取に貢献した、「M1 SPECIAL EDITION DRIVER」が限定発売されています。
M1 460 ドライバー | |||
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EVOLUTION2 |
ヘッド重量:204.5g | |||||||
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打感 | |||||||
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標準シャフト「TM1-116」は中間部のしなりが大きく、初心者さんも振りやすいやさしいシャフトが装着されてますが、ヘッドとのバランスを考慮すると、一旦保留して他のヘッドを探してみるのがおすすめです。
2016年 発売ドライバー
M2 ドライバー
飛距離性能と調整機能が特徴の「M1」と、大きなスイートエリアで寛容性が特徴の『M2』ドライバーがラインナップされ、2016年からはフラッグシップモデルの中で、性格の異なる2モデルを発売しています。
ソール部の調整機能は非搭載ですが、クラウン部の構造などは「M1」と同じで流線型クラウンにより空気抵抗を抑制し、ヘッドスピードとボール初速アップに貢献します。
M2 ドライバー | |||
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ヘッド重量:199.8g | |||||||
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打感 | |||||||
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GLOIRE F2 ドライバー
\ 初心者さんおすすめ /
\ レディースあり /
3代目「GROIRE F」と同じ〝プレミアム・アスリート″のコンセプトで開発された『GLOIRE F2』ドライバー。”やさしさ”を徹底的に追求し、「GROIRE F」より貫通型スピードポケットの長さが12%大きく深さが2.7倍深くなり、スイートエリアが20%拡大。新重心設計、洗練されたヘッドデザイン、ミスヒットへの寛容性、つかまりやすさ、狙いやすさなど、全面的にアップデートされています。
GLOIRE F2 ドライバー | |||
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EVOLUTION3 | |||
EVOLUTION4 |
ヘッド重量:196.0g | |||||||
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打感 | |||||||
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ニュートラルな操作性でヘッドの返りもゆるやかなので、初心者の方がヘッドターンの動きを覚えやすく、スイングが慣れてくればドローやフェードなど打ち分けもしやすいので、扱いやすいヘッドでよりやさしさを求める方におすすめです。
シャフトの選択では、一般的な体力でこれからゴルフを始める方は「GL-6600 S」や、スイングができ始めもう少ししっかり打って見たい方は、ボールがつかまりやすく高弾道を狙える「Speeder 569 EVOLUTION3」辺りが推奨です。
2017年 発売ドライバー
M1 460 2017 ドライバー
2015-16年シーズンに、ツアーで高い使用率を誇った『Mシリーズ』がフルモデルチェンジ。2代目『M1』ドライバーは新素材のグラファイトコンポジットを採用することで、初代「M1」ドライバーより非金属部分が43%増え、11g軽量化することで余剰重量を最適な重心に配置。バックトラックのウェイトも10gから12gに変更され、重心移動距離を64%アップさせ、外観ではカーボン部分の面積を広げ、構えやすさと始動のイメージを向上させています。
ハードヒッター向け「M1 440」も発売されています。
M1 460 2017 ドライバー | |||
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EVOLUTION3 | |||
ヘッド重量:204.5g | |||||||
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打感 | |||||||
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M2 2017 ドライバー
「M1」ドライバーの兄弟モデルになる2代目『M2』ドライバーは、トゥ側のソールのつなぎ目を改良した「ジオコースティック・デザイン」により、初代「M2」よりもフェースサイズを7%拡大させ高い寛容性を実現。深さが前作比3倍になった新設計の「スピードポケット」が搭載され、よりやさしく高弾道低スピンで飛ばせるようにアップデートされてます。
M2 2017 ドライバー | |||
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ヘッド重量:199.6g | |||||||
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打感 | |||||||
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「M1 460」よりもつかまりがよく、深い重心とラージフェースで曲がりづらい特徴もありますが、全体の中ではつかまりがおさえられたヘッドなので、初心者の方は一旦保留して違ヘッドを探してみるのがおすすめです。
2018年 発売ドライバー
M3 460 ドライバー
\ がんばる初心者さんおすすめ /
「M1」ドライバーの後継モデル『M3』ドライバー。フェースをねじる概念の「ツイストフェース」が新たに搭載され、打点ミスに強く従来フェースで生じた約15ヤードの曲り幅を軽減。従来よりもフェースが20%薄く17%軽量化され、「M2 2017」と比べスイートエリアが67%向上し、ボール初速アップ、スイートエリア拡大に貢献する「ハンマーヘッド」テクノロジー、進化した「Yトラック・システム」で重心深度の移動距離も拡大され、飛んで曲がらないテクノロジーが搭載されたモデル。
ハードヒッター向け「M3 440」も発売されています。
M3 460 ドライバー | |||
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EVOLUTION4 |
ヘッド重量:202.1g | |||||||
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打感 | |||||||
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シャフトの選択では、「KUROKAGE TM5-S」はやや硬くヘッド重量も重いので、HS43m/s以上でしっかり打つイメージの方に推奨です。カスタムから選ぶ時は、先端の動きでヘッドスピードと弾道を上げやすい「Diamana RF60」がおすすめです。
M4 ドライバー
「M2」ドライバーの後継モデル『M4』ドライバー。兄弟モデル「M3」ドライバーと同じ「ツイストフェース」「ハンマーヘッド」テクノロジーが搭載され、ソールの弾道調整を省いたシンプルなヘッドです。
「M2」ドライバーより19g重いウェイトが搭載され、フェースの高反発エリアが67%拡大し、大型高慣性モーメントでオートマチック性を高めています。
M4 ドライバー | |||
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EVOLUTION4 |
ヘッド重量:199.3g | |||||||
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打感 | |||||||
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シリーズではアイアンも発売され、こちらは初心者さんも打ちやすいので要チェックのアイアンです。
M GLOIRE ドライバー
\ 初心者さんおすすめ /
「M3/M4」ドライバーで新たに搭載されたテクノロジー、弾道のバラつきを抑え真っすぐ遠くへ飛ばせる「ツイストフェース」と、ボール初速を向上させ圧倒的な飛距離を生む「ハンマーヘッド」が『M GROIRE』ドライバーに採用され、ドローバイアスウェイトとバックウェイトの効果も加わり、寛容性の向上と高弾道の飛びを実現しています。
M GLOIRE ドライバー | |||
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EVOLUTION TM | |||
ヘッド重量:196g | |||||||
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打感 | |||||||
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テークバックではフェースが開きづらく、インパクトからフォローにかけてオートマチックにヘッドがターンしてくれるので、やさしさと飛距離を求めたい初心者さんにおすすめで、スイングを身につけるほど右方向のミスをおさえ、爽快な弾き感でビックドローが打ちやすいヘッドです。
シャフトの選択は標準シャフトのみで、Sフレックスで約281gの軽量に仕上げられ、パワーのない方が振りやすい重量帯ですが、HS43m/s前後でもしっかり振っていけるので、クラブセッテイングの重量などもチェックしながら検討してみるのがおすすめです。
2019年 発売ドライバー
M5 ドライバー
「M3/M4」ドライバーに搭載された「ツイストフェース」「ハンマーヘッド」に加え、ヘッドの反発力をルール上最大限にチューニングする新テクノロジー「スピードインジェクション」を搭載した『M5』ドライバー。「ツイストフェース」も前モデルより20%薄くなったフェース構造になり、より飛んで曲がらないフェースに進化し、幅広い調整が可能になった調整機能、スイートエリアも約66%アップさせやさしさも向上しています。
ハードヒッター向け「M5 TOUR DRIVER」も発売されています。
M5 ドライバー | |||
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EVOLUTION5 |
ヘッド重量:201.0g | |||||||
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打感 | |||||||
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ヘッドはゆるやかにターンしますが、42.2mmの長い重心距離をしっかり戻してこないと右方向のミスがでやすく、「M3」や当時の他社モデルよりスピン量が少ないので、ある程度のパワーと技術も必要になり、初心者の方は一旦保留して違ヘッドを探してみるのがおすすめです。
M6 ドライバー
\ がんばる初心者さんおすすめ /
「M4」ドライバーの後継になる『M6』ドライバー。兄弟モデル「M5」と同じ「ツイストフェース」「ハンマーヘッド」「スピードインジェクション」テクノロジーを搭載。ソールの弾道調整機能は省かれ、46gの大きなウェイトが配置されたことで、低・深重心設計になりやさしさと安定性を高めています。
M6 ドライバー | |||
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EVOLUTION5 |
ヘッド重量:199g | |||||||
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打感 | |||||||
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『M6』も重心距離が長めですが、「M5」よりも重心角が大きいのでオートマチックにヘッドターンしやすく、ミスヒットに強い高MOIヘッドのゆるやかにターンするヘッドの動きがつかめれば、曲がりの少ない強い弾道が打ちやすく、ボディーターンの打ち方を練習して、しっかり飛距離につなげたい初心者さんにおすすめです。
シャフトの選択では「FUBUKI TM5 2019」は、フレックスSでも柔らかめなのでHS40m/s辺りの方におすめで、カスタムから選ぶ時は高弾道を打ちやすい「VR-6」が推奨です。
2020年 発売ドライバー
SIM ドライバー
「M」シリーズで培ったテクノロジーをベースに、スイング中の空気抵抗を可能な限り減らしたヘッドシェイプの『SIM』シリーズがリリース。形状をややトゥ側に約20°傾けたアシンメトリーデザインにより、ハーフウェイダウン~インパクトにおける空気抵抗を低減させヘッドスピードアップを実現し、ボールスピード向上につなげています。『SIM』ドライバーは、「スライディング・ウェイト(10g)」を弾道傾向に合わせて調整することで、最大40ヤード幅の左右弾道調整を可能にしたヘッドです。
SIM ドライバー | |||
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EVOLUTION6 |
ヘッド重量:202.3g | |||||||
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打感 | |||||||
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「M5」よりスイートスポットも広く寛容性も向上してますが、全体の中ではつかまりを抑える特徴のヘッドで、左への大きなミスや吹け上がりを嫌うパワーヒッターと相性が良く、パワーのある初心者さんでもボールをつかまえられないと右方向のミスがでやすい面もあり、初心者の方は一旦保留して違ヘッドを探してみるのがおすすめです。
SIM MAX ドライバー
\ がんばる初心者さんおすすめ /
「M6」ドライバーの後継モデル『SIM MAX』ドライバー。「SIM」ドライバーに搭載されている「スライディング・ウェイト」が省かれ、ヒール側に18gのウェイトを搭載。フェースサイズが約8%大きくなり、シリーズの中ではいちばんMOIが高いやさしさで、ややスピン量を上げて直進性と高弾道を生み、ミスヒットに強い寛容性を実現しています。
SIM MAX ドライバー | |||
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EVOLUTION6 |
ヘッド重量:200.1g | |||||||
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打感 | |||||||
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やや重いヘッドですが、重心深度も深いので弾道の安定感が高く打点ミスにも強いので、一般的な体力のある初心者さんで、ボディーターンでしっかりフェース管理できるスイングの練習をして、ドライバーの安定感を高めたい方にもおすすめです。
シャフトの選択では、「TENSEI BLUE TM50」は中間部のしなりを感じるわらかめのシャフトでHS40m/s前後の方におすすめで、カスタムにラインナップされている3つのシャフトはつかまりをおさえた特徴があり、中でもつかまるのが「Diamana ZF 60」になり、振りやすさも含め推奨のシャフトです。
SIM MAX D ドライバー
「SIM MAX」にさらなるつかまりやすさと高い寛容性を実現した新たなシリーズ 『SIM MAX D』ドライバー。スライスを抑制するためヒール部分にドローバイアスウェイトを搭載し、短い重心距離によるボールのつかまりやすさに加え、「SIM」シリーズで最も大きくスイートエリアが広いフェース(ワイドスイートエリア設計)の採用により、さらなる高い寛容性を実現しています。
※販売は SELECTFIT STORE限定となります。
SIM MAX D ドライバー | |||
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ヘッド重量:200.3g | |||||||
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打感 | |||||||
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「SIM MAX」と『SIM MAX D』はどちらもハード目なヘッドになりますが、大まかに「SIM MAX=つかまりをおさえミスに強いヘッド」か、『SIM MAX D=ややつかまりが良くSIM MAXよりミスに弱い』2つの特徴を、初心者さんがどう選択するかがポイントになってきます。
シャフトは「SIM MAX」と同じ「TENSEI BLUE TM50」が標準装着され、カスタムシャフトが分からない初心者さんは、標準シャフトを選択するのが推奨です。
SIM GLOIRE ドライバー
\ 初心者さんおすすめ /
\ レディースあり /
「SIM」シリーズで培った、テーラーメイドの最新テクノロジーを搭載し、飛距離性能と直進性を活かしながら、グローレシリーズのやさしさと振りやすさを併せ持つ『SIM GROIRE』ドライバー。高い反発性能が特徴の「ZATEC チタンフェース」と「貫通型スピードポケット」を採用することで、スイートエリアが「M GLOIRE」に比べ飛躍的に向上しています。
SIM GLOIRE ドライバー | |||
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ヘッド重量:195.0g | |||||||
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打感 | |||||||
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前モデル「Mグローレ (9.5°/フレックスS)」のクラブ重量が281g、『SIM GROIRE (9.5°/フレックスS)』は278gと軽量に仕上げられ、小さなパワーでも効率よくヘッドパワーをだして、飛距離性能高めたい初心者さんにおすすめです。
シャフトの選択では、「Air Speeder TM-S」は軽量シャフトですがしっかり目のしなり感があり、HS40m/s前後の方に推奨です。
自分に合うテーラーメイドのドライバーを見つけよう!
M2 2017 ドライバー
今回は、ざっくり『テーラーメイド』のドライバーをご紹介させていただきました。
飛距離性能はどのヘッドも申し分なく、自分に合うか?合わないか?がクラブ選びの根本的な基準になってきます。
ヘッドの性能に併せて、さらにヘッドの動き方の特徴なども参考にしてみると、より選びやすくなると思います。
弾道が上がりやすいモデル | ||
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モデル | ||
M GLOIRE | ||
M6 | ||
M4 | ||
SIM MAX | ||
SIM GLOIRE |
初心者さんで「弾道の上がりやすさ」で選びたい方は、候補に入れておきましょう。
ヘッドターンしやすいモデル | ||
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モデル | ||
SLDR | ||
R1 | ||
R15 460 | ||
M1 460 | ||
JETSPEED |
どれも重心深度は浅いので、かんたんにボールは上がりませんが、初心者さんで「パワーはあるけどボールが右に飛びやすい」方は、候補に入れておきましょう。
ヘッドターンしづらいモデル | ||
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モデル | ||
AEROBURNER | ||
SIM GLOIRE | ||
R11J | ||
M5 | ||
GROIRE G |
ボディーターン系のスイングと相性が良いですが、初心者さんは重心距離が長いので、インパクトでフェースを戻しきれないムズカシイ面もありますが、初心者さんには、重心角が大きくオートマチックにヘッドが返りやすい「SIM GLOIRE」、パワーのない方は「GROIRE G」がおすすめです。
テーラーメイド ドライバーの名器 | ||
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モデル | ||
GROIRE 2012 | ||
GLOIRE F2 | ||
M2 2016 | ||
M2 2017 | ||
SIM |
「SIM」はヘッドスピードとミート率が要求されますが、どのヘッドもスイングのレベルが上がっても長く使えるので、慣れてきたらより自分に合うシャフトに替えてみたりなど、色々な面で深い部分を知れるヘッドです。
自分に合うドライバーを見つけられたら、初心者さんもよりゴルフを楽しむことができます。
使ってるうちに、ゴルフクラブに求めるニーズが色々と出てくるので、その時は問題を解消してくれるヘッドをまた探せば良いだけなので、まずはドライバーを得意クラブにして頂くためにも、今回は世界的に人気がある『テーラーメイド』のドライバーをご紹介させていただきました。
※試打は全て純正シャフトを使用。