ゴルフ界で活躍する多くのビックネームが使用し、とくにドライバー部門で業界を牽引するメーカーテーラーメイド。
テーラーメイドのクラブを使用したことがある、中上級アマゴルファーさんは多いと思いますが、ゴルフを始めたばかりの初心者アマゴルファーさんの声を集めると、「よく目にするメーカーで気になる。けどよく分からない。」という方が多かったので、今回は『初心者さんが使いやすいテーラーメイドのおすすめドライバー』を、2012年以降から発売順にご紹介。
テーラーメイドの歴史

1979年春、ゲーリー・アダムスによって創設された「テーラーメイド ゴルフ」。同年ステンレス製のメタルウッドがリリースされゴルフ市場に大きな影響を与え、創立以来、最高品質のゴルフ用品を提供し、世界のゴルフシーンにおけるリーディングカンパニーで、2019年に創立40周年を迎えてます。
スキルレベルにかかわらず、すべてのゴルファーたちが持っている潜在能力を最大限に発揮できる製品をお届けすることこそ、「テーラーメイド ゴルフ」の信念としています。
※テーラーメイドゴルフから一部抜粋。
テーラーメイドの主な契約プロ
テーラーメイドの主な契約プロ(PGA男子2021年) | ||
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世界ランク | 選手名 | 使用ドライバー |
1位 | ダスティン・ジョンソン | SIM MAX (10.5°) |
4位 | コリン・モリカワ | SIM (8°@8.5°) |
12位 | ロリー・マキロイ | SIM2 (9°) |
23位 | マシュー・ウルフ | SIM2 MAX(10.5°@9°) |
24位 | トミー・フリートウッド | SIM2 MAX(10.5°@8.5°) |
71位 | タイガー・ウッズ | |
テーラーメイドの主な契約プロ(LPGA女子2021年) | ||
14位 | パク・ソンヒョン | SIM2 |
35位 | チャーリー・ハル | SIM2 |
※ツアープレーヤーはコースやコンディションによって使用ギアを頻繁に変更することがあります。
2012年 発売ドライバー
ROCKETBALLZ ドライバー

重心位置をヘッド前方の低い位置に配置させ、高い打ち出し角とロースピンを生み出し、伸びのある弾道を可能にした初代『ROCKETBALLZ』ドライバー。
太陽光のまぶしさを抑え、ヘッドが大きく見える効果を狙った"白ヘッド"は、構えやすさに加え力強い弾道と飛距離性能の高いぶっ飛びで大ヒットしたモデルです。同年7月ツアープロのフィードバックを元に、投影面積が小さく見えるコパクトなディープフェース形状(厚みのある形状)の「ROCKETBALLZ TOUR」も発売。
「RBZ」シリーズは、フェアウェイウッドの飛距離性能にも定評があり、当時多くのツアープロが使用していました。
RocketBallz ドライバー | |||
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ヘッド重量:193.4g | |||||||
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打感 | |||||||
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ヘッド重量が軽いので、初心者さんも振りやすいヘッドですが、-1.7°のオープンフェースに重心距離が長く重心角も小さいので、フェースが閉じづらく右方向のミスがでやすい傾向のヘッドです。
フェースターンの練習をして、自分の技術でボールをつかまえられるようになると、直進性の高い高弾道がでやすく、スライスの曲がり幅も減少しやすいので、スイング作りをがんばる初心者さんにおすすめです。
ボールのつかまりが悪いようでしたら、ネック調整機能「HIGHER:+0.75°U/+1.5°」ポジションで、つかまりを調整できます。
R11S ドライバー

regulation(規制)の頭文字から取ったフラッグシップモデル「R」シリーズ。2011年に発売された、48通りの弾道調整機能をもつ440ccヘッド「R11」から、80通りの弾道調整になり460ccにアップデートされた『R11S』ドライバー。オーソドックスなヘッド形状が高い慣性モーメントと低深重心化を実現し、つかまりをおさえた低スピンのアスリートモデルです。
R11S ドライバー | |||
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ヘッド重量:199g | |||||||
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打感 | |||||||
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ヘッド重量がやや重く打感もしっかりしているのでパワーとミート率が求められ、ボールのつかまりと弾道高さをおさえる特徴のヘッドです。
前モデル「R11」より、ヘッド体積が大きくなりやさしいイメージをだせるようになりましたが、しっかりフェースターンができないと右方向のミスがでやすく、まだインパクトでしっかり力を出力できない初心者さんは、弾道も上がりづらく力任せのスイングになりやすいので、初心者の方は一旦保留して違うヘッドを探してみるのがおすすめです。
R11J ドライバー

日本市場向けに開発された『R11J』ドライバー。80通りの弾道調整をもつ「R11S」と比べ、『R11J』はロフトとフェースアングルのシンプルな調整機能になり、クラブ重量を5g軽量化しながら慣性モーメントを向上させた、やさしく飛ばせるドライバーです。
R11J ドライバー | |||
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ヘッド重量:198.4g | |||||||
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打感 | |||||||
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「R11S」を少しやさしくしたヘッドで、アドレスした時の投影面積も大きく、ややしっかりした打感ですがミスヒットに強いフェースで、適度にボールをつかまえ弾道も上がりやすいヘッドです。
フラッグシップの「R」シリーズということで、カンタンなヘッドではありませんが、練習をがんばる初心者の方で「やさしすぎず、むずかしすぎず」のニーズでヘッドを探す方におすすめです。重心距離が長くフェースの返りはゆるやかなので、フェースターンのタイミングがつかめると、ヘッドの性能を高めやすくなります。
右方向のミスが多い時は、ネック調整機能「HIGHER:+0.5°U/+1.0°」ポジションでつかまりを良くしたり、ソールのプレートでフェースアングルが調整できるので、「C:2°クローズ」なども試してみるのがおすすめです。
シャフトの選択は純正シャフト1種類で、フレックス「S」でヘッドスピード43m/s前後辺りの方が推奨です。
GROIRE 12 ドライバー

最新テクノロジーを結集し、やさしさと飛びやすさを追求した日本オリジナルブランド『GLOIRE』ドライバー。オーソドックな丸型形状に、安心感と集中力を高めフェース向きや軌道を確認しやすい白いヘッドの外観です。ソールには「5g」のウェイトが装備され、低重心化とつかまりで高弾道を打ちやすく、空気抵抗を軽減せる「ニューエアロヘッドデザイン」でヘッドスピードとボール初速の向上に貢献します。
GROIRE ドライバー | |||
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ヘッド重量:189.5g | |||||||
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打感 | |||||||
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ヘッドスピードが速くなくても飛距離を伸ばしやすい設計で、アベレージゴルファーやシニアゴルファーをターゲット層にした、やさしめアスリートヘッド。当時の女子プロ使用率も高く、幅広い層の方が扱いやすいヘッドです。
+1.0°のフックフェースで投影面積も大きいのでアドレスでは安心感あり、「R」系のヘッドは重心角が平均20°前後に対して、『GLOIRE』は24.4°と大きな重心角でボールのつかまりも良く、重心深度も深いので高弾道を打ちやすい特徴です。
「まずは打ちやすいヘッド」を探す初心者の方におすすめで、ネックの調整機能もあるので色々試してみるのもおもしろいですが、純正シャフトはやわらかめで長いので、一般的な体力の方は「GLOIRE GL550」で、少し体力に自信のない方やシニアの方は「GLOIRE GL450」で、少しゆったりめのスイングから始めてみると打ちやすいと思います。
ヘッド単体で見ても、フェース面の構えやすさや飛距離性能など完成度が高く、何を選んで良いか分からない初心者の方は、候補として挙げておきたいおすすめヘッドです。
GROIRE Reserve ドライバー

やさしいアスリートテイストな初代「グローレ」の追加ラインナップで発売された『GROIRE Reserve』。新開発されたフェースが最大の特徴で、70層のカーボン素材をテーラーメイド独自の製法を施し、従来のチタンフェースと比較して30%のサイズアップと45%の軽量化により反発性能を高め、「RBZ」「R11S」と比べ55%のスイートエリア拡大を可能にしています。低重心化と適切な重心位置設定で、ボール初速を向上し、高弾道かつロースピンで大きな飛距離に貢献します。
GROIRE Reserve ドライバー | |||
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ヘッド重量:191.1g | |||||||
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打感 | |||||||
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同じ「GLOIRE」ですが、初代「GLOIRE」とは系譜が異なり、シニアゴルファーの打ちやすさを向上させた『GROIRE Reserve』ドライバー。投影面積が大きくかなりフェースの厚みがある超ディープフェースなので、初心者の方が構えやすい面もありますが、標準装備されている長尺軽量のシャフトは、一般的な体力の方にはやわらか過ぎるので、タイミングが合わせづらい傾向があります。ヘッド自体はオートマチック性が高く、スピン量の少ない強い弾道がでやすいですが、中上級者のシニア層の方がハマりやすい傾向のドライバーです。
2013年 発売ドライバー
ROCKETBALLZ STAGE 2 ドライバー

2代目『RBZ2』ドライバーはラージフェースデザインになり、ミスヒット時の直進性を向上させ、クラウンはターゲットに合わせやすい効果を狙ったデザインを採用。クラウン部が軽量化され余剰重量を低重心化させることで、前モデルよりロースピン&高弾道を打ちやすくしたヘッドです。
ROCKETBALLZ STAGE 2 ドライバー | |||
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ヘッド重量:200.2g | |||||||
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打感 | |||||||
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初代「RBZ」よりも重心距離が短くヘッドの操作性が向上し、オープンフェースの度合いも大きく、左のミスをおさえたい方が扱いやすいアスリート好みのヘッドです。高弾道のフェードやストレート系の弾道を打ちやすく、厚みのあるやわらかさと弾く打感のバランスが良い飛び系ヘッドですが、インパクトがまだ安定してない初心者の方に打たせてみると、弾道が上がりづらい様子や右方向の弱い弾道がでやすく、初心者の方で”やさしさ”で選ぶなら”初代RBZ”の方が扱いやすく、パワーのある方やアスリート系のスイングを目指す初心者の方は『RBZ2』がおすすめです。
R1 ドライバー


「R11S」の後継モデル『R1』ドライバー。ロフト「10°」のみにせ設定されたモデルで、±2°のロフト可変領域に加え、フェースアングル調整、弾道調整機能との組み合わせにより、168通りのセッティングを実現し多彩なチューニングを可能にしたヘッドです。テクノロジー面もアップデートされ、軽量化された0.4mmの極薄クラウンに、「R11S」よりも低いウェイトポートの低重心設計や空力特性、クラウン部のグラフィックはヘッドサイズが引き締まって見え、ターゲットに合わせやすい効果を狙ったデザインを採用。
同年6月に、濃淡の異なるブラックカラーのトライアングルデザインを表現した、「R1 BLACK」ドライバーも限定発売されています。
R1 ドライバー | |||
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ヘッド重量:207.5g | |||||||
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打感 | |||||||
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前モデル「R11」よりもヘッド重量が重く、オープンフェースのアスリート向けですが、重心角が大きくなったことで、セミオートマチックにボールをつかまえやすくなったヘッドです。「R11」「R11J」と同様につかまり系のヘッドではなく、スピン量も少なくなっているので、ある程度のミート率(効率的にボールを打てる率)がないとボールが上がりづらくキビシイ面もあり、初心者の方は一旦保留しながら他のヘッドを探してみるのがおすすめです。
SLDR ドライバー

テーラーメイド独自の弾道調整機能をさらに進化させた『SLDR』ドライバー。理論上、最も飛ぶ「高打ちだし」と「低スピン」の弾道を容易に実現。ソール前方に搭載された「SLDRウエイト」をソール前方に搭載させ、独自のロー・フォワード・シージー設計により、ロフトを上げても吹け上がらずに飛距離性能を追求したディスタンス系ドライバーです。ソール部の「SLDR ウエイト(18g)」をスライドさせることで重心距離が移動でき、約27ヤードの範囲で弾道調整を実現する弾道調整テクノロジーが搭載。
2014年4月にハイロフト「12°」「14°」が追加ラインナップ。
同年12月に、上級者のこだわりに向けた430ccヘッド「SLDR 430 TOUR PREFERRED」も発売されています。
SLDR ドライバー | |||
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ヘッド重量:205.4g | |||||||
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打感 | |||||||
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発売当時はアメリカPGAツアーの勝利数も多く、飛距離性能の高さで話題になった『SLDR』ドライバー。。ヘッド重量は重いですがフラッグシップのRシリーズより打感がマイルドになり、つかまりをおさえたロースピン弾道がでやすい中上級者向けのヘッドです。-2.2°のオープンフェースに重心角も19.7°と小さく、フェースターンをさせながら叩いても左方向のミスがでづらい特徴もあり、フェース管理やパワーをしっかり出力できないと、弾道も上がらずムズカシイ面もあります。初心者の方は一旦保留しながら他のヘッドを探してみるのがおすすめです。
GROIRE 14 ドライバー

初代「グローレ」の系譜を汲む2代目『GROIRE 14』ドライバー。新たに反発力の高い新フェース「グローレ・スピード・フェース」が搭載され、つかまりの良い重心位置を実現する「ドローバイアス設計」との相乗効果により、高弾道のドローボールが打ちやすいヘッドです。今モデルは、上質なメタリックシルバーに、曲線を基調としたアシンメトリーデザインが採用され、ヘッドの大きさを感じさせず構えやすいデザインを実現しています。
GROIRE 14 ドライバー | |||
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ヘッド重量:192.7g | |||||||
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打感 | |||||||
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2012年発売「GROIRE Reserve」のフェースを搭載し、軽量ヘッドで振りやすく、ロースピンの強いストレート弾道がでやすい特徴のヘッドです。初代「GROIRE」よりも重心角が小さく、ボールのつかまりはひかえめで弾道もやや上がりづらい面もあり、中上級者のシニアの方が飛距離と方向性を求めやすい特徴で、一般的な体力のある初心者で振りやすさを重視の方は初代「GROIRE」がおすすめです。
2014年 発売ドライバー
JETSPEED ドライバー

フェース下部でのインパクトもバックスピンを抑制し、安定した飛距離に貢献する「スピードポケット」が、初めてドライバーに採用されたヘッド『JETSPEED』ドライバー。重心距離が「RBZ2」より前側の低い位置になり、高い打ち出し角とロースピンを生み出し、さらなる飛距離向上を実現します。
JETSPEED ドライバー | |||
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ヘッド重量:199.5g | |||||||
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打感 | |||||||
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これまで発売されていた「RBZ」シリーズの後継モデルになり、発売当時は海外女子ツアー選手の使用率が高かったヘッドです。重心スペックは初代、2代目「RBZ」の中間辺りになり、オーソドックな丸型形状で投影面積が大きく見える外観や、ミスヒットの強さも向上し低スピンの高弾道が打ちやすくなったモデルです。初心者の方もHS43m/s前後辺りから扱えますが、スライスをおさえやすいヘッドではないので、ロフト「10.5°」の選択で最初はロフト調整を「+1.5°」増やして、しっかりフェースターンの練習をしてみるのがおすすめです。
シャフトの選択では、「TM1-214」は先端の走りが良く弾道も上がりやすいので、一般的な体力があればフレックス「S」が推奨です。
SLDR S ドライバー

2013年に発売された「SLDR」を、やさしく進化させた『SLDR S』ドライバー。クラブ重量を「SLDR」より10g軽量化させ重心位置を低・前重心化することで、あらゆるスイングスピードのゴルファーに対して高弾道・低スピンを打ちやくし、飛距離性能を高めるディスタンス系ドライバーです。「SLDR」には非搭載だった、フェース下部のミスヒットに強い「スピードポケット」が搭載され、クラウン部は視覚的に投影面積が大きく見え、ターゲットに対して構えやすいホワイトカラーを採用しています。
※US仕様はヘッドカラーがシルバー色です。
SLDR S ドライバー | |||
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ヘッド重量:203.3g | |||||||
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打感 | |||||||
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「SLDR」よりも重心角が大きくなったことで、オートマチックにヘッドがターンしやすくなりボールも上がりやすいヘッドです。-2.0°オープンフェースのアスリート系ヘッドなので、初心者の方は慣れるまで意識的にフェースターンさせる動きが必要なので、しっかりスイング作りをしたい方におすすめで、この辺がハマってくると飛距離性能も求めやすい特徴があります。
ネック部の調整機能は非搭載なので、HS40m/s前後でしたらロフト「11°」「12°」辺りで、ソール部の「SLDR ウエイト」をドローポジションから試打してみるのがおすすめです。
シャフトの選択では、「TM1-414」はゆったり動くタイミングが取りやすいシャフトで、一般的な体力でしたら「S」で問題ないと思います。標準カスタムから選ぶ時は、カウンターバランス(グリップ側が重くヘッドが軽く感じ振り抜きやすい)効果で、少しスピーディーにやさしくスイングしたい方は「FUBUKI J 60」が推奨です。
GROIRE F ドライバー

”プレミアム・アスリート”という新コンセプトのもと開発された3代目『GROIRE F』ドライバー。フェース下部のミスヒットに強いGROIRE F専用設計の「スピードポケット」、クラウン部で約4g、トゥ側を約0.5g軽量化し余剰重量を低重心化させ、トゥ側にウェイトを配置することで、ドローバイアスでやさしくつかまる高弾道を打ちやすいヘッドです。
2015年2月に、フジクラシャフト「Speeder 569 EVOLUTION Ⅱ」が装着され、シャフトのカラーに合わせヘッドのロゴやバッジなどを同色にした『GLOIRE F ドライバー ORANGE VERSION』が限定発売されています。
GROIRE F ドライバー | |||
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ヘッド重量:194.3g | |||||||
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打感 | |||||||
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初代「GLOIRE」よりも重心角が大きくなり、ややオートマチック性を高めながら、やさしさとシャープさを兼ね備えた初代ゆずりのイケメン顔のヘッド。アドレスでは+0.8°のほぼスクエアなフェースアングルで、初代より重心深度が浅くやや高さをおさえた低スピン弾道で飛距離性能も高いので、やさしさも重視しながら少しドライバーで攻めたい初心者の方が扱いやすいモデルです。
光沢のある白ヘッドは好みが分かれますが、ボールの上がりやすさで選ぶなら初代「GLOIRE」、ミスヒットの強さで選ぶなら『GROIRE F』がおすすめです。
シャフトの選択では、一般的な体力でHS40m/s前後でしたら「GL-3300-S」で、ロフト角「11°/12°」の選択なら高弾道をイメージしやすくなります。
R15 460ドライバー

2001年「R300 Ti TOUR」からはじまった、テーラメイドのフラッグシップ「Rシリーズ」。これまで「最適弾道理論」「ヘッド大型化」「重心・弾道・ロフト調整」「白ヘッド」「低・前重心化」など、さまざまなテクノロジーの進化を遂げてきましたが、「Rシリーズ」史上最高傑作として投入された『R15 (460cc)』ドライバー。「SLDR」で一つだったウェイト(18g)が今モデルは2つ(12.5g)搭載され、スライドさせる事で低・前重心を確保しながら、細かな弾道調整も可能にしています。白ヘッドも立体的で構えやすく進化し、よりアドレス時の安心感と振りやすさを向上させています。
今モデルは、中弾道ストレートで低スピンの430ccヘッド「R15 430」ドライバーも発売されています。
R15 460 ドライバー | |||
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EVOLUTION |
ヘッド重量:203.0g | |||||||
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打感 | |||||||
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落ち着きのあるマットな白ヘッドに、これまでハード目だった「Rシリーズ」「SLDR」から一転、やさしいテイストのR系最終モデルです。ヘッド重量は重めですが、+0.5°のややフックフェースに、投影面積の大きな丸形形状はやさしいイメージをだしやすく、ほどよいボールのつかまりと弾道も上がりやすいヘッドです。
重心深度が浅いヘッドなので、ミート率が低いうちは弾道が上がりづらい面もあり、初心者さんがロフトを選ぶ時は「11°」「12°」辺りで、これから安定したスイングをしっかり身につけたい上昇志向の強い方におすすめです。
シャフトの選択では、一般的な体力でHS40m/s前後でしたら「TM1-115-S」で、カスタムから選ぶ時は、高弾道を打ちやすい「Diamana R 60」「Tour AD MJ-6」辺りが推奨です。
2015年 発売ドライバー
AEROBURNER ドライバー

2007~2010年に発売されていた「BURNER」シリーズが、テクノロジーをアップデートさせ、よりミスヒットに強くダイナミックな飛びを実現するヘッドとして投入された『AEROBURNER』ドライバー。
空力特性を高めヘッドスピード向上に貢献する「レイズドセンタークラウン」、サイズが拡大されたフェース下部のミスヒットに強い「スピードポケット」、「レイズドセンタークラウン」の両側には、立体的に見せるヘッドシェイプとデザインを採用することで、構えやすさと打ちやすさを実現しています。
AEROBURNER ドライバー | |||
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ヘッド重量:199.0g | |||||||
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打感 | |||||||
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空力特性を高めるため、クラウン中央部が少し盛り上がり立体的に見える特徴的な外観で、ヘッドがゆるやかにターンする長い重心距離と、力強い弾道がでる浅重心のヘッドで、フェースターンのパワーを活かした高初速、高弾道の飛距離性能が高いヘッドです。
標準シャフトはしなりを感じやすく、クラブ重量も軽量なので振りやいですが、長めの重心距離に重心角も小さいので、右方向のミスが多い初心者さんは、一旦保留しながら他のヘッドを探してみるのがおすすめです。
GROIRE G ドライバー

「GROIRE F」ドライバーの追加ラインナップとして発売された『GROIRE G』ドライバー。史上最大の「スピードポケット」が搭載され、オフセンターヒット時の飛距離ロスが少なく、「GROIRE F」よりもヘッドの厚みが10mm薄くなり、やさしく高弾道を打ちやすくしています。ボールのつかまりを向上させる「ドローウェイト」「ドローバイアスフェース」など、高弾道とつかまりに加え軽量設計で、ヘッドスピードが遅めのゴルファーを対象としたドライバーです。
GROIRE G ドライバー | |||
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ヘッド重量:194.0g | |||||||
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打感 | |||||||
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「GROIRE F」よりもやさしい位置づけで、ボールのつかまりや弾道も上がりやすいヘッドです。やさしいヘッドですが、クラブ総重量が軽くシャフトもかなりやわらかいので、一般的な体力の初心者さんが、これからフェアウェイウッドやアイアンをそろえる時、ドライバーだけ重量がかなり軽くなり、他のクラブと振り心地がそろわない現象がおきやすくなるので、パワーに自信のない初心者さんにおすすめです。
クラブセッテイングの重量もチェックする参考数値として、HS38m/s前後の方が「270g」のドライバーを使ってる時は、「フェアウェイウッド:290g」「ユーティリティ:315g」「5アイアン:350g」辺りの重量帯が推奨です。
M1 460 ドライバー

これまでの「Rシリーズ」から、新たなフラッグシップモデルとしてリリースされ、Multi Material(複数の材料)の頭文字からネーミングされた『Mシリーズ』。初代となる『M1 460』ドライバーは、クラウン部に7層のカーボン・コンポジットを採用しヘッドの軽量化を図り、低重心化/ボール初速アップに貢献。進化した調整機能「Tトラック・システム」が搭載され、ドロー/フェードの弾道調整とスピン量の調整が可能になり、クラウンのデザインもツートンカラーに一新され、より構えやすいデザインになり、ハードヒッター向け「M1 430」も発売されています。
2016年8月、ダスティン・ジョンソンの初のメジャータイトル奪取に貢献した、「M1 SPECIAL EDITION DRIVER」が限定発売されています。
M1 460 ドライバー | |||
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EVOLUTION2 |
ヘッド重量:204.5g | |||||||
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打感 | |||||||
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低スピンの強弾道で操作性と飛距離性能を併せもち、米国男子、欧州男子、日本国内の3大ツアーでモデル別使用率1位を獲得し、プロや上級者の方が弾道イメージをだしやすく、ヘッド重量が重く打感もしっかりしているので、とくにパワーヒッターの方と相性が良く、しっかり叩いても左方向のミスをおさえられる特徴です。
標準シャフト「TM1-116」は中間部のしなりが大きく、初心者さんも振りやすいやさしいシャフトが装着されてますが、ヘッドとのバランスを考慮すると、一旦保留して他のヘッドを探してみるのがおすすめです。
2016年 発売ドライバー
M2 ドライバー

飛距離性能と調整機能が特徴の「M1」と、大きなスイートエリアで寛容性が特徴の『M2』ドライバー。2016年からのフラッグシップモデルは、性格の異なる2モデルをラインナップしています。
ソール部の調整機能は非搭載ですが、クラウン部の構造などは「M1」と同じで流線型クラウンにより空気抵抗を抑制し、ヘッドスピードとボール初速アップに貢献します。
M2 ドライバー | |||
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ヘッド重量:199.8g | |||||||
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打感 | |||||||
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発売当時クラブ契約がフリーだった、タイガーウッズやロリーマキロイが使用していることで話題になり、「M1」ドライバーより寛容性が高く、直進性と飛距離性能を特徴としたヘッドです。ボールのつかまりは「M1」より少しよくなってますが、スピン量が少ないアスリート系のヘッドで、初心者さんが”もし”選ぶなら、スポーツ経験者で力に自信のある方が良いと思います。完成度の高いバランスのよいヘッドですが、「M1」ドライバー同様、初心者さんは『M2』ドライバーも一旦保留して他のヘッドを探してみるのがおすすめです。
GLOIRE F2 ドライバー

3代目「GROIRE F」と同じ〝プレミアム・アスリート″のコンセプトで開発された『GLOIRE F2』ドライバー。”やさしさ”を徹底的に追求し、「GROIRE F」より貫通型スピードポケットの長さが12%大きく深さが2.7倍深くなり、スイートエリアが20%拡大。新重心設計、洗練されたヘッドデザイン、ミスヒットへの寛容性、つかまりやすさ、狙いやすさなど、全面的にアップデートされています。
GLOIRE F2 ドライバー | |||
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EVOLUTION3 |
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EVOLUTION4 |
ヘッド重量:196.0g | |||||||
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打感 | |||||||
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同じ流れを汲む前モデル「GLOIRE F」は+0.8°のフックフェースでしたが、『GLOIRE F2』は+0.3°とよりスクエアなフェースアングルになり、ソール前方にある「スピードポケット」のサイズが大きくなったことで、「GLOIRE F」よりフェース下部のミスヒットに強くボール初速を向上させたヘッドです。
ニュートラルな操作性でヘッドの返りもゆるやかなので、初心者の方がヘッドターンの動きを覚えやすく、スイングが慣れてくればドローやフェードなど打ち分けもしやすいので、扱いやすいヘッドで、よりやさしさを求める方におすすめです。
シャフトの選択では、一般的な体力でこれからゴルフを始める方は「GL-6600 S」や、スイングができ始めもう少ししっかり打って見たい方は、ボールがつかまりやすく高弾道を狙える「Speeder 569 EVOLUTION3」辺りが推奨です。
2017年 発売ドライバー
M1 460 2017 ドライバー

2015-16年シーズンに、ツアーで高い使用率を誇った『Mシリーズ』がフルモデルチェンジ。2代目『M1』ドライバーは、新素材のグラファイトコンポジットを採用することで、初代「M1」ドライバーより非金属部分が43%増え、11g軽量化することで余剰重量を最適な重心に配置。バックトラックのウェイトも10g→12gに変更され、重心移動距離を64%アップさせ、外観ではカーボン部分の面積を広げ、構えやすさと始動のイメージを向上させています。
ハードヒッター向け「M1 440」も発売されています。
M1 460 2017 ドライバー | |||
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EVOLUTION3 |
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ヘッド重量:204.5g | |||||||
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打感 | |||||||
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初代「M1 460」と同じオープンフェースで、しっかり叩いても左方向のミスをおさえられるパワーアスリート向けのヘッド。初代「M1 460」よりも打感がやわらかくなり、重心深度も深くなったことでボールは上がりやすくなりましたが、ヘッド本来の性能を引き出すには、スイングはもちろん自分で操作できる技術も必要なので、初心者の方は一旦保留して、違うヘッドを探してみるのがおすすめです。
M2 2017 ドライバー

「M1」ドライバーの兄弟モデルになる2代目『M2』ドライバーは、トゥ側のソールのつなぎ目を改良した「ジオコースティック・デザイン」により、初代「M2」よりもフェースサイズを7%拡大させ高い寛容性を実現。深さが前作比3倍になった新設計の「スピードポケット」が搭載され、よりやさしく高弾道低スピンで飛ばせるようにアップデートされてます。
M2 2017 ドライバー | |||
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ヘッド重量:199.6g | |||||||
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打感 | |||||||
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初代「M2」よりもシャープでオープンフェースのアスリートライクな顔つきになり、打点にのバラツキに強く、反発力も向上したことで、高弾道低スピンで飛ばせるヘッドです。
「M1 460」よりもつかまりがよく、深い重心とラージフェースで曲がりづらい特徴もありますが、全体の中ではつかまりがおさえられたヘッドなので、初心者の方は一旦保留して違ヘッドを探してみるのがおすすめです。
2018年 発売ドライバー
M3 460 ドライバー

「M1」ドライバーの後継モデル『M3』ドライバー。フェースをねじる概念の「ツイストフェース」が新たに搭載され、打点ミスに強く従来フェースで生じた約15ヤードの曲り幅を軽減。従来よりもフェースが20%薄く17%軽量化され、「M2 2017」と比べスイートエリアが67%向上し、ボール初速アップ、スイートエリア拡大に貢献する「ハンマーヘッド」テクノロジー、進化した「Yトラック・システム」で重心深度の移動距離も拡大され、飛んで曲がらないテクノロジーが搭載されたモデル。
ハードヒッター向け「M3 440」も発売されています。
M3 460 ドライバー | |||
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EVOLUTION4 |
ヘッド重量:202.1g | |||||||
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打感 | |||||||
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「M1 460」ドライバーよりスピン量が少なくなり、つかまるイメージをおさえた-2.4°のオープンフェースで、ボールをつかまえていく打ち方と相性が良く、中高弾道のストレートボールで攻めやすいアスリート向けのヘッドです。初心者の方でスイングや打点が不安定な時は、キビシイしい面もありますが、「M1 460」よりもボールが上がりやすく、ソールの調整機能も弾道に反映されやすくなったので、自分のレベル向上に合わせながらウェイトのポジションを調整し、がんばって練習してドライバーを打つ技術をしっかり身につけたい方におすすめです。
シャフトの選択では、「KUROKAGE TM5-S」はやや硬くヘッド重量も重いので、HS43m/s以上でしっかり打つイメージの方に推奨です。カスタムから選ぶ時は、先端の動きでヘッドスピードと弾道を上げやすい「Diamana RF60」がおすすめです。
M4 ドライバー

「M2」ドライバーの後継モデル『M4』ドライバー。兄弟モデル「M3」ドライバーと同じ「ツイストフェース」「ハンマーヘッド」テクノロジーが搭載され、ソールの弾道調整を省いたシンプルなヘッドです。
「M2」ドライバーより19g重いウェイトが搭載され、フェースの高反発エリアも67%拡大し、大型高慣性モーメントでオートマチック性を高めています。
M4 ドライバー | |||
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EVOLUTION4 |
ヘッド重量:199.3g | |||||||
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打感 | |||||||
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「M3 460」ドライバーよりやや投影面積の大きい丸型形状で、操作性よりは高初速高弾道をオートマチックに打ちやすいヘッドです。「M3 460」ドライバーに比べ重心距離が長いので、ボールのつかまりは抑えめになり、ボディーターンのスイングでしっかりボールをつかまえないと、右方向のミスがでやすい特徴もあります。全体の中ではつかまりがおさえられたヘッドなので、初心者さんは一旦保留して違ヘッドを探してみるのがおすすめです。
シリーズではアイアンも発売され、こちらは初心者さんも打ちやすいので要チェックのアイアンです。
M GLOIRE ドライバー

「M3/M4」ドライバーで新たに搭載されたテクノロジー、弾道のバラつきを抑え真っすぐ遠くへ飛ばせる「ツイストフェース」と、ボール初速を向上させ圧倒的な飛距離を生む「ハンマーヘッド」が『M GROIRE』ドライバーに採用され、ドローバイアスウェイトとバックウェイトの効果も加わり、寛容性の向上と高弾道の飛びを実現しています。
M GLOIRE ドライバー | |||
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EVOLUTION TM |
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ヘッド重量:196g | |||||||
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打感 | |||||||
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「Mシリーズ」よりも、明るいカーボンコンポジットを採用したことで投影面積が大きく見え、ほぼストレートなフェース角とヒール側のボリューム感のあるデザインは、46インチの長尺を感じさせない構えやすいドライバーです。
テークバックではフェースが開きづらく、インパクトからフォローにかけてオートマチックにヘッドがターンしてくれるので、やさしさと飛距離を求めたい初心者さんにおすすめで、スイングを身につけるほど右方向のミスをおさえ、爽快な弾き感でビックドローが打ちやすいヘッドです。
シャフトの選択は標準シャフトのみで、Sフレックスで約281gの軽量に仕上げられ、パワーのない方が振りやすい重量帯ですが、HS43m/s前後でもしっかり振っていけるので、クラブセッテイングの重量などもチェックしながら検討してみるのがおすすめです。
2019年 発売ドライバー
M5 ドライバー

「M3/M4」ドライバーに搭載された「ツイストフェース」「ハンマーヘッド」に加え、ヘッドの反発力をルール上最大限にチューニングする新テクノロジー「スピードインジェクション」を搭載した『M5』ドライバー。「ツイストフェース」も前モデルより20%薄くなった構造になり、より飛んで曲がらないフェースに進化し、幅広い調整が可能になった調整機能、スイートエリアも約66%アップさせやさしさも向上しています。
ハードヒッター向け「M5 TOUR DRIVER」も発売されています。
M5 ドライバー | |||
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EVOLUTION5 |
ヘッド重量:201.0g | |||||||
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打感 | |||||||
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「M」シリーズ奇数モデルの流れを汲む『M5』ドライバーは、方向性と飛距離性能を求められ、初速の速い重い球が打てるアスリート向けヘッド。
ヘッドはゆるやかにターンしますが、42.2mmの長い重心距離をしっかり戻してこないと右方向のミスがでやすく、「M3」や当時の他社モデルよりスピン量が少ないので、ある程度のパワーと技術も必要になり、初心者の方は一旦保留して違ヘッドを探してみるのがおすすめです。
M6 ドライバー

「M4」ドライバーの後継になる『M6』ドライバー。兄弟モデル「M5」と同じ「ツイストフェース」「ハンマーヘッド」「スピードインジェクション」テクノロジーを搭載。ソールの弾道調整機能は省かれ、46gの大きなウェイトが配置されたことで、低・深重心設計になりやさしさと安定性を高めています。
M6 ドライバー | |||
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EVOLUTION5 |
ヘッド重量:199g | |||||||
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打感 | |||||||
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「M」シリーズ偶数モデルの流れを汲む『M6』ドライバーは、「M5」よりもシャローフェース(ヘッドの厚みが薄い)で深い重深度なので、弾道が上がりやすく飛距離性能も求められるアスリート向けヘッド。
『M6』も重心距離が長めですが、「M5」よりも重心角が大きいのでオートマチックにヘッドターンしやすく、ミスヒットに強い高MOIヘッドのゆるやかにターンするヘッドの動きがつかめれば、曲がりの少ない強い弾道が打ちやすく、ボディーターンの打ち方を練習して、しっかり飛距離につなげたい初心者さんにおすすめです。
シャフトの選択では「FUBUKI TM5 2019」は、フレックスSでも柔らかめなのでHS40m/s辺りの方におすめで、カスタムから選ぶ時は高弾道を打ちやすい「VR-6」が推奨です。
2020年 発売ドライバー
SIM ドライバー

「M」シリーズで培ったテクノロジーをベースに、スイング中の空気抵抗を可能な限り減らしたヘッドシェイプの『SIM』シリーズがリリース。形状をややトゥ側に約20°傾けたアシンメトリーデザインにより、ハーフウェイダウン~インパクトにおける空気抵抗を低減させヘッドスピードアップを実現し、ボールスピード向上につなげています。『SIM』ドライバーは、「スライディング・ウェイト(10g)」を弾道傾向に合わせて調整することで、最大40ヤード幅の左右弾道調整を可能にしたヘッドです。
SIM ドライバー | |||
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EVOLUTION6 |
ヘッド重量:202.3g | |||||||
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打感 | |||||||
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前モデル「M5」よりヘッドの座りが良くターゲットに合わせやすくなり、深すぎない重心深度と低いスイートスポット位置の設計はとくにスピン量が少なく、飛距離/操作性/方向性/打感など、トータルバランスが良いアスリート好みのヘッドです。
「M5」よりスイートスポットも広く寛容性も向上してますが、全体の中ではつかまりを抑える特徴のヘッドで、左への大きなミスや吹け上がりを嫌うパワーヒッターと相性が良く、パワーのある初心者さんでも、ボールをつかまえられないと右方向のミスがでやすい面もあり、初心者の方は一旦保留して違ヘッドを探してみるのがおすすめです。
SIM MAX ドライバー

「M6」ドライバーの後継モデル『SIM MAX』ドライバー。「SIM」ドライバーに搭載されている「スライディング・ウェイト」が省かれ、ヒール側に18gのウェイトを搭載。フェースサイズが約8%大きくなり、シリーズの中ではいちばんMOIが高いやさしさで、ややスピン量を上げて直進性と高弾道を生み、ミスヒットに強い寛容性を実現しています。
SIM MAX ドライバー | |||
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EVOLUTION6 |
ヘッド重量:200.1g | |||||||
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打感 | |||||||
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フェースアングル-1.5°のオープンフェースでつかまり過ぎをおさえる外観に、「SIM」ドライバーよりヘッドターンがゆっくりオートマチックに動きやすく、直進性の高い低スピン高弾道を打ちやすいヘッドです。
やや重いヘッドですが、重心深度も深いので弾道の安定感が高く打点ミスにも強いので、一般的な体力のある初心者さんで、ボディーターンでしっかりフェース管理できるスイングの練習をして、ドライバーの安定感を高めたい方にもおすすめです。
シャフトの選択では、「TENSEI BLUE TM50」は、中間部のしなりを感じやすいシャフトで、HS40m/s前後の方におすすめで、カスタムにラインナップされている3つのシャフトは、つかまりをおさえた特徴があり、中でもつかまるのが「Diamana ZF 60」になり、振りやすさも含め推奨のシャフトです。
SIM MAX D ドライバー

「SIM MAX」にさらなるつかまりやすさと高い寛容性を実現した新たなシリーズ 『SIM MAX D』ドライバー。スライスを抑制するためヒール部分にドローバイアスウェイトを搭載し、短い重心距離によるボールのつかまりやすさに加え、「SIM」シリーズで最も大きくスイートエリアが広いフェース(ワイドスイートエリア設計)の採用により、さらなる高い寛容性を実現しています。
SIM MAX D ドライバー | |||
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ヘッド重量:200.3g | |||||||
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打感 | |||||||
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ドローバイアス設計ですが、ガッツリボールをつかまえてくれるヘッドではなく、ほんの少しフェースターンがしやすい、ニュートラルなヘッドの操作性が特徴です。「SIM MAX」はトゥ側にボリュームがある洋ナシ形状で、『SIM MAX D』はセンターからヒール付近にボリュームがある丸型形状でつかまるイメージをだし、SIM3兄弟の中ではいちばん柔らかい打感です。
「SIM MAX」と『SIM MAX D』はどちらもハード目なヘッドになりますが、大まかに「SIM MAX=つかまりをおさえミスに強いヘッド」か、『SIM MAX D=ややつかまりが良くSIM MAXよりミスに弱い』2つの特徴を、初心者さんがどう選択するかがポイントになってきます。
シャフトは「SIM MAX」と同じ「TENSEI BLUE TM50」が標準装着され、カスタムシャフトが分からない初心者さんは、標準シャフトを選択するのが推奨です。
SIM GLOIRE ドライバー

「SIM」シリーズで培った、テーラーメイドの最新テクノロジーを搭載し、飛距離性能と直進性を活かしながら、グローレシリーズのやさしさと振りやすさを併せ持つ『SIM GROIRE』ドライバー。高い反発性能が特徴の「ZATEC チタンフェース」と「貫通型スピードポケット」を採用することで、スイートエリアが「M GLOIRE」に比べ飛躍的に向上しています。
SIM GLOIRE ドライバー | |||
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ヘッド重量:195.0g | |||||||
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打感 | |||||||
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スクエアなフェースアングルとトゥ側の白いラインが細くなったことで、フェース向きを合わせやすいスッキリ安心感のある構えやすさに、大きな重心角でオートマチックにフェースターンしやすく、前モデル「Mグローレ」より少しつかまりをおさえながら、初速性能と直進性が高い低スピン高弾道を打ちやすいモデルです。
前モデル「Mグローレ (9.5°/フレックスS)」のクラブ重量が281g、『SIM GROIRE (9.5°/フレックスS)』は278gと軽量に仕上げられ、小さなパワーでも効率よくヘッドパワーをだして、飛距離性能高めたい初心者さんにおすすめです。(※ロフトの選択は大きい方が、よりやさしくなります。)
シャフトの選択では、「Air Speeder TM-S」は軽量シャフトですが、しっかり目のしなり感がありHS40m/s前後の方に推奨です。
2021年 発売ドライバー
SIM2 ドライバー

数多くのツアープロの勝利によって高い性能が証明された『SIM/SIM MAX』シリーズのテクノロジーを継承し、ボディ一体型の「ミルドバックカップフェース」は慣性モーメントの向上とスイートスポットの拡大を実現し、「フォージドアルミコンストラクション」と共に、低スピン+高弾道で飛ばし、高い操作性も備える『SIM2』ドライバー。
SIM2 ドライバー | |||
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ヘッド重量:202g | |||||||
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打感 | |||||||
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発売当時、多くのテーラーメイド契約プロが使用した『SIM2』ドライバーは、3モデルの中で最も低スピン設計のヘッドで、前モデル「SIM」ドライバーのウェイト「10g」から、『SIM2』ドライバーは「16g」のウェイトが搭載されることでMOIが約「9%」向上し、スイートエリアも広がったことで、より寛容性を高めながら高初速と高弾道で飛距離を伸ばせ、適度なヘッドの操作性もあるアスリート好みのヘッドです。
-1.5°のオープンフェースに、2時方向がやや張り出した洋なし形状は、アドレスでスッキリした輪郭がハードめな印象を与え、ボールをつかまえながらしっかり叩けるイメージでのヘッドで、ヘッド後方が高いハイバック形状はレベルブローでしっかり打ち出せるスキルも必要になりますので、初心者の方は一旦保留して違ヘッドを探してみるのがおすすめです。
SIM2 MAX ドライバー

新開発「フォージドミルドアルミニウムリング」をはじめ、革新的なアイデアとテクノロジーを搭載し、SIM2シリーズの中で直進性が高い『SIM2 MAX』ドライバー。
ヘッド後方には3兄弟モデルの中でも一番重い「24g」のヘビーウェイトが搭載され、従来のドライバー構造では難しかった「高初速」「飛距離」「寛容性」の共存を実現したヘッドです。
SIM2 MAX ドライバー | |||
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ヘッド重量:199g | |||||||
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打感 | |||||||
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前モデル「SIM MAX」と同様に、ゆるやかなフェースターンの動きは変わりませんが、ほんの少し打感がやわらかく弾き感が増したバランスのよい軽快な打感で、ボールのつかまりと弾道高さが向上し”やさしさ”を感じられるヘッドに進化しています。
初速性能やボールの上がりやすさも向上し、安定感のあるビックキャリーのストレート~フェードで攻めやすい弾道です。「SIM2 MAX-D」よりもボールのつかまりは抑えられ、ヘッドの操作性を求めるよりは、ブレづらいヘッドをボディーターンでしっかりスイングできれば、シンプルにヘッドのパワーを引き出しやすいので、これからスイング作りをがんばる初心者の方におすすめです。
全体のヘッドの中ではつかまりづらいヘッドなので、インパクト付近でフェースが開かない練習をすれば、あまりヘッドスピードに影響なく打てる感じがあり、パワーのある方はかなり高弾道になるので、慣れてきたら自分好みの弾道高さのイメージに合うシャフト選びができると、より爽快なショットを楽しめるヘッドです。
SIM2 MAX D ドライバー

2021年モデルのテーラーメイドは「SIM2」「SIM2-MAX」『SIM2-MAX-D』の3兄弟がラインナップされ、Shape(形状)へのこだわりを打ち出した革新的なテクノロジーは今モデルで2代目。すべてのパーツの進化と最適化を図り、さらなる飛距離性能と寛容性を高めたシリーズに進化しています。『SIM2-MAX-D』ドライバーは3兄弟モデルの中でつかまり性能が最も高いドローバイアス設計で、従来「D」シリーズはスライスを抑制しますが弾道が低くなる傾向を、「22g」のヘビーバックウェイトを搭載することで弾道改善に成功させたヘッドです。
SIM2 MAX-D ドライバー | |||
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ヘッド重量:201g | |||||||
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打感 | |||||||
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「 SIM2 MAX 」「SIM2-MAX-D」はMOIの数値が特に高く、2021年までのヘッドでこの2機種は、当サイトのおすすめでもあります。「SIM2-MAX-D」はつかまりを向上させ、前モデル「SIM-MAX-D」よりも若干弾き感が増した速めの球離れで、3モデルの中でいちばん重心距離が短く、フェース側のウェイトがヒール寄りに搭載されることで大きな重心角となりフェースターンしやすく、「22g」のヘビーバックウェイトの効果で、前モデル「SIM-MAX-D」よりもスピン量が多く高弾道を打ちやすい特徴です。
やさしさも前モデル「SIM-MAX-D」より大きく向上し、むずかし過ぎず、やさし過ぎずのニーズで選びたい初心者さんにおすすめで、意識してヘッドターンを練習していけばハイドローも出やすく、適度にスピンも入る安定した弾道の上がりやすいヘッドです。
ヘッドスピードは、40m/s以上ないと弾道が上がりづらい面もありますので、ロフト選び(40m/s前後や以下の方はロフト12°推奨)に気をつけてください。

2022年 発売ドライバー
STEALTH PLUS+ドライバー

従来の「SIM」ドライバーに変わる位置づけの『ステルスPLUS+』ドライバーは、フェース寄りに10gのレール式ウェイトを搭載し、個々のプレーヤーに応じて左右方向の重心位置を変更できる浅重心モデル。3モデルの中では一番低スピンを特徴としたヘッドになり、寛容性を高めながら初速アップによる飛距離性能も追求したアスリートモデル。左右方向の重心位置を変更できる「スライディングウェイティングシステム」を搭載。
STEALTH PLUS+ ドライバー | |||
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ヘッド重量:201.9g | |||||||
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打感 | |||||||
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スライド式の可変ウェートを搭載し、3モデルの中では一番低スピンを特徴としたヘッドになり、前モデル「SIM2」ドライバーより寛容性を高めながら、初速アップによる飛距離性能も追求したアスリートモデル。寛容性を高めながら左を警戒するパワーヒッターの方と相性が良いですが、弾道高さを抑える傾向など、寛容性を高めたとはいえ操作性を求められる性格のヘッドはシビアな面もあるので、打ちやすさ、やさしく飛距離を求めたい初心者の方は一旦保留して違ヘッドを探してみるのがおすすめです。
STEALTH ドライバー

カーボンを戦略的に採用しエネルギー伝達を最適化することで、ボール初速が飛躍的に向上したドライバー『ステルス』シリーズ。従来の「MAX」モデルに変わる位置づけの『ステルス』ドライバーは、バックウェイトの固定ウェートの周辺を重くし低・深重心化させ、高慣性モーメントを実現した寛容性の高いヘッド。「ステルスプラス」と比べMOIが15%大きく、よりやさしく高弾道/低スピンで直進性の高い弾道が打ちやすいモデル。3モデルある『ステルス』シリーズの中でスタンダードモデルに位置付けられ、前モデル「SIM2-MAX」の後継になります。
STEALTH ドライバー | |||
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ヘッド重量:201.2g | |||||||
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打感 | |||||||
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外観は「SIM2-MAX」と同じオープンフェースの洋なし形状で、「SIM2-MAX」よりも喰いつき感のある打感になり、3モデルの中でいちばん重心距離が長く、ボールのつかまえやすさは「SIM2-MAX」より抑えられています。シリーズの中では寛容性の高いヘッドになりますが、全体の中でみるとヘッドスピードとミート率を要求されるので、初心者の方は一旦保留して違ヘッドを探してみるのがおすすめで、「SIM2-MAX」と比較するならるなら、ボールが上がりやすい「SIM2-MAX」の方がおすすめです。
STEALTH HD ドライバー

従来の「MAX-D」モデルに変わる位置づけの『ステルスHD』ドライバーは、重量設計をヒール側に設置するドローバイアス設計を採用し、フェースをスクエアに戻してインパクトしやすく、よりつかまった球を打ちやすいモデル。
STEALTH HD ドライバー | |||
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ヘッド重量:199.6g | |||||||
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打感 | |||||||
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3モデルの中でもドローバイアス設計でボールのつかまりがよい『ステルスHD』ドライバーは、オープンフェースの「ステルスプラス」「ステルス」とは異なり、アドレスをした時にスクエアなフェースアングルで打感も少し弾き感が強めのヘッドです。
外観は従来の「SIM」シリーズと比べ、引き締まったブラックカラーになりシャープさが増したので”むずかしそう”なイメージもありますが、ニュートラルなボールのつかまりや初速性能の高さは、これからスイングやクラブの動きを練習し、ドライバーを得意クラブにしていきたい初心者さんにおすすめのヘッドです。
中、上級者好みのテイストなので”がっつり”つかまるヘッドでもなく、ラクに高弾道で飛ばせるヘッドではないので、近年のヘッドでアスリート系でやさしさを求める方は「SIM2 MAX D」がおすすめです。
STEALTH GLOIRE ドライバー

2012年発売のシリーズ初代から「飛び、やさしさ、美しさ」を追求してきた「 GLOIRE 」シリーズが、「 STEALTH 」シリーズの「カーボンフェース」とテーラーメイド独自の「ツイストフェース」を融合させた革新的な60層の「カーボンツイストフェース」など、最新テクノロジーを搭載。前モデル「 SIMグローレ 」はヘッドラインナップが1種類でしたが、今モデルは「 ステルスグローレ 」、「 ステルスグローレプラス 」の2モデルラインナップ。「 ステルスグローレ 」は調整機能が非搭載のモデルになります。
STEALTH GLOIRE ドライバー | |||
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ヘッド重量:194.0g | |||||||
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打感 | |||||||
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クラブ長さが 46インチ で調整機能が非搭載の「 ステルスグローレ 」は、投影面積は大き過ぎず、クラシックな見た目と空気力学に優れたやや洋なし型の形状で、高弾道のためのバックウェイトや、つかまりのためのドローバイアスウェイトなど、大きな慣性モーメントでやさしく飛ばせる特徴のヘッドです。前モデル「 SIM グローレ」と比べ、直進性と弾道の上がりやすさが大きく向上し( H.S40m/s時 )、打感も「 SIM グローレ」はトランポリンで跳ねるような感覚だとすると、「 ステルスグローレ 」は地面を踏みしめるような、喰いつきながらもよりソリッドになった、しっかりとした手応えがあり、コントロール性能も向上していると感じます。
とくに、パワーのない方や、H.S43m/s 以下の初心者さんにおすすめで、構えやすさや振り抜きやさすさに加え、弾道の上がりやすさにミスヒットの強さなど、総合的に打ちやすいクラブに仕上がっています。パワーのある方やヘッドスピードの速い初心者さんは、シャフト重量( 40g台 )が軽いので、一旦保留するか「 ステルスグローレ プラス」を候補にヘッドを探してみるのがおすすめです。
STEALTH GLOIRE+ ドライバー

ネック部調整機能( カチャカチャ )が非搭載の「 ステルスグローレ 」は、ロフト=9.5°、10.5°、11.5°/ライ角=58°/クラブ長さ=46インチ に対して、「 ステルスグローレプラス 」は調整機能が搭載され、ロフト=9.5°、10.5°/ライ角=56°(スタンダードポジション)~60°(アップライトポジション)/クラブ長さ=45.75インチ(純正シャフト)に、クラブ長さ45.25インチの3種類の標準カスタムシャフトが用意されています。
ヘッド重量:198.2g | |||||||
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打感 | |||||||
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ヘッドの性能や形状は「 ステルスグローレ 」と変わりませんが、ネック部の調整機能が搭載されることでほんの数グラム重く、アドレスした時にネック周りの見え方が違います。この辺はあまり気にならないと思いますが、シャフトのラインナップとして、タイミングが取りやすく、高弾道で飛ばしやすい「 Tour AD CQ-5 」、CQ-5より全体的に硬さがあり、強い弾道でランが出るイメージの「NX GR 50」、CQ-5と比べ中間部から先端部にかけての剛性が高く、中高弾道で、左右のブレが少ないイメージの「 Diamana GT 50 」が用意され、スイングがしっかりしてきた、H.S43m/s以上の初心者さんで、より自分に合うドライバーを使いたい方におすすめです。またシャフトが合わなければ、調整機能が搭載モデルだとカンタンにシャフト交換できる面もあります。
2023年 発売ドライバー
STEALTH 2 PLUS+ドライバー

ソールに配置された 15g のスライドウェイトで、スイングスタイルや打ちたいショットに応じて性能をカスタマイズできる「 ステルス 2 PLUS+ 」ドライバー。リーズ中で最も低スピンを意識した設計で、新しい特殊強化カーボンコンポジットリングやカーボン使用量の増加、15g の後部ウェイトのおかげで卓越した寛容性の高さを手に入れました。前モデルのステルス PLUSドライバーと比較して約 9 パーセントMOIを向上させてます。
STEALTH 2 PLUS+ ドライバー | |||
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ヘッド重量:202.3g | |||||||
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打感 | |||||||
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前モデル「 STEALTH PLUS+ 」ドライバーと同様に、スライド式の可変ウェートを搭載し、3モデルの中で一番低スピンを特徴としたヘッド。ヘッド後方に搭載された「イナーシャジェネレーター」の設計が見直され、後方に5mm拡張され重量も増えたことで、高い慣性モーメント(MOI)を維持しつつ、ミスショット時の許容性を向上し、前作よりもさらに心地よい打感を実現しています。中級者以上のパワーヒッターで、自分のスイングに対して柔軟な調整をしたい方と相性が良く、操作性が高い分、ある程度のヘッドスピードとミート率が必要になるので、打ちやすさ、やさしく飛距離を求めたい初心者の方は、一旦保留して違ヘッドを探してみるのがおすすめです。
ステルス 2 ドライバー

シリーズの中で、スタンダードモデルとして位置付けている「 ステルス2 」ドライバーは、前モデルの優れた性能を継承しつつ、細部まで丁寧にブラッシュアップされ、イナーシャジェネレーターの後方に配置された 25g のタングステンウェイトにより、高いMOI性能を実現しています。様々なプレイヤーが使用することを想定し、バランスの取れた性能を提供しています。TSS(テーラーメイド・スイング・ウェイト・システム)ウェイトは戦略的にソールに配置され、最適な打ち出しとスピン性能を叶えます。
STEALTH 2 ドライバー | |||
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ヘッド重量:200.7g | |||||||
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打感 | |||||||
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「PLUS」ほど尖った性能を求めず、「HD」ほどつかまりを意識する必要もなく、ドローやフェードのバイアスを極端にシフトせず、基本的な直進性を持ちつつ、自分のスイングにフィットさせやすいバランスのよい中立的な設計が特徴の「 ステルス 2 」ドライバー。前モデル「 ステルス 」ドライバーより、安定性を高めるために高いMOIを備え、ミスヒット時の方向性や飛距離の損失を抑えることができ、より一貫したショットを実現しやすいヘッドです。クセがなく構えやすいので、ターゲットに集中しやすく、「 ステルス2 」「 ステルス2 HD 」はヘッド後方に赤いリングが見え、投影面積がやや大きく見える視覚効果など、外観からも良いフィードバックを得ることができます。打感もインパクトの瞬間、ボールがフェースに吸い付くような感触と、ボールを力強く打ち出す感触が得られ、この「弾き感」と呼ばれる感触は、特に初心者や中級者がプレー中の自信につながることも多く、「 ステルス 2 」はこの辺の恩恵を受けやすいのも特徴です。
ある程度ヘッドスピードがあり、スイングが安定し始めている初心者さんで、クセの少ない設計で成長に合わせてクラブを調整したい方や、クラブの性能を最大限に活用して、さらなるスキル向上を目指すがんばる初心者さんにおすすめです。
STEALTH 2 HD ドライバー

フルボディカーボン構造による軽量化を利用し、「 ステルス2 HD 」では 30g のものウェイトをイナーシャジェネレーターのヒール側に配置されています。高弾道でつかまりやすく寛容性が進化し、「 ステルス2 HD 」は、「 ステルス2 」シリーズの中で最も安定性が高く、極めて高いMOIで寛容なドライバーといえます。
STEALTH 2 HD ドライバー | |||
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ヘッド重量:202.1g | |||||||
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打感 | |||||||
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HDは「High Draw」の略称で、ドローバイアスを強めた設計で、従来モデルよりも重心距離が短くヒール側にウェイトが配置され、スライスに悩むゴルファーに最適化されています。外観も前モデルよりフェース向きがスクエアになり、ヘッド後方に赤いリングが見えるデザインは、構えやすく安心感のある形状になっています。しっかりとしたインパクトはあるものの、前作よりもマイルドで心地よい打感になり、実際にスイングを覚えてきた初心者さん( H.S43m/s )に打ってもらうと、オフセンターヒット時でもサイドスピンが軽減され、安定したキャリーと飛距離を得られる弾道が多く、前作よりボールのつかまりも向上してるので、ある程度のヘッドスピードがあり、やさしく真っ直ぐ飛ばしやすいドライバーで、これまでの技術を着実に向上させたい初心者の方におすすめのヘッドです。
2024年 発売ドライバー
Qi10 LS ドライバー

個々のプレーヤーに応じた弾道調整機能を併せ持つ、ロースピンに特化した「 Qi10 LS ドライバー 」。新たな弾道調整機能『NEW エアロトラックスライディングウェイトシステム』を採用。前モデル「STEALTH 2 PLUS」ドライバーに比べ、MOI は大きく変わりませんが、ウェイトをより前方、低い位置に移動することが可能となりロースピンを実現。さらにヒール側のスライディングウェイト(18g)の一部をカーボンソールパネルで塞ぐことで、空気抵抗を抑制しヘッドスピード向上に貢献します。
Qi10 LS ドライバー | |||
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ヘッド重量:201.6g | |||||||
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打感 | |||||||
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ツアー、上級者向けの設計で、低スピン性能と操作性を兼ね備え、前モデル「 STEALTH 2 PLUS+ 」の後継になる「 Qi10 LS 」ドライバー。ヘッド形状に大きな変化はありませんが、素材と構造(マルチマテリアル構造)の進化、空力性能や打感の向上に加え、スイートエリアの拡大により多少のミスでも安定したショットが得られ、十分な飛距離と方向性を維持しやすくなっています。
ヘッドスピードが速く、スピン量を抑えたいゴルファーをターゲットにしたヘッドなので、打ちやすさ、やさしく飛距離を求めたい初心者の方は、一旦保留して違ヘッドを探してみるのがおすすめです。ヘッドスピードが速くアスリート志向の初心者の方は、ミスヒットした弾道からスイングについてのフィードバックを受け取ることで、速やかに改善を図ることができるメリットもあるので、「 Qi10 LS 」ドライバーの弾道や打感、音によるフィードバックは非常に役立つので、選択肢に入れておいても良いかと思います。
Qi10 ドライバー

「 STEALTH 2 」の後継になる「 Qi10 」ドライバーは、シリーズの中でスタンダードモデルに位置付けらています。前作よりヘッド後方を 4mm 伸ばしたことで、オーソドックスな形状ながらも安心感のあるヘッド形状になり、21g のバックウェイトをヘッド後方に配置。数量限定でヘッドのカラーにスタイリッシュなデザインを加えた「 Qi10 デザイナーシリーズ 」も発売されました。
Qi10 ドライバー | |||
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ヘッド重量:200.0g | |||||||
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打感 | |||||||
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飛距離と寛容性をバランスよく兼ね備え、MOIは「 STEALTH 2 」より 5% 大きく、重心点が低く抑えられたことで、ミスヒットに強く高弾道と適正なスピン量を実現し飛距離と直進性を両立したバランスのよい「 Qi10 」ドライバーです。外観は丸型をベースにした大きめの洋ナシ型で、アドレスした時の安心感と、適度な操作性をイメージできるやさしいデザインです。「 ステルス2 」ドライバーより、スピン量はやや少なめですが、低スピンになりすぎず適度なスピンが掛かることで、ボールがつかまりやすく、高弾道でキャリーを稼ぎしっかり飛距離もでる特徴があります。
とくにむずかしいヘッドのイメージはありませんでしたが、スイングが確立してきたヘッドスピード( ヘッドスピード43m/s / 10.5°推奨 )のある初心者の方で、今後の上達を見込んでフェードやドローを打ちやすく、適度に弾道を操作しやすいヘッドを探してる方におすすめです。
ざっくりカスタムシャフトの特徴
Tour AD VF-6
・スイングスピードが速く、しっかりとしたリズムでスイング。
・しっかり叩けて、左へのミスを減らしたい
SPEEDER NX BLACK 60
・ボールがつかまりにくいと感じているゴルファー。
・オートマチックに飛ばせる低スピンシャフト。
Diamana WB 63
・低スピンで、吹き上がりを抑えたいゴルファー
・風に負けない力強い弾道の叩き系シャフト
Qi10 MAX ドライバー

前モデル「 ステルス2HD 」が、歴代テーラメイドの中でMOIが一番大きい「 8,599g㎠ 」という数値でしたが、「 Qi10 MAX 」ドライバーは、テーラメイド初となる「 10K=10,000g㎠ 」を超えた、超高慣性モーメントが特徴のヘッドです。 慣性モーメントは、インパクト時の安定性とやさしさ(ミスヒットしてもクラブが開きにくい)を図る上で大切な指標で、カーボンウッドで生みだされた余剰重量により、シリーズ最大のヘッドサイズを実現しています。余剰重量をヘッド前方と後方に配置し、ヘッド後方に 約30g のウエートが搭載され、ヘッド全体の慣性モーメントを大幅に向上させたモデル。限定カラーの「 Qi10 MAX 」デザイナーシリーズも発売されてます。
Qi10 MAX ドライバー | |||
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ヘッド重量:199.1g | |||||||
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打感 | |||||||
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シリーズの中で、いちばんミスヒットに強くドローバイアス設計で、「 Qi10 」と比べオートマチック性が高く、やさしく高弾道を描きやすい特徴をもってます。スイートエリアが大幅に拡大されたことでオフセンターヒットにも強く、クラブヘッドの安定性も極めて高いので、飛距離を伸ばしたいと考えるゴルファーや、安定したショットを求めるゴルファーに向いたヘッドです。試打には純正シャフトを使用しましたが、「 Qi10 」よりヘッドスピードの必要はなく、ボールのつかまりも良く、適度なスピン量もありボールも上がりやすいので、やさしいドライバーを使いたい初心者の方や、ティーショットをより安定させたい初心者の方におすすめです。
ざっくり純正シャフトの特徴
Diamana BLUE TM50-S
・従来のDiamana BLUEの特徴である、 先端側の剛性が高めで、中間部から手元にかけてしなる 感覚はそのままに、キック具合から中高弾道で強く曲がりにくい直進性の高い球筋。
・ヘッドスピードが平均的なゴルファー。
・タイミングが取りやすいシャフトを求めるゴルファー。
BRNR Mini ドライバー

90年代半ばにツアーを席巻した「 Burner TI Bubble 2(バーナー チタン バブル 2)」にインスパイヤされ、、時代を超えて愛され続けるデザインに、現代のテクノロジーを融合した「 BRNR Mini Driver Copper(バーナー ミニ ドライバーカッパー) 」。カッパーの色合いから、ソールに刻印された当時のブランドロゴまで、性能だけでなくディテールにも拘ったテーラーメイドのミニドライバーが復活。
バーナー ミニ ドライバーカッパー | |||
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ヘッド重量:209.2g | |||||||
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打感 | |||||||
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自分に合うテーラーメイドのドライバーを見つけよう!

今回は、ざっくり『テーラーメイド』のドライバーをご紹介させていただきました。
飛距離性能はどのヘッドも申し分なく、自分に合うか?合わないか?がクラブ選びの根本的な基準になってきます。
ヘッドの性能に併せて、さらにヘッドの動き方の特徴なども参考にしてみると、より選びやすくなると思います。
弾道が上がりやすいモデル
弾道が上がりやすいモデル | ||
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モデル | ||
M GLOIRE | ||
SIM2 MAX | ||
STEALTH GLOIRE+ | ||
Qi35 MAX | ||
SIM GLOIRE |
フェースから重心位置が遠い位置になる「重心深度=深い」モデルで、インパクトでロフトが安定しやすく、適度にスピンが入り高い打ち出し角で、弾道の安定性が高いヘッドです。
初心者さんで「弾道の上がりやすさ」で選びたい方は、候補に入れておきたいヘッドです。
ヘッドターンしやすいモデル
ヘッドターンしやすいモデル | ||
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モデル | ||
SLDR | ||
R1 | ||
R15 460 | ||
M1 460 | ||
JETSPEED |
シャフト軸からフェース面の重心までの距離が短い「重心距離=短め」のモデルで、フェースターンがしやすくヘッドの操作性が高いヘッドです。
どれも重心深度は浅いので、かんたんにボールは上がりませんが、初心者さんで「パワーはあるけどボールが右に飛びやすい」方は、候補に入れておきたいヘッドです。
ヘッドターンしづらいモデル
ヘッドターンしづらいモデル | ||
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モデル | ||
AEROBURNER | ||
STEALTH | ||
STEALTH GLOIRE | ||
SIM GLOIRE | ||
SIM2 MAX | ||
M5 | ||
GROIRE G |
シャフト軸からフェース面の重心までの距離が遠い「重心距離=長い」モデルで、ゆっくり動きやすいフェースターンで、インパクトのパワーを出しやすいヘッドです。
ボディーターン系のスイングと相性が良いですが、初心者さんは重心距離が長いので、インパクトでフェースを戻しきれないムズカシイ面もありますが、初心者さんには、重心角が大きくオートマチックにヘッドが返りやすい「SIM GLOIRE」、パワーのない方は「GROIRE G」がおすすめです。
テーラーメイド ドライバーの名器
テーラーメイド ドライバーの名器 | ||
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モデル | ||
GROIRE 2012 | ||
GLOIRE F2 | ||
M2 2016 | ||
M2 2017 | ||
SIM 2 MAX |
構えた時の「顔」、新型に負けない飛距離性能と安定性、振り抜きの良さなど、トータルでヘッドの完成度が高く、現在も中古市場で人気の高いハイコスパモデル。
「 M 」「 SIM 」シリーズはヘッドスピードとミート率が要求されますが、どのヘッドもスイングのレベルを上げながら長く使えるので、慣れてきたらより自分のスイングに合うシャフトを探しながら、色々な面で深い部分を知れるヘッドです。
自分のスイングに合うドライバーを見つけられたら、初心者さんもよりゴルフを楽しむことができます。
使ってるうちに、ゴルフクラブに求めるニーズが色々と出てくるので、その時は問題を解消してくれるヘッドをまた探せば良いだけなので、まずはドライバーを得意クラブにして頂くためにも、今回は世界的に人気がある『テーラーメイド』のドライバーをご紹介させていただきました。
※試打は全て純正シャフトを使用。
※スペックなどは当サイト調べ。