ドライバー選びで、多くのアマゴルファーさんが好捕に挙げる人気メーカーキャロウェイ。
今回は、キャロウェイのドライバーを使ってみたいけど「どれが良いのか分からない」初心者アマゴルファーさんに向け、『初心者さんが使いやすいキャロウェイのおすすめドライバー』を、あまり古いモデルではなく現在でも通用する2015年モデル以降から発売順にご紹介。
キャロウェイの歴史
実業家であるイリー・リーブス・キャロウェイが、1982年にゴルフクラブメーカー「Hickory Stick USA」を買収し、社名を「Callaway Hickory Stick USA」としてスタート。1989年に他ではできない重量配分のキャビティバック「S2H2」アイアンを発売し大人気ゴルフメーカーに。同年社名を「キャロウェイゴルフ・カンパニー」と改称。1991年「ビッグバーサ」、1995年「グレートビッグバーサ」ドライバーは日本でも大ヒットし、その後1997年「オデッセイ・スポーツ社」を買収。
常識にとらわれることなく、全く新しいコンセプトとデザイン、科学的に設計されたクラブで誰にでも使いやすく、多くのゴルファーにゴルフを楽しんでもらえるギア作りをコンセプトにした世界的なゴルフメーカーです。
キャロウェイの主な契約プロ
USPGAツアー/LVゴルフ男子
・ジョン・ラーム
・ザンダー・シャウフェレ
・サム・バーンズ
・キム・シウ
JGTO 国内男子ツアー
・石川 遼
・河本 力
・深堀 圭一郎
・河本 力
JLPGA
・西村 優菜
・上田 桃子
・河本 結
・笹生 優花
・柏原 明日架
※2024/06現在
2015年発売ドライバー
XR ドライバー

2013年に発売された「X2HOT」の後継モデル『XR』は、飛距離を伸ばしたいアベレージゴルファー向けに開発され、XRの”R”はRacingをイメージさせるスピードを生み出すシリーズです。リブ構造によってフェースを軽量化し高反発エリアを拡大する「R-MOTOフェース」が採用され、ミスヒット時でも飛距離ロスが少ないように設計れています。「X2HOT」よりも約17%低重心化され、ロースピンの強弾道で飛距離の向上とサイドスピンを抑え直進性も向上し、空力特性の効果でスイングスピードの向上も狙ったドライバーです。
XR ドライバー | |||
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ライ角:59.5° | |||||||
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ヘッド重量:195.7g | |||||||
打感 | |||||||
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-2.0のオープンフェースに重心角も小さめなので、自分でヘッドターンさせボールをつかまえる事で、曲がり幅の少ない低スピン高初速の強い弾道で、飛距離性能を伸ばしやすいヘッドです。初心者の方で一般的な体力の方でしたらスイングしやすいヘッド重量ですが、しっかりヘッドターンできないと右方向のミスが出やすく、弾道も上がりづらい傾向があるので、スイング作りをしっかり練習しながら上達を目指す初心者さんにおすすめです。
シャフトは、一般的な体力の初心者さんなら標準的な硬さで振りやすい「XR (S)」、スポーツ経験がある初心者さんなら、つかまりと高弾道が特徴の「Diamana R60 (S)」辺りが推奨です。
XR PRO ドライバー

「XR」の上位モデルになる『XR PRO』は、440ccのコンパクトヘッドにソール部フェース寄りにウェイトが搭載された浅重心設計に、前モデル「X2 HOT PRO」と比べ約53%低重心化され、兄弟モデル「XR」より低ピン強弾道を実現させた上級者向けのヘッドです。
XR PROドライバー | |||
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ライ角:59.5° | |||||||
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ヘッド重量:199.5g | |||||||
打感 | |||||||
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兄弟モデル「XR」ドライバーよりもヘッド重量が重く、ヘッド体積も440ccの小ぶりなニュートラルバイアス設計は、アドレスした時にシビアな操作性をイメージさせる上級者好みの外観で、パワーヒッターの方がスピン量とつかまりを抑えながら狙って飛ばせる特徴のヘッドです。ある程度のパワーとミート率(効率的にボールを打てる率)がないとボールが上がりづらくキビシイ面もあり、初心者の方は一旦保留しながら他のヘッドを探してみるのがおすすめです。
キャロウェイコレクション ドライバー

2011年発売の初代「LEGACY」ドライバーに採用された高強度なフェース素材「SP-700」に、2000年に飛ぶトライバーとして評判の高かった「E・R・C」ドライバーに搭載された「フラットソール」、「XR」ドライバーに搭載されている「R-MOTOフェース」など、これまでのテクノロジーを凝縮させた新ブランド『キャロウェイコレクション』。形状やクラブの質感、打感、打音にこだわったテクノロジーと感性を結集して作られたヘッドです。
キャロウェイコレクションドライバー | |||
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ライ角:57° | |||||||
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ヘッド重量:193.9g | |||||||
打感 | |||||||
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ヘッド体積450ccのクラシカルな洋なし形状で、フェースターンのエネルギーが大きいやや長めの重視距離と浅い重心深度で設計され、コンパクトな顔を好む中上級者の方で、ヘッドを返しすぎて引っかけのミスが出やすい方や、吹け上がりを抑えたい方と相性が良いヘッドです。初速性能が高く飛距離の面も期待できるヘッドですが、小ぶりに見える引き締まった外観や、右方向のミスヒットとボールの上がりやすさにはシビアな面もあるので、まだミート率が安定していない初心者さんは、一旦保留しながら他のヘッドを探してみるのがおすすめです。
ビッグバーサ アルファ 816 ダブルダイヤモンド ドライバー

キャロウェイ独自のグラビティーコアテクノロジー (ウェイト)により、スピンと弾道をコントロールしながらボール初速の最大化を実現するだけでなく、慣性モーメントを高め安定した弾道をもたらす特徴のヘッドです。2014年発売の「ビッグバーサ アルファ 815」では、グラビティーコアの挿入位置が中央に1ヶ所配置でしたが、今モデルはトゥ側、ヒール側の2ヶ所に設ける事で、プロや上級者が求める最適な弾道や打点位置に、よりフィットさせることが可能になっています。
ビッグバーサ アルファ 816◆◆ドライバー | |||
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ライ角:57° | |||||||
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ヘッド重量:204.7g | |||||||
打感 | |||||||
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当時、石川遼プロが国内メジャー初優勝時に貢献したモデルで、吹き上がりを抑え強い弾道をイメージできるディープフェース (厚みのあるフェース)と重量感のある洋ナシ形状は、アマチュアの上級パワーヒッターからも評価の高かったヘッドです。
左方向のミスや弾道高さを抑え飛距離と方向性を狙えるヘッドですが、速いヘッドスピードとミート率が要求されるので、初心者の方は一旦保留しながら他のヘッドを探してみるのがおすすめです。
グレートビッグバーサ ドライバー

1995年に発売され大ヒットした名器「グレートビッグバーサ」と同じ名を受け継ぎ、今モデルは2014年発売の「ビッグバーサ」ドライバーにも搭載されていた、ヘッド後方のスライド式ウェイト「ペリメーター・ウェイト」を採用。ウェイト重量を約2.5g増やし(10.5g)、従来モデルよりスライドエリアをヒール側へ拡大することでドローバイアスが強化され、最大左右18ヤードの方向修正を可能にし、フォルム/打感/操作性/飛距離性能など、当時の最先端技術を搭載した完成度の高いヘッドです。
グレートビッグバーサ ドライバー | |||
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ライ角:58° | |||||||
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ヘッド重量:203.2g | |||||||
打感 | |||||||
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PGAツアー参戦中の松山英樹プロが長く使用していたスリクソン「ZR-30」ドライバーから、『グレートビッグバーサ』ドライバーへシフトした事で話題になり、新品/中古のどちらも売り切れになるほど大ヒットしたヘッドです。重心特性や打感、ほどよくボールがつかまり、適正スピンで飛距離性能も高いバランスの良いヘッドです。
ヘッド重量が重いので多少パワーがないとスイングしづらい面はありますが、フェースターンの度合いを「ペリメーター・ウェイト」で調整できるので、「やさしすぎず少しむずかしい」のニーズで、レベルに応じて重心特性をチューニングしながら長く使えるヘッドは現在も愛用者が多く、スイングレベルの向上を目指し練習をがんばる初心者さんにおすすめです。
イケメン顔の460ccですがヘッドは小ぶりに見えるので、安心感を求めたい方やH.S43m/s以下の方は、一旦保留しながら他のヘッドを探してみるのがおすすめです。
2016年発売ドライバー
XR 16 ドライバー

ボーイング社と共同開発を進め空力性能を生かし、ボール初速の限界を目指して開発された2代目『XR 16』。前モデル「XR」と比べ、フェース部を約9g軽量化させながら高初速エリアを拡大させ、重心位置も約15%低重心化され、慣性モーメントも10%上がりやさしさが大きく向上。クラウン部30%、ヘッド部10%と前作を超える空力性能を搭載し、高いフェースの反発性能により、振りやすさとやさしさに加え飛距離性能も向上させたヘッドです。
XR 16 ドライバー | |||
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ライ角:59° (10.5°) | |||||||
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ヘッド重量:197.1g | |||||||
打感 | |||||||
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2015年発売の「XR」ドライバーより低重心になり弾道が上がりやすく、ドローバイアスも高められボールのつかまりも向上し、低スピン高弾道でミスヒットの強さもアップデートされたモデルです。一般的な体力の方が振りやすいヘッド重量と、初速性能が高く曲がりづらいストレート弾道は初心者の方も扱いやすくなりましたが、ガッツリつかまるヘッドではないので、少しやさしめのヘッドでスイングの向上を目指しながら、長く使えるヘッドを探したい初心者さんにおすすめです。
シャフトのラインナップも多いので、H.S40前後の方は平均的な硬さでつかまりの良い純正「XR-(S)先中調子」シャフトが推奨で、少しパワーがある方がやさしめのカスタムで選ぶなら、分厚いインパクトでつかまりの良い「SPEEDER Evolution III 先中調子」や、タイミングのとりやすいしなりの「ATTAS PUNCH 中調子」がおすすめです。
XR PRO 16 ドライバー

460ccヘッドの「XR16」に対し、440ccでしっかり叩けるコンパクトヘッドの『XR PRO 16』。ベースとなるテクノロジーは兄弟モデル「XR16」と共通で、つかまりを抑えた重心位置、低スピン設計が操作性と強弾道をもたらし、前作よりアドレス時に見た目の安心感がある大きめのヘッドデザインに設計されてます。国内未発売ですが『XR PRO 16』よりも、さらにつかまりとスピン量を抑えた「XR16 SUB ZERO」も発売されてます。
XR PRO 16 ドライバー | |||
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ライ角:58° | |||||||
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ヘッド重量:200.7g | |||||||
打感 | |||||||
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投影面積が小さいシャープな外観で、やさしく打ちやすいオートマチック性の高い兄弟モデル「XR16」と比べ、ヘッドスピードの速いパワーヒッターの方が、やや重いヘッドの重量感でセミオートマチックな操作性を求められるヘッドです。重心距離が短めでフェースターンしやすく振り抜きの良いヘッドですが、ミート率を高めしっかり叩けないと弾道が上がりづらく、ハードさを感じやすい面があるので、初心者さんは一旦保留して他のヘッドを探してみるのがおすすめです。
ビッグバーサ ベータ 16 ドライバー

2014年9月に発売された、キャロウェイ史上最軽量モデル「ビッグバーサ ベータ14」の後継モデルになる『ビッグバーサ ベータ16』。アクティブシニア層をターゲットに開発され、今モデルは「ヘッドサイズ」「フェース」「打球音・フィーリング」「軽さ」「振りやすさ」の5つのポイントで、前モデルを超える性能とデザインを追求しています。
ビッグバーサ ベータ 16 ドライバー | |||
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ライ角:60.0° | |||||||
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ヘッド重量:188.2g | |||||||
打感 | |||||||
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メンズ用としてはクラブ全体が軽量設計され、丸型の大きな投影面積やつかまりを促すアップライトなライ角と32°の大きな重心角、ヒール側のウェイトなど、ボールのつかまりやすさを向上させながらスライスを抑え、サイドスピンが少ないストレート系の高弾道で攻めやすいヘッドです。
特にパワーが落ちてきて、オートマチックに振りやすくボールをつかまえてくれるドライバーを探すシニア層にハマりやすいクラブで、初心者のシニアさんにもおすすめのやさしいドライバーです。シニア以下の層で一般的な体力の初心者さんは、総重量が軽すぎる事でスイングを崩しやすい面や、ヘッド重量も軽いので効率よくパワーを出しきれない面もあるので、力に自信のない方以外は一旦保留して他のヘッドを探してみるのがおすすめです。
2017年発売ドライバー
GBB エピック スター ドライバー

初速と飛距離性能向上のためにヘッドの動きを根本的に見直し、クラウンとソールをつなぐ「3g」の2本の柱をフェース後方に配置し、クラウンとソールの上下へのたわみを最小限に抑制しエネルギーロスを軽減する「JAILBREAKテクノロジー」が初めて搭載されたシリーズです。『GBB エピック スター』は、低重心・高慣性モーメントでやさしく飛ばせ、重心を調整できるスライド式ウエイト「ペリメーター・ウェイティング」で弾道調整できるヘッドです。(ネック部調整は非搭載)
GBB エピック スタードライバー | |||
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ライ角:58.0° | |||||||
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ヘッド重量:188.2g | |||||||
打感 | |||||||
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2016年発売「XR16」より、ほんの少しつかまりを抑えた一つ上のグレードに位置づけられ、低スピン系で直進性の高い高弾道で攻めやすく、ゆるやかなフェースターンと27°の大きな重心角で、オートマチック性の高さとやさしさを特徴としたヘッドです。
丸型形状でやや大きめの投影面積は、幅広い方が使いやすいヘッドですが、ヘッド重量が軽く純正シャフト装着時はクラブ重量も軽いスペックになるので、パワーに自信ない初心者さんがしっかりヘッドスピードを上げながら、フェースターンの度合いを「ペリメーター・ウェイト」で調整しながら、曲がりの少ない強い弾道を打ちたい方におすすめです。
シャフトとヘッドは非脱着式ですが、カスタムシャフトのラインナップが多く、純正シャフトより少ししっかり目で、タイミングが取りやすくつかまりの良いシャフトなら「Speeder 569 EVOLUTION III」や「FUBUKI V50」辺りが推奨です。
「XR16」との比較では、『GBB エピック スター』はネック部の調整機能が非搭載で、シャフトの長さ45.75インチの軽量ドライバーなので、パワー感を出したい方やレベルに応じてシャフト交換なども考えている方は「XR16 (シャフト長さ:45.5インチ)」の方がおすすめです。
GBB エピック SUB ZERO ドライバー

やさしさを特徴とした「GBB エピック スター」ドライバーに対し、ハードヒッター向けのアスリートモデルとして位置づけられる『GBB エピック Sub ZERO』ドライバー。ソール前後にある「12g」と「2g」2つのウェイトを入れ替えることで、スピン量、打出し角、慣性モーメントが調整でき、ロフト角・ライ角の調整ができる「アジャスタブルホーゼル機能」を搭載。
GBB エピック Sub ZEROドライバー | |||
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ライ角:56.5° | |||||||
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ヘッド重量:204.4g | |||||||
打感 | |||||||
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「GBB エピック スター」と比べ投影面積が小さく、低スピンの強弾道で操作性と飛距離性能を併せもち、ヘッドスピードとミート率の高いパワーヒッターの方がしっかり叩いても、吹け上がりや左方向のミスをおさえやすい特徴のヘッドです。非常にスピン量が少なく力強い弾道でぶっ飛んでくれますが、ヘッドスピードとミート率が要求されるハードなヘッドなので、初心者の方は一旦保留して、違うヘッドを探してみるのがおすすめです。
GBB エピック フォージド ドライバー

「GBBエピック」シリーズの追加モデルとしてアジア限定で発売された『GBB エピック フォージド』ドライバー。チタンとカーボンクラウンのコンポジットの「GBBエピックスター」「GBBエピックサブゼロ」に対し、『GBB エピック フォージド』は、革新的な「JAILBREAKテクノロジー」はそのままに、薄く軽いフォージドチタンフェース(SP700)を採用することで、打感・打音というフィーリングの部分を追求しています。ヒールに「10g」、バックに「2g」のウェイトが搭載され、つかまりの良いやさしさと、スクエアにインパクトがしやすく、ボール初速向上に貢献してくれます。
GBB エピック フォージド ドライバー | |||
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ライ角:58° | |||||||
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ヘッド重量:192.1g | |||||||
打感 | |||||||
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「GBBエピックスター」「GBBエピックサブゼロ」よりやや小ぶりな「450cc」の丸型形状ですが、小ささを感じさせずターゲットに対してスクエアに構えやすい打ちやすさとつかまりを意識できる外観で、「GBBエピックスター」よりややスピン量が多く安定したキャリーで攻められるヘッドです。
バランスの良いニュートラルさと、ヒール寄りのウェィト効果でオートマチックにボールをつかまえやすい特徴があり、扱いやすいヘッドでよりやさしさを求める初心者の方におすすめです。
純正シャフト「Speeder EVOLUTION for GBB」は、フレックスSでも先端が柔らかめで弾道がバラけやすい傾向もあるので、一般的な体力がありしっかりインパクトの練習をしたいH.S40m/s~43m/s前後の方は、純正カスタム「Speeder 569 EVOLUTION IV」辺りも候補として挙げておきましょう。
「GBBエピックスター」と『GBB エピック フォージド』では、一発の飛びで選ぶならスターになり、弾道の安定感やフォージドならではの打感の良さで選ぶなら『GBB エピック フォージド』がおすすめです。
2018年発売ドライバー
ROGUE STAR ドライバー

「GBBエピック」シリーズから採用された「JAILBREAKテクノロジー」が2代目になり、センター部分を細くすることで25%軽量化し、ヘッドのたわみによるエネルギーロスを抑えエネルギー伝達効率を向上。後方部を拡大し深重心化することで、打点がばらついても方向性が安定しやすくなり、「GBBエピック」シリーズに比べ投影面積が大きく慣性モーメントが10%アップされてます。「ローグ」シリーズは3兄弟モデルでラインナップされ、『ローグ スター』はつかまりがよいドローバイアスでスライスを軽減しやすいモデルに位置づけられてます。
ローグ スター ドライバー | |||
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ライ角:58° | |||||||
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ヘッド重量:194.5g | |||||||
打感 | |||||||
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2017年発売「GBBエピックスター」より投影面積が大きく、ややシャローバック形状になった事で高弾道をイメージしやすくなり、ミスヒットにの強さや安定感を高め、よりやさしさと打ちやすさを向上させたヘッドです。
アドレス時は-2.0°のオープンフェースに重心距離も41.9mmと長めなので、始めはつかまりづらさを感じるかもしれませんが、27.5°の大きな重心角がオートマチックにフェースターンしてくれるので、この辺のタイミングを掴んでくればヘッドのエネルギーを活かせ、スライスを軽減しながら、やさしさとつかまりで安定感の高い弾道を求める初心者さんにおすすめです。
2017年「GBBエピックスター」との比較では、『ローグ スター』の方が打ち出し角が高く、やさしく飛距離を伸ばしやすい面が強く、同じ価格帯で販売されていれば『ローグ スター』の方が扱いやすくコスパの高さを感じられると思います。
純正シャフト「Speeder EVOLUTION for CW 50」は先端が柔らかめの先中調子なので、一般的な体力でH.S40~43m/s前後辺りの方がしっかりパワーを出すなら、純正カスタム「Speeder 569 EVOLUTION IV」辺りも候補に入れてみましょう。
ROGUE SUB ZERO ドライバー

やさしさを特徴にした「ローグ スター」に対し、『ローグ サブゼロ』は、ソールに搭載された「2g」と「10g」のウェイトを入れ替える事で重心の深さを可変できスピン量を調整でき、”サブゼロ”と名が付くツアープレーヤー向けにデザインされたモデルです。
ローグ サブゼロ ドライバー | |||
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ライ角:56° | |||||||
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ヘッド重量:199.3g | |||||||
打感 | |||||||
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2017年発売「エピックサブゼロ」よりも、ターゲットに構えやすいフェースアングルになり、やさしさと安定性に加え打感なども大きく向上させながら、しっかり叩いても左方向のミスや吹け上がりを抑えたアスリート向けのヘッドです。
初速性能と飛距離性能が高いヘッドですが、21.2°の小さめの重心角は自分でボールをつかまえしっかり叩きたいパワーヒッターの方と相性が良く、スピン量もかなり少ないので、ある程度のヘッドスピードと安定したスイングがないと、右方向のミスが多くボールも上がりきらないむずかしさがあるので、初心者の方は一旦保留して違うヘッドを探してみるのがおすすめです。
ROGUE ドライバー

やさしさの「ローグ スター」、アスリート向け「ローグ サブゼロ」の中間モデルとして、国内では数量限定で発売された『ローグ』。ソールに後方に搭載された「5g」のウェイト効果で深重心化され、3モデルの中でも一番MOIが大きくなることで、ミスヒット時でも初速性能が落ちづらく、ニュートラルなボールのつかまりで幅広い方が使いやすいヘッドに仕上げられてます。
ローグ ドライバー | |||
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ライ角:58.0° | |||||||
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ヘッド重量:196.4g | |||||||
打感 | |||||||
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外観はやさしさの「ローグ スター」とあまり変わらないシャローバック形状に、適度なつかまりとスピン量の少ない初速性能や、広いスイートエリアはミスヒットにも強く、高い直進安定性と飛距離性能の高さで中上級者に人気があったモデルです。
シリーズの中では一番重心距離が長いので、フェースターンの動きはゆるやかになりますが、しっかりインパクトでボールをつかまえられるようになると、ヘッドパワーを活かした力強い弾道で攻められるので、シャローな軌道(浅い軌道)やボディーターンの基礎的な動きをしっかり練習しながら、ドライバーを打つ技術を身につけたい初心者さんにおすすめです。
2019年発売ドライバー
EPIC FLASH STAR ドライバー

エネルギーロスを軽減する「JAILBREAKテクノロジー」に加え、「エピックフラッシュ」シリーズはゴルフクラブの開発で初めてAIが導入され、従来であれば34年もの長い期間を必要とする測定を、4週間で完成させた未来のフェース「FLASH フェース」が搭載され、ボール初速の最大化と耐久性を確保。シリーズの中で幅広いゴルファーにマッチするモデル『エピックフラッシュ スター』は、ソール後方に装備された「ペリメーター・ウェイティング」で自分好みの弾道調整ができ、ノーマルボーゼル採用の軽量ヘッドでつかまりを重視したヘッドです。
エピックフラッシュ スタードライバー | |||
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ライ角:59.5° | |||||||
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ヘッド重量:194.5g | |||||||
打感 | |||||||
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安心感を与え高弾道をイメージできる投影面積の大きなシャローバック形状や、フェースをスクエアに向けやすいヘッドの座りなど”やさしさ”を重視した外観で、レベルを問わずドライバーが苦手な方がボールをつかまえ、高弾道で打ちやすいように設計されたヘッドです。オートマチック性の高いゆるやかなヘッドターンはシンプルに打ちやすく、大きく進化したフェースを搭載したヘッドは初速性能も高いので、「打ちやすさ」「上がりやすさ」「飛距離」「コスパ」など、初心者の方が求めるニーズにハマりやすいおすすめのヘッドです。
ヘッドとシャフトは非脱着式なので、あとから簡単にシャフト交換はできませんが、H.S40~45m/s前後辺りの方で、振りやすさ重視なら純正シャフト「Speeder EVOLUTION for CW」、つかまりと弾道の上がりやすさで選ぶなら「Tour AD VR-5」、ボール初速と加速感を重視するなら「Speeder EVOLUTION V 569」など、シャフトの性格をチェックしてから選んでみると、より良い結果につながると思います。
EPIC FLASH ドライバー

やさしめの「エピックスター」、アスリート向け「エピック サブゼロ」の中間グレードに位置づけられる『エピックフラッシュ』。ネック部調整機能とソール後方に装備された「ペリメーター・ウェイティング」でより細かなセッテイングができ、「エピックスター」に比べヘッド重量が重く長さが0.5インチ短くなったことで、ミート率を上げやすい特徴の数量限定で発売されたヘッドです。
エピックフラッシュ ドライバー | |||
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ライ角:58.0° | |||||||
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ヘッド重量:200.2g | |||||||
打感 | |||||||
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2019年国内女子ツアーの使用率が高く、松山英樹選手がツアーで使用したことで話題になったドライバーです。ヘッド形状は「エピックスター」とほぼ同じ丸みのあるフォルムで、「エピックスター」より重心距離がやや短くヘッドターンしやすいので、適度なコントロール性と振りやすさを両立させたバランスの良さと、初代「エピック」「ローグ」よりも打感や打音を向上させたヘッドです。
ターゲット層はニュートラルなつかまりを求める中上級者向けですが、45.25インチのクラブ長さはボールをミートしやすく、直進安定性と弾道の上がりやすさは、一般的な体力の初心者も扱いやすく、やさしすぎずムズカシすぎないヘッドで高初速、飛距離性能を求めながらスイングの上達を目指す初心者さんにおすすめのヘッドです。
シャフトの選択では、スイングを覚えはじめの心者さんなら「Speeder EVOLUTION for CW」でヘッドスピードやパワーに合ったフレックスを選び、一般的な体力である程度スイングできるようになり、しっかりパワーをだしたい方はバランスの良い振りやすさの「Diamana ZF 60」が推奨です。
EPIC FLASH SUB ZERO SUB ZERO ドライバー

やさしめの「エピックフラッシュスター」、中間グレード「エピックフラッシュ」、アスリート向けに位置づけられる『エピックフラッシュサブゼロ』。サブゼロシリーズで初めて「ペリメーター・ウェイティング」が搭載され、他の2モデルにはないフェース下部のウェイト効果で、より高初速と低スピン化をベースに飛距離性能と操作性を高めたヘッドです。
プロ向けの要望を取り入れ、ヒール部分に厚みを持たせたややディープフェースの「エピックフラッシュ サブゼロ ダブルダイヤモンド」、445㏄のディープ設計で重心が高くスピン量を増やした「エピックフラッシュ サブゼロ トリプルダイヤモンド」も発売されてます。
エピックフラッシュ サブゼロ ドライバー | |||
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ライ角:56.0° | |||||||
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ヘッド重量:200.2g | |||||||
打感 | |||||||
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「エピックフラッシュスター」「エピックフラッシュ」と同じ460ccですが、振り抜きを重視しやすい投影面積の小さな丸型形状で、パワーがある中上級者さんが左方向のミスを軽減させながら、飛距離性能と弾道操作性を求められるアスリート向けで、2019年モデルの各社ドライバーの中でもトップクラスのボール初速を誇るヘッドです。
弾道イメージをだしやく、つかまりを抑えてくれる上級者好みのオーソドックスなヘッド形状に、叩いてもボールが吹け上がらず中高弾道のライナーで前へ伸びていき、芯でボールを捉えるとエピックシリーズらしい強烈な飛距離性能でぶっ飛んでくれますが、自分でしっかりボールをつかまえられないと右方向のミスがでやすく、重深度も浅いのでインパクトでロフトが立ちやすく、低い打ち出しでスピン量が少なくボールが上がりづらいハードなスペックなので、初心者の方は一旦保留して違うヘッドを探してみるのがおすすめです。
2020年発売ドライバー
MAVRIC MAX ドライバー

2018年に発売された「ローグ」シリーズの後継にあたる『マーベリック』シリーズは、「エピック」シリーズよりやさしい位置づけになり、「マーベリック MAX FAST」「マーベリック MAX」「マーベリック」「マーベリック サブゼロ」の4モデルがラインナップされ、モデル別に解析されたAIフェースにより、従来モデルより初速向上とオフセンターヒットの強さがアップデートされてます。
『マーベリックMAX』は、シャローバック形状で投影面積が大きく、ヒール側に搭載されたウェイト効果でドローバイアス設計と、ヘッド後方に搭載された「14g」のウェイトが高MOIの効果を上げ、スライサーやシニアの方が安定した高いボールスピードを打ちやすいヘッドです。
マーベリック MAXドライバー | |||
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ライ角:59.0° | |||||||
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ヘッド重量:196g | |||||||
打感 | |||||||
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-0.5°のスクエアなフェースアングルに、「マーベリック」「マーベリックSUB ZERO」と比べMOIが大きいので、オフセンターヒット時でも初速やスピン量が極端に変わらず、ミスヒットに強くやさしくボールをつかまえ高弾道で攻めやすい特徴のヘッドです。シリーズの中でも安心感のある大きな投影面積で、オートマチック性も一番高いので初心者さんも扱いやすいヘッドですが、純正標準シャフトは「40g台」の軽量シャフトが装着されているので、あまりパワーがない方も効率よくヘッドパワーを引き出せ、安定したヘッドの動きで飛距離性能を高めたい初心者さんにおすすめです。
ヘッド単体で見てもやさしい傾向なので、少しパワーがある方は50g台/60g台のカスタムシャフトで選んでみたり、ヘッドとシャフトが脱着できるので、レベルが上がってきたらシャフト交換したりなど、長く使えるおすすめのやさしいヘッドです。
MAVRIC ドライバー

2019年発売の「エピック フラッシュ」シリーズと比べフェース素材なども改良され、オフセンターヒット時のボールスピードが格段に向上し、マーベリックシリーズの中でもスタンダードな位置づけになる『マーベリック』。空力を向上させる「サイクロン形状」が搭載され、「ローグ」よりも68%、「エピック フラッシュ」よりも61%の空気抵抗を削減させ、ヘッドスピード42m/s前後辺りの方がスイングスピードを上げやすい設計になっています。
マーベリック ドライバー | |||
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ライ角:58.0° | |||||||
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ヘッド重量:199.3g | |||||||
打感 | |||||||
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