一時代を築いたスーパースター『タイガー・ウッズ』
5年間優勝から遠ざかり、昨年4月にはキャリア4度目となる腰の手術をし絶望的な状態でしたが、少しづつ調子を上げ、年間王者を4試合で戦うプレーオフシリーズの最終戦という舞台で、5年ぶりの復活優勝と節目となるツアー通算80勝目を達成し、最多勝利数82勝を保持するサム・スニード(1912-2002年)まであと2勝へと迫っています。
年間王者は、ジャスティン・ローズ(イングランド)が最終18番(パー5)でバーディを奪い「73」でホールアウト。通算6アンダーの4位タイで終え、年間王者になる条件をクリアし、初の年間王者に輝き賞金1000万ドル(約11億2000万円)を獲得。
タイガー・ウッズ ツアー選手権優勝クラブセッテイング
タイガーは2017年1月に、パター以外の13本のクラブ使用契約をテーラーメイドと締結。ボールはブリヂストンスポーツと契約しウェアはナイキと契約しています。
タイガー・ウッズ 2018クラブセッテイング | |
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テーラーメイド:M3-460 (9.5°) シャフト:三菱ケミカル Diamana D+ White Board 70TX |
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テーラーメイド:M3 (13°) シャフト:三菱ケミカル Diamana D+ White Board 80TX |
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テーラーメイド:M1-2017 (19°) シャフト:三菱ケミカル Diamana D+ White Board 80TX |
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テーラーメイド:TW-Phase1 prototype シャフト:トゥルーテンパー Dynamic Gold Tour Issue X100 |
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テーラーメイド:Milled Grind RAW(56°/60°) シャフト:トゥルーテンパー Dynamic Gold Tour Issue S400 |
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スコッティキャメロン:Newport 2 GSS | |
ブリヂストン:TourB XS |
※2019/04現在。
※プロは頻繁にクラブ調整を行うため、実際使用するギアセッティングとは異なることがあります。
タイガー・ウッズ ツアー選手権優勝使用ドライバー
ドライバー | テーラーメイド:M3-460 (9.5°) シャフト:三菱レイヨン Diamana D+ White Board 70TX |
テーラメイドM3ドライバーは、操作性を感じやすい「M3-440」と、操作性をのこしながら飛距離と直進性が高い『M3-460』が発売され、今シーズン、タイガーが使用するドライバーは、2018年2月に発売された『M3-460 (9.5°)』を使用しています。
弾道のバラつきを低減させるツイストフェースや、重心位置を細かくセッテイングできるYトラック・システムなど、テーラーメイドの最新テクノロジーが搭載されたアスリート向けヘッドです。
タイガーの復活を支えたM3ドライバーは、ほとんどのテーラメイド契約プロが使用し、同じヘッドを使用するロリー・マキロイは、今季ドライビングディスタンス第1位(319.8y)や、タイガーと3日目にラウンドしたジャスティン・ローズも、同じヘッドでキャリー298yをマーク。タイガーもキャリー294yをマークし、世界のトッププレーヤーのティーショットに大きく貢献しています。
タイガー・ウッズ ツアー選手権優勝使用フェアウェイウッド
3W | テーラーメイド:M3 (13°) シャフト:三菱レイヨン Diamana D+ White Board 80TX |
5W | テーラーメイド:M1-2017 (19°) シャフト:三菱レイヨン Diamana D+ White Board 80TX |
2018年2月に発売されたテーラーメイド『M3フェアウェイウッド』
こちらもテーラメイド契約プロの使用率が高く、多くの勝利実績を挙げています。クセのないシンプルで構えやすい形状と、ソール部には移動式ウェイトが装備され、前モデル「M1FW-2017」よりウェイトを約4gアップさせることで、弾道調整の幅を広げながら低重心化も実現させています。
ヘッドスピードが速くミート率が安定している方は、さらなる飛距離アップとあらゆるライに対応できる操作性を活かし、アグレッシブに攻められます。
タイガー・ウッズ ツアー選手権優勝使用アイアン
3I-PW | テーラーメイド:TW-Phase1 prototype シャフト:True Temper Dynamic Gold Tour Issue X100 |
ウエッジ | テーラーメイド:Milled Grind Raw(56°,60°) シャフト:True Temper Dynamic Gold Tour Issue S400 |
こちらは市販されていないプロトタイプの「TW-Phase1(フェーズ1) prototype」
ナイキ契約時代のアイアンは、ナイキ「VR Pro Blades」を使用していましたが、テーラメイドに移籍後は「TGR」という社名を伏せた独自モデルを使用し、2018年5月から新しいアイアン「TW-Phase1 prototype」を本格的に実戦で使用しています。
「TW-Phase1 prototype」の開発には、ナイキ出身のマイク・テーラー氏が携わり、タイガーが求める性能を完成させたようです。ホーゼル部分には「TW.TM.001.04.18」と、完成した日付が刻印されていいます。
同モデルの市販予定は今の所ないと伺っていますが、今回のタイガーの優勝によって「限定モデルで発売?」など、発売に向けての期待度も上がりますが、打ちこなせる技量も調整しておきたい所です。
ウエッジは「Milled Grind RAW(ノーメッキ)」を使用。
タイガー・ウッズ ツアー選手権優勝使用パター
パター | スコッティ・キャメロン:Newport 2 GSS |
多くのツアープロが使用するオーソドックスな「ニューポート」シリーズ。数種類あるニューポートの中でも、角張った形状とプランビングネックが特徴のモダンなブレードが『ニューポート2』になります。
むずかしいパターではありますが、直線的なラインが多いのでスクエアに構えやすく、打ちこなせると繊細な打感や合わせやすい距離感など、所有感も含め満足度の高いパターです。
ツアー年間王者を決めるプレーオフシリーズ第3選「BMW選手権」から、エースパターのスコッティキャメロン「ニューポート2 GSS プロトタイプ」に戻し6位で大会を終え、続く今大会「ツアー選手権」でもエースパターを使用し復活優勝を遂げました。
メジャー14勝のうち13勝を挙げたタイガーのエースパター「ニューポート2 GSS プロトタイプ」は、今大会でも安定したストロークでタイガーを支え、3日目は23パットを記録しています。
素材:GSS(ジャーマンステンレス)
バンパー部スタンプ:TIGER WOODS
フェース面:フルフラットフェースミーリング
グリップ:PING「PP58」を使用。
タイガー・ウッズ ツアー選手権優勝使用ボール
タイガー・ウッズ
本名:エルドリック ウッズ
生年月日:1975/12/30
出身地:カリフォルニア州
宗教:仏教徒
プロ転向:1996年
生涯獲得金額:100億1200万
トリプルグランドスラム達成
海外メジャー:14勝
その他:10勝
米国:80勝
日本:2勝
世界ランク:13位
FedExランク:2位
※ランキングは2018/9/25現在。
PHOTO:WRX