アメリカPGAツアーも第12戦目に入り、2017年02/02~02/05スコッツデール(アリゾナ州)で開催された、世界一の観客数を誇るゴルフ大会(65万人)「ウェイスト・マネージメント・フェニックス・オープン」で、松山英樹選手が通算17アンダーでプレーオフに進出し、2010年全米オープン優勝者ウェブ・シンプソン(米国)を破って優勝。
昨年の同大会では、リッキー・ファウラー(米国)との4ホールに渡る激闘のプレーオフの末、松山英樹選手がツアー通算2勝目を勝ち取った試合でもあり、大会連覇を達成。昨年10月に行われた「WGC HSBCチャンピオンズ」に続く今季2勝目を挙げました。
松山英樹 2016-17シーズPGAツアー
開催日
トーナメント名
順位
10/20~10/23
CIMBクラシック
2位
10/27~10/30
WGC HSBCチャンピオンズ
優勝
12/01~12/04
※ヒーローワールドチャレンジ
優勝
01/05~01/08
SBSトーナメントofチャンピオンズ
2位
01/12~01/15
ソニーオープンinハワイ
27位
01/26~01/29
ファーマーズインシュランスオープン
33位
02/02~02/05
ウェイスト・マネージメント・フェニックス・オープン
優勝
(2連覇)
昨年後半から好調をキープしている松山英樹選手ですが、我々形から入るアマゴルファーの方が気になる「クラブセッテイング」の方は、やや変更があったようです。
松山英樹フェニックスオープン優勝セッテイング
2016年後半にドライバーを、キャロウェイ グレートビッグバーサに変更し、今大会でも同じドライバーを使用。
2017年フェニックスオープン 松山英樹使用ドライバー
キャロウェイ:グレートビッグバーサ シャフトは変更がなくDI-8を使用。 試合中は「スリクソン」のヘッドカバーを使用しています。
2017年フェニックスオープン松山英樹使用ドライバー
ドライバー
キャロウェイ
グレートビッグバーサ(9°)
シャフト
グラファイトデザイン
Tour AD-DI 8 TX
ココがポイント!
2015年発売のグレートビッグバーサは可変式ウェイトが特徴の460ccヘッド。ソールに配置された約15gのウェイトを移動させることでドローやフェードの弾道調整が可能なハイテクヘッド。やさしいヘッドでスピンを抑えながら飛距離を伸ばせ、しっかりした打感のぶっ飛びヘッドです。
キャロウェイ:グレートビッグバーサ
※2015年モデルの為、新品の発売は少なくなっています。
さらに、という方はロリーマキロイ選手はじめ、ツアープロに使用者が多くなってきているGBBの新製品。
2017年2月中旬一部3月下旬入荷予定の新製品『キャロウェイ GBB EPIC 』
ペリメーター・ウェイティングで弾道調整できる「EPIC STAR」と、ソールの前後にある2つのウェイトを交換してスピン量の調整やシャフト交換できる「EPIC SUBZERO」の2モデルが発売され、とにかく飛距離性能の高さは、キャロウェイでもかなりの自信作と言われています。
ロリーマキロイ選手が現在使用している「EPIC SUBZERO(シャフト:エボ3)」を試打した感想では、松山英樹選手の使用している「GBB」は弾き感が強いですが、新製品の「GBB EPIC」の打感はやや軟らかい感触のあと、反発しながら弾き飛ぶ感覚があり、飛距離性能では約10ヤードアップし、やさしさと安定性も向上しているのが分かります。
今期のドライバーでは、間違いなく注目ドライバーに挙げられる完成度の高さがあり、旧GBBと迷ってる方で飛距離とやさしさを求める方でしたら「GBB EPIC SUBZERO」がおすすめです。
キャロウェイ:GBB EPIC
※弾道調整できる「EPIC STAR」
※スピン量などを調整できる「EPIC SUBZERO」
2017年フェニックスオープン 松山英樹使用フェアウェイウッド
テーラーメイド:M2 2017 「テーラーメイド:M2 2017」は、「M2 フェアウェイウッド」と「M2 ツアーフェアウェイウッド」の2モデルが発売され、当サイトでは、まだ試打はしていませんが、前モデルM2 2016より、飛距離性能と寛容性があがり、前評判が高いモデルです。
2017年フェニックスオープン松山英樹使用フェアウェイウッド
3W
テーラーメイド
M2 2017(15°)
シャフト
グラファイトデザイン
Tour AD-DI 9 TX
ココがポイント!
2016年後半は、テーラーメイド:Rocketballz Stage2 (15°)を使用していましたが、今回の優勝セッテイングでは、2017年3月に発売される「テーラーメイド:M2 2017」に変更。
2017年フェニックスオープン 松山英樹使用ユーティリティ
キャロウェイ:APEX UT 「APEXユーティリティ」は、つや消しブラックの落ち着いたヘッドに、飛距離性能と操作性の高い上級者好みのユーティリティ。軟らかい打感でアイアンからのつながりを重視する方と相性がよく、ユーティリティの弾道が吹け上がったり、引っかけたりする方にもおすすめのユーティリティです。
2017年フェニックスオープン松山英樹使用フェアウェイウッド
ユーティリティ
キャロウェイ
APEX(18°)
シャフト
グラファイトデザイン
Tour AD-DI Hybrid 115X
ココがポイント!
2016年後半は、3アイアン テーラーメイド:M2 Tourに、シャフト:Dynamic Gold S400 Tour Issueを使用していましたが、今回の優勝セッテイングでは、2015/12発売された「キャロウェイ:APEX(18°)」に変更。
キャロウェイ:APEXユーティリティ
2017年フェニックスオープン 松山英樹使用アイアン
スリクソン:Z965アイアン 軟鉄鍛造のマッスルバック形状は、まさに、松山英樹選手のように、フェードで正確な距離と弾道コントロールをしたい方におすすめです。軟らかく厚みのある打感に、むずかしすぎない「Z965」は、練習すればするほどアイアンの楽しさが分かるので、上昇志向の強い初心者の方にもおすすめです。
2017年フェニックスオープン松山英樹使用アイアン
4I-PW
スリクソン
Z965
シャフト
True Temper
Dynamic Gold S400 Tour Issue
ココがポイント!
アイアンは昨シーズンまで使用の「Z945」から、2016年9月に発売された「Z965」に変更。
スリクソン:Z965アイアン
2017年フェニックスオープン 松山英樹使用ウエッジ
クリーブランド:588 RTX2.0プレシジョンフォージド ヒール部の高さを抑え、小ぶりで開きやすい操作性の高いウエッジ。松山英樹選手のこだわりを反映したヘッド形状といわれ、形状だけではなく、アメリカの強い芝にも負けない重みのあるヘッドや外観の質感など、完成度の高い上級者向けのウエッジ。
2017年フェニックスオープン松山英樹使用ウエッジ
ウエッジ
クリーブランド
588 RTX2.0プレシジョンフォージド
50-10/56-12/60-10
シャフト
True Temper
Dynamic Gold S400 Tour Issue
ココがポイント!
2015年2月発売の「588 RTX2.0プレシジョンフォージド」
クリーブランド:588 RTX2.0プレシジョンフォージド
※価格が1万円前半で落ち着き、そろそろ完売のショップも多くなってます。
2017年フェニックスオープン 松山英樹使用パター
スコッティ・キャメロン:Newport 2 GSS Timeless 同じパターは流通していませんが、ハンドメイドによるツアーパター「Newport 2 GSS Timeless」の、1ドットモデルはたまに流通していますが、即完売のパターです。コレクションとしても実戦に使用しても、究極の満足度が味わえる一品。
2017年フェニックスオープン松山英樹使用パター
パター
スコッティ・キャメロン
Newport 2 GSS Timeless
ココがポイント!
以前は、1ドットタイプを使用していましたが、今回の優勝では、極上の柔らかいGSS(ジャーマン・ステンレス・スチール)素材を使用した、3ドットの松山英樹オリジナル。
スコッティ・キャメロン:Newport 2 GSS Timeless
※市場で流通する事が少ない即完売モデル。
購入の際は「証明書付」の確認と、偽物も多いのでオークションでの購入は推奨しません。
松山英樹セッテイング
ドライバー
キャロウェイ:グレートビッグバーサ(9°)
シャフト:グラファイトデザイン ツアーAD-DI 8TX
3W
テーラーメイド:M2 2017(15°)
シャフト:グラファイトデザイン ツアーAD-DI 9TX
UT
キャロウェイ:APEX(18°)
シャフト:Tour AD-DI Hybrid 115X
4I-PW
スリクソン:Z965
シャフト:True Temper Dynamic Gold S400 Tour Issue
ウエッジ
クリーブランド:588 RTX 2.0 Precision Forged (52°, 56°, 60°)
シャフト:True Temper Dynamic Gold S400 Tour Issue
パター
スコッティ・キャメロン:Newport 2 GSS Timeless
ボール
スリクソン:Z-Star XV
※プロは頻繁にクラブ調整を行うため、実際使用するギアセッティングとは異なることがあります。
松山英樹選手のメジャーに優勝に期待がふくらむ
松山英樹選手のアメリカPGAツアーでの優勝は日本勢史上最多の4勝目になり、2016-2017シーズンは前半戦から好調をキープし、今後の試合からも目が離せません。
2016-2017シーズン 松山英樹 主なスタッズ
世界ランク
5位
賞金ランク
1位
FedExランク
1位
優勝
2回
平均ストローク
2位(68.89)
平均飛距離
23位(305.7y)
平均パット数
10位(1.694)
現在は世界ランク5位。
ドライバーのソール裏のキズが物語っているように、試合であの1球を打つのにどれほど練習してるかと思うと、ゴルフ好きな我々形から入るアマゴルファーも、ほんの少し、その気持ちが分かる気がしますし、松山英樹選手の応援にも力がはいります。
次なる目標はメジャー優勝になりますが、くれぐれもケガには気をつけて頑張っていただきたい所です。