【戦う武器】全米オープン2017!ブルックス・ケプカ優勝セッテイング!

ツアープロ

2017年の海外メジャー第2戦、全米オープン(2017/06/15(木)~2017/06/18(日)エリンヒルズ(ウィスコンシン州) 7741yd-par72)では、フロリダ出身のブルックス・ケプカ(27)がツアー2勝目にしてメジャー初勝利を挙げて幕を閉じました。

初日からバーディー合戦となった今回の全米オープン。3日目終了時点は首位のブライアン・ハーマンと1打差2位Tで最終日をスタートし、バックナインで3連続バーディを奪い、通算16アンダーまでスコアを伸ばし初のメジャータイトル獲得。

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ブルックス・ケプカ

PHOTO:GDO

ブルックス・ケプカ(27)
国籍 アメリカ プロ転向 2012年
身長 185.0cm 体重 82.0kg
2013年に欧州下部ツアーで3勝を挙げ、2014年はヨーロッパツアーにレギュラー入りし「トルコ航空オープン」で欧州ツアー初優勝を挙げ、2015年アメリカツアーに参戦し、「ウェイストマネジメント フェニックスオープン」では、松山英樹と同じ最終組でラウンドしアメリカツアー初勝利。(松山英樹は2位)

2016年日本ツアーに初参戦し「ダンロップフェニックストーナメント」で優勝。2017年の平均飛距離は307.6ヤードで現在5位(2017年6月現在)。圧倒的な飛距離を武器にするオールラウンドプレーヤー。

全米オープン2017 ブルックス・ケプカ優勝セッテイング

2015年までは、タイトリストと用具契約をしていたケプカでしたが、2016年よりナイキと契約することになりましたが、2016年8月のナイキのゴルフクラブ事業撤退により契約フリーに。(ウェアはナイキと契約中。)

2016年後半は、ドライバーをテーラーメイドM2に、パターをスコッティキャメロンに変更し、今回の全米オープン2017ではケプカ仕様に仕上げられた、ミズノのアイアンを使用して優勝をしています。

ブルックス・ケプカ優勝セッテイング
1W テーラーメイド M2 2016 (9.5°)
シャフト:三菱ケミカル Diamana D+70TX
3W テーラーメイド M2 2017(15°)
シャフト:三菱ケミカル Diamana D+80TX
3I ナイキ Vapor Fly Pro
シャフト:フジクラ Pro 95 Tour Spec X
4I~PW ミズノ JPX-900 Tour
シャフト:トゥルーテンパー DG Tour Issue X100 (4-9) S400 (PW)
ウエッジ タイトリスト Vokey SM5(48-10 F/52-12 F)
タイトリスト Vokey SM4 TVD (60-M) 
シャフト:トゥルーテンパー DG Tour Issue S400
パター スコッティキャメロン
Tour Only T10 Select Newport 2
ボール タイトリスト Pro V1x

ブルックス・ケプカ 全米オープン2017使用ドライバー


ブルックス・ケプカ 全米オープン2017使用ドライバー
1W テーラーメイド M2 2016 (9.5°)
シャフト:三菱ケミカル Diamana D+70TX
2017年ドライビングディスタンス5位のケプカが選んだドライバーは、ぶっ飛びで話題のテーラーメイドM2の2016年モデル。

マスターズ2017では、メジャー初優勝を挙げたセルヒオ・ガルシアがM2 2017で優勝し、これで今年のメジャーは2戦ともM2が、新型、旧型で優勝を挙げています。

M2 2017と比較して、フェース面積が7%小さく打音が少し違いますが、兄弟モデルM1と比較して、打感が柔らかく寛容性の高いやさしめぶっ飛びドライバー。


テーラーメイド M2
※2017年モデルも混在しています。
※USモデルはシャフト、ライ角などスペックが日本仕様と異なります。

ブルックス・ケプカ 全米オープン2017使用フェアウェイウッド


ブルックス・ケプカ 全米オープン2017使用フェアウェイウッド
3W テーラーメイド M2 2017(15°)
シャフト:三菱ケミカル Diamana D+80TX
フェアウェイウッドはM2 2017(15°)を使用。

ロリー・マキロイ、松山英樹はじめ、2017年はツアー使用率の高いM2 2017は、飛距離性能と寛容性を向上させた低重心フェアウェイウッド。


テーラーメイド M2フェアウェイウッド
※国内モデルの純正カスタムはFubuki V60。メーカーカスタム対応。
※USモデルはシャフト、ライ角などスペックが日本仕様と異なります。

ブルックス・ケプカ 全米オープン2017使用アイアン


ブルックス・ケプカ 全米オープン2017使用3I
3I ナイキ Vapor Fly Pro
シャフト:フジクラ Pro 95 Tour Spec X
ナイキ契約時に使用していたギアで、今回変更のないクラブがナイキ Vapor Fly Proの3アイアン。


ブルックス・ケプカ 全米オープン2017使用4I~PW
4I~PW ミズノ JPX-900 Tour
シャフト:トゥルーテンパー DG Tour Issue X100 (4-9) S400 (PW)
これまで、ケプカはナイキ Vapor Proを使用していましたが、ナイキのゴルフクラブ事業撤退以降は、ミズノJPX900 Tourアイアンを使用。

国内では「JPX900 スピードメタル」「JPXフォージド」が発売されていますが、ケプカが使用する「JPX900 Tour」は日本未発売モデルになり、ミズノがタイトリスト契約終了後のケプカに使用してもらうために制作されたと言われるアイアン。

ブルックス・ケプカ 全米オープン2017使用ウエッジ


ブルックス・ケプカ 全米オープン2017使用ウエッジ
ウエッジ タイトリスト Vokey SM5(48-10 F/52-12 F)
タイトリスト Vokey SM4 TVD (60-M) 
シャフト:トゥルーテンパー DG Tour Issue S400

ブルックス・ケプカ 全米オープン2017使用パター


ブルックス・ケプカ 全米オープン2017使用パター
パター スコッティキャメロン
Newport 2 Select T10 Tour Only
ケプカのパターはタイトリスト契約時より「Newport 2 Select T10」を使用。少しの間だけ、ナイキ メゾットパターを使用してた時期もありましたが、やっぱり「Newport 2 Select T10」のようです。

ネック形状は角張った形状とモダンなブレードのNewport 2に、柔らかい打感のテリリウムインサートが埋め込まれたフェースに、キャビティドット内はインサートを留める3つのビスが特徴。

1987年、タイガーウッズがマスターズ初優勝をした時に使用していたパターが、テリリウムインサートを埋め込んだキャメロンパターとして当時話題になりました。ケプカの使用する「Newport 2 Select T10」は、サークルTの刻印があるツアー用のパターで、ほぼ見かけることはありませんが、ネック違いや市販モデルとして限定発売されたNewport 1.5などは、ネットでもたまに見かけるレアパターです。


スコッティキャメロン Newport T10
※スコッティキャメロンは、オークションサイトではなくネットショップからの購入を推奨。
※中古のため、市場在庫は常に変動しています。

全米プロゴルフ選手権も強いケプカ


今回、全米オープンにて初メジャーを獲得したケプカですが、8月に開催されるメジャー大会「全米プロゴルフ選手権」にも強い選手で、2015年5位、2016年は4位と着々と順位を上げ、2017年大会では優勝に大きな期待が寄せられます。

そして、今大会では日本勢37年ぶり2位という快挙を挙げた、松山英樹選手もメジャー初勝利に大きな期待がかかり、これで波に乗るケプカとメジャー勝利を狙う松山の動向から目が離せません。

Photo:WRX

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