どう違う?キャロウェイ GBB EPICドライバーの違いと特徴をチェック!

ゴルフギア選び

2017年2月にキャロウェイゴルフから発売されたドライバー『GBB EPIC STAR』『GBB EPIC Sub ZERO』は、大きな飛距離性能が話題を呼び、我々形から入るアマゴルファーの方にも、気になっている方も多いと思います。

今回は、『GBB EPIC STAR』『GBB EPIC Sub ZERO』の、2つのドライバー選びに迷う方に”選び方のポイント”をご紹介。

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2017年キャロウェイ ドライバーラインナップ


2017年現行ラインナップの位置づけでは、操作性寄りのモデルが『GBB EPIC Sub ZERO』安定性寄りのモデルが『GBB EPIC STAR』になり、まずは、自分の打ちたい弾道イメージから合わせてみると選びやすくなると思います。

『GBB EPIC STAR』『GBB EPIC Sub ZERO』 共通テクノロジー

ぶっ飛びフェース
JAILBREAK テクノロジー


今回発売になった「GBB EPICドライバー」は、ヘッド内にある2本の柱「JAILBREAK(ジェイルブレイク)」が最大の特徴になります。

ここがポイント! 

“たわみ効果”の技術を搭載するドライバーは多いですが、「GBB EPICドライバー」では、インパクト時における余計なヘッドのゆがみや、クラウンとソールのたわみによるエネルギーロスを抑制することで、エネルギーをフェース側に集中させた結果、反発性能をルールぎりぎりまで高められ高初速を生み出す”ぶっ飛びフェース”に仕上がっています。
 

やさしいヘッド
エクソ―・ケイジ&トライアクシャル・カーボン構造

左:エクソ―・ケイジ 右:トライアクシャル・カーボン構造

「GBB EPICドライバー」では、クラウン部とソールのセンター部をくり抜いてつくる「エクソ―・ケイジ」構造によりボディを軽量化させ、カーボン繊維を3軸で編み込んだ新素材「トライアクシャルカーボン」を組み合わせたことで、多くの余剰重量が生まれました。
※1,トライアクシャルカーボン・ソール※2,トライアクシャルカーボン・クラウン

ヘッド中央部分が軽量になり、最適位置に再配分された余剰重量の効果は相対的に上がり、両ドライバーとも、低重心ながら慣性モーメントが非常に高い、やさしいヘッドも大きな特徴になっています。

 

ヘッドスピードアップ
空気抵抗を抑えたヘッドシェイプとNEW スピード・ステップ

『GBB EPIC STAR』『GBB EPIC Sub ZERO』ともに、ヘッド上面の気流を整え、空気抵抗を削減する「スピード・ステップ」を採用。空力性能が改善されることで振り抜きがよく、スイングスピードと飛距離が向上するテクノロジーを搭載。

「GBB EPICドライバー」は、大きなたわみ効果で「ボール初速」を上げ、最適な重量配分で低重心とボールのつかまりがよい高慣性モーメントによる「やさしさ」に、空力特性に優れた「ヘッドスピードアップ」など、やさしく飛距離を求められるテクノロジー満載のヘッドとして話題を集めています。

『GBB EPIC STAR』『GBB EPIC Sub ZERO』の、2つのドライバーをどう選ぶか?が次のポイントになります。まずは、それぞれの大きな違いを見てみましょう。

『GBB EPIC STAR』ドライバー

『GBB EPIC STAR』は、ロフト/ライ角調整機能がなく、ヘッド後方にある約11gの「ペリメーター・ウェイティング」の位置で方向性を調整できるヘッド。ロフトは9.5°/10.5の設定で、標準カスタムシャフトのロフトは10.5°になります。

ペリメーター・ウェイティング

約11gのぺリメーター・ウェイトの位置で、最大左右幅16ヤードの方向修正と、高い慣性モーメントを保ちつつスイングタイプに合わせた調整を可能にしています。

US仕様の『GBB EPIC』ドライバー

US GBB EPIC ドライバー

国内未入荷ですが、US仕様では『GBB EPIC STAR』のヘッドに、ロフト/ライ角調整ができるタイプも発売されています。
※国内仕様の『GBB EPIC STAR』とはスペックが異なります。

『GBB EPIC Sub ZERO』ドライバー

『GBB EPIC Sub ZERO』ドライバーは、やさしい低スピンのプロドライバー。

カチャカチャ調整を使い、スピン量の調整とロフト/ライ角調整で、自分好みのドライバーに仕上げられるヘッド。ロフトは9.0°/10.5の設定で、標準カスタムシャフトのロフトは9.0°になります。

フロント・バック・アジャスタブルウェイト

『GBB EPIC Sub ZERO』ドライバーは、ソールの前後にある2つのウェイト(約12gと約2g)を入れ換える事で、スピン量/打出し角/慣性モーメントの調整を可能にし、約12gのウェイトを前方に取り付けるとスピンを抑え中弾道に、後方に取り付けると高弾道でやさしさがアップします。

アジャスタブルホーゼル

『GBB EPIC Sub ZERO』ドライバーは、2つのリングの組み合わせにより、全部で8通りのロフトとライ角の調整を行うことができます。

ここがポイント! 

やさしくシンプルにボールのつかまりと弾道を左右に調整できるのが『EPIC STAR』で、やさしさの中にカチャカチャを使いロフト/ライ角調整と、前後のウエィトを入れ替えてスピン量の調整ができて、自分に合うドライバーに仕上げる『EPIC Sub ZERO』になります。

GBB EPIC STARとSub ZEROの違い

上部外観

GBB EPIC STAR
GBB EPIC Sub ZERO
ヘッド体積は両モデルとも460ccで全体的に丸みのある形状。

上から見た外観では、カチャカチャ調整がない『EPIC STAR』はボーゼルが短く、『EPIC Sub ZERO』長くなっています。

Speeder EVOLUTION for GBB (S)装着時の重量
EPIC STAREPIC Sub ZERO
ヘッド体積460cm3460cm3
クラブ長さ45.75インチ45インチ
クラブ重さ約293g約306g
ヘッド重量約192g約205g

標準のクラブ長さは『EPIC STAR』の方が0.75インチ(1.905cm)長く、クラブの重さとヘッド重量でも『EPIC STAR』の方が軽くなり、0.75インチ長くなったシャフトでしなりを使いながら、キャロウェイ史上最軽量の「軽ヘッド」で、しっかりヘッドスピードを上げられる仕様になっているようです。

『EPIC Sub ZERO』は「重ヘッド」になり、スイング中もヘッドの位置を感じながら安定性を高められる仕様のようです。

形状

 

GBB EPIC STAR
GBB EPIC Sub ZERO

EPIC STAREPIC Sub ZERO
重心距離約40mm約38mm
重心深度約40mm約41mm
フェース高さ約56mm約59mm
低重心率約60%約63%
※スペックは当サイト調べ。
スペック
※重心距離:シャフトの中心線の延長線上からヘッドの重心までの垂線。短いほうがボールがつかまりやすくなります。
※重心深度:リーディングエッジからヘッド重心までの水平距離。深いほうが打ち出し角が高くなり、スイートエリアが広くなります。
※低重心率:フェース高さと重心高さから割り出す数値。数値が小さいほど重心が低くなります。

両モデルとも低重心モデルになり、バックフェースの形状は『EPIC STAR』が、やや厚みのある”ディープバック”で高弾道/強弾道でランを出しやすく、『EPIC Sub ZERO』は後方が低くなる”シャローバック”で、中~高弾道を打ちやすい形状になっています。

重心距離からは、『EPIC STAR』は直線的に打ちやすく「ペリメーター・ウェイティング」でボールのつかまりと左右の弾道を調整し、『EPIC Sub ZERO』は、ターンがしやすい操作性ヘッドで、前後にある2つのウェイトでスピン量とロフト角を確認しながら調整したい方に向いてるようです。

両モデルもとも薄めのフェースで、打感はやわらかい食い付きのあとボールを弾き打つ感覚があり、響き過ぎないやや低めの中高音系の打音を好む方にもおすすめのヘッド。

『GBB EPIC』標準カスタムシャフト

Tour AD TP
EPIC STAR(5S-10.5°)/EPIC Sub ZERO(6S-9.0°)

『EPIC STAR』は、軽量でしなやかな動きとパワフルな挙動のTP-5S。『EPIC Sub ZERO』は、スピード感とミート率を向上させたTP-6Sが標準カスタム。グリップ下から中間部にかけてのしなりを感じ、中弾道ストレート系のぶっ飛びシャフト。

ヘッド重量トルク調子
EPIC STAR約302g4.4中調子
EPIC Sub ZERO約321g3.2中調子
Speeder EVOLUTION III(S)
EPIC STAR(569-10.5°)/EPIC Sub ZERO(661-9.0°)

『EPIC STAR』は、振り抜きのよい軽量の569-S。『EPIC Sub ZERO』は、しなり戻りを活かした強いインパクトで打つ661-Sが標準カスタム。素直で強いしなり戻りを利用しながら、軽快に加速する先端でつかまりのよい高弾道弾き系ぶっ飛びシャフト。

EPIC STAR約302g4.5先中調子
EPIC Sub ZERO約322g3.8先中調子
FUBUKI V50(S)
EPIC STARのみ(10.5°)

飛距離に特化した”FUBUKI V”。手元側がやわらかく中間~先端にかけ剛性が高くなり、先端側を重くする事でインパクト時のシャフトの挙動を少なくしながら、ボールをひと押ししてくれる当たり負けしづらく、つかまり過ぎないので叩いても左へのミスが出づらいシャフト。

EPIC STAR約300g5.5中調子
Diamana BF 60 (S)
EPIC Sub ZEROのみ(9.0°)

素直なしなり動きが特徴のアスリート仕様。しなりは抑えめですがパワー系の方と相性がよく、タメ込んだしなりを一気に解放しながら方向性と飛距離を求める先端剛性の高いつかまり過ぎないシャフト。

EPIC Sub ZERO約322g3.9中元調子

ここがポイント! 

標準カスタムシャフトは『EPIC STAR』がロフト10.5°、50g台の軽量シャフトで組まれ、『EPIC Sub ZERO』は、ロフト9.0°、60台のシャフトで組まれています。また、好みのシャフトがある場合、オーダーカスタムで組むことも可能になっています。

キャロウェイGBB EPIC使用プロ

主なGBB EPIC使用プロ(海外)
世界ランク名前使用 GBB EPIC
3位ロリー・マキロイGBB EPIC Sub Zero(9.5°)
14位ダニー・ウィレットGBB EPIC(9.0°/US仕様)
19位フィル・ミケルソンGBB EPIC Sub Zero(9.0°)
29位トーマス・ピータースGBB EPIC(9.0°/US仕様)
31位エミリアーノ・グリジョGBB EPIC(9.0°/US仕様)
36位ダニエル・バーガーGBB EPIC(10.5°/US仕様)
37位ライアン・ムーアGBB EPIC(9.0°/US仕様)
39位池田 勇太GBB EPIC Sub Zero
50位ジム・フューリックGBB Epic (US)
61位マーク・レイシュマンGBB Epic (9.0°/US仕様)
98位アダム・ハドウィンGBB EPIC(10.5°/US仕様)
112位石川 遼GBB EPIC STAR(9.5°)
129位パトリック・ロジャースGBB EPIC(10.5°/US仕様)
170位ケリー・クラフトGBB EPIC(9.0°/US仕様)
-位深堀 圭一郎GBB EPIC Sub Zero
主なGBB EPIC使用女子プロ(国内女子)
賞金ランク名前使用 GBB EPIC
6位柏原 明日架GBB EPIC STAR
16位上田 桃子GBB EPIC STAR
44位藤田 光里GBB EPIC Sub Zero
54位佐伯 三貴GBB EPIC STAR
-位テレサ・ルーGBB EPIC STAR
※ランキングは3/9現在。
※プロは頻繁にクラブ調整を行うため、実際使用するドライバーとは異なることがあります。

『GBB EPIC STAR』『GBB EPIC Sub ZERO』


※日本仕様、US使用をご確認ください。

GBB EPIC キャディーバッグ