はずかしくないゴルフシューズ選び②「そろそろBOAかな?」編

小物&ファッション

”あなた”も、あの音を聞くとやはり気になってしまいますか?

ゴルフ場のロッカーや練習場、右からも左からも聞こえてくるあの音。

「カリカリカリッ、カリカリカリッ」

この音は一体どこから?

最近よく聞くこの音の正体は、『ダイヤル式ゴルフシューズ』通称「カリカリくん」の音。 靴ひもがなく、ダイヤルを回すと靴の中に入ってるワイヤーが、靴全体を締めてくれる画期的なシステム。

そろそろ「カリカリしたいなぁ」と思っている人や、仲間に「カリカリくん」を先に使われ、ちょっとうらやましく思ってる”あなた”のために、「まだ買わなくてよかった。」と思っていただければ幸いです。

我々は”あなた”の味方です。

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ダイヤル式ゴルフシューズ

ダイヤル式を搭載したゴルフシューズは、2015年各社発売が出揃い「ダイヤル式元年」になりました。メーカーによって搭載するダイヤルが違うので、使わない知識ですがまずは覚えておきましょう。

ダイヤル部品の違い
Boa社
Boa(ボア)社のダイヤルは、2001年スノーボードブーツに初めて採用され、ゴルフシューズではBoa社のダイヤルが一番多く使われています。
L4
Boa L4/5
Boa L4/5は、右側に回すと締り、突起を引っ張るとゆるみむオーソドックスなダイヤル。
IP1
Boa IP1
最新型Boa IP1は、左側に回すとゆるめられ、微調整がしやすくなっています。
atop社
atop(エートップ)社のダイヤルは、アウトドア系のシューズに多く搭載され、ゴルフシューズではブリヂストンが採用しています。
Atop
atop
右側に回すと締り、左側に回すとゆるむシンプルな構造が特徴。
独自ダイヤル
キャロウェイは独自ダイヤル「CLS(Callaway Lacing System)」を採用。ツアーでも実績があり、しっかりと足にフィットさせる締め付けのよさが好評です。
CLS
CLS
右側に回すと締り、突起を引っ張るとゆるみます。
どのダイヤルも性能面では大差がないので、操作性の好みで選ぶのがよいでしょう。

これが、”あなた”のゴルフシューズについていない『ダイヤル式』の主な種類です。

もう蝶々結びとおさらば!

気になるダイヤル式「カリカリくん」ですが、従来の靴ヒモとどう違うのでしょうか?

カリカリくん靴ヒモ
蝶々結びなしあり
締めかたかるく回すだけヒモを締め上げる
締めつけミリ単位の調整可微調整しづらい
必要なし必要
雨の日伸縮なし伸縮あり
トラブルダイヤルの故障ヒモが切れる
ダイヤル式は、回すだけで内部のワイヤーが足全体を締め付け、微調整も素早くできます。
締め付けがいつも”しっくり”こない人や、非力な女性はとくにおすすめです。

選ぶポイントは「ダイヤル位置!」

ダイヤルだから良いということではありません。ポイントはダイヤルの位置。ダイヤル位置がどこに付いてるかで、購入してからの明暗が分かれてきます。

足幅せまめなら、ダイヤル位置『サイド』
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Callaway Urban Style LS 15 JM
特徴横からの締め付けがしっかりしているので、足幅が狭めの人はサイド。
デメリット前後の締め付けが弱い。
歩いてるとタンの部分がダイヤル側にずれてくることもある。
足の甲が低めの人は、ダイヤル位置『センター』
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adidas pure metal boa
特徴上からの締め付けがしっかりしているので、足の甲が低めの人はセンター。
デメリット前後の締め付けがやや弱い。
バランスのよい締め付けは、ダイヤル位置『リア』
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Foot Joy HYPERFLEX™ Boa
特徴後ろから締めるので、前後の締め付けと横からの締め付けはトップクラス。
デメリット足の甲が低い人は、センターダイヤルの方が締りがよい。海外ブランドなのでサイズ選びに注意。

ダイヤル位置は『サイド』『センター』『リア』に分かれ、自分の足の特徴を知っておくと、さらに履き心地がよくなります。

メーカーによってもダイヤル位置の戦略が違います。

ダイヤル位置『サイド』

キャロウェイ

キャロウェイは、独自のダイヤルを採用。採用して1年経ってませんが、石川遼プロや藤田光里プロなど、ツアープロも試合で履いて実績を残してるので信頼度もあります。

オシャレゴルファーはサドル
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やや重量モデル 
ホールド性&構えやすさ 
レディスありSHG510

ツアースタイル サドル LS 15 JM
2015年3月下旬発売
素材アッパー:人工皮革
ミドルソール:EVA
アウトソール:TPU
重さ約410g(26.5cm)
サイズ24.5-28cm
カラー3色
「細身のシルエット」と「履きやすさ」を両立したスタイル型ゴルフシューズ。女性に人気のモダンなデザインはオシャレ度NO1。

スニーカーのような履き心地はスポーツ
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やや軽量モデル 
柔らかめ&構えやすさ 

ツアースタイル スポーツ LS 15 JM
2015年3月下旬発売
素材アッパー:人工皮革
ミドルソール:EVA
アウトソール:TPU
重さ約370g(26.5cm)
サイズ24.5-28cm
カラー3色
スポーティーなデザインとスニーカーのような履き心地が好みなら「ツアースタイル スポーツ」。

「履きやすさ」「デザイン」の万能型はアーバン

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やや軽量モデル 
柔らかめ&構えやすさ 
レディスあり

アーバン スタイル LS 15 JM
2015年3月下旬発売
素材アッパー:人工皮革
ミドルソール:EVA
アウトソール:TPU
重さ約390g(26.0cm)
サイズ24.5-28cm
カラー4色
2015年石川遼プロがツアーで履いているゴルフシューズが、こちらの「アーバン スタイル」。「ツアースタイル スポーツ」の、履きやすさに、シンプルなデザインを加えた人気モデル。
ダイヤル位置『サイド』キャロウェイ

アシックス

日本人の足を知り尽くしたアシックスといわれ、ゴルフシューズではダンロップと業務提携を結び、商品開発を行っています。19万人もの足型を研究したアシックス。その本気度はどんなものなのか?試してみたいメーカーです。ダイヤル部はBoa®を搭載。

快適性と安定性を追求 TGN910

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重量モデル 
クッション性&安定性 

GEL-ACE TOUR Boa (TGN910)
2015年4月発売
素材アッパー:人工皮革
アウターソール:ゴム底
重さ約480g(片足26.5cm)
サイズ24.5-29cm
EEE相当
カラー3色
重量はありますが、つま先部を低くかかと部を高くした設計が、アップダウンのあるコースや体重移動のあるスイング時など、足への負担を軽減。松山英樹プロが、レジェンドマスターSL(TGN901 靴ヒモ)プロトタイプを履いています。
ダイヤル位置『サイド』アシックス

ミズノ

ミズノはBOA®を採用。
日本のゴルファー約2万人の足型データを研究開発し、購入した人の、約92%が「履き心地に満足」と、高い評価の「GENEM」

履き心地革命を起こした ジェネム 005

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やや重量モデル 
クッション性&ホールド性 

ジェネム 005
2015年2月発売
素材甲:人工皮革(クラリーノソフリナSK)
底:樹脂
重さ約430g(片足25cm)
サイズ24-28cm、29cm
EE、EEE、EEEE
カラー2色
日本人の足型にこだわったジェネム。ポイントは、ダイヤル位置が真横にあり、結果、足とシューズの一体感を高め、靴の中での足のズレを抑制し、踵の安定性を向上しています。
※ジェネム 005のデザイン違いは、ジェネム 004になります。

ミズノの軽量モデル ネクスライト001

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軽量モデル 
柔らかめ&構えやすさ 
レディスあり

ネクスライト001
2014年3月発売
素材人工皮革(クラリーノソフリナSK)
重さ約285g(片足25cm)
サイズ24.5-27cm、28cm、29cm
EEE
カラー4色
ミズノのゴルフシューズの中でも一番軽い、片方285g。軽いだけではなく、前側は屈曲性、中間と後方は適度な硬さを残して、スイング時の安定性を向上。コスパもよいのでお得感があります。
ダイヤル位置『サイド』ミズノ

ブリヂストン

ダイヤル部に「atop」社製のものを使用。
突起を左に回すとゆるむので、微調整がしやすいダイヤルです。

ブリジストンはスパイクレスモデルが好評で、前モデルSHG450は店頭売り上げNO1を獲得しています。

タイヤテクノロジーを結集 SHG550

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やや軽量モデル 
グリップ力 
スパイクレス 
レディスあり 
※レディスモデルはSHG510。

ゼロ・スパイク バイターSHG550
2015年4月発売
素材甲材:人工皮革
底材:合成底(合成樹脂、合成ゴム)
重さ約380g(片足25cm)
サイズ24.5-27.5cm
EEE
カラー4色
タイヤテクノロジーを応用したゴム配合は、スパイクと変わらないほどのグリップ力といわれ、ブリヂストン契約プロもスパイクレスを履いてる人が多く人気モデルです。
ダイヤル位置『サイド』ブリヂストン

ダイヤル位置『センター』

ナイキゴルフ

スポーツシューズで実績のあるナイキから、Boa®を搭載したモデルが発売。通気性にも優れたスタイリッシュデザインはさすがナイキ。

足との一体感を重視 ルナ コマンド BOA
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やや軽量モデル 
クッション性 

ルナ コマンド BOA
2015年1月発売
素材アッパー:人工皮革+合成繊維+合成樹脂
ミッドソール:合成樹脂
アウトソール:合成底
重さ約385g(片足28cm)
サイズ25-29cm
EEE
カラー7色
ナイキから待望の初Boa®搭載モデル。軽量で低反発のクッショニングで、衝撃拡散と反発を実現し、歩行時及びラウンド中の疲れを軽減。
ダイヤル位置『センター』ナイキ

アディダス

早い時期からBoa®を搭載してたアディダス。足元の土台をしっかりさせたい人は「TOUR360 X BOA」フットワーク重視なら「PURE METAL BOA」と、スイングタイプで選ぶのがオススメです。
グリップ力と履き心地 TOUR360 X BOA 

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Boa®IP-1 
やや軽量モデル 
成型クッション&ホールド性

TOUR360 X BOA
2014年12月発売
素材甲:人工皮革、合成樹脂
底:合成樹脂、ラバー
重さ380g(25.5cm)
サイズ24.5-28cm、29cm、30cm
EEE
カラー5色
Boa®IP-1搭載。ゴルフシューズ全体の中でも人気の高いモデル。歴代シリーズの中で一番軽量になり、計算された9つのスパイク配置はグリップ力が高く、成型クッションが足裏のフィット感を安定させます。

極めて柔らかな屈曲性 PURE METAL BOA 

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やや軽量モデル 

柔軟性&グリップ
PURE METAL BOA
2015年8月発売
素材甲:人工皮革
底:合成樹脂
重さ370g(25.5cm)
サイズ24.5-28cm
EEE
カラー5色
柔らかいソールが好みの人は「PURE METAL BOA」、構えた時に足元が気にならない洗練されたデザインは、ウェアとのコーディネートもしやすいです。
ダイヤル位置『センター』アディダス

ダイヤル位置『リア』

フットジョイ

ダイヤル位置を『リア』に配置する”ヒールマウントシステム”は、ゴルフシューズではフットジョイだけ。Boa®もいち早く採用し熟成されたモデルばかりです。

上質な存在感のツアーモデルFJアイコン Boa 
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重量モデル 
柔軟性&グリップ

FJアイコン
2015年3月発売
素材防水天然皮革
重さ約490g(26.5cm)
サイズ25-27.5cm
EE
カラー4色
フットジョイ最上位モデル。モダンで上質なデザインは構えやすく、パワーに耐えられる重量とグリップ力、柔らかい天然皮革など、ツアー選手も履いてる人がおおいモデル。

Boa IP1を搭載 XPS1 Boa 
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重量モデル 
グリップ力&ホールド性

XPS1 Boa
2015年10月発売
素材防水天然皮革
重さ約480g(26.5cm)
サイズ24.5-27.5cm
M=E、W=EE、XW=EEE
カラー6色
16XPS1は、ソールがアッパーよりも外側に大きく広がった特殊形状で、グリップ力と左右のブレをしっかりガードします。グリップ力は最強との声もあり。

防水性・耐久性・スマート D.N.A. Boa 
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やや重量モデル 
フィット感&構えやすさ 
レディスあり

XPS1 Boa
2014年7月発売
素材防水天然皮革
重さ約425g(片足26.5cm)
サイズ24.5-28cm
M=E、W=EE、XW=EEE
カラー7色
安定性とフィット感に優れ、”かつてない履き心地”と好評のD.N.A. Boa。スマートでシャープなデザインや防水性など、トータルバランスに優れたモデル。
ダイヤル位置『リア』フットジョイ

すでにダイヤル式を履いてる人の声は?

わからない事は、ダイヤル式をすでに履いている「ダイヤル先輩」に聞くのが早いので、数名の声をまとめました。

ダイヤル式どうですか?
・最初は不安でしたが、ヒモと何ら変わりない。
・カリカリ締めると、気持ちも引き締まる。
・もうヒモタイプは履かないと思う。

使用してみて分かったことは?
・足幅が狭めなのに「センターダイヤル」を買って失敗。
・コース使用中、3~4ホール歩くと少しゆるむ。
・わりと頻繁に締めてる事がおおい。

次もダイヤル式にしますか?
・ダイヤル式にする。
・次の購入は「リアダイヤル」を履いてみたい。

全体では「ヒモタイプと変わらない履き心地」の声はおおく、不安や心配はないようです。

履いていると「少し緩んでくる」声もおおく、たまにカリカリした方がよいようです。
足幅やスイングタイプを考えて選ぶ方が、ハズすことが少ないので「重量」や「価格」だけで選ばない方がよさそうです。

次の買い替えは、「フットジョイ」と、答える人がおおかったのも特徴がありました。一番長く履いてる人では、アディダスのBoa®を3年使用し、ダイヤルのトラブルはないそうです。

この辺の意見は、参考にしていただければと思います。

そろそろBOAかな?

全体的な売り上げではヒモタイプより「ダイヤル式」の方が売れています。

日本のゴルフコースは、ハーフを終えると「お昼ごはん休憩」があるので、足を楽にしたい時など、簡単にゆるめられる「ダイヤル式」はとても便利で、「そろそろBOAかな?」と考えていた方は、価格も下落してきているので、ちょっと気分を変えてみる感じで、試してみる価値はあると思います。

購入したら、是非『カリカリ』をご堪能してください。

はずかしくないゴルフシューズ選び1特徴をおさえた色々な選び方2015年編
ゴルフが大好きなアマゴルファーさんは、「ちょっとこだわってみたい」と好奇心が強いゴルファーが多く、そのこだわりはギアにとどまりません。 今回は、自分のスイングを支えてくれゴルフをするのに欠かせないアイテム、「ゴルフシューズの選び方」につい
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