【戦う武器】驚異の430yのビッグドライブ!今季1勝目D.ジョンソン2018優勝セッテイング!

ツアープロ

2018年PGAツアーの初戦「セントリートーナメントofチャンピオンズ」は、今年もハワイにあるプランテーションコースatカパルア(7452yd パー73)で開催されました。

今大会は、優勝賞金126万ドル(約1億4000万円)をかけ、2017年の公式戦優勝者のみが出場するハイレベルな大会で、アップダウンの激しいコースと芝目が強いバミューダ芝、最終日は強風に時おり雨が降りしきる熾烈なコースコンディションの中、戦いが繰り広げられました。

優勝は、現在世界ランキング1位のダスティン・ジョンソンが、1イーグル7バーディ、1ボギーの「65」で回り、2位のジョン・ラームに8打差をつけ、通算24アンダーで今季初優勝を飾りツアー通算17勝目としました。

日本からは松山英樹選手が出場し、最終日は1イーグル、5バーディ「66」でプレーし、4位タイで2018年初戦を終え、現在世界ランク5位。

今回は、世界ランキング1位のD・Jこと、ダスティン・ジョンソンの「セントリートーナメントofチャンピオンズ」での優勝ギアをご紹介。

圧巻の24アンダーで今季1勝目を挙げたD.ジョンソン

PHOTO:GDO ダスティン・ジョンソン8打差V

ダスティン・ジョンソン(33)
国籍
アメリカ
プロ転向
2007年
身長
193.0cm
体重
86.0kg

PGAツアーでも上位にランクする、飛ばし屋のダスティン・ジョンソン。

2008年「ターニングストーン・リゾート選手権」でツアー初優勝を挙げ、その後も毎年優勝を重ね、2011年「全英オープン」、2015年「全米オープン」では惜しくも2位と、メジャー優勝に手が掛かりながらも、出入りの激しいゴルフがネックとされていました。

飛距離も出てショートゲームにも強いプレーヤーですが、ターニングポイントになったのは2016年。戦い方に応じたコースマネジメントを大幅に向上させたことにより、2016年の「全米オープン」では、念願のメジャー初優勝を挙げ世界ランク3位に。勢いそのままに、2017年は世界ランク1位に君臨するトッププレーヤー。

米国 17勝
メジャー 1勝
2018年世界ランク1位
2018年FedEXランク2位

2018/1/10現在

セントリートーナメントofチャンピオンズ2018 D.ジョンソン優勝セッテイング

D.ジョンソンの契約クラブメーカーはテーラーメイド。ウェアはアディダスゴルフと契約しています。

D.ジョンソン優勝セッテイング
1W テーラーメイド M4(9.5°)
シャフト:フジクラ Speeder 661 Evolution 2.0 Tour Spec-X
3W テーラーメイド M4 3HL(16.5°)
シャフト:トゥルーテンパー Project X HZRDUS Black 6.5 95X
3I テーラーメイド P-790
シャフト:トゥルーテンパー Dynamic Gold Tour Issue X100
4I~PW テーラーメイド P-730 DJ Proto
シャフト:トゥルーテンパー Dynamic Gold Tour Issue X100
ウエッジ テーラーメイド Milled Grind(52°/60°)
テーラーメイド Hi-Toe(64°)
シャフト:KBS Tour Black フレックス130X
パター テーラーメイド
Spider Tour Black
(with T-line on the crown)
ボール テーラーメイド TP5X

セントリートーナメントofチャンピオンズ2018 D.ジョンソン使用ドライバー

D.ジョンソン 
セントリートーナメントofチャンピオンズ2018ドライバー
1W テーラーメイド M4(9.5°)
シャフト:フジクラ Speeder 661 Evolution 2.0 Tour Spec-X
2018/1/16に発売になる、テーラーメイドの新製品「M4」を使用。

2017年のD.ジョンソン使用ドライバーはM1を使用していましたが、2018年は「M3」「M4」をテストした中で、今大会ではやさしさを重視した「M4」で試合に挑み、「M4」がデビュー戦で早くも1勝を挙げました。
今回の新製品では「M3」「M4」が発売され、これまでのM1の後継が「M3(430/460cc)」、M2の後継が「M4(460cc)」になり、トウ側が湾曲してオープンでヒール側がクローズしている「ひねり」のある新しいフェース形状「ツイストフェース」を搭載し、芯を外したショットでもより正確性を向上させています。

強風のフォローという条件もありましたが、最終日は370ヤード越えを連発し、打ち下ろしの12番(パー4/433yd)では、430ydのビックドライブでカップ手前15cmで静止するスーパーイーグルを魅せてくれました。

ジョンソン、ケプカ、ジェイソン・ダフナー、J・ラームの他にも、クラブ契約フリー選手もぞくぞくと使用しはじめている、今年大注目のドライバーです。

テーラーメイド M4 ドライバー

セントリートーナメントofチャンピオンズ2018 D.ジョンソン使用フェアウェイウッド

D.ジョンソン 
セントリートーナメントofチャンピオンズ2018 FW
3W テーラーメイド M4 3HL(16.5°)
シャフト:トゥルーテンパー Project X HZRDUS Black 6.5 95X
今大会ではフェアウェイウッドも、テーラーメイドの新製品「M4」を使用。

今大会はフェアウェイウッドをほとんど使用しませんでしたが、テーラーメイドのフェアウェイウッドは、松山英樹選手(M2 2017)をはじめ、多くの契約外プロも使用するフェアウェイウッドです。

進化したスピードポケットに、内部の重量を分割して設計され、前モデルM2 2017より直進性が高く寛容性と打音が向上しています。

2018年シーズン、世界ランク1位のD.ジョンソンが今年最初の試合に選んだフェアウェイウッドは、やさしさと飛距離+直進性が高い「M4」で、形から入るアマゴルファーさんのフェアウェイウッド選びの候補としても、挙げておきたいクラブのひとつです。

テーラーメイド M4 フェアウェイウッド

セントリートーナメントofチャンピオンズ2018 D.ジョンソン使用3アイアン

D.ジョンソン 
セントリートーナメントofチャンピオンズ2018 #3
3I テーラーメイド P-790
シャフト:トゥルーテンパー Dynamic Gold Tour Issue X100
2017年のロングアイアンは、テーラーメイド「UDi #2」でしたが、2017年後半から『P-790 #3』に変更し、今期は多くのテーラーメイド契約プロも使用する予定になっているそうです。
クラシカルなフォルムの「テーラーメイド P-790」は、複合素材を組み合わせた中空構造に、タングステンウェイトを内蔵させ、低重心で高い寛容性を両立させた軟鉄鋳造アイアンです。好みのシャフトとグリップを装着できるカスタム専用モデルで、『#3、#4』は単品販売されています。

オフセットが少ないストレート形状に、トップラインが厚すぎないヘッドデザインを好む中上級者の方で、ロングアイアンのイメージよりは、弾き感も強いので、高弾道が打ちやすいユーティリティアイアンとして使用したい方におすすめのヘッドです。

テーラーメイド P-790単品アイアン

セントリートーナメントofチャンピオンズ2018 D.ジョンソン使用4I~PW

D.ジョンソン 
セントリートーナメントofチャンピオンズ2018 4I~PW
4I~PW テーラーメイド P-730 DJ Proto
シャフト:トゥルーテンパー Dynamic Gold Tour Issue X100
2017年までテーラーメイド「Tour Preferred(ツアープリファード) MB 14」を長く使用していましたが、2018シーズンからはテーラーメイド『 P-730 DJプロト』に変更。また、2017年10月に行われた世界ゴルフ選手権「WGC HSBCチャンピオンズ」では、ジャスティン・ローズが「P-730 Roseプロト」で優勝しています。
P-730アイアンは、D.ジョンソンやローリー・マキロイ、ジャスティン・ローズなど、テーラーメイド所属のトッププレーヤーからのフィードバックを再現した、全番手1ピース構造の軟鉄鍛造ブレードアイアンで、国内では2017年11月にカスタムメイドで発売されています。

テーラーメイドはウッド系が得意なイメージのメーカーですが、小ぶりで切れ味のよいP-730アイアンが、今季何勝するのかと業界注目のアイアンです。

テーラーメイド P-730アイアン

セントリートーナメントofチャンピオンズ2018 D.ジョンソン使用ウエッジ

D.ジョンソン 
セントリートーナメントofチャンピオンズ2018 ウエッジ
ウエッジ テーラーメイド Milled Grind(52°/60°)
テーラーメイド Hi-Toe(64°)
シャフト:KBS Tour Black フレックス130X

52°/60°のウエッジは、2017年までと同じテーラーメイド「Milled Grind(ミルドグラインド)」を使用し、新たに数本テストしていたのが『Hi-Toe ウエッジ』です。

『Hi-Toe ウエッジ』は、まだ海外でも発売されてないモデル(2018年1月現在)ですが、重心が高くフェースの開きやすさと強いスピン性能の高さが特徴とされ、これまでのウエッジではスイング時にフェースの操作が必要だったD.ジョンソンのショットが、『Hi-Toe ウエッジ』を使用することで、シンプルにボールが打てスピン性能も高いと評価してるようです。
テーラーメイド HI-TOE ウェッジ

セントリートーナメントofチャンピオンズ2018 D.ジョンソン使用パター

D.ジョンソン 
セントリートーナメントofチャンピオンズ2018 パター
パター テーラーメイド
Spider Tour Black
(with T-line on the crown)
2017年の使用パターは、エースパターの『SPIDER TOUR BLACK』とテーラーメイド「TP Collection Juno(国内未発売)」を使用していましたが、今大会では、これまでの『SPIDER TOUR BLACK』のクラウンに、白いTアライメントを引いて使用しています。

D.ジョンソンは、さまざまなTアライメントを引いたモデルをテストしながら決定したようで、パッティング精度も向上し今大会では結果にも現れています。
SPIDERシリーズは、大きな慣性モーメントによる安定感が特徴になり、「SPIDER TOUR」は、ジェイソン・デイが2016年から使用し、世界的に大人気となったパター。どのようなグリーンでも高い直進性を実現する「新ピュアロール」インサートを採用し、しっかりめの打感と打音も特徴です。

D.ジョンソンのスタイルにあわせて開発された、限定仕様の『SPIDER TOUR BLACK』の国内モデルは、ほぼ完売になるほど日本でも人気があり、通常モデルが2トンカラーの「SPIDER TOUR PLATINUM」で発売されています。

ネック形状では、『SPIDER TOUR BLACK』がショートスラントネック、「SPIDER TOUR PLATINUM」がダブルベント仕様。

テーラーメイド SPIDER TOUR
※ネック形状をチェックしてください。

2018年もD.ジョンソンから目が離せない!

D.ジョンソンの魅力は、身長193.0cmの体格から放たれるドライバーショットや、他の選手と1番手も2番手も違うアイアンショットなど、迫力のあるアグレッシブなショットが魅力です。

そして、今大会では飛距離を活かした圧巻の430ydビックドライブで、あわやエースという名シーンが飛び出しました。ほかにも、とんでもないショットを連発するD.ジョンソンと使用するギアに今年も目が離せません。

・セントリートーナメントofチャンピオンズ2018 12番(パー4/433yd)
・USPGAより ※音声が出ますので周りに注意してご試聴して下さい。

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