【初心者】はじめてのドライバー選び!”打ちやすい”が見つかるヘッドとシャフトはココをチェック!

ゴルフギア選び

前回は、初心者さんがゴルフを始めるにあたり、どんなメーカーがあるのか?最初はどのクラブをそろえるべきか?などを、ざっくりご紹介させていただきました。

早くクラブを揃えてゴルフをはじめたい気持ちもありますが、初心者さんがはじめてのゴルフクラブ購入で多い失敗が、「とりあえずドライバー買ってみた」というケースです。

上記のケースで購入した方は、少しスイングを覚えてくると「軽すぎた/重すぎた」、「アイアンと振り心地が合わない」など、再度選び直しをしてる方が多く居らっしゃるので、余計な出費と選び直しの時間を削減するためにも、今回はレベル2として、ざっくりとしっかり選ぶ『ドライバー選びはここを見よう!初心者さん編』をお届けします。

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ドライバー ヘッドのチェックポイント

ゴルフクラブの中で、いちばん重量が軽く長い1W=ドライバーは、速く振ることができボールを一番飛ばせるクラブです。

初心者さんにゴルフ場で爽快なショットを打っていただくためにも、まずはヘッドのチェックポイントをみていきましょう。

ロフト角とは?

ロフト角
シャフトの垂線とフェース面の作る角度。実際はモデルによりロフト角が異なり、表示されているロフトはあくまでも目安になります。スピン量やボール初速以外にも、ロフトが大きいモデルの方が右方向のミスに強く小さいと左方向のミスに強い傾向があります。

飛距離を決める飛びの3要素は「初速」「打ち出し角」「スピン量」になります。ヘッドのエネルギーを効率よくボールに伝えることで初速を上げ、理想的な放物線で打ち出し、ヘッドスピードに合う適正なスピン量が揃うと、最大限の飛距離でボールはぶっ飛んでくれます。

単純に小さいロフト角の方がスピン量は少なくなり飛びますが、ボール初速がないと十分な揚力を得られず、球がドロップして飛ばなくなってしまいます。

初心者の頃は打点が安定しづらいので、「初速」が上がりづらい面があります。その分「打ち出し角」と「スピン量」を得るために、大きなロフト角を選ぶのがおすすめです。ボールも年式が新しいほど低スピン傾向なので、より適正な「打ち出し角」と「スピン量」を確保しないと、飛距離を伸ばしづらくなります。

ロフト角が大きい方が、ボールのつかまりもよくやさしさが向上します。男性ならロフト「10.5°~12°」力に自信がない男性や女性でしたら「11.5°~13°」辺りを目安に選ぶのがおすすめです。

フェース角とは?

ヘッドをよく見ると、微妙にフェースが右を向いたり左を向いているモデルがあり、このフェースの向きを『フェース角』と呼びます。
目標方向よりもフェースが左を向いていると「フックフェース」、右を向いてると「オープンフェース」、フェースがまっすぐ目標方向に向いていると「スクエアフェース」と呼びます。
むずかしいヘッドは「オープンフェース」が多いので、フェースの向きをチェックしておきましょう。
ざっくりフェース向きの特徴
フェース向き
弾道傾向
ミスの傾向
オープンフェース
左にいきにくい
右にいきやすい
フックフェース
右にいきにくい
左にいきやすい
ゴルフクラブはバックスイングでフェースが開きやすく、とくにドライバーはヘッドが大きく長さもあるので、さらにフェース面が開き右方向のミスがでやすいクラブです。傾向的にやさしいドライバーはフックフェースが多く、インパクトでフェースが少し開いていても、フックフェースが相殺してボールをつかまえ、真っすぐ飛びやすくしててくれるので、これからスイングを覚えていく初心者さんには、打ちやすいメリットもあります。
フックフェースはフェースがやや左方向を向いてるので、構えた時に違和感のでる方も居ます。構え方などでフェースを真っすぐにする方法もありますが、構えた時に”しっくり”こないヘッドは、ナイスショットにつながりづらいので、スクエアフェースオープンフェースも比べてみて、”しっくり”くる好みのヘッドを選び、インパクトでボールをつかまえられる練習をする方が無難です。

フェース角はカタログなどにあまり載ってないスペックですが、ヘッドを”ポンッ”と地面に置いた時、フェースが右を向くか?左を向くか?で確認したり、メーカーのホームページなどから、画像でざっくり確認することもできます。

ロフト角を変えられる「弾道調整機能付き」のヘッドもあります。多くのヘッドはロフト角を変えることでフェース角も変わり、ロフト角を小さくするとボールのつかまりが悪くなり、ロフトを大きくするとつかまりがよくなります。いろいろ調整しても”はにゃ?”な時は、自分にヘッドが合ってない可能性もあるので、スイングチェックもしながらヘッドを見直すのもおすすめです。

フックフェースのヘッドを使って、左方向に飛ぶことが多くなったら、次はスクエアフェースの買い替えも検討してみましょう。

投影面積とは?

投影面積
構えた時にヘッドが小さく見えるか?大きく見えるか?を、「投影面積小さい」「投影面積大きい」と表現します。
一般的にヘッドの厚みで投影面積が異なり、やや薄いヘッドをシャロータイプと呼び投影面積が大きく厚みのあるヘッドをディープタイプと呼び投影面積が小さくなっています。
小さく見えるか?大きく見えるか?は好みになりますが、投影面積が大きいヘッドは、ボールに当たりやすい安心感が大きくボールが上がりやすい低重心設計で、インパクト時のエネルギーも大きいので、ミスヒットに強く初心者さんにおすすめです。

現在主流のヘッドサイズは460ccが多く、同じヘッドサイズでも、ちょっとしたヘッドの見え方もチェックしておきましょう。

ドライバーヘッドのチェックポイント!

・ロフト角をチェック。
・フェースの向きをチェック。
・弾道調整機能が要る要らないをチェック。
・投影面積をチェック。

まずは、中古ドライバーの価格をチェックしてみましょう!

ドライバー シャフトのチェックポイント

シャフト
スイングで生まれたエネルギーを効率的にボールへ伝え、ヘッドの性能を最大限に引き出し、正確にボールを飛ばすための重要パーツです。

同じように見えて、長さや重量、しなるポイントなど、各シャフトに特徴があり自分がタイミングよく振れるシャフトを選べるか?がポイントです。

純正シャフトとカスタムシャフトとは?

純正シャフト
幅広い方が打ちやすいようにクラブメーカーが用意したシャフト。
純正カスタムシャフト
特徴の異なるシャフトメーカーのシャフトから、自分に合うシャフトを選択して購入します。
純正シャフト純正カスタムシャフトは、スペックやしなる特徴が大きく異なります。どちらが良い悪いはありませんが、標準的な体力の初心者さんが選ぶなら、打ちやすい純正シャフトがおすすめです。気になるヘッドがあれば、装着されているシャフトの種類をチェックしておきましょう。

あらかじめ用意されているシャフト以外にも、自分の好きなシャフトや長さを注文できる「メーカーカスタム」もあります。

フレックスとは?

柔らかいシャフトはしなる量が多いので飛距離が出ますが、ボールが左右にバラけやすいデメリットがあります。硬いシャフトはボールをミートしやすくなり、曲がり幅も少なくなりますが、ある程度パワーや技術がないと飛距離が出にくい面があります。
フレックス 硬さの目安
L
女性向けの柔らかいフレックス。
A
女性向けで「L」よりも少し重く硬め。
R
女性は重く硬めに感じます。男性はやや軽くしなりを感じやすい。
SR
「R」よりも少し重くやや硬め。
S
「SR」よりも少し重く硬め。
X
「S」よりも少し重くハード目な硬さ。
各メーカーから発売されている純正シャフトは、レディース用が「L」「S」、メンズ用は「R」「SR」「S」が多くラインナップされています。
フレックスが柔らかくなるほど、クラブ重量とシャフト重量も軽くなってきます。

フレックス(硬さ)には基準がないのでムズカシイ部分もあります。

初心者さんがしばらく練習して、左方向への弾道や明らかに高すぎる弾道が多い時は、”柔らかすぎる”シャフトを使用している傾向が多く右方向への弾道や低弾道で飛距離が出ない時は、”硬すぎる”シャフトを使用している傾向があります。

パワーのある方は、アスリート向けヘッドに装着されている純正シャフトの方が硬めの設定なので、ヘッドのタイプなどもチェックしながら選んでみましょう。

クラブ重量とシャフト重量とは?

一般的にドライバーのヘッドスピードが42m/sなら、シャフト重量は「50グラム台」、長さ45.25インチで総重量「300g」辺りが目安になります。軽いシャフトは速く振れますがスイングが乱れやすく、重すぎるシャフトは振りきれないので、はじめて選ぶクラブの重さは、フィーリングとして「ちょっと重いかな?」ぐらいかベストです。

初心者さんは、現在のヘッドスピードをまだつかめていない方も多いので、自分の握力からフレックスシャフト重量を選ぶ目安にしてみるのもおすすめです。

シャフト重量とフレックスの目安
握力
フレックス
シャフト重量
タイプ
弱い
L
30g台
一般的な体力の女性におすすめです。
A
40g台
効率的にスイングができて、少し力のある女性向け。
ふつう
R
50g台
女性でしっかりスイングできる方。一般的な体力の男性におすすめです。
SR
50g台
スポーツ経験があり、平均的な身長/体重の男性におすすめです。
やや強い
S
50/60g台
スポーツ経験者で体力に自信があり、上昇志向の強い方におすすめです。
強い
X
60g台~
パワーがある方におすすめです。純正シャフトにはほぼ設定がないので、メーカーにオーダーするのが一般的です。
ヘッドによって用意されているシャフトの種類長さが違います。とくに「純正シャフトは」そのヘッドが使いやすいゴルファーを想定して作られているので、「やさしいヘッド=軽い/シャフト柔らかめ」「むずかしいヘッド=重い/シャフト硬め」の傾向で発売されています。

トルクとは?

トルク
スイング中ゴルクラブの動きは、ダウンスイングの途中まで時計回りにねじれ、インパクトに向けねじれた反動が反時計回りにもどる動きをします。
ねじれる力の強さを「トルク」と呼び、ざっくり高トルクはボールのつかまりが良く安定して飛ばせ低トルクはヘッドの動きを操作しやすく球筋を打ち分けやすい特徴があります。
「トルク」は、あまりシビアに考えなくてもよいスペックですが、初心者さんでパワーのある方が高トルク(4.5以上~)のシャフトを使うとフェースが開きやすく、右方向のミスが出やすくなるので注意が必要です。

バランスとは?

バランス
クラブの総重量に対してヘッド重量の比率を示した数値で、振り心地(ヘッドの重みを感じる度合い)に影響があります。総重量が全く同じゴルフクラブでも、「ヘッドが重い/軽い」「グリップが重い/軽い」でバランスは変わり、総重量が違うクラブでも同じバランスのドライバーがあります。

ドライバー、フェアウェイウッド、ユーティリティ、アイアンなど、長さと重さが違うクラブも「バランス」を近いスペックにしておくと、同じスイングで打ちやすい目安になります。

バランスを揃えても実際にスイングした時、重量感などが合わなければ”違和感”がある時もあります。バランスは気にしながらも自分に合うクラブ総重量とシャフト重量を探り、気持ちよく振れるフィーリングは大事にしたい所です。

購入したクラブを、「もう少しヘッドに重量感がほしい」と感じた時は、軽いグリップに替えてみたり、ヘッドの裏に鉛を貼ったりして、振り心地を変えることもできます。

キックポイントとは?

キックポイント
”調子”とも呼び、シャフトのしなるポイントで、スウィングのタイミングの取りやすさやボールのつかまりに影響を及ぼします。
「キックポイント」は、シャフトのしなりやすいポイントを表記しているだけなので、同じ「中調子」でもシャフトの素材や厚みが異なれば、”しなり”方も変ってきます。
シャフトはバックスイングからダウンスイングへ移行する”切り返し”の時に大きな負荷が掛かります。傾向的に「先調子」は先端が柔らかいので手元側が硬く「元調子」は先端が硬く手元が柔らかいシャフトが多いので、初心者さんはこれからスイングを固めていく時に、手元側のしなる硬さを意識して、スムーズに切り返しができるシャフトを選んでみると、より自分に合うシャフトが見つかりやすくなります。
ドライバーシャフトのチェックポイント!

・純正シャフトか?カスタムシャフトか?をチェック。
・振りやすいクラブ総重量をチェック。
・シャフト重量とフレックス(硬さ)をチェック。
・キックポイントをチェック。上達に応じて切り返しで自分に合う手元の硬さを見つけましょう。

ドライバーのラインナップ

メーカーからのラインナップでは、女性用の「レディース」男性「シニア/アベレージ」モデル男性「アスリートモデル」モデルで分かれています。

女性用のラインナップは少ないので、選ぶ幅が少ない面もあります。男性用のクラブから探しても問題はありませんが、長さや重量が合わない方が多いので、その時はお近くのゴルフショップなどで、シャフトを短くカットしてもらう方法もあります。
近年、ほとんどのメーカーの男性「アスリートモデル」モデルは、やさしい傾向のヘッドと、むずかしい傾向のヘッドで枝分かれしているので、購入前にヘッドの特徴をチェックしておきましょう。
はじめてのドライバー選びは、どの辺のモデルを選べばよいのか?が、つかみづらいものがあります。基本的なヘッドのコンセプトは、各メーカのH.Pに載ってるので、いちばん参考になる情報です。まずはゴルフを楽しんでみたい方は「シニア/アベレージ」モデル、沢山練習して上達を目指すなら「アスリートモデルのやさしめヘッド」など、自分の体力や今後の練習量なども考えながら選ぶと、よりゴルフを楽しむことができます。

ゴルフクラブは自分に”合う””合わない”が多いので、これから試行錯誤する部分も多いと思いますが、ゴルフクラブの事が少しづつ分かってくると、スイングの深い部分も見えてくるので、よりゴルフが楽しくなってくると思います。

今後のゴルフクラブの揃え方

クラブセッテイング
シャフトの種類や重量は、上級者も試行錯誤するむずかしいカテゴリーです。軽いシャフトは速く振れますがスイングが崩れやすく、重いシャフトは安定感がでますが振りづらい面など、それぞれデメリットもあります。
ドライバーのシャフト重量を絞る時、ヘッドスピードが分からない方は、体重-10=ドライバーのシャフト重量で、ざっくり絞り込んでみるのもおすすめです。
例 体重60kg - 10 =50g台のシャフト

ドライバー以外にもいろいろな種類のクラブをそろえますが、クラブが短くなるほど重くなり、トータルで振り心地が揃ってるゴルフセットが理想的で、自分に合いそうな各クラブの「シャフト重量」をチェックしながらクラブセッテイングを組むと、覚えたスイングもより活きてきます。

ざっくりと「はじめてのドライバー選び」をご紹介させていただきましたが、「ヘッドのタイプ」「クラブの総重量」「シャフト重量」「シャフトのキックポイント」を、最低限チェックしておきましょう。

各メーカーのH.Pにも大きく記載されていますが、ゴルフ用品は”パチ物”が多いカテゴリーなので、なるべく個人売買のサイト(出品者も偽物と気づかず出品してるケースも多いです)は使わない方が賢明です。

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Thanks Taylormade
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