ゴルフが大好きなアマゴルファーさんは、「ちょっとこだわってみたい」と好奇心が強いゴルファーが多く、そのこだわりはギアにとどまりません。
今回は、自分のスイングを支えてくれゴルフをするのに欠かせないアイテム、「ゴルフシューズの選び方」についてちょっとこだわってみます。
アマチュアゴルファーの多くが、ゴルフシューズ選びで優先していることは「デザイン」と「重量」。それも大事なことですが、まわりのゴルファーとこだわりの差をつける事が、私たちのミッションでもあります。
ゴルフシューズ選びを、もう少し幅広い視点から選べるように、4つのポイントで見てみましょう。
ゴルフシューズこだわり1 重量にこだわってみる
ゴルフシューズの「重量選び」は、軽い方に目が向いてしまいますが、メーカーは「軽量モデル」と「重量モデル」がラインナップされ、それぞれメリットとデメリットがあります。
代表的な「軽量モデル」と「重量モデル」
重量は自分のスイングタイプに合わせてみる”こだわり”。
軽量モデル
ミズノ NEXLITE001Boa |
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重量 | 285g |
アディダス アディゼロプライムBoa |
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重量 | 300g |
・右足を強く蹴り、フットワークを意識するスイングタイプの人。
軽量モデルのメリット
・疲れにくい。
軽量モデルのデメリット
・皮や靴底が薄いので雨の日に弱い。
・パワーのある人は、靴底がねじれやすく安定性が悪い。
重量モデル
フットジョイ アイコン ブラック Boa |
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重量 | 490g |
アシックス GEL-ACE TOUR Boa |
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重量 | 480g |
・インパクト時、下半身をしっかり安定させて体重をのせて打ち込むタイプの人。
重量モデルのメリット
・耐久性に優れている。
重量モデルのデメリット
・筋力が少ない人はラウンド後半疲れる。
・カジュアルなデザインが少ない。
スイングや体力は日々変化します。なるべく偏らない重量を選びたい方は、「350g~400g前半」を選ぶ方が安定感もでて無難です。パワーのない方や女性の方は、あまり重いと疲れてしまうので、「300g以下」が履きやすいと思います。
夏場は皮が薄い「軽量」で、冬場は厚めの「重量」と使い分けるのも”こだわり”です。
ゴルフシューズこだわり2 グリップ力にこだわる。
スイングタイプや体力で、「重量」がぼんやりと絞れてきたら、次はグリップです。
練習場とは違い、平坦な場所がない芝の上のゴルフ場で求めらるものは、「踏ん張り」が効くかどうかです。グリップ力が高いと、体重をしっかり支えられ飛距離もアップします。
重量もチェックしながら、グリップ選びにこだわりましょう。
グリップ力が評判のゴルフシューズ
今回は、スパイクレスとソフトスパイクで比較してみます。
スパイクレス
アディダス climachill tour |
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重量 | 260g |
高通気メッシュアッパーの軽量モデル。23個のクリーツ形状「グリップモア」を配した独自のアウトソールが高いグリップ力を実現。
ブリヂストン ゼロ・スパイク バイターSHG550 |
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重量 | 380g |
モトクロスタイヤのブロック形状と、ブリヂストンのタイヤテクノロジーを応用した、スパイクレスとは思えないグリップ力はツアープロも絶賛。
・靴底が柔らかめで軽量の物が多く、右足を蹴る力が弱い人でもパワーがだしやすい。
スパイクレスのデメリット
・雨の日にすべりやすい。
ソフトスパイク
アディダス TOUR360 X Boa |
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重量 | 380g |
かかとからつま先にかけて剛性を高め、最適なスパイク配置がグリップ力と安定性を高めています。アディダスのスパイク技術が熟成された人気モデル。
フットジョイ 16 XPS1 Boa |
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重量 | 約480g |
ワイドに張り出したソールが、広い接地面を確保し、優れた接地性と安定感を生みます。これぞスパイクと呼ぶのにふさわしい強力なグリップ力。
・靴底が固めになってる物が多く、強いフットワークでもしっかりと体重を支えてくれる。
ソフトスパイクのデメリット
・練習場で履くとスパイクの減りが早い。
スパイクレスはゴム底なので、”タイヤメーカー”の方がグリップが良い。という都市伝説もありますが、最近のモデルは、天候の悪い日以外は、スパイクに負けず劣らずの実力をもつモデルが多くなりました。
グリップ力は、しっかりと芝を噛むソフトスパイクの方が「踏ん張り」が強くパワーもだせます。どうしても、スパイクの”ゴツゴツ感”が気になる方は、スパイクレスの選択を考慮し、天候やその日の体調で、スパイクレスとソフトスパイクを履き分けるのも”こだわり”です。
ゴルフシューズこだわり3 履き心地にこだわる
「重量」はスイングタイプを考慮して、柔らかめや硬めなど、どの「グリップ力」が自分に合うかを検討しながら、次にこだわるのは「履き心地」です。
スイング時の衝撃をやわらげるために、ジェルを配置したモデルや、ホールド感を高めたモデルなど、ソール内部やかかとなど、各メーカーのテクノロジーが詰まっています。
かかとにこだわる代表的な商品
ジェルタイプ
アシックス TGN907 |
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重量 | 400g |
アシックスは、かかと部に搭載したGELが、歩行時やスイング時のクッション性を高め、かかとを高くすることで、足の負担を軽減させてます。
※TGN907は、T-GELを使用。
ジェル+かかとのズレ軽減
フットジョイ 16 XPS1 Boa |
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重量 | 480g |
フットジョイ 16XPS1は、足首周りにジェルを配合し最適なフィット感と、かかとのズレを軽減する滑りにくい素材を配置しています。
ミズノウェーブ
ミズノ ジェネム005 Boa |
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重量 | 430g |
ミズノは、スイング時や歩行時、足にかかる衝撃をやわらげ、クッション性が評判の「ミズノウェーブ」は柔らかい履き心地です。
ナイキのクッションモデル
ナイキ ルナ コントロール 3 |
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重量 | 380g |
ロリーマキロイ監修のルナ コントロール 3。足裏全体を包み込む柔らかい素材を使用し、ナイキゴルフの中でもクッショニングはNO1のモデル。
長時間履くゴルフシューズは、各社「履き心地」には力が入っています。かかと内部の柔らかめが好みでしたら「アシックス」ホールド性なら「フットジョイ」クッション性なら「ミズノ」「ナイキ」など、他にもバリエーションが豊富にあります。
ゴルフシューズこだわり④ 構えやすさにこだわる
パターやアプローチなど、両足のスタンス幅が狭い時、気になる人は気になってしまうのがシューズの形状です。ゴルフシューズは甲側のデザインが、シンプルなものが多く、ちょっとした違いを、自分好みの構えやすで選んでみるのもアリかと思います。
構えた時の安心感は「広め」
張りが強めモデル
フットジョイ 16 XPS1 Boa |
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重量 | 約480g |
プーマ TITAN TOUR WD Boa |
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重量 | 450g |
しっかりとした安定性と抜群のグリップ力があります。パッティングなど両足を近づけて構えた時に、張りが気になる人はNG。目立たないように、クリアー素材を使用しているモデルも多いです。
やや幅広いモデル
ナイキ ルナ コマンド Boa |
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重量 | 約385g |
アディダス power boost Boa(スパイクレス) |
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重量 | 約480g |
張りが強めのモデルと同様、幅広いデザインの物は構えた時に、見た目の安心感があります。張りが強めのモデルはゴツいかな?と感じた人は、やや幅広いモデルがオススメです。
足元が気にならない「シンプルモデル」
シンプルモデル
キャロウェイ Urban Style LS 15 JM |
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重量 | 約390g |
フットジョイ D.N.A. Boa |
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重量 | 約425g |
モダンデザインモデル
キャロウェイ ツアースタイル サドル LS 15 JM |
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重量 | 約410g |
フットジョイ アイコンブラックBoa |
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重量 | 約490g |
シンプル&モダンモデル
ツアープロや上級者に多いこだわりは、構えた時、ボールに集中でき、足元が気にならないシンプルなデザインのゴルフシューズです。構えた時をイメージして、足元の視界を考慮してみるのも”こだわり”です。
2、自分に合いそうなグリップ力を選ぶ。
3、自分に合いそうな、かかとにこだわる。
4、デザインは構えやすさも考えてみる。
体が重い日は、 軽量ソフトスパイク。
せっかくのゴルフなのに、いつもより体が重い日やキレの悪い日は「軽量ソフトスパイク」を履くと気分も変わります。
ミズノ NEXLITE001Boa
軽量モデル
レディスあり
ミズノ NEXLITE001Boa |
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タイプ | ダイヤルタイプ |
素材 | 人工皮革(クラリーノソフリナSK) |
重さ | 約285g(片足25cm) |
サイズ | 24.5-27cm、28cm、29cm |
幅 | EEE |
カラー | 4色 |
徹底的な軽量化にこだわった「ネクスライト001ボア」とにかく軽くコスパもよいので、サブシューズとして用意しておくと便利です。 |
※新製品 NEXLITE 003 Boa発売中。
アシックス GEL-ACE PRO LIGHT (TGN909)
軽量モデル
かかとGEL
アシックス GEL-ACE PRO LIGHT (TGN909) |
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タイプ | 紐タイプ |
素材 | アッパー:人工皮革製 ソール:合成底+ゴム底 |
重さ | 約305g(片足26.5cm) |
サイズ | 24.5-29cm |
幅 | EEE |
カラー | 3色 |
アシックスの軽量モデルは、スイング時の右足の蹴り出しをスムーズにし、ジェルを配合し衝撃をやわらげるなど、パワーとクッション性にこだわっています。 |
フットワークを軽くしたいなら、 グリップ力のあるスパイクレス。
下半身を積極的に動かすタイプや、脚力に自信がない人、スパイクのゴツゴツ感が苦手な人は「スパイクレス」。スニーカーのような履き心地で動きやすいのが特徴。
ブリヂストン ゼロ・スパイク バイターSHG550
やや軽量モデル
グリップ力
スパイクレス
レディスありSHG510
ブリヂストン ゼロ・スパイク バイターSHG550 |
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タイプ | ダイヤルタイプ |
素材 | 甲材:人工皮革 底材:合成底(合成樹脂、合成ゴム) |
重さ | 約380g(片足25cm) |
サイズ | 24.5-27.5cm |
幅 | EEE |
カラー | 4色 |
スパイクレスですが、強烈なグリップ力が特徴のツアープロ使用モデルです。 |
アディダス アディパワーブーストボア
やや重量モデル
ホールド性
スパイクレス
アディダス アディパワーブーストボア |
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タイプ | ダイヤルタイプ |
素材 | 甲材:人工皮革 底材:合成樹脂 |
重さ | 400g(25.5cm) |
サイズ | 24.5-28cm |
幅 | EEE |
カラー | 5色 |
足元の安定性を重視する”やや重め”のスパイクレス。歩行時のクッション性とかかと部分のホールド性を高めたアスリートモデル。 |
グリップ力、ホールド性、履き心地、 各メーカーいち押しのモデル。
ゴルフシューズに求められる性能を追及した、各メーカーの主力モデル。履き心地やホールド性は、軽量モデルとは違うよさがあります。足先のデザインもシンプルで構えやすく、最近は価格も手ごろな商品が多いのも特徴。
アシックス GEL-ACE PRO FG (TGN907)
やや重量モデル
かかとジェル&ホールド性
アシックス GEL-ACE PRO FG (TGN907) |
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タイプ | 紐タイプ |
素材 | アッパー:人工皮革製 アウターソール:合成底 |
重さ | 約400g(片足26.5cm) |
サイズ | 24.5-29cm |
幅 | EEE (TGN907はEEモデル) |
カラー | 3色 |
靴底は傾斜からのグリップ力やスムーズな歩行を重視し、内部はジェル配合でやわらかく、かかと周りのホールド性もしっかりしたツアーモデル。 |
アディダス TOUR360 X BOA
やや軽量モデル
成型クッション&ホールド性
アディダス TOUR360 X BOA |
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タイプ | ダイヤルタイプ |
素材 | 甲:人工皮革、合成樹脂 底:合成樹脂、ラバー |
重さ | 380g(25.5cm) |
サイズ | 24.5-28cm、29cm、30cm |
幅 | EEE |
カラー | 5色 |
ゴルフシューズ全体の中でも人気の高いモデル。歴代シリーズの中で一番軽量になり、計算された9つのスパイク配置はグリップ力が高く、成型クッションが足裏のフィット感を安定させます。 |
ナイキ TW ’15
やや軽量モデル
柔軟性&ホールド性
ナイキ TW ’15 |
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タイプ | 紐タイプ |
素材 | 合成樹脂、合成繊維 |
重さ | 約390g(片足28cm) |
サイズ | 25-29cm |
幅 | EEE |
カラー | 3色 |
動きやすさと安定性を両立させたタイガー・ウッズモデル。スイング時、裸足の動きを忠実に再現する自然な柔軟性と、ナイキの最新技術を惜しみなくつぎ込んだ人気モデル。 |
ナイキ ルナ コントロール 3
やや軽量モデル
クッション性&ホールド性
ナイキ ルナ コントロール 3 |
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タイプ | 紐タイプ |
素材 | アッパー:人工皮革+合成繊維+合成樹脂 ミッドソール:合成樹脂/アウトソール:合成底 |
重さ | 約370g(片足27cm) |
サイズ | 25-29cm |
幅 | EEE |
カラー | 6色 |
タイガーモデルTW’15が「やわらかさとパワー」を重視なら、こちらは「クッション性とグリップ」を重視したロリー・マキロイモデル。 |
※ルナ コントロール 4
キャロウェイ Tour Style Saddle LS 15 JM
やや重量モデル
ホールド性&構えやすさ
レディスありSHG510
キャロウェイ Tour Style Saddle LS 15 JM |
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タイプ | ダイヤルタイプ |
素材 | アッパー:人工皮革 ミドルソール:EVA アウトソール:TPU |
重さ | 約410g(26.5cm) |
サイズ | 24.5-28cm |
幅 | |
カラー | 3色 |
細身のモダンなデザインは、足元が気にならず構えやすいと好評のモデル。デザインだけではなく、9つのスパイクのグリップ力と、足裏やかかとのフィット感を高めたツアーモデル。 |
キャロウェイ Urban Style LS 15 JM
やや軽量モデル
ホールド性&構えやすさ
レディスありSHG510
キャロウェイ Urban Style LS 15 JM |
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タイプ | ダイヤルタイプ |
素材 | アッパー:人工皮革 ミドルソール:EVA アウトソール:TPU、合成ゴム |
重さ | 約320g(25.0cm) |
サイズ | 24.5-28cm |
幅 | |
カラー | 4色 |
2015年石川遼プロ使用の人気モデル。重量も軽めで靴底がやわらかいので、フットワークの軽いスイングタイプの人におすすめ。価格も1万をきるハイコスパモデル。 |
ミズノ ジェネム 005 BOA
やや重量モデル
クッション性&ホールド性
ミズノ ジェネム 005 BOA |
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タイプ | ダイヤルタイプ |
素材 | 甲:人工皮革(クラリーノソフリナSK) 底:樹脂 |
重さ | 約430g(25.0cm) |
サイズ | 24-28cm、29cm |
幅 | EEE (EEモデルあり) |
カラー | 2色 |
履き心地を追求した「ジェネム」蹴り出しの不快な振動軽減や衝撃をやわらげるクッション性、16時間経過しても内部に水の浸入がない防水性など、日本メーカーのハイテクゴルフシューズ。 |
※デザイン違いは004になります。
※2016年モデルは006になります。
フットジョイ D.N.A. Boa
やや重量モデル
フィット感&構えやすさ
レディスあり
フットジョイ D.N.A. Boa |
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タイプ | ダイヤルタイプ(ヒモタイプあり) |
素材 | 人工防水皮革 |
重さ | 約425g(片足26.5cm) |
サイズ | 24.5-28cm |
幅 | E=M 2E=W 3E=XW |
カラー | 7色 |
安定性とフィット感に優れ、”かつてない履き心地”と好評のD.N.A. Boa。スマートでシャープなデザインや防水性など、トータルバランスが優れたモデル。 |
※2016年モデル発売中。
フットジョイ 16 XPS1 Boa
重量モデル
グリップ力&ホールド性
フットジョイ 16 XPS1 Boa |
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タイプ | ダイヤルタイプ(ヒモタイプあり) |
素材 | 人工防水皮革 |
重さ | 約480g(片足26.5cm) |
サイズ | 24.5-27.5cm |
幅 | E=M 2E=W 3E=XW |
カラー | 6色 |
PGAツアー使用率で、55年以上もトップに君臨する「フットジョイ」16XPS1は、ソールがアッパーよりも外側に大きく広がった特殊形状で、グリップ力と左右のブレをしっかりガードします。 |
ゴルフは足元から!に、こだわってみる
いろいろなタイプのゴルファーに向けて、各メーカーさまざまな最新技術を駆使し開発しています。
選ぶ基準はさまざまですが、今まで「軽量モデル」にこだわってた人は、「重量モデル」の履き心地などを比較してみると、また違った”こだわり”が発見できます。
あまり買い替えることが少ないゴルフシューズなので、選ぶ時に色んな角度から「ちょっとこだわってみる」のも楽しいとおもいます。
ゴルフシューズを替えると、スイングが良くなる人も多いので、ごだわった結果がでることを期待しています♪