47歳8ヶ月で世界選手権(WGC-メキシコ選手権2018)を制し、2013年全英オープン以来、5年ぶりのツアー通算43勝目を飾ったフィル・ミケルソン。
マスターズ3勝、全英オープン1勝、全米プロゴルフ選手権1勝と、残すメジャー制覇は全米オープンだけになり、グランドスラムに王手をかけている史上最強レフティのクラブセッテイングをご紹介。
フィル・ミケルソン
フィル・ミケルソン(47) | |||
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普段は右利きで、ゴルフでは世界最強レフティーのミケルソンは、子供の頃に父のスイングを正面から見て覚えたため、ゴルフでは左打ちになったようです。
アマチュア時代の1991年に、PGAツアー「ノーザン・テレコム・オープン」で優勝し、プロ転向後も勝利数を重ねてきましたが、メジャー大会ではあと一歩届かず2004年のマスターズで念願のメジャー初制覇を挙げ、その後、2006年/2010年と3度のグリーンジャケットを手にしています。
プレー中も声援に応え、チャリティーなどの社会活動に貢献する姿は国民的スターでもあり、全米オープンに勝てばキャリアグランドスラム達成になる2017年は、娘さんの卒業式に出席するため欠場し、家族思いで愛妻家としても有名です。
1993年から現在までの24年間トップ50以内を守り、2013年7月の全英オープン以来5年ぶりのツアー優勝を果たした「WGC-メキシコ選手権2018」のミケルソンの姿を見て、同じく2013年8月の「WGC-ブリヂストンインビテーショナル」以来、優勝から遠ざかっているタイガー・ウッズが大きな刺激を受けたようです。
米国 43勝
メジャー 5勝
その他 4勝
2018年世界ランク 18位
2018年FedEXランク 3位
2018/4/3現在
フィル・ミケルソン クラブセッテイング
WGC−デル・テクノロジーズ・マッチプレー選手権
2019/3月21~25日
フィル・ミケルソン クラブセッテイング | |||
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1W | キャロウェイ ROGUE Sub Zero(9°) シャフト:トゥルーテンパー Project X HZRDUS T1100 |
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3W | キャロウェイ ROGUE Sub Zero 3+(13.5°) シャフト:三菱ケミカル Fubuki J85 X |
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UT | キャロウェイ ROGUE(19°) シャフト: KBS Tour Hybrid Prototype 95X |
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UT | キャロウェイ X Forged UT(18°) シャフト:USTマミヤ iRod 95F5 |
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4I | キャロウェイ Epic Pro シャフト:KBS Tour V 125 |
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5I~7I | キャロウェイ X Forged 18 シャフト:KBS Tour V 125 |
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8I~PW | キャロウェイ Apex MB シャフト:KBS Tour V 125 |
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ウエッジ | キャロウェイ Mack Daddy PM Grind(56-13/64-10) キャロウェイ PM Grind 2.0(60-10) シャフト:KBS Tour V 125 |
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パター | オデッセイ Versa #9 White グリップ:SuperStroke Slim 3.0 |
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ボール | キャロウェイ Chrome Soft X |
フィル・ミケルソン 2018使用ドライバー
1W | キャロウェイ ROGUE Sub Zero(9°) シャフト:トゥルーテンパー Project X HZRDUS T1100 |
Epicシリーズは飛距離性能の高さで大ヒットを記録し、パワー系アスリートの方の満足度が高い商品でしたが、ROGUEシリーズはより幅広いゴルファーを対象とした、驚異の飛びとやさしさを持つ、やさしいぶっ飛びドライバーとして人気の高いモデルです。
ROGUE Sub Zero 国内仕様スペック
・ヘッド体積 460cc
・ロフト角 9.0°/10.0°
・ライ角 56.0°
フィル・ミケルソン 2018使用フェアウェイウッド
3W | キャロウェイ ROGUE Sub Zero 3+(13.5°) シャフト:三菱ケミカル Fubuki J85 X |
ここ数年、飛距離性能の高いフェアウェイウッドは、各メーカーからあまり発売されず、キャロウェイでも2013年のX-HOT以来、久々のぶっ飛びフェアウェイウッドが発売され、ヘッドスピード40m/s前後の方でしたら国内モデル「ROGUE STAR FW」は、大きな武器になってくれる注目商品です。
パワー系アスリートの方は、ミケルソンと同じ「ROGUE Sub Zero」がおすすめです。
フィル・ミケルソン 2018使用ユーティリティ
UT | キャロウェイ ROGUE(19°) シャフト: KBS Tour Hybrid Prototype 95X |
ドライバーやフェアウェイウッドと同じく、フェース裏側に2本の柱JAILBREAKテクノロジーをユーティリティに搭載させた、飛距離性能と低重心による高弾道が特徴のユーティリティです。
フィル・ミケルソン 2018使用アイアン
4I | キャロウェイ Epic Pro シャフト:KBS Tour V 125 |
5I~7I | キャロウェイ X Forged 18 シャフト:KBS Tour V 125 |
8I~PW | キャロウェイ Apex MB シャフト:KBS Tour V 125 |
注目モデルは、毎モデル専門家から高い評価を得ている「X Forgedシリーズ」で、ミケルソンが5~7アイアンで使用する「X Forged 18」が、4年ぶりにモデルチェンジした新製品になります。
ミケルソンのシャフトは、KBS社「TourV-125-X」を長く使用し、軽量化されスピン量の減るシャフトでショットのバラつきをおさえる特徴があります。
フィル・ミケルソン 2018使用ウェッジ
ウエッジ | キャロウェイ Mack Daddy PM Grind(56-13/64-10) キャロウェイ PM Grind 2.0(60-10) シャフト:KBS Tour V 125 |
ミケルソン自身が監修したウエッジ「Mack Daddy PM Grind」を使用。
ウエッジ使いの名手ミケルソンは、トラブルな場面であってもあらゆる弾道で攻め、神レベルを超えた仏レベルのイマジネーションと技をもつ選手です。
60°で使用している「Mack Daddy PM Grind 2.0」は、後継モデルになるようです。
フィル・ミケルソン 2018使用パター
パター | オデッセイ Versa #9 White グリップ:SuperStroke Slim 3.0 |
2016年からオデッセイ「Versa(ヴァーサ) #9 White」を使用し、2013年の全英オープン時も同じパターを使用して優勝しています。
アドレスした時にも、ストライプのカラーが目標方向に対してスクエアに構えられ、世界のツアー選手の使用率の高い、打感が柔らかく静かめの打音のWHITE HOTインサートは、やさしいタッチと転がりのよいヘッドです。
ボールを体の中心よりもやや左にセットして、イントゥインの軌道で打つ方におすすめのパターです。
現在は生産終了し、中古市場でも人気のあるパターです。インサート素材の異なる、ワークスシリーズやメタルXシリーズからもVersaが発売されています。
独創的なセッテイングのフィル・ミケルソン
これまでも、2本のドライバーをバッグに入れホールごとに使い分けマスターズに優勝したり、ドライバーを抜いて全英オープンを優勝したりと、独創的なセッテイングでコースに挑んでいます。
2018年4月5日(木)~4月8日(日)に開催される「2018年マスターズ」では、3年ぶりの参戦となる今季好調のタイガーウッズやロリーマキロイ、初のメジャー制覇に挑む松山英樹との戦いなど、今年も見どころ満載の戦いが予想され、若手層が多くなってきたツアーの中で、47歳フィル・ミケルソンの「技」を活かした戦いぶりに期待が集まっています。
PHOTO:WRX