2017年の海外メジャー第4戦「第99回全米プロゴルフ選手権(ノースカロライナ州/クエイルホロークラブ 7600ydパー71」では、首位に2打差の4位タイから出たジャスティン・トーマスが6バーディ、3ボギーの「68」をマークし通算8アンダーでメジャー初優勝を飾り、同組でプレーした松山英樹は5バーディ、6ボギー「72」として通算5アンダーの5位タイで終えました。
メジャー初制覇ジャスティン・トーマス
ジャスティン・トーマス(23) | |||
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国籍 | アメリカ | プロ転向 | 2013年 |
身長 | 178.0cm | 体重 | 66.0kg |
アメリカ人選手の中で、メジャー初優勝に一番近い選手と注目を浴び、今回の全米プロゴルフ選手権2017の優勝により、悲願の初メジャーを制覇。
米国ツアー5勝 (メジャー1勝)
PGAツアー選手の中でも圧倒的な飛距離と繊細なショートゲームを得意とし、ショットが噛み合うとビッグスコアを生み出す爆発力が持ち味。14歳の時からの親友でありライバルである、同級生のジョーダン・スピースらとともに世代交代の一角を担う若手大注目選手の一人。
平均飛距離 310.5ヤード 7位
平均パット数 1.696 1位
2017/8/14現在。
全米プロゴルフ選手権2017 J・トーマス優勝セッテイング
J・トーマスの契約クラブメーカーはタイトリストで、ウェアはラルフローレンと契約しています。
J・トーマス優勝セッテイング | |||
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1W | タイトリスト 917 D2(8.5°) シャフト:三菱ケミカル ディアマナ BF 60-TX |
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3W | タイトリスト 917F2(15°) シャフト:三菱ケミカル Tensei CK Blue 80-TX |
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5W | タイトリスト 915Fd(18°) シャフト:フジクラ Motore Speeder VC9.2 Tour Spec-X |
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4I | タイトリスト 716CB シャフト:トゥルーテンパー Dynamic Gold Tour Issue X100 |
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5I~9I | タイトリスト 718MB シャフト:トゥルーテンパーDynamic Gold Tour Issue X100 |
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ウエッジ | タイトリスト Vokey SM5 (52-12F/56-14F) タイトリスト Vokey SM6 (46-10F/60K) シャフト:Dynamic Gold Tour Issue S400 |
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パター | スコッティキャメロン X5 Flow Neck Prototype グリップ:SuperStroke Pistol GT Tour |
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ボール | タイトリスト Pro V1x |
全米プロゴルフ選手権2017 J・トーマス使用ドライバー
1W | タイトリスト 917 D2(8.5°) |
シャフト | 三菱ケミカル:ディアマナ BF 60-TX |
ドライバーの飛距離を武器にするJ・トーマスの使用ドライバーはタイトリスト 917 D2(8.5°)
2017年モデル917シリーズは、ヘッド体積460ccの操作性が高くキャリーで飛距離をかせぐ「D2」と、ヘッド体積440ccの飛距離・許容性・直進性を重視した中弾道ドロー系が打ちやすい「D3」が発売され、2017年前半のJ・トーマスは「D3」を使用していましたが、中盤から「D2」に変更しています。
917Dから新たに搭載された「SURE FIT®CG」を、ドロー・フェード ウェイトに入れ替えるだけで、ヘッドの重心をトウ・ヒール方向に移動できる革新的なシステムが特徴で、より自分のスイングに合うヘッドに調整できます。
歴代タイトリストのドライバーでも、一番やさしさを感じるヘッドで弾き打つ打感と心地よく響く打音、高打ち出しと低スピンのビックキャリーで飛距離を伸ばしやすいぶっ飛びヘッド。
タイトリスト 917
※国内純正カスタムシャフト
・Diamana BF50/60/70
・Speeder EVOLUTION Ⅲ569/661/757
・Tour AD TP 5/6/7
・ATTAS PUNCH 5/6/
全米プロゴルフ選手権2017 J・トーマス使用フェアウェイウッド
3W | タイトリスト 917F2(15°) |
シャフト | 三菱ケミカル:Tensei CK Blue 80 フレックスTX |
フェアウェイウッドも2モデル発売され、あらゆるライから高弾道の大きな飛びを実現する「F2」と、操作性を誇りやや低めでロースピンの強弾道で攻める「F3」があり、ドライバー同様「SURE FIT®CG」で、ドロー・フェードとウェイトを入れ替えるだけで、ヘッドの重心をトウ・ヒール方向に移動できます。
2017年前半のJ・トーマスは「F3」を使用していましたが、中盤から「F2」に変更し、ドライバーと3Wはどちらもやさしめのクラブを使用。
917F2の特徴では、かなり打ち出しの高い高弾道に上がり、安定したスピン量で飛距離のバラつきが少なく、とくに、3Wで弾道が上がりづらかった方にオススメのフェアウェイウッド。
タイトリスト 917フェアウェイウッド
※国内純正カスタムシャフト
・Diamana BF50/60/70
・Speeder EVOLUTION Ⅲ569/661/757
・Tour AD TP 5/6/7
・ATTAS PUNCH 5/6/
全米プロゴルフ選手権2017 J・トーマス使用フェアウェイウッド
5W | タイトリスト 915Fd(18°) |
シャフト | フジクラ:Motore Speeder VC9.2 Tour Spec-X |
これまでは、タイトリストのアイアン「718 T-MB 2I」を使用していましたが、今大会では2014年発売「915Fd 5W」に入れ替えています。
兄弟モデル「915F」が発売され、やさしさを重視する方は「915F」ですが、ヘッドがコンパクトになった「915Fd」は、力強いストレート強弾道で 飛距離とすぐれた操作性を追求したアスリートモデル。
タイトリスト 915フェアウェイウッド
※2014年発売のため中古になります。
全米プロゴルフ選手権2017 J・トーマス使用アイアン
アイアン | タイトリスト 716CB 4I タイトリスト 718MB 5I~9I |
シャフト | トゥルーテンパー:Dynamic Gold Tour Issue X100 |
2017年前半では、4I~9Iまでタイトリストのマッスルバックアイアン「716MB」を使用していましたが、中盤より4Iのみキャビティ「716CB」に、5I~9Iは2017年秋発売予定マッスルバック「718MB」に変更。
全米プロゴルフ選手権2017 J・トーマス使用ウエッジ
J・トーマス 全米プロゴルフ選手権2017使用ウエッジ | |||
ウエッジ | タイトリスト Vokey SM5 (52-12F/56-14F) タイトリスト Vokey SM6 (46-10F/60K) |
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シャフト | シャフト:トゥルーテンパー Dynamic Gold Tour Issue X100 |
52°と56°のウエッジは2014年発売の「Vokey SM5」に、46°と60°はSM5の後継モデル2016年発売の「Vokey SM6」を使用。
60°以外は、バウンスが大きくソール幅ふつうの「Fグラインド」を使用し、グラインドが少ないフラットソールモデルの「Fグラインド」は、バウンス効果を発揮しやすく、開くことでリーディングエッジが浮き、バウンス効果をさらに上げられるモデル。
60°に使用する「Kグラインド」は、ソール幅が広くフェースを開かなくてもバウンス効果を発揮できるので、ボーケイウエッジを使いたい方で、バンカーが苦手な方は「Kグラインド」がオススメです。
タイトリスト ボーケイウエッジ
全米プロゴルフ選手権2017 J・トーマス使用パター
J・トーマス 全米プロゴルフ選手権2017使用パター | |||
パター | スコッティキャメロン X5 Flow Neck Prototype グリップ:SuperStroke Pistol GT Tour 34インチ |
全米プロゴルフ選手権でも、絶妙なパッティングをしていたJ・トーマスの使用するパターは、スコッティキャメロン「X5 Flow Neck Prototype」
グリップには、ジョーダンスピースの使用する「Flatso 1.0」に比べ、クラシカルなピストル形状でやや細めの「Pistol GT Tour」 を使用しています。
同じパターは市販されていませんが、市販モデルは「Futura(フューチュラ)X5」になり、鋭角的な形状でスクエアなセットアップをしやすく、直進性を求める上級者にオススメのパターです。
スコッティキャメロン Futura X5
※オークションでのタイトリストのクラブ、グッズ、キャメロンパターの購入は非推奨です。
圧倒的な飛距離が武器 ジャスティン・トーマス
※音量に気をつけてください。25秒
タイトリストのドライバー917をJ・トーマスが語ります。圧倒的な飛距離を生みだすスイングは必見です。
Photo:WRX