スコアアップの必需品!今選ぶ精度の高いゴルフ用レーザー式距離計おすすめ9モデル!

小物&ファッション

今やスコアアップに欠かせないアイテムのひとつ距離計測器。

「GPSタイプか?レーザー式か?」の問い合わせを多くいただいてましたが、ようやく新ルール改正後、競技で使いやすいモデルが多く発売されてきた事もあり、今回は『レーザー式距離計』超おすすめモデルをご紹介。

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GPS距離計とレーザー距離計の違い

GPS距離計の特徴

GPS距離計
自動車のナビと同じように衛星電波を利用し、あらかじめ機器に登録された地図情報を元に距離を測定します。ハンディタイプや腕時計タイプがあり、距離計測以外にも、さまざま機能を搭載したモデルが発売されています。
GPS距離計のメリット
・ハザードやバンカー位置など情報量が豊富。
・モデルによりスコアーカウンターやスタンスチェックなど機能性が豊富。
・モデルによりスマホと連携させたり、普段はスマートウオッチとしても使えるモデルもあり。
・軽量でコンパクトなモデルが多く携帯性に優れている。
GPS距離計のデメリット
・地図情報にない任意の位置を測定できない。
・アプローチの距離などで誤差が生じやすい。
・測定時間がレーザー式に比べ遅い。
・機能性が多いので操作性には慣れが必要。
・電池の持続時間が短い。

レーザー距離計の特徴

レーザー距離計
単眼望遠鏡の本体からレーザーを発射し対象物にレーザーを当て、反射して戻るまでの時間を計算して距離を算出。距離誤差が非常に小さく、最近はGPSも搭載したハイブリットモデルも発売されています。
レーザー距離計のメリット
・測定精度±1ヤード以内と正確な測定が可能。
・測定範囲内に障害物がなければ、任意の場所を測定可能。
・測定時間がGPS式に比べ圧倒的速い。
・電池持続時間がGPS式に比べ圧倒的に長い。
・シンプルな操作性。
レーザー距離計のデメリット
・対象物が直線上に見えなければ計測ができない。
・雨やキリに弱いモデルが多い。
・測定可能距離が短いモデルは、対象物を合わせづらい。
・GPSに比べサイズがやや大きめ。

GPS式とレーザー式では特徴が異なり、携帯性を優先して大まかなハザードやグリーンまでの情報、モデルによってはコースレイアウトやスコア管理など、コンパクトさと機能性を求める方は「GPS距離計」がおすすめで、目標物にピントを合わせ距離を測定するシンプルな機能ですが、とにかく測定精度の高さを求める方は「レーザー距離計」がおすすめです。

レーザー距離計の使い方

モデルによって操作感は多少異なりますが、レーザー距離計の使い方はとてもカンタンです。

電源を入れファインダーを覗き、ファインダーの中心に表示されているターゲットに目標物を合わせ、計測ボタンを押すだけで目標物までの距離が表示され、慣れてくれば2,3秒で測定できます。

モードボタンでは、m/yd表示の切り替えや高低差機能のON/OFFなどができます。

今選ぶレーザー距離計はココをチェック!

最大測定距離

最大測定距離が長いと、計測システムの出力や精度が高くなり、遠くの目標物を計測するのに有利になりますが、とくに、近距離の目標物を計測する時のブレ感や処理速度の違いに差が出やすくなります。

製品ごとにテスト条件が異なるので、最大測定距離が長いから高性能とは言えませんが、ピンフラッグをとらえられる距離は、およそ200ヤード辺りが目安です。1万未満の低価格帯の使用感は、ブレが多く処理能力が低い商品が多いので、最大測定距離が長くても注意が必要です。

高低差機能

イメージ:Shot Navi Laser Sniper

高低差のあるショットでは、計測された直線距離に加え、打ち上げ/打ち下ろし時に必要な高低差分の距離を計算し、実際に打つべき目安の距離を自動で計算し表示してくれます。

今回ご紹介するモデルは、どれも高低差機能をON/OFFで切り替えられますが、競技に出られる方は、高低差機能を「OFF」で使用している事が、周囲の方に分かる商品がおすすめです。

ピンモード機能

イメージ:レーザーアキュラシー

ピンフラッグを狙う時、ピンフラッグと奥の目標物(木や茂み)がカブり、照準を合わせづらい場面があります。ピンモードが搭載されていると、近くの目標物の距離を優先的に表示してくれ、モデルによりピンを捉えると「振動」や「LOCK表示」でお知らせしてくれる機能もあります。

ピンモード機能は、メーカーによって呼び名が異なります。

主なメーカーのピンモード機能の呼び方
ニコン
LOCKED ON機能(PRO STABILIZEDのみ)
ブッシュネル
ピンシーカーモード
レーザーアキュラシー
ピンシーク
キャロウェイ
P.A.T.
ShotNavi
シーク計測
ゴルフバディ
ピンモード
TecTecTec!
ピンモード
ピンモードの機能は、目標物から20m以上離れていて、ピンと奥のターゲットが10m以上離れている場合に作動します。

電池は「CR2リチウム」で電池ぶたは「スクリュー式」がベスト

レーザー距離計の中には乾電池タイプの商品もありますが、乾電池よりも安定した測定ができ寿命が長い『CR2リチウム電池』がおすすめです。

電池ぶたの部分は、スライド式やヒンジ式よりも、接点不良や防滴に強いねじ回し型の『スクリュー式』がおすすめです。GPSが搭載したハイブリットモデルは、充電式が多くなっています。

2020年おすすめレーザー式距離計9モデル!

ハイコスパモデル
定番モデル
GPS搭載
メーカー
モデル
 ShotNavi 
X1 Fit
レーザーアキュラシー
PINPOINT L700
ゴルフバディ
aim-L10
TecTecTec!
ULT-X1000
キャロウェイ
Tour S
ニコン
PRO STABILIZED
ブッシュネル
ツアーV4シフトジョルト
ブッシュネル
プロXEジョルト
ガーミン
Approach Z82
最大測定距離
5~600y
10~770y
5~880y
0~1,000y
5~1,200y
8~1,200y
5~1,000y
5~1,300y
~437y
測定誤差
±1y
±0.5y
±1y
±0.3y
±0.5y
±0.75y
±1y
±1y
±0.27y
倍率
6倍
6倍
6倍
6倍
7倍
6倍
5倍
7倍
6倍
文字色
カラー
手ブレ補正
×
×
×
×
×
×
×
傾斜モード
ON/OFF可
ON/OFF可
ON/OFF可
ON/OFF可
ON/OFF可
ON/OFF可
ON/OFF可
ON/OFF可
ON/OFF可
ピンモード
防水
IP54相当
生活防水
耐水
生活防水
IPX3
IPX4
IPX4
IPX7
IPX7
重量
145g
180g
155g
207g
192g
170g
162g
315g
232g
サイズ
89x73x37mm
106×71.5x40mm
93.3x72x36mm
110x76x41mm
114x76x42mm
96x74x42mm
104x76x46mm
114x84x44mm
122.9x88x42.1
ケース付属
×
オートパワーオフ
10秒
30秒
15秒
10秒
8秒
10秒
10秒
10/15/20秒

コスパの高いレーザー式距離計!

ShotNavi X1 Fit

平均売価:27,480円(税込み)
2020/5現在の平均売価。
カラー:ホワイト/ブラック

横峯さくらプロが宣伝しているShot Naviから、2019年8月に発売された『X1 Fit』。

前モデル「X1」と機能性はほぼ変わりませんが、手になじみやすいデザインになり業界最小・最軽量級が特徴のモデルです。

X1 Fitの画面表示

『X1 Fit』の画面表示は、アイコン配列と大きな文字で情報が分かりやすく、「高低差表示」「ピンシーク(ピン捜索補助機能)」に対応。打つべき目安飛距離は上段に、直線距離は下の段に表示されます。

モードボタンを10秒ほど長押しすると、高低差機能がOFFになり、直線距離のみ表示されます。

・高低差機能をOFFにしていることは外観から確認できません。

X1 Fitのピンモードは振動でお知らせ!

後ろに木々が生えてピンを計測しずらい時は、奥にある物に合わせて電源ボタンを押し続けると、ファインダー内にピンマークが点滅します。

暫定距離が表示されたら、ピンフラッグが照準の中心になるようにゆっくり動かし、本体が振動したら計測完了です。

X1 Fitのピンシーク機能は、目標物から20m以上離れていて、ピンと奥のターゲットが10m以上離れている場合に作動します。

X1 Fitの付属ケース

・カナビラフック付き。
・ベルトループ対応。

Shot Navi X1 Fit
スピード
精度
見やすさ
操作性
3.7
4.0
4.0
4.5
総合評価 4.0 ※当サイトの基準です。
X1 Fitはこんな方にオススメです!
・コンパクトさ軽量感を優先したい方。
・ピンから約150ヤード以内の使用を想定の方。
・ピンをとらえた時、振動でお知らせしてほしい方。
・表示色にはこだわらない方。
・サイズは小さいですが、測定時は両手でしっかり固定するのがおすすです。
Shot Navi Laser Sniper X1 Fit

レーザーアキュラシー PINPOINT L700

平均売価:32,880円(税込み/ケースなし)
2020/4現在の平均売価。
カラー:1色のみ。

2011年からネットを中心に販売が開始され、宣伝費や流通マージンをカットすることで、品質とコスパを高めた日本の専門メーカーさんです。

デザインは地味ですが、0.3秒の計測スピードと精度の高さに定評があり、2018年9月に機能・性能を大幅向上した、測定範囲10~770ヤードの「PINPOINT L700」と、測定範囲10~1200ヤードの「PINPOINT L1100 (定価:34,800円(税別))」が発売。

PINPOINT L700の画面表示

直線距離に加え、高低差、角度、水平距離を表示してくれる「高低差モード」、各種データから分析した推奨距離が表示され、お助け機能として使い勝手がよい「簡易推奨距離モード」、直線距離だけを表示する「直線距離モード」の3つの機能が搭載。

「直線距離モード」の時は、前面のLEDが点灯してくれるので、競技では同伴プレイヤーにも分かりやすい新ルール対応モデルです。

PINPOINT L700のピンモードはLOCK表示でお知らせ!

近距離の対象物を優先表示するピンシーク機能により、簡単にピンフラッグを計測できます。細いピンフラッグを計測できると、ファインダー内に「LOCK」の文字とターゲットマークがロックオン表示に変わりお知らせしてくれます。

PINPOINT L700の付属ケース

PINPOINT L700のケースはオプションになります。

レーザーアキュラシー PINPOINT L700
スピード
精度
見やすさ
操作性
4.5
4.3
4.5
3.7
総合評価 4.1 ※当サイトの基準です。
PINPOINT L700はこんな方にオススメです!
・鮮明さにこだわりたい。(LCD画面)
・測定精度にこだわりたい方。(±0.5y)
・計測単位にこだわりたい方。(0.1y単位)
・ピンをとらえた時、画面表示でお知らせしてほしい方。
・表示色にはこだわらない方。
・直線モード使用時、周りから分かりやすくしたい方。
・専用ケースは別売りになります。
レーザーアキュラシー PINPOINT L700

ゴルフバディ aim-L10

平均売価:45,480円(税込み)
2020/4現在の平均売価。
カラー:1色のみ。

ゴルフバディはアメリカでシェアの高いメーカーで、LPGA下部ツアーの公式距離測定器やPGAシニアツアーなどでも使用され、広告にはイ・ボミさん選手とアン・シネ選手が起用されています。

2019年5月に発売された『aim-L10』は、最新の人間工学に基づいたスポーティーなデザインイと片手サイズのコンパクトさ、より大きく鮮明になったLCD画面が特徴のモデルです。

aim-L10の画面表示

『aim-L10』は、LCD画面が採用されていることでターゲットマークが大きく鮮明で見やすく、モードボタンを押すごとに「一般モード」→「スキャンモード」→「ピンモード」と、3種類のモードを搭載させています。

一般モードとスキャンモード

左:一般モード 右:スキャンモード

「一般モード」の時、十字線にターゲットを合わせ、電源/測定ボタンを押すと振動と共に距離が表示されます。

「スキャンモード」の時に電源/測定ボタンを押すと、「Scan」マークが表示され、10秒間連続でスキャンされるので、複数のターゲットを持続的に確認できます。

ファインダーの下にあるスロープスイッチ(高低差機能)がONの時は、目標物までの高低差を自動で補正した距離を画面中央に、直線距離と高低差(+/-)は画面下に表示されます。

スロープスイッチがOFFの時は、目標物までの直線距離のみ表示され、競技では同伴プレイヤーにも分かりやすい新ルール対応モデルです。

aim-L10のピンモードは連続スキャン

ピンの後方に木が多い場合は、モード選択から「ピンモード」にして電源ボタンを押すと10秒間連続スキャンされ、複数のターゲットのうち最も近いターゲットまでの距離が表示されます。

aim-L10の機能に音声機能を搭載させた「aim-L10V」も発売されています。

aim-L10の付属ケース

・カナビラフック付き。
・ベルトループ対応。

ゴルフバディ aim-L10
スピード
精度
見やすさ
操作性
4.0
4.0
4.0
3.7
総合評価 3.9 ※当サイトの基準です。
aim-L10はこんな方にオススメです!
・コンパクトさ軽量感を優先したい方。
・複数のターゲットを一度に測定したい方。(スキャン/ピンモード時)
・表示色にはこだわらない方。
・直線モードを使用時、周りから分かりやすくしたい方。
・慣れるまではモード切り替えの操作性が分かりづらい。
ゴルフバディ aim-L10
※音声機能付き「aim-L10V」も発売されています。

TecTecTec! ULT-X1000

平均売価:30,480円(税込み)
2020/4現在の平均売価。
カラー:1色のみ。※限定カラーが不定期に発売。

フランスに本社を構えるTecTecTec!は、ネット上でレーザー距離計を提供するリーディング企業です。人気のきっかけになった「VPRO500」は、アメリカAmazonで2016/2017/2018年と、3年連続ゴルフ用レーザー距離計部門で1位を獲得し、世界20ヶ国以上で20万台以上の累計販売実績を挙げています。

スペックアップした『ULT-X1000』は、2019年9月に国内で発売開始され、0.2秒の高速表示と業界最高精度の標準誤差±0.3yd(300y付近まで)が特徴のモデルで、下位グレードの「ULT-800」も発売されています。国内ではエイミーコガ プロと契約を結んでいます。

ULT-X1000の画面表示

『ULT-X1000』の表示部は、分かりやすいシンプルな表示になっています。

「M1:スキャンモード」「M2:ピンモード」「M3:傾斜モード」と3つのモードが搭載され、どのモードを選択してるかを左側で確認できます。

・本体のモードボタンで各モードの切り替えができます。どのモードも計測する時は「電源ボタンを押し続けたまま」計測します。

前方のスライドを切り替え、黄色くなると傾斜モードが「OFF」になり直線距離のみ測定可能です。競技では同伴プレイヤーにも分かりやすい新ルール対応モデルです。

ULT-X1000のピンモードは振動でお知らせ

ピンの背景に木々が重なった状況や、雨や霧の中でピンが見つけづらい時は、「M2:ピンモード」にして電源ボタンを押し続けると、ピンをロックして振動でお知らせしてくれます。

ULT-X1000の付属ケース

・カナビラフック付き。
・ベルトループ対応。

TecTecTec! ULT-X1000
スピード
精度
見やすさ
操作性
4.2
4.2
3.9
3.6
総合評価 3.9 ※当サイトの基準です。
ULT-X1000はこんな方にオススメです!
・最大計測距離にこだわりたい方。(1,000y)
・測定精度にこだわりたい方。(±0.3y)
・測定スピードにこだわりたい方。(0.2秒)
・ピンをとらえた時、振動でお知らせしてほしい方。
・表示色にはこだわらない方。
・直線モード使用時、周りから分かりやすくしたい方。
・慣れるまでは、どのモードがどんな機能なのかを覚える必要がある。
TecTecTec! ULT-X1000
※ULT-X800も発売されています。

高精度が特徴のレーザー式距離計!

キャロウェイ Tour S

平均売価:53,380円(税込み)
2020/5現在の平均売価。
カラー:1色のみ。

キャロウェイから2019年1月に発売された最上位モデル『Tour S』は、最大測定距離1200yにピンモード時も最大400yと長く、大きく見える倍率7倍と2段階の明るさ調整ができる有機ELディスプレイを搭載した、見やすさと使いやすさを特徴にもつモデルです。

Tour Sの画面表示

『Tour S』は、7倍率と赤色表示の見やすい特徴に、3つの機能を搭載しています。

本体上部のモードボタンを押すごとに、「標準モード:大きな物体までの距離を測定」、「プリズムモード:反射板が付いたピンフラッグに反応」、「P.A.T(ピンモード):ピンフラッグまたは小さな物体までの距離を測定」を選択でき、上段に直線距離、下段に高低差を含んだ打つべき距離が表示されます。

距離表示は小数点以下1桁を表示するように初期設定されていますが、小数点以下を取り除く設定もできます。

・プリズムモードは、反射板が付いたピンフラッグの反射光を利用して距離を測定します。反射光のあるピンフラッグは主に海外のゴルフ場に多く見られます。

左側面にあるスライドを切り替え、緑の表示は傾斜モード「ON」、赤の表示は傾斜モード「OFF」になり、競技では同伴プレイヤーにも分かりやすい新ルール対応モデルです。

Tour S 遠くからピンをとらえやすいP.A.T.機能

電源ボタンを1度短押して、モードボタンから「P.A.T.モード」を選択すると、旗のアイコンがディプレイの左横に現れます。

電源ボタンを長押しするとレーザーが連続照射され、スキャンしている間は木やその他の物が背景にある場合でも、ピンフラッグをとらえやすくしています。

振動お知らせやLOCK表示はありませんが、「P.A.T.モード」での最大測定距離は5~400y/誤差±0.5yと高い精度が特徴です。

Tour Sの付属ケース

・カナビラフック付き。
・ベルトループ対応。

キャロウェイ Tour S Laser Rangefinder
スピード
精度
見やすさ
操作性
3.7
4.0
4.5
4.1
総合評価 4.1 ※当サイトの基準です。
Tour Sはこんな方にオススメです!
・最大計測距離にこだわりたい方。(1,200y)
・ピンを遠くからとらえたい方。(P.A.T.モード)
・鮮明さにこだわりたい方。(LCD赤文字2段階調整)
・ピンをとらえた時、振動や画面通知機能は要らない方。
・直線モード使用時、周囲から分かりやすくしたい方。
・国内でプリズムモードを使う機会がない。
キャロウェイ Tour S Laser Rangefinder

ニコン PRO STABILIZED

平均売価:47,580円(税込み)
2020/5現在の平均売価。
カラー:1色のみ。

2018年5月発売の手ブレを約80%低減する「STABILIZED(手ブレ補正)」機能を搭載し、5段階の調整可能な有機EL、0.3秒の高速測定など、使い勝手の良さと高スペックに定評がある、ニコンの最上位モデル『PRO STABILIZED』。国内では上田桃子選手とスポンサー契約を締結しています。

PRO STABILIZEDの画面表示

『PRO STABILIZED』は、手ブレ補正機能と赤色の表示文字に、内部表示の明るさをAUTO~5段階まで細かく設定できる、見やすい画面表示が特徴です。

電源を入れ再度電源ボタンを押すと単発の測定ができ、電源ボタンを長押しすると、最大8秒間連続して測定ができます。

機能性では、測定モードとして「Gモード:打つべき距離の目安&直線距離」「Dモード:直線距離」「Aモード:直線距離&高さ」「Hモード:水平距離&高さ」の4つのモードが選べます。

・初期設定はGモードになっています。

電源を入れモードボタンを押し、さらにボードボタンを3回押すと直線距離モード「ON/OFF」の切り替えが行えます。

直線距離モードを「ON」にして、測定モードが「Dモード:直線距離」になっていると、緑色のLEDサインが点滅するので、競技では同伴プレイヤーにも分かりやすい新ルール対応モデルです。

PRO STABILIZEDのピンモードはLOCK表示でお知らせ

ピンを測定したい時に奥の背景とカブった場合は、ピンフラッグの距離を測定すると、ファインダー内に緑色の「LOCKED ON」サインが点灯しお知らせしてくれ、重なりあった目標物の距離を間違えることなく計測できます。

PRO STABILIZEDの付属ケース

・カナビラフック付き。
・ベルトループ対応。

ニコン COOLSHOT PRO STABILIZED
スピード
精度
見やすさ
操作性
4.5
4.7
4.9
4.1
総合評価 4.5 ※当サイトの基準です。
PRO STABILIZEDはこんな方にオススメです!
・最大計測距離にこだわりたい方。(1,200y)
・測定スピードにこだわりたい方。(約0.3秒)
・鮮明さにこだわりたい方。(有機EL赤文字AUTO~5段階調整)
・ピンをとらえた時、画面表示でお知らせしてほしい方。
・直線モード使用時、周囲から分かりやすくしたい方。
・手ブレ機能がある事で、画面の動きがカクカクする時がある。
・ケースの使い勝手があまり良くない。
ニコン COOLSHOT PRO STABILIZED

ブッシュネル ピンシーカーツアーV4シフトジョルト

平均売価:48,880円(税込み)
2020/5現在の平均売価。
カラー:1色のみ。

1948年創業の米国を代表する光学機器メーカーの「ブッシュネル」。PGAやLPGAツアー選手の9割以上が使用し、リッキーファウラー選手が宣伝している事でも有名なトップシェアメーカーです。

2019年7月に発売された『ツアーV4シフトジョルト』は、明るい画面/測定精度/測定スピードの速さを特徴とした、シンプルな軽量モデルです。

ツアーV4シフトジョルトの画面表示

ターゲットマークと距離だけのシンプルな画面で、操作性も他のモデルとは違い、モードボタンから機能を切り替える操作がなく、電源ボタンを押して再度電源ボタンを押しせば通常計測で、ピンシーカー(ピンモード)の時は、電源ボタンを押して再度電源ボタン長押しするだけの、使い勝手の良いモデルです。

スロープ(高低差モード)がONの時は、上段に直線距離が表示され、下段に打つべき推奨距離と勾配角度角度が表示されます。

左側面にある「TOUR-V4」のスライドを上げると高低差機能がONになり、スライドを下げると高低差機能がOFFになり、競技では同伴プレイヤーにも分かりやすい新ルール対応モデルです。

ツアーV4シフトジョルトのピンモードは振動でお知らせ

電源ボタンを押して、再度電源ボタンを長押しするとピンシーカー(ピンモード)機能がはたらきます。

電源ボタンを押している間、ゆっくりとピンフラッグ周りや計測したい物体周りにレーザーを当てることで、一番近くの物体の距離を捉え、測定が完了すると振動でお知らせしてくれます。

今回ご紹介したモデルの中では、倍率スペック5倍と低めですが、体感上の測定スピードは速くサクサク測定したい方におすすめです。

ツアーV4シフトジョルトの付属ケース

・カナビラフック付き。
・ベルトループ対応。

ブッシュネル ピンシーカーツアーV4シフトジョルト
スピード
精度
見やすさ
操作性
4.5
4.7
4.8
4.8
総合評価 4.6 ※当サイトの基準です。
ツアーV4シフトジョルトはこんな方にオススメです!
・最大計測距離にこだわりたい方。(1,000y)
・測定スピードにこだわりたい方。
・鮮明さにこだわりたい。(LCD画面/黒文字)
・ピンをとらえた時、振動でお知らせしてほしい方。
・シンプルな操作性が好みの方。
・直線モード使用時、周囲から分かりやすくしたい方。
・倍率5倍。
・モデルは古いですが、機能性では「プロX2ジョルト」と迷う商品。
ブッシュネル ピンシーカーツアーV4シフトジョルト

ブッシュネル ピンシーカープロXEジョルト

平均売価:63,780円(税込み)
2020/5現在の平均売価。
カラー:1色のみ。

倍率7倍に測定可能距離5~1300ヤードに、ピンシーカー史上初となる「気温・高度(気圧)」を加味した「打つべき推奨距離」を表示する新機能「エレメント機能」が搭載され、標高・時間帯・季節などさまざまな環境で適応できる高スペックモデル『ピンシーカープロXEジョルト』。本体剛性も高いブッシュネル最上位モデルです。

プロXEジョルトの画面表示

『プロXEジョルト』の画面表示は赤色の文字とアイコンで、天候に左右されづらい見やすい画面表示です。

上部にあるモードボタンで、ディスプレイの明るさ(4段階明度調整) や、距離単位(ヤード/メートル) を好みに合わせて設定できます。

スロープ(高低差モード)がONの時は、上段に直線距離が表示され、下段に打つべき推奨距離と勾配角度角度が表示されます。本体左側面の「B」マークのスライドで、高低差機能ON/OFFの切り替えができ、競技では同伴プレイヤーにも分かりやすい新ルール対応モデルです。

プロXEジョルト エレメント機能

スロープ(高低差モード)がONの時、モードボタンを押してエレメント機能を有効にすると、ディスプレイに「エレメント モード アイコン」が表示され、「気温・高度(気圧)」を加味してより精度の高い「打つべき推奨距離」を表示してくれます。

プロXEジョルトのピンモードは振動とリングでお知らせ

電源ボタンを押して、再度電源ボタンを長押しするとピンシーカー(ピンモード)機能がはたらきます。

電源ボタンを押している間、ゆっくりとピンフラッグ周りや計測したい物体周りにレーザーを当て、一番近くの物体の距離を捉え測定が完了すると、振動とディスプレイ外縁の赤リングでお知らせしてくれます。

プロXEジョルト BITE 磁気マウント

BITE 磁石が筐体の右側に埋め込まれていて、ゴルフカートのバーやフレームにしっかりと貼り付けられます。

・強力なネオジム磁石を使用しています。ペースメーカー/PC/スマホなどの電子機器全般/クレジットカード/ATM カードなどなど、磁場の影響で壊れる可能性がある物には、距離計を近付けないでください。

プロXEジョルトの付属ケース

・カナビラフック付き。
・ベルトループ対応。

ブッシュネル ピンシーカープロXEジョルト
スピード
精度
見やすさ
操作性
5.0
5.0
4.8
4.7
総合評価 4.8 ※当サイトの基準です。
プロXEジョルトはこんな方にオススメです!
・最大計測距離にこだわりたい方。(1,300y)
・測定精度にこだわりたい方。(気温、気圧を加味)
・測定スピードにこだわりたい方。
・鮮明さにこだわりたい方。(赤文字4段階明度調整)
・ピンをとらえた時、振動と画面でお知らせしてほしい方。
・直線モード使用時、周囲から分かりやすくしたい方。
・やや重量感がある。
ブッシュネル ピンシーカープロXEジョルト

GPS機能搭載のハイブリットレーザー式距離計!

ガーミン APPROACH Z82

平均売価:75,900円(税込み)
2020/5現在の平均売価。
カラー:1色のみ。

1989年に設立されたアメリカのGPS機器メーカ「ガーミン」。航空、海洋、自動車、アウトドア、およびフィットネス市場におけるトップブランドとして知られています。

ゴルフではGPSウォッチで有名なガーミンから、2020年5月に発売された『APPROACH Z82』。GPSとレーザー距離計を一体化させた手ブレ補正搭載モデル。2018年に発売された「Approach Z80」より測定可能距離伸び、ピンをとらえた時の振動機能などがバージョンアップされています。

APPROACH Z82の外観

APPROACH Z82
メニュー表示
メニュースクロール
電源オン/オフ(オフ長押し)
メニュースクロール
トーナメントモードのステータス確認
距離測定
視度調整リング
バッテリーLED
USB端子

とくにむずかしい操作はありませんが、初めて使用する時は設定から「言語」「距離単位」「ドライバーの飛距離」「スマホとペアリング設定ON/OFF」などを行います。

プレー前の基本操作は、電源を入れ「ラウンド開始」を選択するとGPSが現在地を特定してくれます。2グリーンの場合はボタンかボタンを押して「グリーン変更」を選び、次のホールに移動してもホールが切り替わらない時は「ホール選択」から手動でホールを選択できます。

ラウンド時の基本操作は、照準を目標物に合わせボタンを押せば計測してくれます。

ラウンド中にボタンかボタンを押すと、「ハザートとレイアップ(ハザード位置)」「ピンポインター(ピン方向)」など細かな機能を選択できます。

APPROACH Z82の画面表示

レーザーによる正確な計測とGPSによる位置情報を利用し、ファインダー内にはゲーム画面のようなフルカラーのコースレイアウトが表示され、全世界約41,000以上のゴルフコースデータに対応しています。

「ドライバーの飛距離」を設定しておくと、ティーイングエリアに居る時、コースマップ上に黒い線で表示されます。

スマホにGarmin Golfアプリを入れ「スマホとペアリング設定ON」にすると、アプリが天気情報を取得して風速や風向きを表示してくれ、スコア管理やショット分析なども行えます。

「プレーライク距離(高低差機能)」ONの時は、上段に直線距離、下段に打つべき推奨距離が表示されます。

・ホール情報を表示しないで、「プレーライク距離(高低差機能)」のみの表示もできます。

「プレーライク距離(高低差機能)」をOFFに設定すると、直線距離のみ表示され本体上部のLEDが点灯します。

APPROACH Z82のハザードビュー

ボタンかボタンを押して「ハザートとレイアップ」を選択すると、各ハザードまでの距離やレイアップポイントまでの距離を確認できます。

APPROACH Z82のピンポインター

ブラインドショットの時に、ボタンかボタンを押して「ピンポインター」を選択すると、コンパスの矢印がピン方向を指してくれます。

APPROACH Z82のフラッグファインダー

ピンフラッグをとらえるとフラッグアイコンが表示され、数字の色が赤色から黄色に変わり振動でお知らせしてくれます。

APPROACH Z82の付属ケース

・カナビラフック付き。

ガーミン Approach Z82
スピード
精度
見やすさ
操作性
3.5
5.0
5.0
3.5
総合評価 4.3 ※当サイトの基準です。
アップデート時はPCが必要になります。
・Windows 7 SP1以降、Microsoft NET 4.7.2
・OS X 10.11以降
Approach Z82はこんな方にオススメです!
・手ブレ補正機能がほしい方。
・ホール情報を確認したい方。
・測定精度にこだわりたい方。(±0.25y)
・鮮明さにこだわりたい方。(LCD 2Dフルカラー)
・ピンをとらえた時、振動と画面でお知らせしてほしい方。
・スコア管理をしたい方。(Golfアプリ)
・ほんの数秒ですが起動のレスポンスがやや遅い。
・ケースの使い勝手が今ひとつ。
ガーミン Approach Z82

レーザー式距離計はスコアアップの必需品

多くのプロの方も練習ラウンドでレーザー式距離計を使い、試合ではヤーテージブックを見ながら、正確な残り距離をチェックする作業は不可欠です。

とくに、50ヤード以内に来るまではしっかり距離計で計測して、グリーン上ではスロープレーにならない範囲で歩測するなど、残り距離をしっかり正確に把握することで、スコアアップにつながってきます。

アマゴルファーさんの中で、いつも残り距離のジャッジに迷う方は、長く使用する事も含め、しっかりしたレーザー式距離計を選んでみるのがおすすです。

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