前回は、今どきフェアウェイウッドの選び方を、ざっくりご紹介させていただきましたが、今回は話題のフェアウェイウッドを、「ヘッドスピード」と「スピン量」で分類し、今の自分に合う最強フェアウェイウッドを見つけていただき、スコアアップの足しにして頂ければと思います。
ヘッドスピード遅め 高弾道を打ちやすいモデル
ヘッドスピードが遅めで弾道が上がりづらい方は、ボールにスピンが掛かりやすい、高弾道を打ちやすいヘッドがおすすめです。
本間ゴルフ ビジール535FW
レディースあり発売日 | 2017/12 | |||
ビジール535FWの特徴
『ビジール535FW』の特徴のひとつ、広く深いトウ側とヒール側の溝が反発エリアを拡大し、浅く狭いセンター部の溝がヘッドの剛性を高め、ミスヒットした時の飛距離ロスを低減し、ギア効果で弾道がセンターに戻りやすいヘッドです。
弾き感のあるしっかりめの打感で、クリアで響きのよい打音からボール初速の速い高弾道ドロー系が打ちやすく、ボールのつかまりが良いやさしいヘッドです。
参考シャフト:VIZARD for Be ZEAL(R) | ||||
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フレックス : R、SR、S=先中 シャフト重量 : 3W-約48g(R) 5W-約47.5g(R) クラブ総重量 : 3W-約307g(R) 5W-約311g(R) |
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推奨ヘッドスピード フレックスR : 35~40m/s |
前モデルに比べ5mm先調子、9mm手元重心化され、剛性の高い手元とタイミングのとりやすい振りやすさで、ヘッドスピードがあがりやすく高弾道を打ちやすいシャフトです。
スイング中はヘッドが軽く感じるので、重ヘッドが苦手な方で速いテンポとスピーディーなスイングの方におすすめのシャフトです。
参考数値 H.S40m/s 平均168y
・安心感のある構えやすさに、ヘッドサイズが大きいのでミートしやすいヘッド。
・ティーアップして打つと、あと10ヤードくらい飛距離が伸びてます。
参考数値 H.S40m/s 平均162y
・3Wと同じ流れのデザインで、やや小ぶりのヘッド。
・H.S40m/sくらいですと、地面からの飛距離は3Wとあまり変わらない。
・つかまりもよく、やさしさと高弾道を求める方におすすめです。
ヘッドスピードの遅い方やスライスが多い方で、弾道が上がりずらい方におすすめです。
ロイヤルコレクション RC STAR FW
レディースあり弾道調整機能つき
発売日 | 2017/9 | |||
RC STAR FWの特徴
安心感のある大型ヘッドと、高弾道を打ちやすい超シャローフェース(薄型)設計で、やさしさとボールのつかまりを重視したい方におすすめの『RC STAR FW』
ロフト角やライ角など、8通りの調整を可能にするアジャスタブル機能付き。
参考シャフト:STR-501D(S) | ||||
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調子:R、SR、S=中 シャフト重量 : 55g(S) クラブ総重量 : 3W-約322g(S) カスタムシャフト対応 |
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推奨ヘッドスピード フレックスR : 35~40m/s フレックスSR : 38~43m/s |
半番手短いクラブ長さですが適度な重量感があり、素直でクセのない挙動が、スイングの安定性を高めやすいシャフト。
ダウンブローで強めに打ち込むヘッドスピード40m/s前後の方は、もう少し重量があり先端が硬めのカスタムシャフトがおすすめです。
ヘッドスピードの速い方は、純正カスタムでフジクラ「Speeder EVOⅣ FW60」もラインナップされ、他にもさまざまなシャフトを特注でカスタムできます。
参考数値 H.S40m/s 平均163y
・長さが短いのでヘッドがより大きく見え、3Wは安心感のある構えやすさがあります。
参考数値 H.S40m/s 平均160y
・5Wもやや大きめサイズの安心感があります。
・つかまりも良く、とくに5Wは操作性が高い。
ヘッドスピードの遅い方で、弾道を上げながらドローやフェードで、操作性を求められるヘッドを探している方におすすめです。
ピン G400 SF TEC FW
弾道調整機能つき発売日 | 2017/9 | |||
G400 SF TEC FWの特徴
1、ブレない=低く深い重心設計でブレずに飛ばす。
2、抵抗しない=フラットソールと低いリーディングエッジ球を上げる。
3、反発する=前モデルより30%たわみ初速アップ。
3つのチカラで飛ばすG400FWは3モデル発売され、飛距離性能の高い「G400FW」、13°の大型ヘッド「G400 STRETCH3 FW」、ヘッドスピード遅めの方におすすめのモデルが、つかまりを重視した『G400 SF TEC FW』です。
参考シャフト:ALTA J CB(S) | ||||
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調子:R=先、SR=先中、S=中、TS=中 シャフト重量 : 3W-54g(S) クラブ総重量 : 3W-約315g(S) 5W-約318g(S) カスタムシャフト対応 |
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推奨ヘッドスピード フレックスS : 37m/s~42m/s(S) |
しっかりとした剛性でボールをミートしやすいシャフト。硬さにより異なるキックポイントがラインナップされ、ヘッドスピードが遅めの方は、フレックスR(先調子)、フレックスSR(先中調子)で高弾道を狙え、高さを少しおさえたい方はフレックスS(中調子)がおすすめです。
右へのミスを軽減したい方は、つかまる純正シャフト「ALTA J CB」で、叩くタイプの方は「PING TOUR 173-65」がラインナップされ、ヘッドスピードが速いスライサーの方には、好みのシャフトで選べるカスタムシャフトが用意されています。
参考数値 H.S40m/s 平均165y
・3Wでかなりの高弾道が打てるヘッド。
・フラットソールの効果でロフトが大きく見える安心感があります。
参考数値 H.S40m/s 平均163y
・アベレージヒッターの方におすすめの5W。
・高さと飛距離性能を活かし、グリーンを狙いやすいモデルです。
ヘッドの重量感もあり、やや弾き感のある打感と金属系のクリアな響く打音から、ストレート~ドローボール系の高弾道を打ちやすく、スイートエリアも広いのでミスヒットに強いヘッドです。
ヘッドスピード遅め キャリーを伸ばしたい方におすすめのモデル
ダンロップ ゼクシオ10 FW
レディースあり
発売日 | 2017/12 | |||
ゼクシオ10 FWの特徴
シャローバック形状 + フラットボトム設計 + 短くしたネック
シャローバック形状と、従来モデルより3mm 短くしたネック長により、深・低重心化を実現させ、新技術に改良を加えることで、高打ち出し・低スピン性能で、ミスヒットに強い「芯で捉える」確立を高め、ゼクシオ史上最大の飛びを達成させた、10代目となる『ゼクシオ テン』
参考シャフト:ゼクシオ MP1000(S) | ||||
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調子:R2、R、SR、S=中 シャフト重量 : 45g(S) クラブ総重量 : 3W-約279g(S) 5W-約286g(S) カスタムシャフト対応 |
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推奨ヘッドスピード R2:32~38 R :33~42 SR:37~45 S :40~48 |
ヘッド同様、芯で捉える確率と打点のバラつきを28%も軽減させた、粘って走る軽量シャフト。
ヘッドスピードの遅い方でもシャフトがしっかりしなり、インパクト手前で一気にしなりを解放してくれるので、スムーズに振り抜きやすく、タイミングだけ覚えればやさしく打ちやすいシャフトです。
ヘッドスピード42m/s以上ある方は、トップなどの軽すぎるミスが出やすくなる傾向もあり、叩いて飛ばせるゼクシオとして、20g重量を重くした「Miyazaki」モデルや、好みのシャフトで組める、カスタムシャフトにも対応しています。
参考数値 H.S40m/s 平均172y
・ティーアップして打つと参考数値183yと、飛距離が大きく伸びやすくなります。
参考数値 H.S40m/s 平均176y
・5Wは地面からでも大きなキャリーで攻められ、FWが苦手な方はまず5wがおすすめです。
弾き感の強い打感とクリア系の爽快な響く打音から、打ちだし角の高い強い弾道でどんどん高さが上がり、ヘッドスピードが遅い方でもキャリーで飛距離を伸ばしやすく、つかまりのよいドローボールが打ちやすいヘッドです。
タイトリスト VG3 2018 フェアウェイメタル
レディースあり弾道調整機能つき
発売日 | 2017/12 | |||
VG3 2018 フェアウェイメタルの特徴
直進飛距離を生み出すラージサイズヘッド
前モデルと比較してヘッド体積を20%アップし、ドライバー同様、大きな飛距離と直進性の高いビッグキャリーを可能にした『VG3フェアウェイメタル』
適度に柔らかい打感と、締りのある高音系の打音から中弾道でボールが飛び出し、伸びのあるストレート系高弾道で安定したキャリーを求めやすいモデル。
参考シャフト:タイトリスト VGF(S) | ||||
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調子:R、SR、S=中 シャフト重量 : 58g(S) クラブ総重量 : 3W-約297g(S) 5W-約301g(S) カスタムシャフト対応 |
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推奨ヘッドスピード フレックスS : 37m/s~42m/s(S) |
参考数値 H.S40m/s 平均177y
・ティーアップして、狭いホールなどでライン出しをしやすいヘッドです。
参考数値 H.S40m/s 平均170y
・シンプルに打てば直進性が高く、高さを出したい時はフェード系が打ちやすいヘッド。
強く打ち込むと直進力のある中弾道でラインを出しやすく、打ち込み方に応じて弾道の高さを操作しやすいヘッドです。
ヘッドスピードふつう 弾道コントロールしたい方におすすめモデル
プロギア Q フェアウェイウッド
発売日 | 2017/12 | |||
シャフト:REXIS for EZONE GT 調子:中 |
Q フェアウェイウッドの特徴
オールラウンドソール
ソールは平坦ではなく、中心部に向けて角度をつけた「オールラウンドソール」。 地面との接触面を減らすことで、ラフでや傾斜地でも抜けの良さが特徴のオールラウンドギアです。
厚みのあるディープ系フェースと、三角のオールラウンドソールが特徴ですが、アドレスするとFP値が大きく、リーディングエッジの出っ歯具合が目立つことでロフトが大きく見え、やさしくボールを拾ってくれるイメージをだしてくれる外観です。
飛距離特性を重視したヘッドではありませんが、弾き感のある打感と響く金属音から、かなりの高弾道キャリーボールで飛び出し、思ってた以上の飛距離を稼いでくれます。
参考シャフト:Q REGシャフト(S) | ||||
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シャフト重量 : Q18-48g Q22-47g クラブ総重量 : Q18-335g Q22-344g カスタムシャフト対応 ※LIGHTシャフトは注文生産。 |
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推奨ヘッドスピード 37~40m/s |
純正シャフトは、「Q」専用設計のオリジナルシャフトが2種類ラインナップされ、打ちやすさを重視した素直で振りやすいシャフトです。
よりヘッドを活かすなら、重量感のあるカスタムシャフトで組むのがおすすめでです。
参考数値 H.S40m/s 平均180y
・Q18はボールをやや左に置いて、歯先が早く当たらないように打つと、打ちやすいヘッドです。
シャフトが短いこともありボールにミートしやすく、ライの悪い状況ほどヘッドが活躍してくれるので、初心者の方はもちろん、弾道操作ができる上級者の方も積極的に攻められる1本です。
ヨネックス EZONE GT フェアウェイウッド
レディースあり弾道調整機能つき発売日 | 2017/12 | |||
シャフト:REXIS for EZONE GT 調子:中 |
EZONE GT フェアウェイウッドの特徴
方向性を高める研究から生まれたナナメ溝
ヨネックス「EZONE GT」は、他とは違うナナメ溝になり、左右のバラつきを抑えグリーンを狙うために、タテ溝やヨコ溝よりも左右のブレが少なく、方向性を安定させためにナナメ溝を採用し、大きな特徴になっています。
柔らかさのあとに弾き感がある打感と、重めの金属音から中~高弾道の軽いドロー系が打ちやすく、フェースからボールがすべりづらい、ナナメ溝の感覚がわかります。
ヨネックス EZONE GT(S) | ||||
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調子:R、SR、S=中 シャフト重量 : 3W-50g(S) クラブ総重量 : 3W-約320g(S) 5W-約325g(S) カスタムシャフト対応 |
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推奨ヘッドスピード フレックスS : 38m/s~45m/s(S) |
全体の剛性がしっかりしたシャフトで、中間部の大きなしなりからインパクトゾーンでは早めにしなり戻るので、ヘッドスピードも上がりやすいシャフトです。
払い打つよりはダウンブロー系で打つ方と相性がよく、重量はありますがカウンターバランス設計(手元側に重さ)なので、シャープな振りやすさを好む方におすすめのシャフトです。
参考数値 H.S40m/s 平均175y
・3Wはヘッドサイズが小さく見え、叩いて打つイメージがでやすいヘッド。
参考数値 H.S40m/s 平均170y
・5Wは適度なサイズ感でボールのつかまりもよく、左右の打ち分けもコントロールしやすいヘッド。
コンパクトサイズなのでフェースコントロールがしやすく、重量感のあるヘッドをダウンブローで強く打ちこむと、つかまりのよいドローやフェードが打ちやすいので、右へのミスをおさえながら、操作性を求める方におすすめです。
ヤマハ RMX18 FW
弾道調整機能つき発売日 | 2017/10 | |||
RMX18 フェアウェイウッドの特徴
高効率インパクト設計
前モデルも飛距離性能の高いヘッドでしたが、さらに芯でとらえて飛距離アップするために、真芯でインパクトできるようにヘッドを再設計しています。
柔らかさと弾き感のバランスがよく、響きすぎないクリアで金属的な打音からボールの初速の速い中弾道で飛び出し、強く叩いても左に行きづらいので、打ち込む方で、左へのミスを警戒する方におすすめです。
参考シャフト:FUBUKI AiⅡ FW-55(S) | ||||
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調子:R、SR、S=先中 シャフト重量 : 56.5g(S) クラブ総重量 : 3W-約313g(S) 5W-約316g(S) カスタムシャフト対応 |
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推奨ヘッドスピード R:35~40m/s SR:38~43m/s S:41~46m/s |
切り返しのタイミングが取りやすく、振り遅れしづらいやさしい純正カスタムシャフト。打ちだし角も安定しやすく、インパクトで当たり負けしづらいので、しなり戻りのポイントをおさえれば、ヘッドスピードの遅い方でも弾道を上げやすいシャフトです。
ヘッドスピードの速い方や、しっかりミートさせたい方は、叩けるシャフト「Speeder EVOLUTION Ⅳ FW60」が、純正カスタムとして用意され、お好みのシャフトで組めるカスタムオーダーもあります。
参考数値 H.S40m/s 平均172y
・3Wはしっかりボールをとらえないと右に逃げやすいので、叩くイメージで打つヘッド。
参考数値 H.S40m/s 平均179y
・5WはH.S40m/s前後の方もキャリーを伸ばしやすく、直進性とコントロール性が高いヘッド。
ヘッドスピードふつう 飛距離を伸ばしたい方におすすめモデル
ミズノ GX フェアウェイウッド
発売日 | 2018/3 | |||
GX フェアウェイウッドの特徴
デュアルウエイト設計
やさしさと飛距離性能を求めたミズノ「GXシリーズ」のFWは、ソール部バック側に20gのウエイトを配分させ、ボールのつかまりと安定した弾道を生み、フェース側30gのウエイトは、余分な吹き上がりを抑え力強い弾道を生み出す、やさしく打ちやすいヘッドに仕上げています。
ややダウンブローで打ち込むと、厚い手応えと弾きのある打感で、キレのあるクリアな打音から、低スピンの強い弾道のストレート系中弾道で伸びながら、大きなキャリーとランで最大飛距離を稼ぎやすいヘッドです。
MFUSION F(S) | ||||
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調子:R、SR、S=中 シャフト重量 : 3W-52g(S) クラブ総重量 : 3W-約308g(S) カスタムシャフト対応 |
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推奨ヘッドスピード S:38~43m/s |
ミズノ「GXシリーズ」の純正シャフトは、最近のカスタムシャフトに多い「軽・硬」シャフトが特徴です。
「軽量でありながら暴れない」ことを追求したMFUSIONシャフトは、ダウンスイングからインパクトにかけてはスピーディーにしなり戻り、しっかり叩いても暴れない剛性の高い先端で、「軽・硬」シャフトらしいスパッとした振りやすさがあります。
カスタムシャフトと違う点は、手元側のしなりが少しゆったりめなので、スイングテンポがゆっくりめの方もタイミングがとりやすく、ボールを正確にとらえやすい、「軽・硬」シャフトのメリットを活かせます。
シャフト重量は、S=52g、SR=47g、R=42gで発売され、フレックスにより重さの開きがあるので、ドライバーのシャフト重量を気にかけながら選びたいところです。
参考数値 H.S40m/s 平均173y
・アップライトでボールのつかまりも良く、地面からも打ちやすいやさしいヘッド。
参考数値 H.S40m/s 平均168y
・ボールのつかまりが良くミスヒットに強い安定感の高いヘッド。
払うように打てば高弾道になりますが、ミスが出づらい「ややダウンブロー系」の打ち方をマスターしながら、FWのレベルアップをしていきながら、ヘッドスピードがふつうの方も飛距離を伸ばしやすい飛び系ヘッド。
ピン G400 フェアウェイウッド
弾道調整機能つき発売日 | 2017/9 | |||
G400 フェアウェイウッドの特徴
1、ブレない=低く深い重心設計でブレずに飛ばす。
2、抵抗しない=フラットソールと低いリーディングエッジ球を上げる。
3、反発する=前モデルより30%たわみ初速アップ。
3つのチカラで飛ばすG400FWは3モデル発売され、つかまりを重視した「G400 SF TEC FW」、ロフト13°の大型ヘッド「G400 STRETCH3 FW」、ヘッドスピードふつうの方で飛距離性能を求めたい方は「G400FW」がおすすめです。
目標に対してスクエアに構えやすく、地面にピタッとおさまるヘッドの座りのよさは、ロフトが大きく見える安心感もあり、高弾道をイメージしやすいヘッド形状です。
参考シャフト:ATTAS CoooL 6(SR) | ||||
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調子:先中 シャフト重量 : 3W-64g(SR) クラブ総重量 : 3W-約325g(SR) 5W-約319g(S) カスタムシャフト対応 |
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推奨ヘッドスピード SR:38~43m/s |
ピンG400FWの純正カスタムで用意されている、USTマミヤ『ATTAS COOOL』
ほどよい硬さの手元と、中間部から先端にかけて鋭く走り、「ボール初速」と「つかまり」を最大化させヘッドスピードと飛距離アップを狙えるシャフト。ドライバーに「軽・硬」で組む方も多いシャフトです。
切り返しからスムーズにな動きで中間部にながり、「タメ」をシャフトが自然に作ってくれるので、無理にシャフトをしならせなくても、インパクト時にヘッドがタイミングよく戻ってくる、オートマチック性が高くクセのない素直なシャフトです。
参考数値 H.S40m/s 平均178y
・地面からも打ちやすい構えやすさと、直進性の高い強い弾道が打ちやすい。
参考数値 H.S40m/s 平均172y
・弾道が高く、飛距離と操作性にすぐれ、グリーンを直接狙える高機能ヘッド。
フェースに食い付く柔らかい打感と弾きのバランスがよく、金属系のクリアな打音から、ボール初速の速いストレート系の高弾道が打ちやすいヘッドです。滞空時間が長い大きなキャリーと、落下後のランもでる飛距離特性の高いモデルです。
キャロウェイ ROGUE STAR FW
レディースあり発売日 | 2018/2 | |||
ROGUE STAR フェアウェイウッドの特徴
2017年に発売された「エピック」シリーズのドライバーに搭載された、ヘッド内部に2本の柱を埋め込む『JAILBREAKテクノロジー』を、2018年発売の「ローグ」シリーズではFWにも搭載させ、剛性の高さと反発性能を向上させています。
さらに、ソールのフェース側にウエイトを配置させ、低スピンがでやすい浅重心と、打ちだしの高い低重心設計など、ヘッド内部にこだわったFWです。
参考シャフト:Speeder EVOLUTION IV FW 50(S) | ||||
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調子:S=中 シャフト重量 : 3W-58.5g(S) クラブ総重量 : 3W-約319g(S) カスタムシャフト対応 |
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推奨ヘッドスピード S : 38~43m/s |
ドライバー用「Speeder EVOLUTION IV」のフィーリングをそのままに、FW用に改良された『Speeder EVOLUTION IV FW』
「EVO IV」は中間部~先端にかけて硬く、スピーディーなしなり戻りに合わせて叩けるシャフトの特徴を持ち、ヘッドスピード40m/s前後の方で、タメを作りながらインパクトで叩きたい方と相性がよく、シャフト重量も40g、50g台が用意され、ドライバーのシャフト重量や総重量を確認しながらセッテイングしておきたいところです。
ヘッドスピードの速い方はカスタムで、ヘッドスピードの遅い方は約30gの軽量グリップを装着した、三菱レイヨン「SPEED STAR バージョン」がW3とW5に追加ラインアップされ、幅広い方にぶっ飛びを体感しやすいシャフトがラインナップされています。
参考数値 H.S40m/s 平均205y
・低スピンの中~高弾道で、直進性が高く強い弾道が打ちやすい。
・ティーアップして打つと、トータル飛距離230ヤードと、ドライバー並みに使えそうです。
・ティーアップしてH.S45m/sで打つと、トータル240~250y前後の平均飛距離。
参考数値 H.S40m/s 平均196y
・芝からの飛距離にすぐれ、高弾道で飛距離が落ちづらいヘッド。
・安定性と操作性にもすぐれ、H.S40m/sの方におすすめです。
やわらかい打感と弾き感のバランスがよく、響きすぎないやや高めの打音から、打ち出し角の高い強い弾道のストレートボールが出やすく、ヘッドスピード40m/s前後の5Wの試打では、ランの転がりをふくめたトータル飛距離がもっとも高く、ヘッドスピードの速い方が打っても、吹け上がらずに飛距離を伸ばしやすい今季注目のぶっ飛びFWです。
ヘッドスピード速い 飛距離を伸ばしたい方におすすめのモデル
テーラメイド M4フェアウェイウッド
レディースあり発売日 | 2018/2 | |||
M4 フェアウェイウッドの特徴
M4FWは、ヘッドのトゥ側とヒール側に、大型の「スプリット・ウェイトパッド」を搭載させ、アスリート系の方が求めるやさしさを向上させたモデルです。
前モデルM2よりも直進が高くなり、フェース素材には反発力と軽量化に優れたC300が採用され、打感・打音なども改良されています。
アドレスではややオープンなフェース角で、ダウンブローで打ち込んでも左へのミスを意識させない構えやすさがあり、シルバーとカーボンブラックのシンプルな丸型形状が、ヘッドへの集中力を上げ、やさしいイメージをだしやすいデザインです。
参考シャフト:FUBUKI TM5(S) | ||||
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調子:R、SR、S=中 シャフト重量 : 3W-約50g(S) 5W-約50g(S) クラブ総重量 : 3W-約311g(S) 5W-約315g(S) カスタムシャフト対応 |
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推奨ヘッドスピード S : 40~44m/s |
三菱ケミカルと共同開発した、M4FWの純正シャフト「FUBUKI TM5」
シャフト重量40g台はフレックスRとSRで、シャフト重量50gがフレックスSになり、計3種類のフレックスが用意されています。
手元側がほどよくしなり、中間部は大きめのしなりで、切り返しからダウンスイングまでのタイミングが取りやすく、ダウンスイングからは素早くしなり戻り、オートマチックにボールをつかまえやすいシャフトです。
カスタムシャフトと比較すると中間部のしなりが大きいので、ヘッドスピードの速いビギナー系の方やシニアの方におすすめです。
グラファイトデザイン「Tour AD IZ-6」や、フジクラ「Speeder 661 EVOLUTION IV」が標準カスタムで用意され、他にもさまざまなシャフトをカスタムで組むことができます。
参考数値 H.S45m/s 平均235y
・低スピンの中~高弾道で、直進性が高く強い弾道が打ちやすい。
・ミート率の高い方は積極的に使え、やさしさもあります。
参考数値 H.S45m/s 平均230y
・芝からの飛距離にすぐれ、フェードで高弾道を狙うなど、飛距離と操作性を求めやすいヘッド。
・H.S40m/s前後の方も、ミート率の高い方でしたら打ちやすいヘッドです。
やわらかめの打感で弾き感はM3よりも強く、落ち着いた中低域の乾いた打音から、中弾道でぐんぐん伸びていく直進性の高い弾道がでやすく、中~上級者の方でオートマチックにストレートボールで攻めたい方や、ややフェード系で弾道を上げて攻めたりと、直進性のなかに少し操作性を求めたい方におすすめの飛距離系ヘッドです。
M4FWは、ヘッドを少し小ぶりにした「M4 Tour」もラインナップされ、飛距離性能と操作性をバランスよく求めたい、上級者好みのヘッドも発売されています。(シャフトはカスタムのみ。)
テーラメイド M3フェアウェイウッド
弾道調整機能つき発売日 | 2018/2 | |||
M3 フェアウェイウッドの特徴
ソール部にあるスライディング・ウェイトを、M1FW-2017より重量を約4gアップさせ、弾道調整の幅を広げながら低重心化も実現させた『M3FW』
引き締まったコンパクトヘッドなので打ち込むイメージがでやすく、ややダウンブローで打ってみるとM4FW以上の強い弾道で、直進性の高い中弾道低スピンボールで、大きな飛距離を稼いでくれるヘッドです。
参考シャフト:KUROKAGE TM5(S) | ||||
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調子:SR、S=中 シャフト重量 : 3W-約52g(S) 5W-約52g(S) クラブ総重量 : 3W-約322g(S) 5W-約329g(S) カスタムシャフト対応 |
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推奨ヘッドスピード S : 44~48m/s |
三菱ケミカルと共同開発した、M3FWの純正シャフト「KUROKAGE TM5」
シャフト重量50g台のやや軽めのシャフトになりますが、全体の剛性が硬いシャフトです。
手元側と先端側の剛性が高く中間部がややしなり、スピーディーな動きで、方向性を出しながら叩けるシャフトです。
重量感を出したい方は、グラファイトデザイン「IZ-6」と、フジクラ「Speeder 661 EVOLUTION IV」が、純正カスタムで用意され、他にもさまざまなシャフトをカスタムで組むことができます。
参考数値 H.S45m/s 平均238y
・低スピンの中弾道ライナーで、直進性の高い強い弾道が打ちやすい。
・ティーアップして打つと、トータル飛距離255ヤードとドライバー並み。
・コンパクトな形状を好む方におすすめ。
参考数値 H.S45m/s 平均230y
・5Wも飛距離性能にすぐれ、ミート率の高い方でしたら扱いやすいヘッド。
・H.S43m/s以上の方におすすめです。
M4FWと比較すると、M3FWの方がミスヒットにはシビアですが、左のミスを気にせず叩けます。操作性とラフからの抜けの良さも抜群で、ヘッドスピードが速くミート率が安定している方でしたら、飛距離性能とあらゆるライに対応できる操作性を求められる万能FWです。
フェアウェイウッドは自分に合うスピン量を!
最近のフェアウェイウッドは、飛距離性能の高い魅力的な商品が多く発売されています。
ヘッドスピードの速い方は、『3W』の選択で飛距離を活かした攻め方ができますが、ヘッドスピードの遅い方やミート率の低い方が、プロが使用しているような低スピン系を選んでしまうと、スピン量不足により弾道が失速し、飛距離が伸びづらい傾向もあります。
ヘッドスピード43m/s以下の方は、レベルに合ったスピン量を選べれば、5Wでも充分な飛距離をかせげるので、一発の飛距離よりも安定して打てるFW選びが、スコアアップのカギになってきます。
また、人によっては出動回数の少ないクラブにもなりますが、FWの長さのプレッシャーに負けないように、腕もクラブも磨きをかけておけば完璧です。