私のお友達「MTくん」は、毎晩のようにケーブルテレビで「PGAツアー」を見ながらイメトレをしてる大の「PGAツアー」好き。
世界最高峰のツアー「PGAツアー」で、2016/5現在世界ランク1位は、今季すでに3勝を挙げている「ジェイソン・デイ」です。
「MTくん」は強いプロが好きで、昨年は「ジョーダン・スピース」でしたが、最近は「ジェイソン・デイ」にハマっています。
その影響か?「ジェイソン・デイ」が使用するドライバーが気になってしょうがないようで、今回は「ジェイソン・デイ」が今季使用している『テーラメイド M1-460 ドライバー』を打ってもらいました。
まずは、どんなクラブなのでしょうか?
テーラーメイド 『M1』と『M2』
テーラーメイド Mシリーズは『M1』と『M2』が発売されています。
M1は460と430ヘッドが用意され、M2は460ヘッドのみ。
M1 460 | M2 460 | |
ヘッド体積 | 460 | 460 |
ヘッド重量 | 204.0g | 199.4g |
重心距離 | 37.0mm | 36.7mm |
重心深度 | 32.0mm | 34.0mm |
重心高さ | 34.0mm | 30.0mm |
M1は低スピンで飛距離を伸ばしながら、調整機能で自分好みのヘッドに仕上げられ、M2は高弾道と低スピンで打てるスイートエリアが広いヘッド。 |
M1-460
他にも乱気流の発生をふせぐ「エアロダイナミクス」や、マイルドな打感と打音を実現する「フィールコントロール」など、革新的な技術が盛りだくさんのヘッドです。
テーラーメイド Mシリーズ 2016年ツアーで好実績
テーラーメイド「Mシリーズ」は、圧倒的な飛距離性能を武器にツアーで好実績を残しています。
2016/5現在、「世界ランク」や「平均飛距離」のデータから見ても「Mシリーズ」の実績の高さがうかがえます。
世界ランク上位 Mシリーズ使用プロ | |||
世界ランク | 名前 | ヘッド | シャフト |
1位 | ジェイソン・デイ | M1460 | 三菱レイヨン KuroKage S TiNi 70X |
8位 | ダスティン・ジョンソン | M1460 | フジクラ Speeder Evolution 2.0 Tour Spec |
10位 | ジャスティン・ローズ | M2 | Matrix Speed Rul-Z C-Type 70TX |
12位 | セルヒオ・ガルシア | M2 | 三菱レイヨン Kuro Kage Silver TiNi XTS 80X |
平均飛距離上位 Mシリーズ使用プロ | |||
飛距離ランク | 名前 | ヘッド | シャフト |
2位 310.2y |
J.B.ホームズ | M1430 | フジクラ Pro Tour Spec 83X |
3位 309.1y |
ダスティン・ジョンソン | M1460 | フジクラ Speeder Evolution 2.0 Tour Spec |
4位 308.3y |
ゲーリー・ウッドランド | M1460 | 三菱レイヨン Tensei CK Blue 80TX |
飛距離ランク3位のダスティン・ジョンソンは「M1-460/10.5°」と「M2-460/10.5°」を試合により使い分けているようです。
M1-460 Speeder 661 EVOLUTIONⅡ
今回は「M1 460/9.5°」
弾道調整機能はすべてノーマルのセッティング。
シャフトはフジクラ「Speeder 661 EVOLUTIONⅡ-S」
シャフト全体の剛性が高く、太いしなりの中で素早く動く先端は、ボールのつかまりが良くタイミングの取りやすい弾き系のシャフトです。
メーカースペック M1460+Speeder 661 EVOLUTIONⅡ |
|
重量 | 317g |
シャフト重量 | 69g |
トルク | 3.8 |
バランス | D4 |
調子 | 中調子 |
M1-460 構えやすさ/打感/打音
白と黒のツートンカラーが特徴のヘッドは、一般的な黒仕上げの460CCヘッドよりも大きく見え、アドレスした時の安心感を求める人には好印象です。
オーソドックスな丸型形状で構えやすく、ツートンカラーが目標に対してセットしやすいのも特徴。
全体的な構えやすさでは「優しい」イメージと珍しいカラーが打つのを楽しくさせてくれるヘッドです。
打感はしっかりとヘッドに食い付く柔らかさで、最近のテーラーメイドの中では一番かな?と感じるほどの完成度の高さ。
柔らかさを感じたあと、強い反発力と弾き感があり、打音は低めの乾いた音で甲高いうるさい音はしません。
2人とも弾き感はあっても硬めの打感は苦手なので、構えやすさ/打感/弾き感/打音は気に入ってます。
M1-460 HS-45m/s 弾道
まずは、持ち球ドローHS-45m/sの「私」から。
「EVOLUTIONⅡ」は、全体的に硬めですが、先端の素早いしなり戻りを感じやすくヘッドも利くので、素振りのイメージでは「引っかけそうだな?」と感じています。
重ヘッドの「M1-460」は、スイングしながらヘッドの位置が分かりやすく、この辺も意識する人は振りやすいヘッドです。
予想する弾道は良いイメージがしませんが打ってみると、強弾道で飛び出しながら、高弾道に上がりそのまま前に突き進むロースピンのストレートボール。
「ぶっ飛びますね~」と、言葉に出るほど直進性と飛距離性能が高い弾道。
何発か打ってみるとそのうち「あれ?つかまらない?」と、右にぶっ飛ぶ「プッシュアウト」の連発。
力み過ぎかなと?軽くシャフトのしなりだけで打てば、回転数不足の弱々しい弾道。
試打した感想では、HS-45m/s前後だと気が抜けない印象が強く、アドレスした時の優しそうなイメージとは一転、一打一打ヘッドスピードを落とすことなく、しっかり叩いてガチで打てばかなりの「ぶっ飛び」を体感できますが、18ホール回れるか・・・?とても不安。
シャフトはタイミングが取りやすく剛性もしっかりしてるので、強打しても当たり負けはなく最初に感じた「引っかけ」も一度も出ませんでした。
M1-460 HS-50m/s 弾道
次に、持ち球フェード HS-52m/sの「MTくん」
自称ハンデ5のパワーヒッターが、強烈にヒットさせながら打った弾道は、中弾道でやや左に飛び出しそのまま高弾道に上がりながら、右に戻ってくるフェード。
弾道の高さは私と変わない感じですが、ロースピンでボールが前に突き進む勢いは別物で「M1-460」ヘッドの性能を引き出すには、パワーヒッターの方が良いようです。
「MTくん」は力もあり、かなり飛距離を出す方ですが、ここ最近では見たことないほどの「ぶっ飛びぶり」で、「ドカーンと飛ぶね~」と、分からない表現でしたが大満足のようでした。
何発打っても引っかける事もなく、シャフトの相性も良いようで、パワーヒッターの人にはタイミングが取りやすいようでした。
M1-460 試打結果 | |||
スイングタイプ | ヘッド | シャフト | |
HS-45m/s ドロー系 |
タメを効かせる | 飛距離と弾道は申し分ないですが、HS不足を感じる時はつかまらないプッシュアウトの連発。 コース使用は不安。 |
シャフト全体のしなりが大きいので、インパクトで先端を走らせるイメージで強くスイングすると、HS-45m/s前後でスムーズに振りやすいですが、KUROKAGE XM 60の方がラクな感じがします。 |
HS-52m/s フェード系 |
タメを効かせる | パワーのある人でも左のミスを心配しないで叩けるヘッド。安定性も高く、打感と打音も上級者好みのヘッドで購入検討中。 | もともと硬めが好みなので、HS-50m/s以上ですと先端がやや柔らかく感じるようですが、しなり戻りは強く感じる。 |
パワーヒッターの人はM1-460で気分はジェイソン・デイ!
YouTube:【テーラーメイド】ジェイソン・デイ M1ドライバーテスト
私はヘッドスピード不足で気合を入れた時のみ『ぶっ飛び』をあまり体感できず残念でしたが、ヘッドスピードに自信のある人は、ジェイソン・デイのような弾道が打てるかは分かりませんが、試してみる価値のある完成度の高いヘッドです。
「M1-460」の純正カスタムシャフトは4種類。
素早いしなり戻りが好みでしたら「KUROKAGE XM 60」
硬めの先端が好みでしたら「GP-6」など、話題のシャフトが選べます。
M1-460 カスタムシャフト | ||||
Speeder 661 EVOLUTION II |
ATTAS G7 6 | KUROKAGE XM 60 | TourAD GP-6 | |
フレックス | S | S | S | S |
クラブ重量 | 317 | 310 | 312 | 316 |
シャフト重量 | 69 | 65 | 63 | 66 |
トルク | 3.8 | 3.8 | 3.7 | 3.1 |
バランス | D4.5 | D4 | D4.5 | D4.5 |
調子 | 中調子 |
テーラーメイド Mシリーズ
※やや優しめの「M2」もあります。
気分だけも「M1」になるなら!
2016年テーラーメイド契約プロで、M1使用者が着用しているキャップ。
ツアーレイダー キャップ
※カラー7色。