タイトリスト・Vokey SM6
今回発売になる、タイトリスト・Vokey SM6のキャッチコピーは、
「ショートゲームを制す、狙い通りの距離感とスピンコントロール」
前モデル、SM5もかなりの激スピンでしたが、現在世界のトッププロがこぞってテストしているSM6は、さらにスピン性能が向上しているようです。
SM6に合うゴルファーのタイプ。
・構えた時に開きやすさを重視する方。
・全体的にヘッド形状を見る方。
・丸みを帯びた形状が好きな方。
では、さらなるスピンコントロールができるために、何が変わったのでしょうか?
SM6はグラインドによる重心位置が変わりました。
SM5とSM6の大きな違いは、グラインド(ソール形状)による重量配分が変わりました。
スクエアに構えることが多い番手は低めの重心で、フェースを開くアプローチやバンカーを打つ番手は高めの重心になり、各クラブのボールが当たる場所に、最適な重量配分をすることで、同じフィーリングで打てるようです。
横から見ると、グラインドの違いで厚みが違うのが分かります。
TX4グルーブ&パラレルミーリング
SM5からSM6では、溝の加工も新しくなりました。
SM5は“TX3”グルーブ(溝)でしたが、SM6では新設計”TX4グルーブ”になり、溝と溝の間に精密加工パラレルミーリングが施されています。
番手間の溝の深さはSM5と同様で、46°~54°は、やや深めで幅の狭い溝、56°~62°には、やや幅が広めの溝を採用しています。
毎回悩むグラインド。SM6はどう選ぶ?
タイトリストのウエッジは、グラインド(ソール形状)の種類が多いので、選ぶ時に迷う人も多いようです。
SM6は、自分に合うグラインド(ソール形状)選びがポイントです。
タイトリストが説明するグラインド(ソール形状)の選び方をご紹介させて頂きます。
ダフリやすい人はバウンスを大きく
バウンスが大きいと、インパクト時にヘッドが地面にもぐらず、ヘッドを前に進ませる効果があるので、バウンスが大きい方がダフリづらくなります。
バウンスから打ち込む意識が大事
ウエッジを使えてるかどうかは、ソールのキズの位置を見れば分かります。
新しくSM6に替える方は、ソールの後ろの方にキズが付いてると、さらにカッコよいですね。
タイトリスト:正しいウエッジの選び方ガイド
タイプ別 SM6のグラインド。
Fグラインド | |
Fグラインドは適度に丸みがあるソールで、フルショットに適しています。 | |
番手 | 46/08 |
48/08 | |
50/12 | |
52/12 | |
56/14 | |
PWを抜いてSM6に替える人は、46/08や48/08。
【バウンスを積極的に活かすF】 |
Sグラインド | |
Sグラインドは、トレーディングエッジとヒール側が少しグラインドされ、スクエアに構える事がおおく、たまにフェースを開く人に向いています。 | |
番手 | 56/10 |
58/10 | |
スクエアに構えたときはFグラインドとほぼ同じ。
【バウンスを積極的に活かすS】 |
Kグラインド | |
Kグラインドは、ソールの幅が広く丸みがあります。ソール幅があるのでバンカーショットや、丸みのあるソールは様々なライにも適しています。 | |
番手 | 58/12 |
60/12 | |
最も幅が広いソールはバンカーが苦手な人にオススメです。
【バウンスを自然に活かすK】 |
Mグラインド | |
Mグラインドは、トゥからヒールにかけてグラインドされ、オープンに構えやすく、フェースを開いた時にリーディングエッジが浮きにくいのが特徴。 | |
番手 | 54/08 |
56/08 | |
58/08 | |
60/08 | |
62/08 | |
多くのツアープロも愛用しているMグラインド。
【バウンスを操るM】 |
SM6 日本仕様のシャフトは3種類
SM5では2種類のシャフトが用意されていましたが、SM6では3種類になりました。
トゥルーテンパー社 Dynamic Gold S-200 |
|
コントロール性能と優れた安定性は、ツアープレーヤーや上級者から絶大な支持を得るDynamic Gold。 元調子。 |
日本シャフト社 N.S.PRO 950GH |
|
重量バランスとコントロール性に優れた、軽量スチールシャフトの代名詞N.S.PRO 950GH。 中調子。 |
日本シャフト社 N.S.PRO MODUS3 TOUR 120 |
|
PGAツアープロが選び育てた新ブランド。弾道、距離、方向性を求めるN.S.PRO MODUS3 TOUR 120。 中元調子。 |
ボーケイウエッジはヘッドが重いので、フルショットの距離や力を入れて打ち込む時に、シャフトが柔らかいと先端が暴れやすいので、先端が硬めのDG-S200やN.S.PRO MODUS3 TOUR 120の相性が良さそうです。
SM6 カラーは2色
前モデルSM5のカラーは、ツアークロームとゴールドニッケルでしたが、SM6はツアークロームとスティールグレーPVDと呼ばれるシブいカラーになりました。
ツアークローム仕上げ
スティールグレーPVD仕上げ
ちなみに海外では?
グラインドも日本では発売されない”Lグラインド”が発売されるようです。
SM6 ロフト表 | ||
ツアークローム | スティールグレー | |
46-08F | ● | |
48-08F | ● | |
50-12F | ● | ● |
52-12F | ● | ● |
54-08M | ● | ● |
56-08M | ● | ● |
56-10S | ● | |
56-14F | ● | ● |
58-08M | ● | ● |
58-10S | ● | |
58-12K | ● | ● |
60-08M | ● | |
60-12K | ● | |
62-08M | ● | |
バランス S200 46°~52° D3 54°~62° D5 N.S.PRO 950GH MODUS3 TOUR 120 |
発売日は2016年3月中旬予定
SM6 5808M
今年前半の話題は、これから発売になるSM6。発売は3月中旬の予定。
まだ試打していなので、打感などのレポートはできませんが、当サイトに届きましたらレポートさせて頂きたいと思います。
これまでのボーケイ・ウエッジの流れを見ても、現在ウエッジでできる技術の”完成系”のような商品で、今の所、他社と比較しても最上位に位置するウエッジに感じます。
SM6の発売を期に、また色々なメーカーが対抗モデルを発売してきますので、この辺も楽しみにしたい所です。
タイトリスト・Vokey SM6
タイトリスト:SM6