当サイトに、とてもシンプルで素敵な問い合わせをいただきました。
今回は、アマゴルファーさんが「はずかしくないウエッジ選び」をできるように、形から入らないツアープロのウエッジセッテイングをざっくり見ていきたいと思います。
プロのセッテイングを見てみよう!
使用頻度も多く、さまざまな弾道を打ち分けるウエッジ。
形から入らないツアープロのウエッジセッテイングはどんな感じなのか?
アイアンからのロフト角のつながりや、ウエッジの本数もチェックポイントです。ウエッジ選びに困ったら、好きなプロと同じ物を選んでみるのも勉強になると思います。
松山英樹 2014~2015年使用ウエッジ
松山英樹選手の、2014-2015シーズン使用ウエッジです。
2014年後半あたりまで、54°と60°はCleveland「CG-17」を使用。
2014年松山英樹 ウエッジセッティング | |
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Cleveland 588 RTX CB satin chrome | |
Cleveland CG-17 prototype M-Sole | |
Cleveland CG-17 prototype M-Sole | |
シャフト DG-X100 Tour Issue |
2015年Cleveland 588 RTX2.0プレシジョンフォージドに変更。60°はRAW(ノーメッキ)。
2015年松山英樹 ウエッジセッティング | |
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SRIXON Z-945 | |
Cleveland 588 RTX2.0プレシジョンフォージド | |
Cleveland 588 RTX2.0プレシジョンフォージド | |
Cleveland 588 RTX2.0プレシジョンフォージド | |
シャフト DG-S400 Tour Issue |
フィル・ミケルソン 2015年ウエッジ
ウエッジの名手といえばフィル・ミケルソン。
キャロウェイ『Mack Daddy 2 Sタイプ (スタンダード)』を使用。
60°はキャロウェイ『Mack Daddy PM Grind』を使用。
フィル・ミケルソン(Phil Mickelson)用に作られたモデル『Mack Daddy PM Grind』。
バックフェース部に4つ穴をあけ重量バランスをとり、フェースを大きく開き、ボールに強烈なスピンをかけて高く打つロブショットを得意とする、フィル・ミケルソン専用の新しいウエッジです。
2015年春に、ロフトバリエーション56°、58°、60°、64°クロームメッキ仕上げで国内発売予定。
2015年フィル・ミケルソン ウエッジセッティング | |
キャロウェイ X-Forged ’13 | |
キャロウェイ Mack Daddy 2 | |
キャロウェイ Mack Daddy 2 | |
キャロウェイ Callaway Mack Daddy PM Grind | |
KBS Tour-V 125X |
ロリー・マキロイ 2015年ウエッジ
2014年は、ナイキ『VR X3X』を使用し、46°/52°/56°/59°の4本セッテイング。
2015年は、46° 54° 59°の3本。
46°と54°はナイキ『VR Forged』に変更。
2015年のロリー・マキロイは、PWを入れないセッテイングでウエッジを組んでいます。
59°は新製品のナイキ『Engage Dual Sole』を使用しています。(画像は60°)
2015年ロリー・マキロイ ウエッジセッティング | |
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ナイキ VR Pro Blades | |
ナイキ VR Forged | |
ナイキ VR Forged | |
ナイキ Engage Dual Sole | |
Project X 6.5 |
リッキー・ファウラー 2015年ウエッジ
リッキー・ファウラーもPWをいれないセッテイングで、ウエッジは4本で組んでいます。
リッキー・ファウラー仕様の特別な刻印がカッコイイです。
2015年リッキー・ファウラーウエッジセッティング | |
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Cobra AMP Cell Pro MB | |
Cobra Tour Trusty | |
Cobra Tour Trusty | |
Cobra Tour Trusty | |
Cobra Tour Trusty | |
DG-S400 Tour Issue |
ジョーダン・スピース 2015年ウエッジ
2015年3月現在、世界ランク6位ジョーダン・スピース。
ジョーダン・スピースも、PWをいれないウエッジ4本のセッテイングです。
ノーメッキ仕様。
2015年ジョーダン・スピース ウエッジセッティング | |
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Titleist 714 AP2 | |
Titleist Vokey SM5 F GRIND | |
Titleist Vokey SM5 F GRIND | |
Titleist Vokey SM5 S GRIND | |
Titleist Vokey SM5 L GRIND | |
Project X 6.5 |
トッププロはショートゲームを大事にしてます
今回は、形から入らない数名のトッププロのウエッジを紹介させていただきました。
世界最高峰のPGAツアーで戦うプロは、海外の強い芝や厳しいコース状況の中でも、多彩なテクニックを使いアプローチでピンに寄せてきます。
最近は、PWを抜いてウエッジの本数を4本でセッテイングしてるプロも多く、同じロフトのPWとウエッジでは、後者の方がスピンコントロールがしやすく精度が高いという理由が多いようです。
アマチュアの方が、PWを抜いてウエッジを投入する場合、スピンが増えすぎて飛距離が出づらいこともあるので、この辺は実際に芝の上から試してみて、距離感が合うようでしたら攻めやすくなると思います。
精度をもとめるトッププロは、ウエッジの本数を増やしたり、メッキでキラキラしてる物よりも、太陽のまぶしさをおさえ、サビやすいですが手に伝わるソリッドな感覚やスピン性能が高い、ノーメッキを使用しているプロが多いのも特徴です。
市販モデルでも、ノーメッキの製品がたまに発売されていますので、気になる方は使用してみるのもおもしろいと思います。
まずは、最近のトッププロのウエッジセッテイングはどんなものか?を参考にしていただき、スコアアップを目指すアマゴルファーさんは、ショートゲームに強いウエッジセッテイングをこれから組み立てていきましょう。
次回は、『恥ずかしくないウエッジ選び②いまさら聞けない選び方編』で、どんなウエッジの選び方が良いのか?をお届けします。