恥ずかしくないUT選び①今さら聞けないユーティリティのシャフトチョイス

コース予約はGDO

FWとUTの違いはもう分かってる

平べったいFWは『高弾道』少し小さなヘッドのUTは『中弾道』

この辺の違いは、我々形から入るアマゴルファーさんはもう暗記しているワードです。

我々が知りたいのは、

「どのクラブの替りに、ユーティリティを入れたいのか?」
「どう選ぶのか?」

さらに「恥ずかしくないセッテイング」を目指したいところです。

今回は、「あれこれ考えたけど迷走中」の方への第一弾として、『ユーティリティのシャフトチョイス』と『トッププロが使用するユーティリティ』を、ザックリかんたんマニアック風にご紹介。

アイアンの「ロフト角」「長さ」「重量」を知っておく

ユーティリティ選びに欠かせないのは、使用しているアイアンの「ロフト角」「長さ」「重量」の3点です。

FWとアイアンの中間的なユーティリティですが、ロングアインの代替えになるクラブになるので、セッティングはアイアンからの流れが基準になります。

まずは、アイアンの参考スペックとして、操作系アイアン「タイトリスト716-AP2」と、ぶっ飛びアイアンで人気の「キャロウェイXR」のスペックを見てみます。

操作系
タイトリスト
716-AP2
ap2-716-iron-133 番手 4I 5I 6I 7I
ロフト 23 26 29 33
長さ 38.5 38 37.5 37
重さg 406 413 422 432
飛距離系
キャロウェイ
XR
xr-iron-133 番手 4I 5I 6I 7I
ロフト 20.5 23.0 26.0 30.0
長さ 38.875 38.25 37.625 37.0
重さg 5I 約401g N.S.PRO950GH(S)
※716-AP2重さ:ダイナミックゴールドAMT(S200)装着時。
※ゴルフクラブのスペックは、目安としてお考えください。

「飛距離系アイアン」と「操作系アイアン」では、ロフトがおよそ「1番手」変わります。

どちらのタイプでもほとんどのアイアンは、ロフト角のつながりが「約3~4°」刻みで設定され、自分のアイアンのロフト角のつながりを知っておくと、ユーティリティの番手が選びやすくなります。

長さはどちらのアイアンも、番手が小さくなるごとに「約0.5インチ」づつ長くなり、重量は716-AP2のように「約10g」づつ軽くなるのが一般的です。

ゴルフクラブは、「長くなるごとに軽くなる」のが鉄則で、ドライバーからウエッジまで、「長さ」と「重量」を適正にする『重量フロー』をなるべく均一にすることで、どのクラブも実戦では同じ感覚でスイングできる事が理想的です。

ポイント1 ロフト角/長さ/重量をチェック
・ロフト角のつながりをチェック。
・アイアンの「長さ」は何インチ刻みなのか?
・アイアンの「重さ」は何グラム単位なのか?

まずは、5I/6Iのスペックをおさえ、使用しているアイアンがどんなアイアンなのか?をチェックし、5I/6Iのスペックは、携帯電話などにメモしておくと便利です。

アイアンのスペックを調べたい人は『GDOカタログ』から調べられます。
※一部記載のないアイアンもあります。

ユーティリティのシャフトを選んでみる

5I/6Iのロフト角やスペックが分かったら、投入したいユーティリティのロフト角が何となく見えてきます。

次に、シャフトは何を入れるのがよいのか?例として『タイトリスト716-AP2/シャフト:DG-AMT(S200)』のスペックを見ると、「ロフト3°刻み」「長さ0.5インチ刻み」「重さ約10g刻み」になります。


ap2-716-iron-133716-AP2
シャフト:DG-AMT(S200)
シャフト重量:105 ~ 132g
手元調子 D2
番手 5I 6I 7I
ロフト 26.0 29.0 33.0
長さ 38 37.5 37
重さg 413 422 432

4アイアンに替わるユーティリティの理想的なスペックは、
ロフト「23°」
長さ「38.5インチ」
重さ「403g前後」

3アイアンに替わるユーティリティの理想的なスペックは、
ロフト「20°」
長さ「39.0インチ」
重さ「393g前後」

アイアンと同時期に発売されたユーティリティ「816H1」に、アイアンと同じシャフト「DG-AMT(S200)」でセッティングしてみます。

シャフト 
ユーティリティ:DG-AMT(S200)
シャフト重量:105 ~ 132g 手元調子 バランス:D3
アイアン:DG-AMT(S200)
シャフト重量:105 ~ 132g 手元調子 バランス:D2
816-h1-133816H1 ロフト 19 21 23 25 27
長さ 40 39.5 39 38.5 38
重さg 383 391 399 405 412
ap2-716-iron-133716-AP2 番手 4I 5I
ロフト 23 26
長さ 38.5 38
重さg 406 413

716-AP2アイアンは「長さ/0.5インチ刻み」「重さ/約10g刻み」の流れなので、4Iの替りになるユーティリティを近いスペックで選ぶと、5Iより「1インチ長く」「14g軽い」『23°』のユーティリティを選ぶ方が多いと思います。

ユーティリティのシャフトをアイアンと同じ「DG-AMT(S200)」で組む場合、『重量フロー』の流れも良く、シャフトのしなりも同じなので理想的ですが、アイアンよりも長い「DG-AMT(S200)」を振るには、パワーヒッターの方が持つユーティリティになります。

ポイント2 コレって実戦で使えるかな?

ここでのポイントは、コースで使えるかどうか?です。
・ユーティリティのシャフトが、アイアンと同じ場合はパワーも必要。
・スペックにこだわるなら、それを試してみる価値もある。
・練習場ではなく『実戦』で使えるかどうか?

ゴルフクラブはスペックできっちり合わせたとしても、それが自分にとって完璧なクラブじゃない事も多々あり、日々変わる体力との関係もある数グラム単位の奥深いギアです。

スペック派の方はきっちり揃える方が良いと思いますが、我々形から入るアマゴルファーさんの重要ポイントは、『重量フロー』を考えながら、なるべく均一にして『実戦』で使えるかどうか?になります。

実戦的なシャフトでセッティングしてみる

716-AP2アイアンのシャフト「AMT(S200)」と、ユーティリティを同じシャフトで組み「重いな?」と感じた方は、次なる候補を純正から選ぶ場合『NSプロ950GH』になります。

シャフト 
ユーティリティ:NSプロ950GH
シャフト重量:98g 中調子 バランス:D2
アイアン:DG-AMT(S200)
シャフト重量:105 ~ 132g 手元調子 バランス:D2
816-h1-133816H1 ロフト 19 21 23 25 27
長さ 40 39.5 39 38.5 38
重さg 378 383 388 393 398
ap2-716-iron-133716-AP2 番手 4I 5I
ロフト 23 26
長さ 38.5 38
重さg 406 413

『23°』を「AMT(S200)」で組んだ場合「長さ:39/重量:399g/バランス:D3」、「NSプロ950GH」では「長さ:39/重量:388g/バランス:D2」と、重量では11g軽くなり、アイアンのシャフトから10g~20g前後軽くすると、振り心地の面でも向上する方が多くなります。

最近はアイアンの純正シャフトに多く装着されてる「AMT(S200)」は、アマチュアの使用率が高い「DG-S200」よりも、シャフト重量が「約15g」軽くなっています。

使用率の高い「DG-S200」で、ユーティリティのシャフト「NSプロ950GH」を、716の前モデル『714-AP2』でセッティングするとこんな感じになります。

シャフト 
ユーティリティ:NSプロ950GH
シャフト重量:98g 中調子
アイアン:DG-S200
シャフト重量:129g 手元調子
816-h1-133816H1 ロフト 19 21 23 25 27
長さ 40 39.5 39 38.5 38
重さg 378 383 388 393 398
AP2-714-133714-AP2 番手 4I 5I
ロフト 23 26
長さ 38.5 38
重さg 420 427

シャフトの重量差は「約31g」
5アイアンと『23°』の総重量の差は「39g」

ご使用のアイアンやユーティリティのヘッド重量の違いもありますが、今回の『714-AP2 DG-S200』と『816H1 23°』の総重量差は「39g」と、かなり広がります。

ポイント3 全体的に実戦でどうなの?
今回の市販クラブの例では、

816H1 23° NSプロ950GH 総重量399g

716AP2 5I DG-AMT(S200)413g/UT23°との重量差『約14g』
714AP2 5I DG-S200 427g/UT23°との重量差『約39g』

シャフトのカット法も違うのですべてが同じ条件に当てはまりませんが、ここではザックリ実戦で使える振りの目安として、ユーティリティの弾道が上がりづらい方は、アイアンシャフトが「元調子系」でも、中調子の「NSプロ950GH」が、シャフト先端が軟らかいので弾道が上がりやすくなりオススメで、振り心地の面でも大きな違和感はないと思います。

しっかりミートできる中上級者の方やパワーのある方は、アイアンシャフト「元調子系」、ユーティリティ「中調子」の場合、ユーティリティの弾道が吹け上がり過ぎたり安定感が出ないようでしたら、アイアンシャフトのしなりに近いユーティリティシャフトの選択や、「N.S.PRO HYBRID-100」など中元調子系にカスタムするのが次なるステップ。

そこまでシビアに中距離を狙わない方は、ユーティリティのシャフトは「NSプロ950GH」で、ヘッドにこだわる方がコストパフォーマンスの面でも選びやすくなります。

また、アイアンのシャフトが「NSプロ950GH」なら、ユーティリティのシャフトは「純正カーボン」が実用的になってきます。

ユーティリティをしっかりミートできる方は「軽すぎず」「重すぎず」の自分仕様

アイアンシャフトが「DG-S200」「DG-AMT」、最近では「モーダス105/125/」など『元調子系』で、ユーティリティの弾道が上がりづらい方は「NSプロ950GH」など中調子のシャフト選択がラクになると思いますが、「なんか最近NSプロ950GHは違うな?」と、感じる中上級者の方はカスタムシャフトを視野に。

アイアンからの『重量フロー』を大事にしながら、『実戦』で使えるユーティリティとして、各メーカーでシャフトを『特注カスタム』するのが、現在の主流です。

シャフト 
ユーティリティ:ツアーAD DI-105
シャフト重量:106g(S) 中調子
アイアン:DG-S200
シャフト重量:129g 手元調子
816h1-di-133816H1 ロフト 19 21 23 25 27
長さ 40.5 40 39.5 39 38.5
重さg 382 387 392 397 402
AP2-714-133714-AP2 番手 4I 5I
ロフト 23 26
長さ 38.5 38
重さg 420 427

シャフトのスペックでは、

シャフト 
上段:NSプロ950GH(S)
下段:ツアーAD DI-105(S)
816-h1-133816H1 23° 長さ 重さ バランス トルク 調子
39 388 D2.0 1.9
816h1-di-133816H1 23° 39.5 392 D1.5 2.3
UT専用 ツアーAD DI HYBRID
先端径をアイアン径(9.4mm)に設定。吹け上がりやつかまりすぎを抑え、直進性を目指したUT専用シャフト。75~105gのラインナップがあります。
※ゴルフクラブのスペックは、目安としてお考えください。

『23°』で比べると、「NSプロ950GH」より「ツアーAD DI-105」は、「0.5インチ長く 4g重い」シャフトで、スペックはほとんど変わりませんが「特性」が違います。

「NSプロ950GH」は『中調子で先端が柔らかめ』ですが、「ツアーAD DI-105」は、同じ中調子でも、『手元から中間にかけてしなり、硬めの先端でしっかり打つシャフト』なので、アイアンシャフト「元調子系」に、近い”特性”と”同じフィーリング”で打てることがメリットになります。

「ツアーAD DI HYBRID」が打ちやすいかどうか?は、元調子のアイアンシャフトを、ちゃんと使えてるかどうか?が目安です。

また、カスタムシャフトで組む場合、標準装備のシャフトより1万円ほど高くなりますが、「ツアーAD DI HYBRID」をはじめ、さまざまなシャフトが各メーカーから販売されています。

ポイント4 アイアンと同じフィーリングなら特注カスタム
・元調子のアイアンシャフト「DG-S200」を、使いこなしてるなら「ツアーAD DI HYBRID」

・「ツアーAD DI HYBRID」よりやさしめなら、つかまりの良い「ツアーAD GT Utility」

など、技量や好みに合わせて『特注カスタム』で組む方が、今後も自分の好みを絞りやすい。

総重量などは、使いたいヘッドでも大きく変わるので、アイアンからのつながりは、特に注意しておきたい所です。
ユーティリティのヘッドについては次回。

ユーティリティ 特注カスタム

世界のマスター2人と松山英樹

2016/5現在、世界ランク15位以内で、ユーティリティ使用者は4名。

世界のトッププロの主流は”パワー系ゴルフ”。とくに、ロングアイアンを使用する選手が多く、ユーティリティを使用する選手は少ないようです。

ユーティリティを使用する選手は、

2位:ジョーダン・スピース 2015年マスターズ優勝者
5位:リッキー・ファウラー
9位:ダニー・ウィレット 2016年マスターズ優勝者
14位:松山英樹

使用する4名のうち、2名は「マスターズ優勝者」

今回は4人の内、3人をご紹介。
3人ともそろぞれ違ったこだわりが見られ、我々形から入るアマゴルファーの方も、自分に合うヒントが見つかれば、さらにユーティリティ選びが楽しくなると思います。

ジョーダン・スピース

世界ランク2位 ジョーダン・スピース
2016/5現在
3W
タイトリスト 915F (15°)
シャフト:グラファイトデザイン Tour AD DI-7X
シャフト重量:75g
総重量:約335g
ユーティリティ

JordanSpieth-2016-ut

タイトリスト 712U (#3 21°)
シャフト:グラファイトデザイン Tour AD DI-105X
シャフト重量:約109g
#3-21°総重量:約393g

アイアン
タイトリスト 714 AP2 (#4-23°~#9)
シャフト:トゥルーテンパー Project X 6.0
シャフト重量:112g
#5-総重量:約419g
ここがポイント!

カーボンシャフトを使用

2015年マスターズは、ウッド型ユーティリティ「915F」2016年シーズンやマスターズでは、2013/06発売のアイアン型「712U」を投入し、どちらもシャフトは『Tour AD DI-105X』を使用。

セッテイングでは、3W(15°)と4I(23°)の間に、「712U(#3-21°)」を入れ、残り距離280ヤード付近で、ユーティリティを使用しています。

『カーボンシャフト』は、腕やヒジへの負担を軽減できるのもメリットです。アイアンシャフトに近いフィーリングで、自分の打ちたい弾道や合う重量で組んでみると、オリジナル感もあり満足度も高くなります。

※ゴルフクラブのスペックは、目安としてお考えください。
タイトリスト 712U
※新品の販売は終了しております。

ダニー・ウィレット

世界ランク9位 ダニー・ウィレット
2016/5現在
5W
キャロウェイ XR 16 (19°)
シャフト:三菱レイヨン Diamana W-Series 80X
総重量:約350g
ユーティリティ

Danny Willett-2016-ut

キャロウェイ:APEX UTアイアン(18°/24°)
シャフト:トゥルーテンパー DG-X100 SL
シャフト重量:約109g
21°-総重量:約403g

アイアン
キャロウェイ:APEX PRO 2014(#5-26°~9)
シャフト:トゥルーテンパー DG-X100 SL
シャフト重量:約109g
#5-総重量:約422g
ここがポイント!

お手本にしたい細かな番手セッテイング。

優勝した2016年マスターズでは、18°と24°のユーティリティを使用し、シャフトはアイアンと同じ「トゥルーテンパー DG-X100 SL」で揃えています。

ダニー・ウィレット選手のセッティングは細かく、ウッド系1W/3W/5Wと5アイアンの間を数本のユーティリティで組み、中距離の打ち分けをしっかりさせています。

使用する「5W-19°」と「UT-18°」では、ロフトが1°しか変わりませんが、FWとUTはクラブの長さや構造が違い、飛距離や弾道も変わるので、攻め方によって使い分けるのに便利です。

APEX UT

松山英樹

世界ランク14位 松山英樹
2016/5現在
3W
テーラーメイド:RBZ 2 (15°)
シャフト:グラファイトデザイン Tour AD-DI 9 TX
ユーティリティ

matuyama-2016-ut19

ホンマ:TW727 (19°)
シャフト:トゥルーテンパー DG-X100 Tour Issue
シャフト重量:約130g
19°-総重量:約420g

アイアン
スリクソン:Z945(#4-23°~9)
シャフト:トゥルーテンパー DG-X100 Tour Issue
シャフト重量:約130g
#4-総重量:約422g
#5-総重量:約428g
ここがポイント!

UTから5Wへ。そして、UTへ変更。

松山秀樹選手は、メーカー問わず自分に合うFWやUTを使用しています。

2013年:ブリヂストン ツアーステージ X-UT U2(19°)
シャフト:日本シャフト N.S. Pro Prototype(スチール)

2014年:ブリヂストン ツアーステージ X-UT U2(19°)
シャフト:三菱レイヨン Diamana S+ 103X (カーボン)

2015年:キャロウェイ XR Pro 5W(18°)
シャフト:トゥルーテンパー DG-X100(スチール)

シャフトもカーボンやスチールを使用し、現在は、アイアンと同じ「トゥルーテンパー DG-X100 Tour Issue」を使用。

全体的に重量感のあるセッティングですが、ロフトは「3W-15°」「UT-19°」「4I-23°」の「4°刻み」で、繊細な飛距離のコントロールをしている様子がうかがえます。 

TW727 ユーティリティ

GDO Amazon
楽天市場
恥ずかしくないUT選び②どうする?ユーティリティのヘッド選び2016

※各スペックは当サイト調べ。目安としてお考えください。

この記事に「ガッテン!」
して頂けたでしょうか?

スポンサーリンク
スポンサーリンク

シェアする

フォローする