恥ずかしくないシャフト選び7ヘッドとシャフトの組み合わせ2016

ゴルフギア選び

良い結果には良い原因。悪い結果には悪い原因。と、世の中全ての動きは、原因と結果の連続した関係性『因果(いんが)』の中で動いているとも言えます。

ティーショットの良い結果も、ボールが左右に散っても飛距離がでた方が「良い結果」と考える人もいれば、飛ばなくても安定してフェアウェイにボールをキープする事が「良い結果」と考える人などそれぞれですが、自分が思う「良い結果」に対して「良い原因」を作る事が重要になり、「結果良ければ全てよし」それもアリですが、『原因がよかったから結果全てよし』と、良い原因を沢山作りことで、次につながる良い結果でスコアアップにつなげたいところです。

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ティーショットで良い原因を作る

PrecisionRory-McIlroy-
ティーショットで良い原因を作るには、アドレスの方向、ボールの高さや状況、スイングなど様々な要素が必要になります。

当サイトは「スイングについてアレコレ言わない」事をフォースに誓ってるので、”そっち”はありませんが、スイングに影響を与える原因の一つ「ゴルフクラブ」については、ザックリですがマニアック風に「ライトセーバー」のような、切れ味バツグンのギアはないか?を、日々、模索中です。

「ヘッド」「シャフト」「グリップ」の、3つのパーツを組み合わせて出来上がるゴルフクラブですが、自分が良い結果をだせる「ヘッドとシャフトの組み合わせ」を見つけ、ドライバー選びに悩むアマゴルファーさんに、ティーショットでの良い結果に、少しでもつながってくれたらと思います。

シャフトの『弾き系』『粘り系』を探ってみる

シャフトのキックポイントを、分類すると「手元調子」「中調子」「先調子」に分かれ、カタログに表記されているシャフトのキックポイント(中調子や元調子など)で、そのシャフトのしなりやすいポイントが分かります。

『弾き系』『粘り系』は、しなったシャフトの「しなり戻り」の速さを表現し、スイングする人の感覚も違う為、これが正解という基準はありませんが、一般的なシャフトの『弾き系』『粘り系』の特性はこんな感じになります。

キックポイントタイプの分類
先調子

手元:硬い
先端:柔らかい

弾き系:先調子
粘り系:先調子
中調子

手元:硬い
先端:硬い

元調子

手元:柔らかい
先端:硬い

弾き系:元調子
粘り系:元調子
ダブルキック

手元:柔らかい
先端:柔らかい

弾き系「中調子」と表現されることもあります。

※全てのシャフトの動きではありません。

シャフトのしなりやすい「キックポイント(調子)」と、しなり戻りの速さで表現すると分類しやすく、中間部が硬いシャフトは「しなり戻り」の速い『弾き系』が多く中間部が柔らかいシャフトは「しなり戻り」が遅い『粘り系』という表現が一般的です。

また、全体的にしなるシャフトもあり、このような動きのシャフトもあります。

全体的に「硬め」「柔らかめ」
硬め
柔らかめ
こうなりますと、何がどうなってるのか分かりませんが、シャフト全体が硬いシャフトは中間部が硬いので「弾き系」になり、全柔のシャフトは中間部が柔らかい「粘り系」のシャフトと、大きく動く中にもしなり戻りの特徴があります。

硬さを表す「フレックス」も、メーカーやモデルによってしなり方が異るので、シャフト選びのむずかしさはありますが「どれが自分に合うか?」と、選ぶ時間もゴルフの楽しさの一つです。

スイングに合う『弾き系』『粘り系』をみてみる

しなったシャフトがインパクトに向けて最大限に「しなり戻る」力を、『弾き系』と『粘り系』のシャフトで、どちらが自分に合うか?の見極めが重要になってきますが、選ぶポイントは「切り返しのタイミング」と「手元の硬さ」です。

弾き系シャフトと合うスイング
弾き系シャフトの特徴
・中間部が硬めで、手元と先端側の動きを好みで。
・飛距離を出せるシャフトが多い。
・パワーヒッターの方に好まれる。

弾き系 : 先調子(手元硬め)

手元が硬めの弾き系:先調子は、トップでタメを作り、ダウンスイングに入る切り返しの間が少ない方と相性が良く、タメが大きいのでリストターンも大きくなり、手元のしなりが大きすぎるシャフトでは、振り遅れのミスが出やすくなります。

リストターンを意識しながら打つパワーヒッターの方で、ボールのつかまりを求めたい方におすすめです。

弾き系:元調子(手元柔らかめ)

手元が柔らかめの弾き系:元調子は、トップでタメをあまり作らす、ダウンスイングに入る切り返しの間が多い方と相性が良く、タメが小さくなるので手元が柔らかいシャフトで、しなりが作りやすくなります。

ボディーターンを意識しながら打つパワーヒッターの方で、ボールのつかまりをおさえたい方におすすめです。

粘り系シャフトと合うスイング
粘り系シャフトの特徴
・中間部が柔らかめで、手元と先端側の動きをスイングに合う好みで。
・しなり戻るスピードが遅いシャフト。
・方向性を出せるシャフトが多い。

粘り系:先調子(手元硬め)

手元が硬めの粘り系:先調子は、トップでタメを作りダウンスイング以降、テンポが速めか加速する方は、しなり戻るスピードが遅いシャフトがしっかりパワーを溜めてくれます。

アベレージプレーヤーの方で、弾道を高くしたい方やスライスが多い方におすすめの、つかまりの良いシャフト。

粘り系:元調子(手元柔らかめ)

手元が柔らかめの粘り系:元調子は、トップからダウンスイング以降タメの少ない方で、あまりしならせる動きをしない方が、ボディーターンでタイミングを合わせやすいシャフト。

アベレージプレーヤーの方で、弾道の高さや引っかけをおさえたい方におすすめの、つかまり過ぎないシャフト。

あくまでも傾向になりますが、自分のスイングの「クセ」を知って、「手元の硬さ」を感じながら、どちらのタイプが良い原因を作りやすいか?から、シャフトを探してみる方法もあります。

また、中間部が柔らかい「粘り系:中調子」は安定性を重視し、手元と先端が柔らかく中間部が硬い「ダブルキック」は、タメが少ない方が飛距離を求めやすいシャフトですが、パワーヒッターの方はつかまり過ぎる傾向があります。

各メーカーが2016年主力にしている推しシャフトとヘッドの組み合わせで、どんな結果が出やすいかを見てみましょう。

【弾き系】 藤倉ゴム工業 Speeder 661 EVOLUTION

Speeder EVOLUTION

Speeder EVOLUTION-radar-chart

【弾き系】
Speeder 661 EVOLUTION(S)
調子先中トルク3.7
シャフトしなりポイント
手元側が硬く、中間部から先端にかけてスピーディーな動きを感じる強い弾き感が特徴のシャフト。先端の速いしなり戻りを利用しながら、インパクトで叩いて打つと、飛距離を伸ばしやすいシャフトです。

つかまる飛距離系ヘッド

キャロウェイ
XR
0000470935_p01_01
タイプ初・中級者
ボールのつかまりがよく、飛距離と高弾道でやさしく飛ばせるヘッド。
Speeder 661 EVOLUTION(S)
バランスD1
総重量310g
ボールのつかまりとミート率が悪い人は、シャフトとヘッドがカバーしてくれるので、ドライバーで自信をつけたい人や、優しさを重視したい人におすすめです。

飛距離と操作性ヘッド

タイトリスト
915D3
915 D3
タイプ中・上級者
中弾道とロースピン。飛距離を伸ばしながら操作性も重視できるヘッド。
Speeder 661 EVOLUTION(S)
バランスD3.5
総重量318g
ヘッドはつかまり重視ではありませんが、つかまりの良いシャフトと440ccの小ぶりなヘッドで、弾きながら操作性を重視したい人におすすめの組み合わせです。
Speeder 661 EVOLUTION

【弾き系】 藤倉ゴム工業 Speeder 661 EVOLUTION2

Speeder EVOLUTION Ⅱ   フジクラシャフト   ゴルフシャフト・リシャフトのフジクラ

Speeder EVOLUTIONⅡ-radar-chart

【弾き系】
Speeder 661 EVOLUTION2(S)
調子トルク3.8
シャフトしなりポイント
Speeder EVOLUTION II-ga
EVOLUTIONの後継EVOLUTION2。シャフトの剛性が強くなり、弾き感と球筋の安定性や方向性を重視したい人におすすめです。

つかまる飛距離系ヘッド

キャロウェイ
グレートビッグバーサ
グレートビッグバーサ
タイプ中級者
構えやすくつかまりのよい、飛距離と高弾道を狙う打ちやすさ重視のヘッド。
Speeder 661 EVOLUTION2(S)
バランスD2
総重量319g
方向性のよいシャフトと飛距離系のヘッドで、ドライバーのレベルアップや安定性を求るアベレージヒッターの中級者におすすめです。

直進性の高い低スピン

テーラーメイド
M1 460
M1 460-1
タイプ中・上級者
中弾道とロースピン。カラーリングの割に構えやすいですが、優しめではありません。
Speeder 661 EVOLUTION(S)
バランスD4.5
総重量317g
しっかりと叩いていけるシャフトとロースピンのヘッドは、ややパワーのある弾き系の人で、吹け上がりを少なく直進性を求めたい人におすすめです。
Speeder 661 EVOLUTION 2

【弾き系】 三菱レイヨン ディアマナR

三菱レイヨン   ゴルフシャフト   Diamana™ R SERIES

Diamana R-radar-chart

【弾き系】
ディアマナR(S)
調子トルク3.5
シャフトしなりポイント
ディアマナR-ga2
手元側と先端側に2つのしなりポイントがあるダブルキック。先端側のしなりを感じやすく、しっかり叩いて高弾道を狙うシャフト。

打感の良さと方向性なら

ブリヂストン
J815
J815-294
タイプ初・中級者
奇抜なデザインですが、方向性と打感に優れた安定感のあるロースピンヘッド。
ディアマナR(S)
バランスD2
総重量313g
方向性のよいシャフトとヘッドの組み合わせで、ボールのバラつきをおさえたい、弾きを重視するアベレージヒッターの初中級者におすすめです。

つかまりがよくロースピン

タイトリスト
915 D2
915 D2-294
タイプ初・中・上級者
ミート率がよく高弾道系のやさしいD2。レベルに応じてフェースの調整をすると扱いやすいヘッドです。
ディアマナR(S)
バランスD3.5
総重量317g
しっかり弾ければ高弾道が打てるディアマナRと高弾道ヘッドのD2。ボールをしっかりヒットしてるのに弾道の高さが出ない人におすすめです。
ディアマナR

【弾き系】 三菱レイヨン KUROKAGE XM60

KURO KAGE XM-radar-chart

【弾き系】
KUROKAGE XM(S)
調子トルク3.7
シャフトしなりポイント
KUROKAGE XM
しなやかなしなりと、しっかりした剛性のKUROKAGE XM。

トップが深めの人でしなりをしっかり感じながら、素早いしなり戻りと剛性の強い先端で、強く弾くタイプにおすすめです。ボールのつかまりはよいですが、スイングがしっかりしていないと、ボールが上がりづらいです。

強い中弾道で狙うなら

ブリヂストン
JGR
JGJR-KUROKAGE-294
タイプ初・中・上級者
飛距離、高弾道、打感に優れた、オートマチックに打てる飛びヘッド。
KUROKAGE XM(S)
バランスD2
総重量301g
XMとJGRの組み合わせは、中弾道のロースピンボールがでやすく、振り抜きがよいのも特徴です。

強い高弾道で狙うなら

タイトリスト
915 D2
915 D2-294
タイプ初・中・上級者
つかまりがよく、やさしく高弾道のボールを狙いやすい915 D2。
KUROKAGE XM(S)
バランスD3.5
総重量316g
しっかり叩いて、ヘッドの重さを感じながら高弾道とボールの初速アップを狙う915 D2。

風に負けない強弾道

テーラーメイド
M1 460
M1 460-1
タイプ中・上級者
中弾道とロースピン。カラーリングの割に構えやすいですが、優しめではありません。
KUROKAGE XM(S)
バランスD4.5
総重量312g
ヘッドスピード45m/sで、つかまりの良いシャフトと吹け上がらない強弾道を狙いやすい組み合わせです。

自分仕様にカスタム

キャロウェイ
ビッグバーサ ALPHA 816◆◆
816-294
タイプ中・上級者
細かい調整機能を使い、打点や弾道を自分好みにカスタムできる上級者向けヘッド。
KUROKAGE XM(S)
バランスD3
総重量318g
しなやかなしなりを好み、つかまり過ぎないヘッドで、中弾道のドローボールを狙いやすいです。
KUROKAGE XM60

【粘り系】 USTマミヤ ATTAS 6 STAR

ATTAS 6-top

ATTAS 6-radar-chart

【粘り系】
ATTAS 6 ★(S)
調子トルク3.3
シャフトしなりポイント
ATTAS 6-ga2
手元からスムーズにしなりを感じやすい6 ★。トップが深めの人で、大きなスイングアークでしなりを利用して振り切るタイプにおすすめです。クセがない分つかまりも適度で、ヘッドの特性がでやすいです。

直進性を狙うなら

タイトリスト
915 D2
915 D2-294
タイプ初・中・上級者
460ccの洋ナシ形ヘッド。優れた飛距離と許容性でフェアウェイを狙っていけます。
ATTAS 6 ★(S)
バランスD4
総重量317g
ヘッドの重さを感じながら、タイミングよく飛距離と直進性を狙う。

強い高弾道で狙うなら

タイトリスト
915 D3
915 D3
タイプ中・上級者
440ccの伝統的なディープフェースの洋ナシヘッド。弾道のコントロール性を追求。
ATTAS 6 ★(S)
バランスD4
総重量317g
クセのないシャフトと操作性の高いヘッドで、方向性を重視。
ATTAS 6 STAR

【粘り系】 グラファイトデザイン ツアーAD GP

gp-6

GP-radar-chart

【粘り系】
ツアーAD GP-6(S)
調子トルク3.1
シャフトしなりポイント
GP6
先端のしなりと硬さが特徴のシャフト。叩きにいってもつかまり過ぎずスイングタイプは選びませんが、大型ヘッドで先端のしなりを感じる方がタイミングを合わせやすいです。

初速をあげ強弾道

ブリヂストン
JGR
JGR-GP
タイプ中・上級者
飛距離、高弾道、打感に優れた、オートマチックに打てる飛びヘッド。
GP-6(S)
バランスD3
総重量304g
硬めのしなり感で方向性を重視するならJGR。ミート率が高いのでボールの初速も上がりやすく持ち球が安定性しやすい組みあわせです。

強い高弾道と飛距離

タイトリスト
915 D2
915 D3
タイプ中・上級者
優れた飛距離と許容性でフェアウェイを狙っていけます。
GP-6(S)
バランスD4
総重量319g
素早いしなり戻りのGPで、しなりのタイミングを合わせやすいのはバランスD4の915 D2。高弾道と飛距離を狙いやすい組み合わせ。
ツアーAD GP

原因と結果の関係性を追求♪

自分のスイングに合うシャフトを選んだり、シャフトの特性に合うようにスイングを変えてみたり、シャフトとヘッドの組み合わせを研究してみたりと、自分にとって良いドライバーショットが打てるように、道具と自分の良い関係性作りは欠かせません。

あとは、いつものスイングができるかどうか?
今日のドライバーとスイングの関係性が良かったかどうかは、ボールの結果と自分だけが知っています。

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